芥川賞のすべて・のようなもの
第5回
  • =受賞者=
  • 尾崎一雄
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尾崎一雄
Ozaki Kazuo
生没年月日【注】 明治32年/1899年12月25日~昭和58年/1983年3月31日
受賞年齢 37歳6ヵ月
経歴 三重県宇治山田町(現・伊勢市)生まれ、神奈川県小田原市出身。早稲田大学文学部国文科卒。大正末期から創作を行っていたが、昭和6年/1931年結婚以後、旺盛な執筆活動を行う。師に志賀直哉がいる。
受賞歴・候補歴
  • 第5回芥川賞(昭和12年/1937年上期)『暢気眼鏡』
  • |候補| 第3回毎日出版文化賞(昭和24年/1949年)『虫のいろいろ』
  • 第7回神奈川文化賞[文学](昭和33年/1958年)
  • 第15回野間文芸賞(昭和37年/1962年)『まぼろしの記』
  • |候補| 第17回読売文学賞[小説賞](昭和40年/1965年)『虫も樹も』
  • 第28回野間文芸賞(昭和50年/1975年)『あの日この日』
  • |候補| 第3回川端康成文学賞(昭和51年/1976年)「鎌倉の人」
  • 文化功労者(昭和53年/1978年)
  • 文化勲章(昭和53年/1978年)
個人全集 『尾崎一雄全集』全15巻(昭和57年/1982年2月~昭和61年/1986年1月・筑摩書房刊)
備考
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のんきめがね
暢気眼鏡』(昭和12年/1937年4月・砂子屋書房刊)
媒体・作品情報
作品名 別表記 「暢氣眼鏡」 飾り扉 「尾崎一雄第一小集」併記  「のんきめがね」
印刷/発行年月日 印刷 昭和12年/1937年3月25日 発行 昭和12年/1937年4月1日
発行者等 発行 山崎剛 印刷 正木正家 製本 西村忠雄 印刷所 ユニオン社(東京市)
発行所 砂子屋書房(東京市)
総ページ数 260 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
36字
×12行
×1段
本文ページ 9~258
(計250頁)
測定枚数 252
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>『文藝春秋』昭和12年/1937年9月号
>>昭和12年/1937年8月・砂子屋書房/第一小説集叢書『暢気眼鏡』
>>昭和57年/1982年2月・文藝春秋刊『芥川賞全集 第1巻』所収
>>昭和57年/1982年2月・筑摩書房刊『尾崎一雄全集 第1巻 小説』所収
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収録作品の書誌
暢気眼鏡
>>初出『人物評論』昭和8年/1933年11月号
>>昭和21年/1946年12月・鎌倉文庫/現代文学選『父祖の地』所収
>>昭和24年/1949年6月・小山書店刊『芥川賞全集 第2巻』所収
>>昭和24年/1949年☆月・万里閣刊『現代文学代表作全集 第8巻』所収
>>昭和25年/1950年1月・新潮社/新潮文庫『暢気眼鏡』所収
>>昭和25年/1950年10月・河出書房刊『現代日本小説大系 第52巻 昭和10年代7』所収
>>昭和28年/1953年5月・池田書店刊『尾崎一雄作品集 第1巻 暢気眼鏡』所収
>>昭和29年/1954年8月・角川書店刊『昭和文學全集42 内田百間・高田保・尾崎一雄集』所収
>>昭和30年/1955年4月・角川書店/角川文庫『暢気眼鏡 他十篇』
>>昭和30年/1955年12月・筑摩書房刊『現代日本文学全集40 滝井孝作・尾崎一雄・外村繁・上林暁集』所収
>>昭和31年/1956年12月・河出書房刊『現代日本小説大系 第54巻 昭和10年代7』所収
>>昭和32年/1957年12月・河出書房新社刊『日本国民文学全集 第31巻 昭和名作集5』所収
>>昭和38年/1963年10月・新潮社刊『日本文学全集33 瀧井孝作・尾崎一雄・上林暁集』所収
>>昭和40年/1965年4月・現代芸術社刊『芥川賞作品全集 第1巻』所収
>>昭和41年/1966年3月・講談社刊『日本現代文学全集64 瀧井孝作・尾崎一雄・網野菊集』所収
>>昭和41年/1966年6月・河出書房新社刊『現代の文学9 尾崎一雄集』所収
