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第78回
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Last Update[H28]2016/10/17

山田正紀
Yamada Masaki
生没年月日【注】 昭和25年/1950年1月16日~
経歴 愛知県名古屋市生まれ。明治大学政治経済学部卒。SF同人誌『宇宙塵』に処女作を発表。以後、SF、幻想、ミステリーなど多彩なジャンルの小説を執筆。
受賞歴・候補歴
  • 第6回星雲賞[日本短編部門](昭和50年/1975年)「神狩り」
  • 第4回角川小説賞(昭和52年/1977年)「神々の埋葬」
  • |候補| 第78回直木賞(昭和52年/1977年下期)『火神を盗め』
  • 第9回星雲賞[日本長編部門](昭和53年/1978年)『地球・精神分析記録』
  • |候補| 第1回吉川英治文学新人賞(昭和54年/1979年度)『竜の眠る浜辺』
  • 第11回星雲賞[日本長編部門](昭和55年/1980年)「宝石泥棒」
  • |候補| 第2回吉川英治文学新人賞(昭和55年/1980年度)『ツングース特命隊』
  • |候補| 第87回直木賞(昭和57年/1982年上期)「友達はどこにいる」「少女と武者人形」「ホテルでシャワーを」「ラスト・オーダー」
  • 第3回日本SF大賞(昭和57年/1982年)『最後の敵』
  • |候補| 第4回吉川英治文学新人賞(昭和57年/1982年度)『風の七人』
  • |候補| 第3回山本周五郎賞(平成1年/1989年度)『ゐのした時空大サーカス』
  • 第26回星雲賞[日本長編部門](平成7年/1995年)『機神兵団』
  • 第55回日本推理作家協会賞[長編及び連作短編集部門](平成14年/2002年)『ミステリ・オペラ』
  • 第2回本格ミステリ大賞[小説部門](平成14年/2002年)『ミステリ・オペラ』
  • |候補| 第31回日本SF大賞(平成22年/2010年)『イリュミナシオン』
処女作 「終末曲面」(『宇宙塵』昭和48年/1973年)
サイト内リンク リンク集
備考
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直木賞 第78回候補  一覧へ

アグニ ぬす
火神を 盗め』(昭和52年/1977年9月・祥伝社/ノン・ノベル、小学館発売)
媒体・作品情報
作品名 別表記 表紙・背・奥付 ルビ有り「アグニ」
印刷/発行年月日 発行 昭和52年/1977年9月5日(初版第1刷)
発行者等 発行者 黒崎 勇 印刷 萩原印刷 製本 関川製本
発行所 祥伝社(東京都) 発売 小学館 形態 新書判 並製
装幀/装画等 カバー構成 坂野 豊+小松原京子 イラスト 山下一徳 本文の絵 滝瀬源一
総ページ数 240 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
25字
×20行
×2段
本文ページ 7~239
(計233頁)
測定枚数 550
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書誌
>>書下ろし
>>昭和58年/1983年6月・文藝春秋/文春文庫『火神を盗め』
>>平成11年/1999年6月・角川春樹事務所/ハルキ文庫『火神を盗め』
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候補者 山田正紀 男28歳
選考委員 評価 行数 評言
水上勉
男58歳
0  
司馬遼太郎
男54歳
8 「力作だが、読み手を架空の世界に連れて行ってくれるには擬似的な現実性を一層緻密に創りあげる必要があるのではないか。」
柴田錬三郎
男60歳
18 「一読者として面白く読んだ」「ストーリイは、突飛だが、それなりに、苦心がはらわれていた。」「ただし、この作品も、最近流行りの推理小説と同様、文章の粗雑さが、ひどすぎた。」「日本語そのものをまちがえているのは、どうにも閉口なのである。」
源氏鶏太
男65歳
4 「強過ぎて、私の考えているのとは別の世界の小説になっていた。」
村上元三
男67歳
4 「どうもこういう種類の作品に日本人が出てくると、かえって現実感が失せてしまう。」
川口松太郎
男78歳
0  
今日出海
男74歳
0  
石坂洋次郎
男77歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和53年/1978年4月号
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文量
長篇
章立て
「プロローグ」「第一章 反撃」「第二章 作戦」「第三章 潜入」「第四章 破壊」「エピローグ」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京~インド・ランキーマなど
登場人物
工藤篤(インド在住の原発課員)
漆原(亜紀商事専務)
梓靖子(漆原の秘書)
須永洋一(亜紀商事専属トラブル・シューター)
リリー(CIA内の超極右組織員)
ローズ(リリーのパートナー)
佐文字公秀(社史編纂室勤務)
桂正太(営業部接待役)
仙田徹三(経理四課の万年係長)
小虎(中国人諜報員)





