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Last Update[H27]2015/8/5

阿川弘之
Agawa Hiroyuki
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生没年月日【注】 大正9年/1920年12月24日~平成27年/2015年8月3日
在任期間 第83回~第88回(通算3年・6回)
在任年齢 59歳6ヶ月~62歳0ヶ月
経歴 広島県生まれ。東京帝国大学文学部国文学科卒。
旧制高校在学中に同人雑誌『こおろ』(のち『こをろ』)を創刊。
昭和17年/1942年、大学を繰り上げ卒業し海軍入隊。
昭和21年/1946年帰国後、志賀直哉と出逢い、処女作「年年歳歳」を発表。
「春の城」「雲の墓標」「舷燈」「水の上の会話」や、伝記小説として「山本五十六」「井上成美」「志賀直哉」などを書く。
随筆・紀行文でも高い評価を得る。
娘にエッセイストの阿川佐和子がいる。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第22回芥川賞(昭和24年/1949年下期)「あ号作戦前後」
  • |候補| 第26回芥川賞(昭和26年/1951年下期)「管絃祭」
  • 第4回読売文学賞[小説賞](昭和27年/1952年)『春の城』
  • |候補| 第4回新潮社文学賞(昭和32年/1957年)『夜の波音』
  • |候補| 第6回新潮社文学賞(昭和34年/1959年)『カリフォルニヤ』
  • 第7回産経児童出版文化賞(昭和35年/1960年)『なかよし特急』
  • 第13回新潮社文学賞(昭和41年/1966年)『山本五十六』
  • |候補| 第10回谷崎潤一郎賞(昭和49年/1974年)『暗い波濤』
  • 第35回日本藝術院賞[+恩賜賞][文芸](昭和53年/1978年度)"多年にわたる作家としての業績"
  • 第30回交通文化賞(昭和58年/1983年)
  • 第19回日本文学大賞[学芸部門](昭和62年/1987年)『井上成美』
  • 文化功労者(平成5年/1993年)
  • |候補| 第20回川端康成文学賞(平成5年/1993年)「鮨」
  • 第48回毎日出版文化賞(平成6年/1994年)『志賀直哉』
  • 第47回野間文芸賞(平成6年/1994年)『志賀直哉』
  • 第3回海洋文学大賞[特別賞](平成11年/1999年)
  • 第61回文藝春秋読者賞(平成11年/1999年)「20世紀日本の戦争」(中西輝政・秦郁彦・福田和也・猪瀬直樹座談会)
  • 文化勲章(平成11年/1999年)
  • 広島県名誉県民(平成11年/1999年)
  • 第53回読売文学賞[随筆・紀行賞](平成13年/2001年)『食味風々録』
  • 第55回菊池寛賞(平成19年/2007年)
個人全集 『阿川弘之自選作品』全10巻(新潮社)
『阿川弘之全集』全20巻(平成17年/2005年~平成19年/2007年・新潮社)
備考
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下記の選評の概要には、評価として◎か○をつけたもの(見方・注意点を参照)、または受賞作に対するもののみ抜粋しました。さらにくわしい情報は、各回の「この回の全概要」をクリックしてご覧ください。

直木賞 83 昭和55年/1980年上半期   一覧へ
選評の概要 精神の律動 総行数41 (1行=14字)
選考委員 阿川弘之 男59歳
候補 評価 行数 評言
女50歳
19 「場面の転換、間の取り方、人物描写、小道具への目くばり、心憎いばかりのわざ(原文傍点)に感服した。」「あざやかとしか申し上げようが無い。この種のうまさ(原文傍点)は、手馴れて来るにつれ、くささ(原文傍点)に化けるのがよくある例であるけれど、それも全く感じさせない。」
男40歳
8 「書きこみ書きかさねた力作で、終りの方の数場面には感動する。ただし、書きこみ過ぎて間の取り方を忘れ、説明冗長に、言葉の選びようも粗雑になった点を惜しむ。」
選評出典:『オール讀物』昭和55年/1980年10月号
