芥川賞のすべて・のようなもの
第21回
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Last Update[H26]2014/6/20

真鍋呉夫
Manabe Kureo
生没年月日【注】 大正9年/1920年1月25日~平成24年/2012年6月5日
経歴 福岡県遠賀郡岡垣村(現・岡垣町)生まれ。福岡商業学校卒。昭和14年/1939年に阿川弘之島尾敏雄らと同人誌『こをろ』創刊。昭和21年/1946年には北川晃二と『午前』に参加。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第1回横光利一賞(昭和23年/1948年)「二十歳の周囲」
  • |候補| 第21回芥川賞(昭和24年/1949年上期)『サフォ追慕』
  • |候補| 第1回戦後文学賞(昭和24年/1949年度)「天命」
  • |候補| 第22回芥川賞(昭和24年/1949年下期)「天命」
  • 第30回藤村記念歴程賞(平成4年/1992年)『雪女』《句集》
  • 第44回読売文学賞[詩歌俳句賞](平成4年/1992年)『雪女』《句集》
  • |候補| 第24回川端康成文学賞(平成9年/1997年)「霹靂」
  • 第44回蛇笏賞(平成22年/2010年)『月魄』《句集》
備考
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芥川賞 第21回候補  一覧へ

ついぼ
『サフォ 追慕』(昭和24年/1949年4月・大日本雄弁会講談社/新鋭文学選書)
媒体・作品情報
作品名 別表記 「サフォ慕」
印刷/発行年月日 印刷 昭和24年/1949年4月25日 発行 昭和24年/1949年4月30日
発行者等 発行者 尾張眞之介 印刷者 井關好 印刷所 大同印刷株式会社(東京都)   岩元製本
発行所 株式会社大日本雄辯會講談社(東京都)
装幀/装画等 装幀 寺田政明
総ページ数 262 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×14行
×1段
本文ページ 1~262
(計262頁)
測定枚数 349
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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収録作品の書誌
爾を愛す
>>昭和48年/1973年☆月・財界展望新社刊『虫の勇気 西域小説集』所収
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候補者 真鍋呉夫 男29歳
選考委員 評価 行数 評言
舟橋聖一
男44歳
3 「熱心な勉強家」「たとえ、こんどの選には洩れても、将来、きっと、その力が報いられるに違いないと思う。」
川端康成
男50歳
4 「(引用者注:「本の話」ともう一人推すことになり、)迷った果て、真鍋呉夫氏の「サフォ追慕」その他に投票した。」「(引用者注:由起しげ子受賞の他)もう一人と言われれば、若々しい真鍋氏の才華を期待することになろうかと思った。」
岸田國士
男58歳
4 「「極北」その他を注目すべき作品だと思った。才気にまだどこか上滑りをしたところがあって、未知数の部分は多いが、その将来には最も大きな期待がもてる。」
石川達三
男43歳
6 「「サフォ追慕」「極北」はいずれも才気あふれた作品であるが、読んでいるうちに才気の空廻りに気がついてくる。知恵だけの作品と言っていいだろうか、情感も味わいというようなものも乏しい。文学はもっと誠実なものでありたい。」
丹羽文雄
男44歳
6 「将来が期待出来るが、いま授賞されては本人も困るのではないか。勉強最中といった印象である。一生が勉強だが、この場合は試験勉強で徹夜をしたといった感じをうける。」
坂口安吾
男42歳
0  
佐藤春夫
男57歳
4 「真鍋呉夫だけは採りたくなかった。その意図と作風とは自分に最も同感されるものであるに拘わらず、(否そのためかも知れないが)その作品の未熟なのが目立ったからである。」
瀧井孝作
男55歳
0  
宇野浩二
男57歳
9 「しいて云うと、一ばん異色のあるものであった。しかし、『それ』だけである。」「ぜんたいに、いきおいこんでいるところに、好感が、もてるけれど、いわゆる文学青年の感じがある。」
選評出典:『芥川賞全集 第四巻』昭和57年/1982年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和24年/1949年9月号)
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文量