りゅう ねむ はまべ
竜の 眠る 浜辺』(昭和54年/1979年5月・双葉社刊)
書誌
>>昭和58年/1983年6月・双葉社/フタバノベルズ『竜の眠る浜辺』
>>昭和61年/1986年11月・徳間書店/徳間文庫『竜の眠る浜辺』
>>平成10年/1998年11月・角川春樹事務所/ハルキ文庫『竜の眠る浜辺』
>>平成27年/2015年10月・集英社刊『冒険の森へ 傑作小説大全8』所収
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 1回候補 一覧へ
候補者 山田正紀 男30歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男45歳
0  
尾崎秀樹
男51歳
0  
佐野洋
男51歳
0  
野坂昭如
男49歳
5 「S・F小説の、どうやら活気に満ちているらしい新しい波に、馴染みがないのだが、へへえこんなもんなんですかという印象、ただし読み易くはあった。」
半村良
男46歳
3 「不運だったと思う。これが候補作にあがって来たことを、私ははじめから不満に思っていたのだ。まったく残念。」
選評出典:『群像』昭和55年/1980年5月号
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とくめいたい
『ツングース 特命隊』(昭和55年/1980年11月・講談社刊)
書誌
>>昭和60年/1985年4月・講談社/講談社文庫『ツングース特命隊』
>>平成11年/1999年9月・角川春樹事務所/ハルキ文庫『ツングース特命隊』
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 2回候補 一覧へ
候補者 山田正紀 男31歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男46歳
0  
尾崎秀樹
男52歳
0  
佐野洋
男52歳
0  
野坂昭如
男50歳
4 「出だし順調、中ほど快調、後半に至って乱調ならいいのだが、落丁といった感じ、のめりこませてくれなきゃSFほどつまらぬ小説もない。」
半村良
男47歳
0  
選評出典:『群像』昭和56年/1981年5月号
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かぜ しちにん
風の 七人』(昭和57年/1982年5月・講談社刊)
書誌
>>昭和59年/1984年11月・講談社/講談社文庫『風の七人』
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 4回候補 一覧へ
候補者 山田正紀 男33歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男48歳
7 「作者の才能を疑うものは一人としておるまい。」「内容、そしてその内容を現わす文章、ともに壺を心得ており、過不足がない。だが、かえってこの平衡感覚が退屈な予定調和を生んでしまった。」
尾崎秀樹
男54歳
0  
佐野洋
男54歳
0  
野坂昭如
男52歳
3 「選考の対象となる作品については、運不運がつきまとう。」「不運であった。」
半村良
男49歳
0  
選評出典:『群像』昭和58年/1983年5月号
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直木賞 第87回候補  一覧へ

