芥川賞のすべて・のようなもの
第4回
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Last Update[H26]2014/11/28

石川淳
Ishikawa Jun
生没年月日【注】 明治32年/1899年3月7日~昭和62年/1987年12月29日
受賞年齢 37歳11ヵ月
経歴 本名=石川淳(キヨシ)。東京市浅草区生まれ。東京外国語学校(現・東京外国語大学)フランス語科卒。海軍勤務、フランス語教師などを経て、創作・翻訳活動を行う。
受賞歴・候補歴
  • |予選候補| 第2回芥川賞(昭和10年/1935年下期)「葦手」
  • 第4回芥川賞(昭和11年/1936年下期)「普賢」
  • |候補| 第3回読売文学賞[文芸評論賞](昭和26年/1951年)『夷斎筆談』
  • |候補| 第6回毎日出版文化賞(昭和27年/1952年)『夷斎筆談』
  • |候補| 第5回読売文学賞[小説賞](昭和28年/1953年)『鷹』
  • |候補| 第8回読売文学賞[小説賞](昭和31年/1956年)『紫苑物語』
  • 第7回芸能選奨文部大臣賞[文学部門](昭和31年/1956年度)『紫苑物語』
  • |候補| 第9回読売文学賞[小説賞](昭和32年/1957年)『諸国畸人伝』
  • |候補| 第10回読売文学賞[小説賞](昭和33年/1958年)『修羅』
  • |候補| 第5回新潮社文学賞(昭和33年/1958年)『修羅』
  • |候補| 第16回日本藝術院賞[文芸](昭和34年/1959年度)『霊薬十二神丹』『影』
  • 第17回日本藝術院賞[文芸](昭和35年/1960年度)"多年にわたる業績"
  • |候補| 第3回谷崎潤一郎賞(昭和42年/1967年)『至福千年』
  • |候補| 第5回谷崎潤一郎賞(昭和44年/1969年)「若菜」
  • 第32回読売文学賞[評論・伝記賞](昭和55年/1980年)『江戸文學掌記』
  • 朝日賞(昭和56年/1981年度)"『石川淳選集』全17巻にいたる現代文学への貢献"
個人全集 『石川淳全集』全10巻(昭和36年/1961年2月~昭和37年/1962年12月・筑摩書房刊)
『石川淳全集』全13巻・別巻(昭和43年/1968年4月~昭和44年/1969年4月・筑摩書房刊)
『石川淳全集』全14巻(昭和49年/1974年1月~昭和50年/1975年3月・筑摩書房刊 増補)
『石川淳全集』全19巻(平成1年/1989年5月~平成4年/1992年12月・筑摩書房刊)
芥川賞
選考委員歴
第47回~第65回(通算9.5年・19回)
備考
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芥川賞 第2回予選候補  一覧へ

あしで
葦手」(『作品』昭和10年/1935年10月号~12月号)
媒体・作品情報
分載回数 全3回
誌名 「作品」
巻号 (1)第6巻 第10号 (2)第6巻 第11号 (3)第6巻 第12号  別表記(1)10月号/第66号 (2)11月号/第67号 (3)12月号/第68号
印刷/発行年月日 (1)印刷納本 昭和10年/1935年9月15日 発行 昭和10年/1935年10月1日 (2)印刷納本 昭和10年/1935年10月15日 発行 昭和10年/1935年11月1日 (3)印刷納本 昭和10年/1935年11月15日 発行 昭和10年/1935年12月1日
発行者等 編輯兼発行者 駒澤文一 印刷者 田中末吉 印刷所 理想社
発行所 作品社(東京市)
総ページ数 (1)150 (2)126 (3)131 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
(1)~(3)
52字
×18行
×1段
本文ページ (1)2~17 (2)56~75 (3)59~75
(計53頁)
測定枚数 106
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書誌
>>昭和12年/1937年3月・版画荘刊『普賢 他二篇』所収
>>昭和21年/1946年12月・新潮社/昭和名作選集『普賢』所収
>>昭和23年/1948年11月・全国書房刊『石川淳著作集2』所収
>>昭和26年/1951年12月・河出書房刊『現代日本小説大系 第54巻 昭和10年代9』所収
>>昭和30年/1955年9月・河出書房刊『現代日本小説大系 第56巻 昭和10年代9』所収
>>昭和31年/1956年☆月・角川書店/角川文庫『普賢 他四篇』所収