短篇集〔4篇〕
爾を愛す
サフォ追慕
磐のシモン




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きょくほく
極北」(『個性』昭和24年/1949年3月号)
媒体・作品情報
誌名 「個性」
巻号 第2巻 第3号
印刷/発行年月日 発行 昭和24年/1949年3月1日(推定)
発行者等 編輯人 永野保方 発行人 片山修三 印刷人 中内佐光 印刷所 曉印刷株式会社
発行所 株式会社思索社(東京都)
総ページ数 80 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×26行
×2段
本文ページ 57~80
(計24頁)
測定枚数 91
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書誌
>>昭和24年/1949年6月・全国書房刊『二十歳の周囲』所収
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候補者 真鍋呉夫 男29歳
選考委員 評価 行数 評言
舟橋聖一
男44歳
3 「熱心な勉強家」「たとえ、こんどの選には洩れても、将来、きっと、その力が報いられるに違いないと思う。」
川端康成
男50歳
4 「(引用者注:「本の話」ともう一人推すことになり、)迷った果て、真鍋呉夫氏の「サフォ追慕」その他に投票した。」「(引用者注:由起しげ子受賞の他)もう一人と言われれば、若々しい真鍋氏の才華を期待することになろうかと思った。」
岸田國士
男58歳
4 「「極北」その他を注目すべき作品だと思った。才気にまだどこか上滑りをしたところがあって、未知数の部分は多いが、その将来には最も大きな期待がもてる。」
石川達三
男43歳
6 「「サフォ追慕」「極北」はいずれも才気あふれた作品であるが、読んでいるうちに才気の空廻りに気がついてくる。知恵だけの作品と言っていいだろうか、情感も味わいというようなものも乏しい。文学はもっと誠実なものでありたい。」
丹羽文雄
男44歳
6 「将来が期待出来るが、いま授賞されては本人も困るのではないか。勉強最中といった印象である。一生が勉強だが、この場合は試験勉強で徹夜をしたといった感じをうける。」
坂口安吾
男42歳
0  
佐藤春夫
男57歳
4 「真鍋呉夫だけは採りたくなかった。その意図と作風とは自分に最も同感されるものであるに拘わらず、(否そのためかも知れないが)その作品の未熟なのが目立ったからである。」
瀧井孝作
男55歳
0  
宇野浩二
男57歳
9 「しいて云うと、一ばん異色のあるものであった。しかし、『それ』だけである。」「ぜんたいに、いきおいこんでいるところに、好感が、もてるけれど、いわゆる文学青年の感じがある。」
選評出典:『芥川賞全集 第四巻』昭和57年/1982年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和24年/1949年9月号)
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はたち しゅうい
二十歳の 周囲」(『作品』2号[昭和23年/1948年11月])
媒体・作品情報
誌名 「作品」  別表記表紙・目次 「季刊 作品」
巻号 第2号  別表記1948年・秋冬号/第2集
作品名 別表記 「二十歳の圍」
印刷/発行年月日 印刷 昭和23年/1948年11月10日 発行 昭和23年/1948年11月15日
発行者等 編集兼発行者 八木岡英治 印刷者 山本義治(川崎市) 配給元 日本出版配給株式会社
発行所 創藝社(神奈川県湯河原町)
総ページ数 224 表記上の枚数 目次 100枚 基本の文字組
(1ページ当り)
56字
×20行
×1段
本文ページ 4~55
(計52頁)
測定枚数 123
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和24年/1949年6月・全国書房刊『二十歳の周囲』所収
>>昭和61年/1986年11月・沖積舎刊『二十歳の周囲』所収
>>平成6年/1994年1月・ぎょうせい刊『ふるさと文学館 第46巻 福岡』所収
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候補者 真鍋呉夫 男29歳
選考委員 評価 行数 評言
舟橋聖一
男44歳
3 「熱心な勉強家」「たとえ、こんどの選には洩れても、将来、きっと、その力が報いられるに違いないと思う。」
川端康成
男50歳