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直木賞 84 昭和55年/1980年下半期   一覧へ
選評の概要 野心的な試み 総行数41 (1行=14字)
選考委員 阿川弘之 男60歳
候補 評価 行数 評言
男52歳
25 「日本人の全く登場しないすぐれた作品も、従来いくつかあるけれど、「元首の謀叛」のやうなものでは珍しく、(引用者中略)その野心的(?)試みにみごと成功してゐる。」「中村氏の現職を知れば当然ながら、航空機の扱ひもあざやかで、楽しみつつ二度読んで、推すに躊躇を感じなかつた。」
選評出典:『オール讀物』昭和56年/1981年4月号
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直木賞 85 昭和56年/1981年上半期   一覧へ
選評の概要 古典落語の素養 総行数46 (1行=14字)
選考委員 阿川弘之 男60歳
候補 評価 行数 評言
男48歳
36 「誰もが自分の母親をテーマに「女の一生」を書けるものではむろんなく、これだけの作品に仕立てたのは青島氏の才であり手柄である。」「戦争中の世相や政治に対して、今の眼で見た批判解釈をさしはさんでゐないのもよかつた。さういふ要らざる色気は作品の味を損なふことを、既成の文士がとかく忘れ勝ちであるのに、現職議員の青島氏がきちんと守つてゐた。」
胡桃沢耕史
男56歳
7 「書き出しからしてキビキビした面白い物語で、起承転結もととのつてゐて、ラオス、タイの風物政情も充分知つてゐる筆づかひで、青島氏の作品に次ぐものと私は思つた。」
選評出典:『オール讀物』昭和56年/1981年10月号
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直木賞 86 昭和56年/1981年下半期   一覧へ
選評の概要 一長一短 総行数18 (1行=14字)
選考委員 阿川弘之 男61歳
候補 評価 行数 評言
男49歳
7 「重厚だが専門用語その他海軍の描き方に首をかしげる箇所が多く、めでたく決定後も、すつきりしないものが残つた。」
男33歳
6 「軽妙だが読み了へての印象が薄く、(引用者中略)めでたく決定後も、すつきりしないものが残つた。」
  「今回は受賞作無しと思つてゐた。」
選評出典:『オール讀物』昭和57年/1982年4月号
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直木賞 87 昭和57年/1982年上半期   一覧へ
選評の概要 選評 総行数45 (1行=14字)
選考委員 阿川弘之 男61歳
候補 評価 行数 評言
男51歳
27 「これまでの業績と併せて一本といふことで授賞に賛成した。ただし、受賞作「炎熱商人」自体には、不服が数々ある。」「文章は粗雑、ユーモアはわさびがきかず、ダレ場は単なるダレ場に終つてゐて、要するに細部への目配りが行き届いてゐない。」
男42歳
10 「奇妙な味のある好短篇だが、無条件に脱帽といふほど感心したわけではないので、ちよつとためらつた。しかし、深田氏の長篇と対比するかたちで授賞と決り、それはまたそれでよかつたと思つてゐる。」
選評出典:『オール讀物』昭和57年/1982年10月号
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直木賞 88 昭和57年/1982年下半期   一覧へ
選評の概要 選評 総行数42 (1行=14字)
選考委員 阿川弘之 男62歳
候補 評価 行数 評言
森瑤子
女42歳
12 「印象に残つた。」「くつきり描かれてゐて、凡手に非ずと感心した。性生活や浮気の記述に独りよがりの難点はあつても、推すならこれをと思つたが、大方の委員の賛同を得られなかつた。」
  「七篇通じて一行のユーモアも見出せなかつたことに不満を感じた。笑ふ場面は多々あるけれども作中人物が勝手に笑つてゐるだけで、私はをかしくも何ともない。」
選評出典:『オール讀物』昭和58年/1983年4月号
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