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第103回
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Last Update[H26]2014/6/20

樋口有介
Higuchi Yusuke
生没年月日【注】 昭和25年/1950年7月5日~
経歴 本名=樋口裕一。群馬県前橋市生まれ。国学院大学文学部哲学科中退。劇団員、業界誌記者、青焼工ののち、『ぼくと、ぼくらの夏』でサントリーミステリー大賞読者賞受賞。
受賞歴・候補歴
処女作 『ぼくと、ぼくらの夏』(昭和63年/1988年7月・文藝春秋刊)
サイト内リンク 小研究-ミステリーと直木賞
備考
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直木賞 第103回候補  一覧へ

かぜしょうじょ
風少女』(平成2年/1990年1月・文藝春秋刊)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 発行 平成2年/1990年1月15日(第1刷)
発行者等 発行者 豊田健次 印刷 凸版印刷 製本 中島製本
発行所 株式会社文藝春秋(東京都) 形態 四六判 並製
装幀/装画等 装幀 峰岸 達
総ページ数 294 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×17行
×1段
本文ページ 3~294
(計292頁)
測定枚数 484
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書誌
>>平成5年/1993年5月・文藝春秋/文春文庫『風少女』
>>平成19年/2007年3月・東京創元社/創元推理文庫『風少女』
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候補者 樋口有介 男40歳
選考委員 評価 行数 評言
陳舜臣
男66歳
13 「ミステリーとしては破綻がありすぎる。」「登場人物のやりとりは軽快で、とくに主人公と妹とのそれはおもしろい。」「作者はおそらくこのようなリズムを、からだに内蔵しているのであろう。それは貴重な資質であり、多作によって伸びるような気がする。」
平岩弓枝
女58歳
12 「好感度からいえば、ナンバーワンの作品。」「登場人物がきびきびと描けていて、ほどほどにクールで、適当に甘いのもいい。」「弱味といえば、事件のしめくくり方と、風少女のイメージにパターンを感じさせることだろうか。」
藤沢周平
男62歳
20 「軽妙な(絶妙と言ってもよい)会話が魅力といった作品で、殺人事件を扱った小説なのにさわやかな青春小説の趣きがあり、後味はわるくない。」「しかしこの作品の問題となる点もまたこの軽妙さにある、という感じがするのも事実で、殺人事件があまりさわやかでも困るわけである。」
黒岩重吾
男66歳
21 「青春小説を爽やかに描く文章力を持っている。ただこの作品を推理小説として読むと、独善的で社会に通用しない現代青年の行動を見せつけられたような気がする。」「主人公が懸命に解いている謎は、警察がとっくに調べている筈である。」「警察は、この程度の犯人なら簡単に逮捕してしまう。となると、この推理小説の謎解きは根底から成立しないことになる。」
山口瞳
男63歳
0  
渡辺淳一
男56歳
0  
五木寛之
男57歳
20 「『風少女』のような作風は、とかくこの国の文壇では軽視されがちな傾向がある。(引用者中略)しかし、私は『風少女』の文体が好きだった。これと『北緯50度に消ゆ』の二作が受賞作に選ばれてもいいと思っていた。」「樋口さんはミステリーにこだわるのをやめたらどうだろう。そうすればもっと自由な、あたらしい小説が書けるのではあるまいか。」
田辺聖子
女62歳
28 「氏のお得意とされる青春ものの軽いノリが、ここでは一篇を支え切れないように思われた。ミステリー仕立てでありながら、ミステリーとしての緊迫感に欠けるからだろうか。」「けだるい青春彷徨ロマンとして読めば、それなりに匂いも情緒もあったが、やっぱり、人が殺されているんだし……。ちょっとどっちつかずになった感じ。」
井上ひさし
男55歳
22 「今回、もっとも堪能した」「風俗の活写、青春群像の彫琢、みんなうまく行っている。」「だが、この作品はじつは推理小説のスタイルで書かれており、そうなると、たとえば睡眠薬の錠数といったことが問題にならざるを得ない。どう勘定しても数が合わぬのである。そこで推薦の辞も自然弱くなる。この作品と心中してもいいと思っていただけにとても残念である。」
選評出典:『オール讀物』平成2年/1990年9月号
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文量
長篇
章立て
「1」~「7」
時代設定 場所設定
[同時代]  前橋
登場人物
ぼく(語り手、斎木、大学生)
川村千里(高校生)
川村麗子(千里の姉、ぼくの同窓生、怪死)
桜子(ぼくの妹、中学生)
亀橋和也(ぼくの同窓生、自動車修理工)
桑原智世(ぼくの同窓生、看護婦)
竹内常司(ぼくの同窓生、文学青年)
片桐誠三(ぼくの叔父、警察官)





かのじょ まほう つか
彼女はたぶん 魔法を 使う』(平成2年/1990年4月・講談社刊)
書誌
>>平成5年/1993年6月・講談社/講談社文庫『彼女はたぶん魔法を使う』
>>平成18年/2006年7月・東京創元社/創元推理文庫『彼女はたぶん魔法を使う』
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 12回候補 一覧へ
候補者 樋口有介 男40歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男56歳
0  
尾崎秀樹
男62歳
0  
佐野洋
男62歳
0  
野坂昭如
男60歳
1 「チラチラおもしろかった。」
半村良
男57歳
0  
選評出典:『群像』平成3年/1991年5月号
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なつ くちべに
夏の 口紅』(平成3年/1991年10月・角川書店刊)
書誌
>>平成11年/1999年9月・角川書店/角川文庫『夏の口紅』
>>平成21年/2009年7月・文藝春秋/文春文庫『夏の口紅』
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 13回候補 一覧へ
候補者 樋口有介 男41歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男57歳
0  
尾崎秀樹
男63歳
0  
佐野洋
男63歳
0  
野坂昭如
男61歳
7 「ぼくは、このての小説が苦手なのだが、読み直して、こういうフワフワした小説でしか描けない季節、都市、人間のあることを考えた。ここにも、風変りでいるようにみえて、まこと類型でしかない人物が登場する、そして主役がいない、強いていえば、「夏」か。」
半村良
男58歳
0  
選評出典:『現代』平成4年/1992年5月号
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