>>昭和36年/1961年2月・筑摩書房刊『石川淳全集 第1巻』所収
>>昭和43年/1968年4月・筑摩書房刊『石川淳全集 第1巻』所収
>>昭和45年/1970年☆月・河出書房新社刊『日本文学全集32 石川淳』[カラー版]所収
>>昭和49年/1974年☆月・筑摩書房刊『石川淳全集 第1巻』増補 所収
>>昭和52年/1977年5月・集英社/集英社文庫『普賢』所収
>>昭和54年/1979年11月・岩波書店刊『石川淳選集 第1巻 小説1』所収
>>平成2年/1990年10月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『普賢(上)』所収
>>平成7年/1995年5月・講談社/講談社文芸文庫『普賢・佳人』所収
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候補者 石川淳 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
佐藤春夫
男43歳
0  
久米正雄
男44歳
3 「なかなか達者で面白いが、少しく陳い都会風であり、」
室生犀星
男46歳
0  
川端康成
男36歳
0  
瀧井孝作
男41歳
0  
小島政二郎
男42歳
0  
佐佐木茂索
男41歳
0  
菊池寛
男47歳
   
選評出典:『芥川賞全集 第一巻』昭和57年/1982年2月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和11年/1936年4月号)
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芥川賞 第4受賞  一覧へ

ふげん
普賢」(『作品』昭和11年/1936年6月号~9月号)
媒体・作品情報
分載回数 全4回
誌名 「作品」
巻号 (1)第7巻 第6号 (2)第7巻 第7号 (3)第7巻 第8号 (4)第7巻 第9号  別表記(1)6月号/第74号 (2)7月号/第75号 (3)8月号/第76号 (4)9月号/第77号
印刷/発行年月日 (1)印刷納本 昭和11年/1936年5月15日 発行 昭和11年/1936年6月1日 (2)印刷納本 昭和11年/1936年6月15日 発行 昭和11年/1936年7月1日 (3)印刷納本 昭和11年/1936年7月15日 発行 昭和11年/1936年8月1日 (4)印刷納本 昭和11年/1936年8月15日 発行 昭和11年/1936年9月1日
発行者等 編輯兼発行者 駒澤文一 印刷者 田中末吉 印刷所 理想社
発行所 作品社(東京市)
総ページ数 (1)165 (2)172 (3)172 (4)140 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
(1)~(4)
52字
×18行
×1段
本文ページ (1)2~23 (2)113~130 (3)97~119 (4)88~114
(計90頁)
測定枚数 206
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書誌
>>『文藝春秋』昭和12年/1937年3月号
>>昭和12年/1937年3月・版画荘刊『普賢 他二篇』所収
>>昭和13年/1938年8月・書物展望社刊『芥川賞全集 第4巻』所収
>>昭和15年/1940年12月・朱雀書林刊『芥川賞全集2』所収
>>昭和21年/1946年12月・新潮社/昭和名作選集『普賢』所収
>>昭和23年/1948年1月・思索社刊『佳人』所収
>>昭和24年/1949年6月・小山書店刊『芥川賞全集 第2巻』所収
>>昭和26年/1951年12月・河出書房刊『現代日本小説大系 第54巻 昭和10年代9』所収
>>昭和29年/1954年9月・筑摩書房刊『現代日本文学全集49 石川淳・坂口安吾・太宰治集』所収
>>昭和30年/1955年4月・角川書店刊『昭和文學全集57 伊藤整・石川淳集』所収
>>昭和30年/1955年9月・河出書房刊『現代日本小説大系 第56巻 昭和10年代9』所収
>>昭和31年/1956年2月・角川書店/角川文庫『普賢 他四篇』所収
>>昭和31年/1956年9月・河出書房刊『日本国民文学全集 第27巻 昭和名作集1』所収
>>昭和36年/1961年2月・筑摩書房刊『石川淳全集 第1巻』所収
>>昭和40年/1965年4月・現代芸術社刊『芥川賞作品全集 第1巻』所収
>>昭和42年/1967年8月・中央公論社刊『日本の文学60 石川淳』所収
>>昭和43年/1968年4月・筑摩書房刊『石川淳全集 第1巻』所収
