芥川賞のすべて・のようなもの
第108回
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Last Update[H26]2014/6/20

小浜清志
Kohama Kiyoshi
生没年月日【注】 昭和25年/1950年12月9日~
経歴 沖縄県八重山生まれ。八重山高校卒。上京し数々のアルバイトを経て東京都清掃局に勤務。
受賞歴・候補歴
  • 第66回文學界新人賞(昭和63年/1988年)「風の河」
  • |候補| 第108回芥川賞(平成4年/1992年下期)「消える島」
  • |候補| 第111回芥川賞(平成6年/1994年上期)「後生橋」
  • |候補| 第23回泉鏡花文学賞(平成7年/1995年)『火の闇』
備考
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芥川賞 第108回候補  一覧へ

しま
消える 島」(『文學界』平成4年/1992年8月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第46巻 第8号  別表記8月号
印刷/発行年月日 発行 平成4年/1992年8月1日
発行者等 編集人 重松 卓 発行人 内藤 厚 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 360 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 150~183
(計34頁)
測定枚数 103
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候補者 小浜清志 男42歳
選考委員 評価 行数 評言
河野多恵子
女66歳
11 「会話の沖縄のある島の方言が、接し馴れない者にもよく分る仕組みで書かれている。」「だが、作者は緊張しすぎていたのではないだろうか。時どき、唐突に凡庸な文章が入る。」「後半になって、折角そこまで書かれてきた世界と充分呼応することなく、内容が狭くなったのも、緊張がすぎたせいではないのだろうか。」
丸谷才一
男67歳
8 「すばらしい描写の箇所がある。たとへば冒頭の、海のなかを歩いてゐて方角がわからなくなるところ。じつにいい。」「しかし作品全体としては、導入部で紹介したいくつかの要素をまとめて結末へ持つてゆくことができず、ほうぼうに荷物を落して目的地にたどりつく形になつてゐる。」
大江健三郎
男57歳
4 「(引用者注:「チョコレット・オーガズム」と共に)生来の魅力をそなえているのに、それぞれの表現世界をコントロールなしえていない、と思う。」
大庭みな子
女62歳
5 「この地方の言葉になじみがなく、方言の趣きを充分に味わえなかったのが残念だ。コンピューターの世の中で、こういう作品に触れるとほっとする。」
吉行淳之介
男68歳
9 「前半で、夜の海を舟で移動しているうちに方向がわからなくなり、やがて微妙な空気の気配によって陸地の在り場所がわかってくるあたり、(引用者中略)良いところがあった。ただ、残念なことに、(引用者注:他の候補作と共に)いろいろの意味で意味不明のところがあり、それも肝腎のところがそうなのだ。」
黒井千次
男60歳
2 「出産シーンは感動的だが全体の構成に難があり、」
古井由吉
男55歳
0  
田久保英夫
男64歳
0  
日野啓三
男63歳
8 「前半は、いったい何が起こるのか、とワクワクさせるものをもった力強さがあったが、後半は出産ということに辻褄を合わせ過ぎてエネルギーが落ちた。謎めいたものにもっと自信をもつべきだろう。」
三浦哲郎
男61歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十六巻』平成14年/2002年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成5年/1993年3月号)
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グソウばし
後生橋」(『文學界』平成6年/1994年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第48巻 第6号  別表記6月号
作品名 別表記 目次・本文 ルビ有り「グソウ」
印刷/発行年月日 発行 平成6年/1994年6月1日
発行者等 編集人 寺田英 発行人 田所省治 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 392 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×25行
×2段
本文ページ 54~103
(計50頁)
測定枚数 160
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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候補者 小浜清志 男43歳
選考委員 評価 行数 評言
大江健三郎
男59歳
0  
古井由吉
男56歳
0  
河野多恵子
女68歳
10 「以前の候補作よりも、進歩を見せていた。この作品には、沖縄(と一応しておく)の作者たちの沖縄を扱った作品の傾向を感じた。一つは、女の人の存在が濃いことで、私は興味をもっている。もう一つは、土地に対する作者の優しみであって、その優しみが、一体に少々手放しになりがちではあるまいか。」
日野啓三
男65歳
9 「私は最も興味深く読んだのだが、小説の構造と文章が余りに古風なことは否めない。このような、現在のわれわれからは遠い採集狩猟時代的な女シャーマンの超現実的なような話が、実はかえっていまとても新鮮」
丸谷才一
男68歳
10 「前近代と近代とがいりまじつてゐる生き方をとらへようとしたもので、着眼点がよく、野心が大きい。」「物語の展開に無理な部分もあるが、それでも共同体と個人の関係、習俗と生活とのかかはりあひをうまく写してゐて、わたしには興味深かつた。」
大庭みな子
女63歳
0  
田久保英夫
男66歳
0  
黒井千次
男62歳
2 「時代との関りがもう少し描かれる必要があったろう。」
三浦哲郎
男63歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十七巻』平成14年/2002年8月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成6年/1994年9月号)
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