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第69回
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Last Update[H26]2014/12/13

藤沢周平
Fujisawa Shuhei
生没年月日【注】 昭和2年/1927年12月26日~平成9年/1997年1月26日
受賞年齢 45歳6ヵ月
経歴 本名=小菅留治。山形県生まれ。山形師範卒。
受賞歴・候補歴
処女作 「溟い海」(『オール讀物』昭和46年/1971年6月号)
個人全集 『藤沢周平全集』全26巻・別巻(平成4年/1992年6月~平成24年/2012年1月・文藝春秋刊)
直木賞
選考委員歴
第94回~第114回(通算10.5年・21回)
サイト内リンク 直木賞受賞作全作読破への道Part3
リンク集
備考
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直木賞 第65回候補  一覧へ

くら うみ
溟い 海」(『オール讀物』昭和46年/1971年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「オール讀物」  別表記表紙 「文藝春秋」併記
巻号 第26巻 第6号  別表記6月特別号
作品名 別表記 本文 ルビ有り「くら」「うみ」
印刷/発行年月日 発行 昭和46年/1971年6月1日
発行者等 編集兼発行人 池田吉之助 印刷人 澤村嘉一 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
装幀/装画等  田代 光
総ページ数 384 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×27行
×3段
本文ページ 68~90
(計23頁)
測定枚数 81
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書誌
>>昭和48年/1973年9月・文藝春秋刊『暗殺の年輪』所収
>>昭和53年/1978年2月・文藝春秋/文春文庫『暗殺の年輪』所収
>>昭和59年/1984年3月・文藝春秋刊『暗殺の年輪』所収
>>昭和60年/1985年10月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『溟い海』所収
>>平成4年/1992年6月・文藝春秋刊『藤沢周平全集 第1巻』所収
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候補者 藤沢周平 男43歳
選考委員 評価 行数 評言
石坂洋次郎
男71歳
1  
水上勉
男52歳
0  
源氏鶏太
男59歳
3 「今後に期待するということであろうか。」
川口松太郎
男71歳
0  
柴田錬三郎
男54歳
11 「北斎の晩年を描いて、それなりに、一応の出来ばえを示していたが、読後の印象がうすいのは、どうしたわけか。」
司馬遼太郎
男47歳
0  
今日出海
男67歳
0  
村上元三
男61歳
4 「大そう達者で、北斎の一面をよく描いているが、長篇の一部を読まされたような気がする。」
大佛次郎
男73歳
0  
松本清張
男61歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和46年/1971年10月号
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文量
短篇
章立て
「一」~「十」
時代設定 場所設定
江戸  江戸
登場人物
葛飾北斎(絵師)
富之助(北斎の子、行方不明)
鎌次郎(北斎の昔の隣人)
渓斎英泉(元絵師、女郎屋の亭主)
安藤広重(新進の絵師)




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おとり
囮」(『オール讀物』昭和46年/1971年11月号)
媒体・作品情報
誌名 「オール讀物」  別表記表紙 「文藝春秋」併記
巻号 第26巻 第11号  別表記11月特別号
作品名 別表記 目次 「囮(おとり)」 本文 ルビ有り「おとり」
印刷/発行年月日 発行 昭和46年/1971年11月1日
発行者等 編集兼発行人 池田吉之助 印刷人 澤村嘉一 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
装幀/装画等  田代 光
総ページ数 392 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×27行
×3段
本文ページ 200~225
(計26頁)
測定枚数 97
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書誌
>>昭和48年/1973年9月・文藝春秋刊『暗殺の年輪』所収
>>昭和53年/1978年2月・文藝春秋/文春文庫『暗殺の年輪』所収
>>昭和59年/1984年3月・文藝春秋刊『暗殺の年輪』所収
>>昭和60年/1985年10月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『溟い海』所収
>>平成4年/1992年6月・文藝春秋刊『藤沢周平全集 第1巻』所収
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候補者 藤沢周平 男44歳
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男59歳
3 「うまいだけに終っていたようだ」
川口松太郎
男72歳
0  
石坂洋次郎
男71歳
2 「ひかれるものが乏しかった。」
司馬遼太郎
男48歳
0  
村上元三
男61歳
4 「悪く言えば、小説以前の習作で、小手先の器用さしかない。」
柴田錬三郎
男54歳
4 「候補にあげられたのが、おかしいくらいで、落ちるのは、はじめから判然としていた。」
大佛次郎
男74歳
0  
水上勉
男52歳
0  
今日出海
男68歳
0  
松本清張
男62歳
8 「私は期待をもつが、まだ無理な点がある。」「余計なことだが、彫師の世界を書くなら、浮世絵師や板元などとの関係をもっと調べたほうがよい。本作品にはその不備がみられる。」
選評出典:『オール讀物』昭和47年/1972年4月号
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文量
短篇
章立て
「一」~「九」
時代設定 場所設定
[江戸]  江戸
登場人物
甲吉(版木師、下っ引)
彫宇(老版木師)
徳十(目明かし、甲吉の親分)
綱蔵(やくざ者、殺人犯)
おふみ(綱蔵の情婦)
喜三郎(版木師の流れ職人)




