生没年月日【注】 | 昭和4年/1929年3月23日~平成30年/2018年5月26日 | |
受賞年齢 | 49歳3ヵ月 | |
経歴 | 本名=津本寅吉(ツモト・トラヨシ)。和歌山県生まれ。東北大学法学部卒。 | |
受賞歴・候補歴 |
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サブサイトリンク | ||
個人全集 | 『津本陽歴史長篇全集』全28巻(平成10年/1998年12月~平成13年/2001年3月・角川書店刊) | |
直木賞 選考委員歴 |
第113回~第135回(通算11.5年・23回) |
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サイト内リンク | ▼直木賞受賞作全作読破への道Part3 |
「丘の家」(『VIKING』188号[昭和41年/1966年7月])媒体・作品情報
書誌 『オール讀物』昭和42年/1967年4月号
昭和54年/1979年8月・中央公論社刊『恋の涯』所収
昭和57年/1982年8月・中央公論社/中公文庫『恋の涯』所収
平成11年/1999年9月・講談社刊『津本陽自選短篇20』所収
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「深重の海」
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分載回数 | 全12回 | ||||
誌名 | 「VIKING」 別表記表紙 「VIKING CLUB 神戸・東京」併記 | ||||
巻号 | (1)第292号/第29巻 第4号 (2)第294号/第29巻 第6号 (3)第295号/第29巻 第7号 (4)第296号/第29巻 第8号 (5)第304号/第30巻 第4号 (6)第305号/第30巻 第5号 (7)第306号/第30巻 第6号 (8)第308号/第30巻 第8号 (9)第311号/第30巻 第11号 (10)第320号/第31巻 第8号 (11)第323号/第31巻 第11号 (12)第328号/第32巻 第4号 | ||||
作品名 別表記 | (11)(12)本文 ルビ有り「じんじゅう」「うみ」 | ||||
副題等 | (1)目次・本文 「(一)」 (2)目次・本文 「(二)」 (3)目次・本文 「(三)」 (4)目次・本文 「(四)」 (5)目次・本文 「(五)」 (6)目次・本文 「(六)」 (7)目次・本文 「(七)」 (8)目次・本文 「(八)」 (9)目次・本文 「(九)」 (10)目次・本文 「(十)」 (11)目次 「(11)」 本文 「(十一)」 (12)目次 「(12)」 本文 「(十二)」 | ||||
印刷/発行年月日 | (1)発行 昭和50年/1975年4月30日 (2)発行 昭和50年/1975年6月30日 (3)発行 昭和50年/1975年7月30日 (4)発行 昭和50年/1975年8月30日 (5)発行 昭和51年/1976年4月30日 (6)発行 昭和51年/1976年5月30日 (7)発行 昭和51年/1976年6月30日 (8)発行 昭和51年/1976年8月30日 (9)発行 昭和51年/1976年11月30日 (10)発行 昭和52年/1977年8月30日 (11)発行 昭和52年/1977年11月30日 (12)発行 昭和53年/1978年4月30日 | ||||
発行者等 | (1)~(10)編集人 広重 聡 (11)(12)編集人 田寺敦彦 発行人 安光奎祐 印刷人 藤本留雄(神戸刑務所)(明石市) | ||||
発行所 | VIKING CLUB(尼崎市) | ||||
総ページ数 | (1)52 (2)78 (3)?? (4)76 (5)82 (6)70 (7)92 (8)68 (9)48 (10)92 (11)92 (12)62 | 表記上の枚数 | ― | 基本の文字組 (1ページ当り) |
30字 ×25行 ×2段 |
本文ページ | (1)22~40 (2)51~60 (3)??~?? (4)63~75 (5)61~72 (6)49~58 (7)70~78 (8)46~54 (9)33~40 (10)2~21 (11)2~21 (12)2~38 (計168頁) |
測定枚数 |
書誌
昭和53年/1978年8月・新潮社刊『深重の海』
昭和57年/1982年12月・新潮社/新潮文庫『深重の海』
平成5年/1993年4月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『深重の海』(上)(下)
平成11年/1999年3月・角川書店刊『津本陽歴史長篇全集 第1巻 深重の海』所収
平成24年/2012年11月・集英社/集英社文庫『深重の海』
候補者 津本陽 49歳 | ||||
選考委員 | 評価 | 行数 | 評言 | |
水上勉 | 59歳 |
○ | 24 | 「候補作品中群をぬく重さである。」「ずしりと持ち重りのする作品というものの少ない季節ゆえ、捨てがたく、最後までのこし、授賞二作を選ぶとなればこれだと、賛成にまわった。」 |
村上元三 | 68歳 |
○ | 4 | 「いささか長すぎるとも思うが、重量感はあった。器用な作品ではないものの、この生まじめさは買いたい。」 |
司馬遼太郎 | 54歳 |
○ | 14 | 「上手な小説でもないが、主題への骨太い実直さと、それと無縁ではない現実感のおびただしい累積が、ロシアの画家の不器用なデッサンを見るような迫力を感じさせた。」 |
城山三郎 | 50歳 |
△ | 14 | 「スケールもあり、時代のゆるやかなうねりを、細密画のようにていねいに描いている。」「ただし、これほどまで方言で塗りかためる必要があるかどうか、読みにくさが難。」 |
川口松太郎 | 78歳 |
△ | 6 | 「「深重の海」のように性根を据えて取り組むか(引用者中略)いずれにもせよ机の上で考えただけでは駄目だという事実は決定的である。」 |
五木寛之 | 45歳 |
△ | 6 | 「私の中では、色川武大、小林信彦、深田祐介、津本陽、の四氏が残った。」 |
源氏鶏太 | 66歳 |
○ | 11 | 「出色の作品であった。いってみれば地方在住の無名作家の授賞は、私にとっても会心のことであった。」 |
今日出海 | 74歳 |
◎ | 16 | 「一番読み応えがあった。ただ方言が多く、一般の読者には読みづらいのではないか。」「作者の迫力と重厚な熱意とが、作品の重力となり、この作品を推す人が多かった。当然のことである。」 |
選評出典:『オール讀物』昭和53年/1978年10月号 |
文量 | |
長篇 | |
章立て | |
「一章」~「十二章」「終章」 | |
時代設定 | 場所設定 |
明治 | 和歌山太地湾 |
登場人物 | |
●孫才次(鯨方の漁師) ●ゆき(孫才次の幼なじみ) ●弥太夫(孫才次の父親) ●覚吾(旧名・和田伊織、鯨方棟梁) ●金右衛門(山旦那) |