芥川賞のすべて・のようなもの
第41回
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Last Update[H26]2014/7/31

古田芳生
Furuta Yoshio
生没年月日【注】 大正9年/1920年3月24日~
経歴 徳島県徳島市生まれ。県立徳島商業高校卒。会社員となるが、昭和17年/1942年に応召。昭和21年/1946年に復員、復職する。昭和33年/1958年、第3回中央公論新人賞に応募した「三十六号室」が最終予選通過。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第3回中央公論新人賞(昭和33年/1958年)「三十六号室」
  • |候補| 第41回芥川賞(昭和34年/1959年上期)「三十六号室」
  • |候補| 第42回芥川賞(昭和34年/1959年下期)「孤児」
備考
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芥川賞 第41回候補  一覧へ

さんじゅうろくごうしつ
三十六号室」(『中央公論』昭和34年/1959年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「中央公論」
巻号 第74年 第8号  別表記6月号
印刷/発行年月日 発行 昭和34年/1959年6月1日
発行所 中央公論社(東京都)
装幀/装画等 カット 高橋忠弥
総ページ数 ??? 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×25行
×2段
本文ページ 353~380
(計28頁)
測定枚数 99
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書誌
>>昭和35年/1960年1月・中央公論社刊『三十六号室』所収
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候補者 古田芳生 男39歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男54歳
9 「非常におもしろい。」「どんな社会小説が生れるのかと思わせるが、社会小説にはなり切れずに、三十六号室の崩壊によって結末がつけられている。かんたんに崩壊させないで、三十六号室という問題を追及して見たかった。」「私には面白かった。」
丹羽文雄
男54歳
0  
舟橋聖一
男54歳
0  
井伏鱒二
男61歳
10 「力作という点では(引用者中略)一票を入れたいが、報告的なところが気になるので迷わされた。」「(引用者注:「山塔」と「三十六号室」の)二つのうち、どちらかが取りあげられる話になったらそれに賛成する。――私は病気で銓衡会に出席できなかったので、そういう意味のことを(引用者中略)電話で伝えておいた。」
中村光夫
男48歳
3 「(引用者注:「解体以前」と)似かよった出来で、古田氏の方がいくぶんすぐれていると思われます。」
永井龍男
男55歳
10 「「三十六号室」の主題に、私はもっとも惹かれたが、その扱い方には賛成出来なかった。」「もしこの(引用者注:冒頭の)題銘にゴーゴリの言葉を選ぶような作者の眼であったならば、「三十六号室」という皮肉な主題は、諷刺画として相当な効果を挙げたろうと私考する。」
川端康成
男60歳
10 「(引用者注:「解体以前」「眼」と共通して)今日の「流行小説」と言えるだろう。組織と人間に触れて、人間不信、自己喪失というような嫌悪から破滅に落ちてゆく。」「追いこみの結末は、私などには誇張が過ぎるように思われる。」「着想もすぐれ、これが入賞してもよさそうにも見える。」「(引用者注:「解体以前」と共に)作者の設置した人間関係のまがりくねりを、かなりよく追っている。」
佐藤春夫
男67歳
0  
井上靖
男52歳
4 「(引用者注:「解体以前」と共に)組織と人間の問題を追求した今日的作品であるが、この種の作品の中では共に力作であると思った。」「私は(引用者注:「解体以前」より)「三十六号室」の方をとった。」
瀧井孝作
男65歳
2 「構想は面白いようだが、描写はヘタだと思った。」
宇野浩二
男67歳
1  
選評出典:『芥川賞全集 第六巻』昭和57年/1982年7月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和34年/1959年9月号)
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芥川賞 第42回候補  一覧へ

こじ
孤児」(『中央公論』昭和34年/1959年10月増刊号 文芸特集)
媒体・作品情報
誌名 「中央公論」
巻号 第74年 第15号  別表記10月増刊号 文芸特集/文芸特集号 臨時増刊
発行所 中央公論社(東京都)
装幀/装画等 カット 岩崎ちひろ
総ページ数 294 表記上の枚数 目次 104枚 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×25行
×2段
本文ページ 266~294
(計29頁)
測定枚数 104
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書誌
>>昭和35年/1960年1月・中央公論社刊『三十六号室』所収
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候補者 古田芳生 男39歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男54歳
4 「前半はわかりにくい所があり、不条理の思想かなにかをひねったような所が気になるが、後半には冴えたものが見られる。」
中村光夫
男48歳
8 「構成が支離滅裂で、「三十六号室」よりずっと不出来な作品ですが、第二章の「ヒラ子の手記」だけは、ともかくちゃんとしていて、」「「三十六号室」より作者の資性のよい面がでているところもあります。」
佐藤春夫
男67歳
0  
瀧井孝作
男65歳
2 「孤児園の孤児の手記で、精神薄弱児童の手記か何かトボケた、奇形な偏したものだ。」
川端康成
男60歳
0  
丹羽文雄
男55歳
2 「前回の「三十六号室」より弱すぎる。」
井上靖
男52歳
2 「前作「三十六号室」に較べると見劣りがした。」
永井龍男
男55歳
0  
井伏鱒二
男61歳
0  
舟橋聖一
男55歳
0  
宇野浩二
男68歳
5 「この前に候補になった『三十六号室』は或る程度まで出来ていたが、この小説には、破綻はあるけれど、しいて云うと、ちょっぴり特色もあり野心もうかがわれる。」
選評出典:『芥川賞全集 第六巻』昭和57年/1982年7月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和35年/1960年3月号)
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