>>昭和42年/1967年10月・集英社刊『日本文学全集36 滝井孝作・尾崎一雄集』所収
>>昭和43年/1968年12月・インパルス刊『虫のいろいろ―尾崎一雄自選作品集』[限定版]所収
>>昭和44年/1969年4月・文藝春秋刊『現代日本文学館25 滝井孝作・牧野信一・尾崎一雄』所収
>>昭和44年/1969年12月・中央公論社刊『日本の文学52 尾崎一雄・外村繁・上林暁』所収
>>昭和44年/1969年12月・筑摩書房刊『現代日本文学大系68 尾崎一雄・中山義秀集』所収
>>昭和44年/1969年☆月・河出書房新社刊『日本文学全集31 尾崎一雄・上林暁・永井龍男』[カラー版]所収
>>昭和47年/1972年10月・新潮社刊『新潮日本文学19 尾崎一雄集』所収
>>昭和48年/1973年8月・集英社刊『日本文学全集36 滝井孝作・尾崎一雄』[豪華版]所収
>>昭和49年/1974年☆月・中央公論社刊『日本の文学52 尾崎一雄・外村繁・上林暁』[アイボリーバックス]所収
>>昭和49年/1974年☆月・成瀬書房刊『二月の蜜蜂』[特装版]所収
>>昭和51年/1976年11月・講談社刊『単線の駅』所収
>>昭和55年/1980年5月・講談社刊『日本現代文学全集64 瀧井孝作・尾崎一雄・網野菊集』[増補改訂版]所収
>>昭和58年/1983年4月・埼玉福祉会/Large print booksシリーズ『暢気眼鏡』[限定版]所収
>>昭和59年/1984年10月・向学社刊、星雲社発売『向学社現代教養選書10 小説4』所収
>>昭和60年/1985年2月・ほるぷ出版刊『日本の文学61 暢気眼鏡・まぼろしの記』所収
>>昭和60年/1985年11月・向学社刊、星雲社発売『向学社現代教養選書10 小説4』[新装版]所収
>>昭和63年/1988年3月・小学館刊『昭和文学全集 第11巻 尾崎一雄・丹羽文雄・石川達三・伊藤整』所収
>>平成10年/1998年9月・岩波書店/岩波文庫『暢気眼鏡・虫のいろいろ 他十三篇』所収
>>平成10年/1998年10月・講談社/講談社文芸文庫『美しい墓地からの眺め』所収
>>平成11年/1999年4月・笠間書院刊『短編名作選1925-1949―文士たちの時代』所収
>>平成17年/2005年8月・作品社刊『文士の意地―車谷長吉撰短篇小説輯(上)』所収
>>平成20年/2008年12月・ポプラ社刊『百年小説』所収
>>平成21年/2009年6月・アーツ・アンド・クラフツ刊『私小説の生き方』所収
>>平成25年/2013年10月・勉誠出版刊『コレクション私小説の冒険1 貧者の誇り』所収
>>初出『作家』昭和8年/1933年8月
>>昭和21年/1946年12月・鎌倉文庫/現代文学選『父祖の地』所収
>>昭和13年/1938年10月・書物展望社刊『芥川賞全集 第6巻』所収
>>昭和25年/1950年1月・新潮社/新潮文庫『暢気眼鏡』所収
>>昭和28年/1953年5月・池田書店刊『尾崎一雄作品集 第1巻 暢気眼鏡』所収
>>昭和29年/1954年8月・角川書店刊『昭和文學全集42 内田百間・高田保・尾崎一雄集』所収
>>昭和38年/1963年10月・新潮社刊『日本文学全集33 瀧井孝作・尾崎一雄・上林暁集』所収
>>昭和42年/1967年10月・集英社刊『日本文学全集36 滝井孝作・尾崎一雄集』所収
>>昭和48年/1973年8月・集英社刊『日本文学全集36 滝井孝作・尾崎一雄』[豪華版]所収
>>昭和58年/1983年4月・埼玉福祉会/Large print booksシリーズ『暢気眼鏡』[限定版]所収
芳兵衛
>>初出『行動』昭和9年/1934年5月号
>>昭和21年/1946年12月・鎌倉文庫/現代文学選『父祖の地』所収
>>昭和25年/1950年1月・新潮社/新潮文庫『暢気眼鏡』所収
>>昭和28年/1953年5月・池田書店刊『尾崎一雄作品集 第1巻 暢気眼鏡』所収
>>昭和29年/1954年8月・角川書店刊『昭和文學全集42 内田百間・高田保・尾崎一雄集』所収
>>昭和41年/1966年6月・河出書房新社刊『現代の文学9 尾崎一雄集』所収
>>昭和49年/1974年☆月・成瀬書房刊『二月の蜜蜂』[特装版]所収
>>昭和58年/1983年4月・埼玉福祉会/Large print booksシリーズ『暢気眼鏡』[限定版]所収
>>平成10年/1998年9月・岩波書店/岩波文庫『暢気眼鏡・虫のいろいろ 他十三篇』所収