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くろ なわ
黒い 繩」(『別冊文藝春秋』121号[昭和47年/1972年9月])
媒体・作品情報
誌名 「別冊文藝春秋」  別表記背・表紙 「別册文藝春秋」 目次・奥付 「別冊文藝春秋」 裏表紙 「別冊 文藝春秋」
巻号 第121号  別表記121特別号
作品名 別表記 目次 「黒い縄」 本文 「黒い繩」
印刷/発行年月日 発行 昭和47年/1972年9月5日
発行者等 編集兼発行人 西永達夫 印刷人 澤村嘉一 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 368 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×25行
×2段
本文ページ 244~278
(計35頁)
測定枚数 107
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書誌
>>『オール讀物』昭和48年/1973年4月号
>>昭和48年/1973年9月・文藝春秋刊『暗殺の年輪』所収
>>昭和53年/1978年2月・文藝春秋/文春文庫『暗殺の年輪』所収
>>昭和59年/1984年3月・文藝春秋刊『暗殺の年輪』所収
>>昭和60年/1985年5月・日本点字図書館刊『暗殺の年輪』所収
>>昭和60年/1985年10月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『暗殺の年輪』所収
>>平成1年/1989年1月・光文社/光文社文庫『裏切りのパレード』所収
>>平成4年/1992年6月・文藝春秋刊『藤沢周平全集 第1巻』所収
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候補者 藤沢周平 男45歳
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男75歳
0  
源氏鶏太
男60歳
7 「私の好きな作品であったが、また、この作者は、確実に腕を上げて来ているが、欲をいえばもっと新鮮味があって貰いたかった。」
石坂洋次郎
男72歳
4 「狙い所がはっきりせず、」
司馬遼太郎
男49歳
16 「じつに達者な職業作家の作品で、その点では過不足はない。ただ厄介なことは、賞に値するためには作品に何物かがなければならないということである。」
川口松太郎
男73歳
0  
水上勉
男53歳
0  
村上元三
男62歳
7 「背広に丁髷を乗せたような作品で、会話にも現代語がやたらに出てくる。現代語がいけないというのではないが、不自然さを感じさせるところ、やはり作者の不用意であろう。」
今日出海
男69歳
0  
柴田錬三郎
男55歳
0  
松本清張
男63歳
10 「いわゆる好箇の短篇というべきだろうが、あまりに文章に凝りすぎてしんを弱くさせている。」「内容はこれまで他の作家によって書かれたものとあまり変ってなく、実体も弱い。山本周五郎氏の雰囲気に抵抗しなければ独自性は出ない。」
選評出典:『オール讀物』昭和48年/1973年4月号
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文量
短篇
章立て
「一」~「九」
時代設定 場所設定
[江戸]  江戸
登場人物
おしの(材木商の娘、出戻り)
宗次郎(元・長屋の住人)
おゆき(某人の妾、殺人の被害者)
地兵衛(老植木屋、元岡っ引)
房吉(元・おしのの亭主、老舗商家の息子)