>>昭和44年/1969年1月・文藝春秋刊『現代日本文学館31 石川淳』所収
>>昭和44年/1969年1月・集英社刊『日本文学全集69 石川淳集』所収
>>昭和44年/1969年5月・筑摩書房刊『現代日本文学大系76 石川淳・安部公房・大江健三郎集』所収
>>昭和45年/1970年☆月・河出書房新社刊『日本文学全集32 石川淳』[カラー版]所収
>>昭和47年/1972年9月・新潮社刊『新潮日本文学33 石川淳集』所収
>>昭和48年/1973年2月・集英社刊『日本文学全集69 石川淳』[豪華版]所収
>>昭和48年/1973年☆月・中央公論社刊『日本の文学60 石川淳』[アイボリーバックス]所収
>>昭和49年/1974年☆月・筑摩書房刊『石川淳全集 第1巻』増補 所収
>>昭和51年/1976年1月・筑摩書房刊『筑摩現代文学大系57 石川淳集』所収
>>昭和52年/1977年5月・集英社/集英社文庫『普賢』所収
>>昭和54年/1979年11月・岩波書店刊『石川淳選集 第1巻 小説1』所収
>>昭和57年/1982年2月・文藝春秋刊『芥川賞全集 第1巻』所収
>>昭和60年/1985年8月・ほるぷ出版刊『日本の文学64 普賢・焼跡のイエス』所収
>>昭和62年/1987年2月・小学館刊『昭和文学全集 第15巻 石川淳・武田泰淳・三島由紀夫・安部公房』所収
>>平成2年/1990年10月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『普賢(下)』
>>平成7年/1995年5月・講談社/講談社文芸文庫『普賢・佳人』所収
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候補者 石川淳 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
佐藤春夫
男44歳
33 「自分は第一流の作品と認めた。」「「普賢」の逞しくて高い文学精神、「地中海」の本格的でしかも清新な趣のある作風、どちらが当選しても不足はないが、同時にどちらかを捨てるだけの気持にもなれない。」「通俗性は「普賢」では説話の底にかくされているが、やはり潜在していて値のあるものである。」「二篇を同じく当選と決定になった時には自分は何やら安堵の吐息が出るような気持で臨機に最も適当な処置をとってくれた菊池氏に感謝した。」
横光利一
男38歳
8 「(引用者注:富沢有為男と)ともに芥川賞を受けるに充分な人と思う。私は「普賢」を読む暇がなくてまだ見ていない。しかし、この作者の作品は前にいくつも愛読したことがあった。」「しかし、難点は人々に作品の題を忘れしめるところにある。ひとり喜ぶということから、新しい作家は這い出て来てこそ手腕が役立つのだと思う。」
久米正雄
男45歳
2 「(引用者注:「地中海」と)同時に「普賢」にも一票を投じる。」
瀧井孝作
男42歳
13 「(引用者注:「地中海」とともに)図抜けて佳いと思った。」「以前の作のような弱々しい所がなくなって、持前の饒舌の筆の上に図太く根を据えた作者がうかがわれた。この作者の成長に先ず感心した。」「芥川賞は一期一人と云う建前だが、この二人(引用者注:石川淳、富沢有為男)の二作はどちらにも甲乙はつけ難く、今回は特別に二人二作を推選した。」
小島政二郎
男43歳
20 「混沌としたものの不思議な魅力に満ち満ちている。」「混沌を通して形象される幾人もの人間の姿は、石川君の啄む嘴の逞しさに、衣を剥がれ肉を剥がれた裸身像の妖しき魅力を放っている。強いて云えば、ドストエフスキー的人物と云おうか。しかし、そんじょそこらに流行の言葉の先でデッチ上げたドストエフスキー的人物ではない。」
室生犀星
男47歳
16 「この長たらしい百五十枚の小説はどこもかしこも一杯に詰った近代小説学を体得し、油断なき熟練によって更に一層この作家のごちゃごちゃした天分を生かしたものであった。」「私は不思議な宿命的な感覚からこの作品を絶対に支持することに決心した。その日(引用者注:第一回委員会の日)私の見た数々の作品等は決して私の宿命にまで影響して来なかったからである。」
川端康成
男37歳
0  
佐佐木茂索
男42歳
4 「第一に石川淳氏を推す。」「「貧窮問答」「葦手」と書いて来て「普賢」に来た石川氏に授与する事は甚だ妥当である。」
選評出典:『芥川賞全集 第一巻』昭和57年/1982年2月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和12年/1937年3月号)
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