>>平成10年/1998年10月・講談社/講談社文芸文庫『美しい墓地からの眺め』所収
ヒヨトコ
>>初出『木靴』昭和10年/1935年10月号[創刊号]
>>昭和28年/1953年5月・池田書店刊『尾崎一雄作品集 第1巻 暢気眼鏡』所収
世話やき
>>初出『文藝』昭和9年/1934年10月号
>>昭和28年/1953年5月・池田書店刊『尾崎一雄作品集 第1巻 暢気眼鏡』所収
擬態
>>初出『早稲田文學』昭和9年/1934年11月号
>>昭和21年/1946年12月・鎌倉文庫/現代文学選『父祖の地』所収
>>昭和25年/1950年1月・新潮社/新潮文庫『暢気眼鏡』所収
>>昭和25年/1950年10月・河出書房刊『現代日本小説大系 第52巻 昭和10年代7』所収
>>昭和28年/1953年5月・池田書店刊『尾崎一雄作品集 第1巻 暢気眼鏡』所収
>>昭和30年/1955年12月・筑摩書房刊『現代日本文学全集40 滝井孝作・尾崎一雄・外村繁・上林暁集』所収
>>昭和31年/1956年12月・河出書房刊『現代日本小説大系 第54巻 昭和10年代7』所収
>>昭和41年/1966年3月・講談社刊『日本現代文学全集64 瀧井孝作・尾崎一雄・網野菊集』所収
>>昭和42年/1967年10月・集英社刊『日本文学全集36 滝井孝作・尾崎一雄集』所収
>>昭和44年/1969年12月・筑摩書房刊『現代日本文学大系68 尾崎一雄・中山義秀集』所収
>>昭和48年/1973年8月・集英社刊『日本文学全集36 滝井孝作・尾崎一雄』[豪華版]所収
>>昭和49年/1974年☆月・成瀬書房刊『二月の蜜蜂』[特装版]所収
>>昭和55年/1980年5月・講談社刊『日本現代文学全集64 瀧井孝作・尾崎一雄・網野菊集』[増補改訂版]所収
>>昭和58年/1983年4月・埼玉福祉会/Large print booksシリーズ『暢気眼鏡』[限定版]所収
>>平成10年/1998年10月・講談社/講談社文芸文庫『美しい墓地からの眺め』所収
燈火管制
>>初出『浪漫古典』昭和9年/1934年11月号
>>昭和28年/1953年5月・池田書店刊『尾崎一雄作品集 第1巻 暢気眼鏡』所収
>>昭和43年/1968年12月・インパルス刊『虫のいろいろ―尾崎一雄自選作品集』[限定版]所収
>>平成10年/1998年9月・岩波書店/岩波文庫『暢気眼鏡・虫のいろいろ 他十三篇』所収
父祖の地
>>初出『早稲田文學』昭和10年/1935年6月号
>>昭和13年/1938年10月・書物展望社刊『芥川賞全集 第6巻』所収
>>昭和21年/1946年12月・鎌倉文庫/現代文学選『父祖の地』所収
>>昭和25年/1950年1月・新潮社/新潮文庫『暢気眼鏡』所収
>>昭和29年/1954年1月・池田書店刊『尾崎一雄作品集 第3巻』所収
>>昭和32年/1957年12月・河出書房新社刊『日本国民文学全集 第31巻 昭和名作集5』所収
>>昭和38年/1963年10月・新潮社刊『日本文学全集33 瀧井孝作・尾崎一雄・上林暁集』所収
>>昭和41年/1966年3月・講談社刊『日本現代文学全集64 瀧井孝作・尾崎一雄・網野菊集』所収
>>昭和41年/1966年6月・河出書房新社刊『現代の文学9 尾崎一雄集』所収
>>昭和42年/1967年10月・集英社刊『日本文学全集36 滝井孝作・尾崎一雄集』所収
>>昭和43年/1968年12月・インパルス刊『虫のいろいろ―尾崎一雄自選作品集』[限定版]所収
>>昭和44年/1969年12月・中央公論社刊『日本の文学52 尾崎一雄・外村繁・上林暁』所収
>>昭和44年/1969年12月・筑摩書房刊『現代日本文学大系68 尾崎一雄・中山義秀集』所収
>>昭和44年/1969年☆月・河出書房新社刊『日本文学全集31 尾崎一雄・上林暁・永井龍男』[カラー版]所収
>>昭和48年/1973年8月・集英社刊『日本文学全集36 滝井孝作・尾崎一雄』[豪華版]所収
>>昭和49年/1974年☆月・中央公論社刊『日本の文学52 尾崎一雄・外村繁・上林暁』[アイボリーバックス]所収
>>昭和49年/1974年☆月・成瀬書房刊『二月の蜜蜂』[特装版]所収
>>昭和52年/1977年1月・家の光協会刊『土とふるさとの文学全集8 田野落日』所収
>>昭和55年/1980年5月・講談社刊『日本現代文学全集64 瀧井孝作・尾崎一雄・網野菊集』[増補改訂版]所収