4 「(引用者注:「本の話」ともう一人推すことになり、)迷った果て、真鍋呉夫氏の「サフォ追慕」その他に投票した。」「(引用者注:由起しげ子受賞の他)もう一人と言われれば、若々しい真鍋氏の才華を期待することになろうかと思った。」
岸田國士
男58歳
4 「「極北」その他を注目すべき作品だと思った。才気にまだどこか上滑りをしたところがあって、未知数の部分は多いが、その将来には最も大きな期待がもてる。」
石川達三
男43歳
6 「「サフォ追慕」「極北」はいずれも才気あふれた作品であるが、読んでいるうちに才気の空廻りに気がついてくる。知恵だけの作品と言っていいだろうか、情感も味わいというようなものも乏しい。文学はもっと誠実なものでありたい。」
丹羽文雄
男44歳
6 「将来が期待出来るが、いま授賞されては本人も困るのではないか。勉強最中といった印象である。一生が勉強だが、この場合は試験勉強で徹夜をしたといった感じをうける。」
坂口安吾
男42歳
0  
佐藤春夫
男57歳
4 「真鍋呉夫だけは採りたくなかった。その意図と作風とは自分に最も同感されるものであるに拘わらず、(否そのためかも知れないが)その作品の未熟なのが目立ったからである。」
瀧井孝作
男55歳
0  
宇野浩二
男57歳
9 「しいて云うと、一ばん異色のあるものであった。しかし、『それ』だけである。」「ぜんたいに、いきおいこんでいるところに、好感が、もてるけれど、いわゆる文学青年の感じがある。」
選評出典:『芥川賞全集 第四巻』昭和57年/1982年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和24年/1949年9月号)
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てんめい
天命」(『個性』昭和24年/1949年8月号)
媒体・作品情報
誌名 「個性」
巻号 第2巻 第8号
印刷/発行年月日 発行 昭和24年/1949年8月1日
発行者等 編輯人 永野保方 発行人 片山修三 印刷人 中内佐光 印刷所 曉印刷株式会社
発行所 株式会社思索社(東京都)
総ページ数 96 表記上の枚数 目次 100枚 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×26行
×2段
本文ページ 71~96
(計26頁)
測定枚数 100
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書誌
>>昭和27年/1952年9月・書肆ユリイカ刊『天命』
>>昭和42年/1967年9月・文理書院ドリーム出版刊『天命』
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候補者 真鍋呉夫 男30歳
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男55歳
0  
佐藤春夫
男57歳
0  
石川達三
男44歳
15 「正直なところ私は簡単に批判を下し得ない。」「選者が批判に困るような制作が書かれているという事がしきりに嬉しかった。日本の文学は、いわゆるアプレ・ゲエル派の作品によってではなく、むしろこういう作品の傾向から伸びたり厚味を加えたりして行くのではなかろうかと、ちょっと考えた。」「(引用者注:授賞作と迷うほど)相当のものである。」
岸田國士
男59歳
3 「多彩なロマンチシズムに、(引用者中略)非常に興味をひかれた。」
舟橋聖一
男45歳
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丹羽文雄
男45歳
0  
宇野浩二
男58歳
5 「題材はおもしろいが、(作者が書き方に苦心しているのはわかるけれど、)その書き方がごたごたしていて、作者の手におえなくなっている、ところがある。しいてほめていえば、力作ではあるが、成功しなかった。」
坂口安吾
男43歳
8 「次点に(引用者中略)推す。素材が現代の日本語に消化されておらぬのが、先ず、第一の欠点。」「この作者はもっと追求しうる目と才にめぐまれており、詩情を破るべきであるのに破るべきところで停止しているから、いけない。安易については、せっかくの才能も、現れ得ないのである。」
川端康成
男50歳
9 「部分的には(引用者注:「闘牛」より)より多く同感し、愛着するところもあった」「努力の方向は明らかで同感出来た。」「全体としては未定稿の感があり、」
選評出典:『芥川賞全集 第四巻』昭和57年/1982年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和25年/1950年4月号)
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