直木賞 第69受賞  一覧へ

あんさつ ねんりん
暗殺の 年輪」(『オール讀物』昭和48年/1973年3月号)
媒体・作品情報
誌名 「オール讀物」  別表記表紙 「文藝春秋」併記
巻号 第28巻 第3号  別表記3月特別号
作品名 別表記 本文 ルビ有り「あんさつ」「ねんりん」
印刷/発行年月日 発行 昭和48年/1973年3月1日
発行者等 編集兼発行人 池田吉之助 印刷人 澤村嘉一 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
装幀/装画等  田代 光
総ページ数 440 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×26行
×3段
本文ページ 168~189
(計22頁)
測定枚数 76
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書誌
>>昭和48年/1973年9月・文藝春秋刊『暗殺の年輪』所収
>>『オール讀物』昭和48年/1973年10月号
>>昭和53年/1978年2月・文藝春秋/文春文庫『暗殺の年輪』所収
>>昭和59年/1984年3月・文藝春秋刊『暗殺の年輪』所収
>>昭和60年/1985年5月・日本点字図書館刊『暗殺の年輪』所収
>>昭和60年/1985年10月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『暗殺の年輪』所収
>>平成4年/1992年8月・文藝春秋刊『藤沢周平全集 第4巻』所収
>>平成6年/1994年6月・文藝春秋刊『藤沢周平の世界』所収
>>『文藝春秋』平成9年/1997年臨時増刊号<藤沢周平のすべて>[4月]所収
>>平成19年/2007年1月・文藝春秋刊『海坂藩大全(上)』所収
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候補者 藤沢周平 男45歳
選考委員 評価 行数 評言
司馬遼太郎
男49歳
18 「この作品は、いわばただの時代小説である。」「ただ端正につくった上手物の焼物という感じだが、ともかくも膚質のきれいさがすてがたいというところがあった。」「かつて次点になった作品群よりこれらがすぐれているとは、かならずしもいえない。」
柴田錬三郎
男56歳
16 「まだ、自信を持って世間に問う好材料をさがしあぐねている模様であった。」「直木賞受賞を契機として、飛躍できる人と、私は、みた。そこで、あえて、藤沢氏にも受賞を、と私は主張したのである。」
源氏鶏太
男61歳
19 「この一作よりも過去の実績を買われたと見るべきであろう。藤沢氏の小説は、たいてい安心して読むことが出来る。しかし、その反面、どの作品も額縁にはまったような印象をあたえていた。」「今度は、もっと八方破れに書いて、新しい魅力を出して貰いたい」
石坂洋次郎
男73歳
6 「達者な作品。危な気ないがその代り新鮮味に乏しいうらみがある。」
水上勉
男54歳
15 「私はいい読者ではなかった。前作の方がいいと思った。」「しかし、この作家は、候補歴もあり、達者である。」「時代小説の軟派というか、そういう世界を耕してほしいと思った。したがって、授賞は将来へのおくり物として賛成である。」
川口松太郎
男73歳
18 「今回の「暗殺の年輪」も決定的傑作であるとは思えない。ただ過去の業績がものをいったのと委員諸君も好意的に見ていたようだ。」
村上元三
男63歳
10 「作品のねらいも古いし、こういうテーマの小説は、時代物畑の作家なら、たいていは書いている。」「この作者の実力と、これまでの実績を買って推した。これを契機に、自分のスタイルを確立してほしい。」
今日出海
男69歳
7 「前作も同じジャンルに属していたように思われる。同じような構成や設定は手堅いとも云えるし、平凡とも云える。この辺に作者の危機もあるかも知れない。」
松本清張
男63歳
19 「あまりに細部描写に蔽われているために全体の迫力を弱めているのは氏の美的欠点であろうか。だが、今度の作品はよほど省略が効いている。」「しかし、氏の作品にはこれまでのところ惜しいことにかくべつ新しい発想も視野もみられない。」
選評出典:『オール讀物』昭和48年/1973年10月号
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文量
短篇
章立て
「一」~「七」
時代設定 場所設定
[江戸]  海坂藩[架空]
登場人物
葛西馨之介(海坂藩士)
貝沼金吾(馨之介の同門)
菊乃(金吾の妹)
お葉(居酒屋徳兵衛の娘)
嶺岡兵庫(藩の中老)




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