>>昭和58年/1983年4月・埼玉福祉会/Large print booksシリーズ『暢気眼鏡』[限定版]所収
>>昭和59年/1984年10月・向学社刊、星雲社発売『向学社現代教養選書10 小説4』所収
>>昭和60年/1985年2月・ほるぷ出版刊『日本の文学61 暢気眼鏡・まぼろしの記』所収
>>昭和60年/1985年11月・向学社刊、星雲社発売『向学社現代教養選書10 小説4』[新装版]所収
>>平成10年/1998年9月・岩波書店/岩波文庫『暢気眼鏡・虫のいろいろ 他十三篇』所収
五年
>>初出『早稲田文學』昭和11年/1936年1月号
>>昭和21年/1946年12月・鎌倉文庫/現代文学選『父祖の地』所収
>>昭和28年/1953年5月・池田書店刊『尾崎一雄作品集 第1巻 暢気眼鏡』所収
>>昭和49年/1974年☆月・成瀬書房刊『二月の蜜蜂』[特装版]所収
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候補者 尾崎一雄 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
佐藤春夫
男45歳
20 「無名の少壮文学者の貧乏生活を取材とした身辺小説であるが、男女の主人公の性格に凡庸でないものがあって為めに貧乏生活もジメジメした自然派小説から区別されるべき逸脱の趣があった。」「筆力だけでなく人間としてもたたきあげたところが見えているのを好もしく思って、この作者に別個の世界を描かせるためにも世の中へひっぱり出す必要があると考えたからである。」
横光利一
男39歳
9 「この作品の中には、厳粛なものが皆無である。どうにも仕方のない人間の生活は、こんなにやくざな物だという諷刺さえ、作者は文壇の胸へ突き刺してしまっている。文壇というものを、これほど嘲弄した滑稽快活な作品はかつて無かっただろう。復讐の文学として、一度は賞を受けるべきと思う。」
瀧井孝作
男43歳
17 「一冊に纏めて読むと、作家の味まみが実にハッキリ分る。」「貧乏の苦味などの自己主観を出さずに、明るく、サラサラと描いた所に、新味があると思った。」「君の才能は友人間にはとくに認められていたが、一般的には未だ埋れている風だから、今回推薦してみた。」
小島政二郎
男43歳
10 「何だかみんなお伽噺を読んでいるような気がした。」「細君の「芳枝」又の名「芳兵衛」の性格の面白さは無類である。私小説でない小説を書いて、各々の人物がこの芳兵衛位ヴィヴィッドに性格描写が出来たら手腕だと思う。」
室生犀星
男47歳
19 「最も気になり気になるためにすいせんせざるを得ない尾崎一雄を推して置いた」「今まで当選した作家は重厚な中篇の作家ばかりであった。だが、尾崎一雄氏によって遂に片々たるものも莫迦にするなという反対の啖呵を切られたような快哉を感じる。こいねがわくば以後片々たらざらんことを作者にのぞむ訳だ。」
川端康成
男38歳
20 「殆んど議論なく、尾崎氏の「暢気眼鏡」に決定したことは、意外に思った人もあるかもしれないが、委員の一人としては、当然であったような気がする。」「入賞に幾分躊躇はされても、落すことは出来ない作品であった。この点を再考し、吟味してみるところから、私の「暢気眼鏡」の批評は出発する。」「長年の労苦は、光輝ある不遇とは云いにくい。けれども、作者の眼は「暢気眼鏡」に描かれた生活の上っ面だけで、手軽に見て取れるものでは、決してない。」
佐佐木茂索
男42歳
7 「巻頭の二三を読んで、あまり感心しなかった。併し其儘で中止するほど魅力のない作品ではなく、読み続けて行くうちに面白くなった。此程度に独自の境地が在るなら授賞していいと賛成した。唯自分としては、書けない作家が書けない事を書いている作品、というものは昔から好きでない。」
菊池寛
男48歳
  「僕としては朗らかな貧乏小説として、一種の風格のあるのを選んだのである。」
選評出典:『芥川賞全集 第一巻』昭和57年/1982年2月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和12年/1937年9月号)
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文量
短篇集〔9篇〕
暢気眼鏡
芳兵衛
ヒヨトコ
世話やき
擬態
燈火管制
父祖の地
五年




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