山本昌代（やまもとまさよ）-芥川賞候補作家｜芥川賞のすべて・のようなもの

第96回

Last Update●[H26]2014/6/20

	Yamamoto Masayo
	生没年月日【注】	昭和35年/1960年8月18日～
	経歴	神奈川県横浜生まれ。津田塾大学英文科卒。在学中に文藝賞を受賞。
	受賞歴・候補歴	第20回文藝賞（昭和58年/1983年）「応為坦坦録」 \|候補\| 第96回芥川賞（昭和61年/1986年下期）「豚神祀り」 \|候補\| 第97回芥川賞（昭和62年/1987年上期）「春のたより」第8回三島由紀夫賞（平成6年/1994年度）『緑色の濁ったお茶　あるいは幸福の散歩道』 \|候補\| 第23回川端康成文学賞（平成8年/1996年）「桜貝」 \|候補\| 第115回芥川賞（平成8年/1996年上期）「海鳴り」 \|候補\| 第25回平林たい子文学賞［小説部門］（平成9年/1997年）『水の面』
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第96回候補

媒体・作品情報

誌名	「新潮」別表記表紙「THE SHINCHO^」併記
巻号	第83巻第8号別表記8月号/979号
作品名別表記	本文ルビ有り「とんじんまつ」
印刷/発行年月日	発行昭和61年/1986年8月1日
発行者等	編集兼発行者坂本忠雄　印刷者北島義俊　印刷所大日本印刷株式会社（東京都）
発行所	株式会社新潮社（東京都）
総ページ数	292	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	26字 ×24行 ×2段
本文ページ	47～75 （計29頁）	測定枚数	86枚

書誌

平成1年/1989年3月・河出書房新社刊『デンデラ野』所収

平成7年/1995年11月・新潮社／新潮文庫『デンデラ野』所収

選評の概要

候補者　山本昌代　26歳
選考委員		評価	行数	評言
田久保英夫	58歳	―	0
水上勉	67歳	―	0
古井由吉	49歳	―	0
吉行淳之介	62歳	―	0
三浦哲郎	55歳	―	0
開高健	56歳	―	0
選評出典：『芥川賞全集　第十四巻』平成1年/1989年5月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和62年/1987年3月号）

第97回候補

媒体・作品情報

誌名	「新潮」別表記表紙「THE SHINCHO^」併記
巻号	第84巻第4号別表記4月号/987号
印刷/発行年月日	発行昭和62年/1987年4月1日
発行者等	編集兼発行者坂本忠雄　印刷者北島義俊　印刷所大日本印刷株式会社（東京都）
発行所	株式会社新潮社（東京都）
総ページ数	308	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	26字 ×24行 ×2段
本文ページ	55～79 （計25頁）	測定枚数	76枚

書誌

昭和63年/1988年4月・講談社刊『文学1988』所収

平成1年/1989年3月・河出書房新社刊『デンデラ野』所収

平成7年/1995年11月・新潮社／新潮文庫『デンデラ野』所収

選評の概要

候補者　山本昌代　26歳
選考委員		評価	行数	評言
黒井千次	55歳	△	3	「小説としての仕上りは別として、その（引用者注：女性の候補作の）いずれもになにか奇妙な空気の漂っているのが興味深かった。」
吉行淳之介	63歳	―	0
古井由吉	49歳	―	0
大庭みな子	56歳	□	7	「山本昌代さんの作品にはこの二、三年注目しているが、薄気味悪い怯えに読者を立ちすくませるものがある。悲しみの深さがエネルギーを支えれば、作品の美しい強さとなる。」
田久保英夫	59歳	―	0
日野啓三	58歳	―	0
水上勉	68歳	―	0
河野多恵子	61歳	●	3	「最初の点数集計で、（引用者中略・注：「緑色の渚」と）同点だった。」「全く推せなかった。」
三浦哲郎	56歳	△	3	「この作者の最良のものだが、結末の場面になにか肝腎な一行が足らないと思った。」
選評出典：『芥川賞全集　第十四巻』平成1年/1989年5月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和62年/1987年9月号）

第115回候補

媒体・作品情報

誌名	「海燕」別表記表紙・目次「かいえん」併記
巻号	第15巻第4号別表記4月号
印刷/発行年月日	発行平成8年/1996年4月1日
発行者等	編集者加賀山弘　発行者谷口正彦　印刷者北島義俊　印刷所大日本印刷株式会社（東京都）
発行所	ベネッセコーポレーション（東京都）
総ページ数	264	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	27字 ×23行 ×2段
本文ページ	112～129 （計18頁）	測定枚数	53枚

書誌

平成8年/1996年6月・ベネッセコーポレーション刊『九季子』所収

選評の概要

候補者　山本昌代　35歳
選考委員		評価	行数	評言
日野啓三	67歳	―	0
丸谷才一	70歳	―	0
三浦哲郎	65歳	―	0
宮本輝	49歳	●	4	「氏が三島賞を受賞した作品よりもさらに淡白である。あまりにも淡白すぎて、なんだか、ずるい手口を身につけてしまわれたような気がした。」
田久保英夫	68歳	―	0
黒井千次	64歳	―	0
石原慎太郎	63歳	●	2	「論ずるに足らぬ出来でしかない。」
古井由吉	58歳	―	0
大庭みな子	65歳	○	3	「今までとぐっと趣を変えて、端正に、無駄のない文章の力量は相当なものです。」
池澤夏樹	51歳	■	2	「影が薄い。もっと骨の太い、力のある人だと思う。」
河野多恵子	70歳	―	0
選評出典：『芥川賞全集　第十七巻』平成14年/2002年8月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』平成8年/1996年9月号）