ともだち しょうじょ むしゃにんぎょう
友達はどこにいる」「 少女と 武者人形」「ホテルでシャワーを」「ラスト・オーダー」
(昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊『少女と武者人形』より)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 発行 昭和57年/1982年4月25日(第1刷)
発行者等 発行者 杉村友一 印刷 凸版印刷 製本所 大口製本
発行所 株式会社文藝春秋(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装画 杉原玲子 AD 花村 広
総ページ数 252 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×20行
×1段
本文ページ
  • 5~24
  • 111~128
  • 211~232
  • 233~252
(計80頁)
測定枚数 139
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書誌
>>昭和60年/1985年3月・文藝春秋/文春文庫『少女と武者人形』所収
>>平成5年/1993年7月・出版芸術社/ふしぎ文学館『夢の中へ』所収
>>平成12年/2000年5月・集英社/集英社文庫『少女と武者人形』所収
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収録作品の書誌
友達はどこにいる
>>初出『オール讀物』昭和56年/1981年3月号
少女と武者人形
>>初出『オール讀物』昭和56年/1981年8月号
>>平成1年/1989年10月・新芸術社刊『恐怖小説コレクション第3巻 夢』所収
ホテルでシャワーを
>>初出『オール讀物』昭和57年/1982年1月号
>>昭和58年/1983年5月・角川書店刊『ザ・エンターティンメント1983』所収
ラスト・オーダー
>>初出『オール讀物』昭和57年/1982年2月号
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他の収録作品
「回転扉」(『オール讀物』昭和56年/1981年4月号)
「ネコのいる風景」(『オール讀物』昭和56年/1981年5月号)
「撃たれる男」(『オール讀物』昭和56年/1981年6月号)
「ねじおじ」(『オール讀物』昭和56年/1981年7月号)
「カトマンズ・ラプソディ」(『オール讀物』昭和56年/1981年9月号)
「遭難」(『オール讀物』昭和56年/1981年10月号)
「泣かない子供は」(『オール讀物』昭和56年/1981年11月号)
「壁の音」(『オール讀物』昭和56年/1981年12月号)
 
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候補者 山田正紀 男32歳
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男70歳
4 「四つの短篇は、それぞれ気が利いていて、何か人生の深部に触れているような感銘を受けた。」
水上勉
男63歳
2 「才能を大いにみとめる。」
村上元三
男72歳
3 「(引用者注:四作の中では)「ラスト・オーダー」だけがおとなの読物になっている。」
山口瞳
男55歳
0  
池波正太郎
男59歳
0  
阿川弘之
男61歳
0  
五木寛之
男49歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和57年/1982年10月号
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文量
短篇〔4篇〕
友達はどこにいる
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  ある町
登場人物
栗田浩(物産会社営業部長)
柴山(恐喝者)
少女と武者人形
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  高原
登場人物
少女(高原の別荘住まい)
父(東京在住)
叔母(少女の亡母の妹、少女と同居中)
ホテルでシャワーを
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  東南アジア
登場人物
吉田(商社マン)
ポン引きの男(地元の男)
ラスト・オーダー
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  ある町
登場人物
男(バー経営者)
老人(元・大企業営業部長、バーの客)
女(OL、バーの客)





じくうだい
『ゐのした 時空大サーカス』(平成1年/1989年10月・中央公論社刊)
他文学賞 山本周五郎賞 3回候補 一覧へ
候補者 山田正紀 男40歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男55歳
30 3点「実際に読んでみると、すごくわかりにくい。あれ? あれ? あれ? というふうに、何回も読み返さないとつながってこない。作家の主観に重心がかかりすぎていて、読者と共有すべき客観部分が不足してるんです。」
田辺聖子
女62歳
18 4点「ふだん、SFには詩情というものを感じないんですが、この作品は、なんとなくこちらの心の琴線に触れてくるところがありまして……。」「なんというか、あえかなケーキという感じの小説なんですね。その味、何かなと考えてみると、悠久というか、永遠というか、そんな時間の味なんですね。」
野坂昭如
男59歳
19 0点「彼がこういう小説を書き始めたのはいいけれど、どうして、デジャ・ヴュを持ってきたり、主人公の昔の生活を、陰惨なものに書いてみたりするのか。」「これは、山本賞の対象作品ではないと思う。時間の迷子は特に珍らしくないと思うし。」「文章のほうでいっても、主観なのか客観なのか、よくわからないところがあるんですね。」
藤沢周平
男62歳
33 3点「私が一番感心したのは、時間というものには、もともとセンチメンタルな要素があると思うんです。単純に言えば思い出に耽ったりというようなね。この小説には、そういう時間が持つ、良質な感傷があるような気がしました。」「しかし、(引用者中略)「空中ブランコ」から後は、どうもテーマを持ちきれなくなって、観念的に終わったんじゃないかという気がします。」
山口瞳
男63歳
19 2点「これは僕、全然わかりませんでした。」「これね、僕、SFだと思っては読まなかったんです。今みなさんに言われてわかったんです。」「ですから、まったく資格はないんですが、やはり拒絶反応のほうから言って、仮に二点としておきます。」
最終投票      
選評出典:『小説新潮』平成2年/1990年7月号
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