芥川賞のすべて・のようなもの
第104回
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Last Update[H26]2014/8/14

有爲エンジェル
Ui Angel
生没年月日【注】 昭和23年/1948年6月9日~
経歴 本名=千田有為子。長野県出身。千歳丘高校中退。美術展の企画、テレビレポーター、海外でのレストラン経営などを経て昭和56年/1981年帰国後、創作を始める。
受賞歴・候補歴
  • 第5回群像新人長篇小説賞(昭和57年/1982年)「前奏曲(プレリュード)」有為エィンジェル名義
  • |候補| 第104回芥川賞(平成2年/1990年下期)「踊ろう、マヤ」
  • 第19回泉鏡花文学賞(平成3年/1991年)『踊ろう、マヤ』
備考
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芥川賞 第104回候補  一覧へ

おど
踊ろう、マヤ」(『群像』平成2年/1990年8月号)
媒体・作品情報
誌名 「群像」
巻号 第45巻 第8号  別表記8月号
印刷/発行年月日 印刷 平成2年/1990年7月5日 発行 平成2年/1990年8月1日
発行者等 編集人 渡辺勝夫 発行人 徳島高義 印刷人 鈴木和夫 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社講談社(東京都)
総ページ数 324 表記上の枚数 表紙・目次 200枚 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×22行
×2段
本文ページ 62~130
(計69頁)
測定枚数 191
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書誌
>>平成2年/1990年11月・講談社刊『踊ろう、マヤ』
>>平成6年/1994年1月・講談社/講談社文庫『踊ろう、マヤ』
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候補者 有爲エンジェル 女42歳
選考委員 評価 行数 評言
河野多恵子
女64歳
7 「事故死した幼い娘と自分に対する主人公の独善的な見方がそのまま作者の見方を感じさせる。」
黒井千次
男58歳
13 「(引用者注:最後に絞られた「妊娠カレンダー」「踊ろう、マヤ」「七面鳥の森」の三篇は)いずれも一長一短の感があり、どれを選ぶかに苦慮した。」「力量感のある小説だった。ただ、力のままに突走り、幼い娘の死という素材を一つの作品世界にまで昇華させることの出来なかったのが惜しまれる。」
田久保英夫
男62歳
6 「素材のつよさがよく出た作品だ、と思った。」「この衝迫はどこか事実性のつよい手記を読んだ時と似ている。あるいは切り口や身振りの大きい文章の性質のせいかも知れない。」
大江健三郎
男55歳
11 「知的な力ということでは(引用者中略)突出している。」「荒っぽくガサガサしているようでも説明的であるようでも、こうした表現しかないところにつきつめた上での文体なのだ。これだけ独特なタイプに自己をきたえた人が、なんであれその結実を見せないはずはない。」
日野啓三
男61歳
0  
大庭みな子
女60歳
0  
丸谷才一
男65歳
7 「わたしが苦手とする型の小説だ。そしてあれこれ困りながらも何となく感銘を受けるのは、やはり素材の力か。筆力のゆゑか。」「だが、子供の件と亭主の件と、話が二つに割れてゐる。」
吉行淳之介
男66歳
6 「せっかくの材料を長い長いメモ風に書きつづったので、説明が多く、矛盾も散見され、隙間風が入る。終りのころにオカルト風の部分が出てきて、そこにはなんの説明もないが生彩がある。」
古井由吉
男53歳
30 「当選にまで至るとの確信は持ち得なかったが、とにかく予選通過作品中の筆頭に置いた。人好きのする作品ではないと思われる。」「荒けずりの形(ルビ:なり)をしている。しかし荒く立っている。」「作中、たとえば、母親と少女が朝帰りの道でかわす会話を読んでいただきたい。(引用者中略)このやや荒涼の感を帯びた緊張は貴重なものだ、と私は思う。」
三浦哲郎
男59歳
3 「次作を期待したい。」「これをたとえば火山の鳴動だと思いたい。」
選評出典:『芥川賞全集 第十五巻』平成14年/2002年4月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成3年/1991年3月号)
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