---

書下ろし

---

• 加藤シゲアキ Xアカウント @Shige_no_hitori
• 『なれのはて』公式サイト
• 講談社BOOK倶楽部『なれのはて』

---

うおー、そうだそうだ。2023年はこの人（たち）の年でした。無事に新作が出て、よかったです。

しかも、その話題性のオコボレを、直木賞のほうにも持ってきてくれて、ありがとう加藤さん。加藤さんたちと心中する覚悟で、話題の渦に飛び込む勇気が、直木賞にもあればいいんですけど。

---

『小説新潮』令和4年/2022年8月号～令和5年/2023年7月号

---

• 河﨑秋子 Xアカウント @kawasakicheese
• 新潮社『ともぐい』

---

都知事閣下と東京都民各位のために、もらっといてやる。

……というのは、ごぞんじ田中慎弥さんが放った往年のギャグです（ギャグでしたよね？）。

「ともぐい」と聞いて、真っ先に浮かんだのがアノ言葉でした。ワタクシの脳みそもひどいもんです。河﨑さんと全然関係なくてすみません。

河﨑さんも田中慎弥に負けちゃいられません。受賞者の会見で一発ぶっ放してやってください。

---

書下ろし

---

• 文藝春秋BOOKS『襷がけの二人』

---

あんなベテラン。こんなアイドル。右を向いても左を見ても、注目作家ばかりの激戦回。大丈夫なのかな嶋津輝。おじさん、心配です。

こっちは、遠くから眺めているだけの無関係な読者です。別に何もできませんが、とりあえず近くの本屋さんで、嶋津さんの本が一番前になるように置き換えておきました。

小さなことからコツコツと。あなたの応援隊は、全国にひそんでいます。革命を起こせ嶋津輝。

---

『オール讀物』

• 「十二月の都大路上下ル」(令和4年/2022年5月号)
• 「八月の御所グラウンド」(令和5年/2023年6月号「八月の御所Ｇ」)

---

• 万城目学 Xアカウント @maqime
• 文藝春秋BOOKS『八月の御所グラウンド』

---

ふと思い返します。

『鹿男あをによし』が直木賞でボコボコにされたアノ暑い夏の日のこと。17年も前の出来事です。

当時、選考委員は9人いました。そこから一人去り、二人去り、いまとなって残っているのは、マリコとジロー、たったの2人。

そうだ、いよいよ“とき”は来た。9年ぶりにまさかの候補復活。復讐の牙をむくマキメのマナブ。その牙でにっくき直木賞を嚙みちぎれ。

《第40回織田作之助賞候補》

---

『小説トリッパー』令和5年/2023年夏季号

---

• 宮内悠介 Xアカウント @chocolatechnica
• 朝日新聞出版『ラウリ・クースクを探して』

---

あらまあ。珍しい。おひさしぶりのお客様が続きますわね。

直木賞が目を離しているすきに、すっかり大きくなっちゃって。作風も、体格も。

宮内さんには直木賞なんて狭苦しいかもしれませんが、まあまあ、ゆっくり楽しんでってください。

《第13回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞》

---

書下ろし

---

• 幻冬舎『まいまいつぶろ』
• 幻冬舎電子書籍note『まいまいつぶろ』特設ページ

---

歴史モノ・時代モノの新星が、やたらと出てくる小説界。でも、この実力者がまだ「未候補」で残っていたとは。世界は広い、直木賞は遅い。いつものことです。

『まいまいつぶろ』がまた評判どおりの良作です。受賞予想を難しくさせてる一因が、村木さんの候補入りにあるのは間違いありません。

困ったあげく「第170回の直木賞は何がとる？」とChatGPTで質問してみました。そしたら「それは誰にもわかりません。」と返ってきました。うん、AIもたまには正しいこと言ってくれるんですね。