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第88回
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Last Update[H26]2014/7/24

森瑤子
Mori Yoko
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生没年月日【注】 昭和15年/1940年11月4日~平成5年/1993年7月6日
経歴 本名=伊藤雅代。静岡県伊東市生まれ。東京芸術大学音楽学部器楽科(バイオリン専攻)卒。広告会社勤務後、結婚。35歳ごろから小説を書き、「情事」がすばる文学賞受賞。エッセイ、脚本も手がけた。
受賞歴・候補歴
  • 第2回すばる文学賞(昭和53年/1978年)「情事」
  • |候補| 第1回野間文芸新人賞(昭和54年/1979年)『情事』
  • |候補| 第82回芥川賞(昭和54年/1979年下期)「誘惑」
  • |候補| 第85回芥川賞(昭和56年/1981年上期)「傷」
  • |候補| 第10回泉鏡花文学賞(昭和57年/1982年)『傷』
  • |候補| 第88回直木賞(昭和57年/1982年下期)「熱い風」
  • |候補| 第89回直木賞(昭和58年/1983年上期)『風物語』
  • |候補| 第28回女流文学賞(平成1年/1989年)『あなたに電話』
  • 第3回ルイーズ・ポメリー賞(平成3年/1991年)
  • |候補| 第20回泉鏡花文学賞(平成4年/1992年)『東京発千夜一夜』
処女作 「情事」(『すばる』昭和53年/1978年)
個人全集 『森瑤子自選集』(平成5年/1993年5月~平成6年/1994年2月・集英社刊)
サイト内リンク リンク集
備考
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ゆうわく
誘惑」(『すばる』昭和54年/1979年10月号)
媒体・作品情報
誌名 「すばる」  別表記表紙 「昴」ロゴ「文芸誌」併記 奥付 「昴 すばる」
巻号 第1巻 第6号  別表記10月号
印刷/発行年月日 発行 昭和54年/1979年10月1日
発行者等 編集者 水城 顯 発行者 堀内末男 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社集英社(東京都)
総ページ数 324 表記上の枚数 目次 165枚 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×26行
×2段
本文ページ 52~104
(計53頁)
測定枚数 173
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書誌
>>昭和55年/1980年2月・集英社刊『誘惑』
>>昭和57年/1982年4月・集英社/集英社文庫『情事』所収
>>平成5年/1993年7月・集英社刊『森瑤子自選集2』所収
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芥川賞 芥川賞 82回候補 一覧へ
候補者 森瑤子 女39歳
選考委員 評価 行数 評言
中村光夫
男68歳
0  
遠藤周作
男56歳
4 「なぜ、それが外地を舞台にし、外人を夫にもった日本人の女性を主人公にせねばならなかったかの理由がぼやけて残念だった。」
瀧井孝作
男85歳
9 「私はうまい小説とみて、これを推選したが、採点では三点五分の少数にて落選した。」
大江健三郎
男44歳
5 「風俗に発して小説をつくりだそうとすれば、その射程にとらえた風俗をよく把握せねばならぬのはもとよりだが、風俗から自立している書き手のありかも、確かなものでなければならない。」「その意味でもっとも弱く、」
吉行淳之介
男55歳
3 「この題材をこの力量で書くには、女主人公の一元描写でなくてはムリで、その点、無思慮というべきか。」
開高健
男49歳
11 「しぶとくて達者でしたたかな作品である。細部のところどころに上質のリアリティーが確保されている。」「欠陥は多いけれど、少くとも固有なるものが定着されていて、読んでいて手ごたえがある。」「末尾近くになってふいに軽くなり、浅くなり、それが読者の予感通りだという質のものなので、流産であった。」
安岡章太郎
男59歳
0  
井上靖
男72歳
0  
丸谷才一
男54歳
0  
丹羽文雄
男75歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十二巻』昭和58年/1983年1月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和55年/1980年3月号)
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きず
傷」(『すばる』昭和56年/1981年2月号)
媒体・作品情報
誌名 「すばる」  別表記表紙・目次 □囲み白抜き「昴」併記 奥付 「すばる 昴」
巻号 第3巻 第2号  別表記2月号
印刷/発行年月日 発行 昭和56年/1981年2月1日
発行者等 編集者 水城 顯 発行者 堀内末男 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社集英社(東京都)
総ページ数 356 表記上の枚数 表紙・目次 260枚 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×25行
×2段
本文ページ 6~86
(計81頁)
測定枚数 254
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書誌
>>昭和56年/1981年10月・集英社刊『傷』
>>昭和59年/1984年7月・集英社/集英社文庫『傷』
>>平成5年/1993年8月・集英社刊『森瑤子自選集3』所収
>>平成13年/2001年9月・角川文庫/角川文庫『傷』
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芥川賞 芥川賞 85回候補 一覧へ
候補者 森瑤子 女40歳
選考委員 評価 行数 評言
安岡章太郎
男61歳
0  
丸谷才一
男55歳
0  
大江健三郎
男46歳
8 「感覚の鋭さという軸にそって見ると、(引用者中略)(-)」「その感覚の表現が安定しているかどうかの軸では、(引用者中略)(-)」「作家としてのオリジナリティーという軸では、(引用者中略)(-)」「将来への発展性ということでは、(引用者中略)(-)」
吉行淳之介
男57歳
0  
中村光夫
男70歳
6 「力作といふ点では第一にあげるべきでせう。」「登場する青年男女もみな現代風の一癖ある存在です。しかし肝腎の女主人公が人間として生きた印象をあたへないのは致命的欠陥で、作者が小説について何か大きな考へ違ひしてゐるのではないかと思はれます。」
遠藤周作
男58歳
0  
丹羽文雄
男76歳
0  
井上靖
男74歳
5 「(引用者注:「火炎木」と共に)まあ小説を書く態度で押し切っているとは思ったが、(引用者中略)また欠点もあり、それが目立っていた。」
瀧井孝作
男87歳
5 「長い、達者なものだが、この作者には、(引用者中略)「誘惑」という作品があって、イギリスのクリスマスのことを書いていたと思うが、これも、達者で、達者すぎると思った。」
開高健
男50歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十二巻』昭和58年/1983年1月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和56年/1981年9月号)
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直木賞 第88回候補  一覧へ

あつ かぜ
熱い 風」(『すばる』昭和57年/1982年9月号)
媒体・作品情報
誌名 「すばる」  別表記表紙・目次 □囲み白抜き「昴」併記 奥付 「すばる 昴」
巻号 第4巻 第9号  別表記9月号
印刷/発行年月日 発行 昭和57年/1982年9月1日
発行者等 編集者 水城 顯 発行者 堀内末男 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社集英社(東京都)
総ページ数 326 表記上の枚数 目次 200枚 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 76~143
(計68頁)
測定枚数 204
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書誌
>>昭和57年/1982年9月・集英社刊『熱い風』
>>昭和60年/1985年9月・集英社/集英社文庫『熱い風』
>>平成5年/1993年7月・集英社刊『森瑶子自選集2』所収
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候補者 森瑤子 女42歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男48歳
0  
源氏鶏太
男70歳
6 「阿川委員のみが唯一の授賞作として頑張ったが、私にはこの作品のよさが、どうしても理解出来なかった。私の老いのせいだろうか。」
池波正太郎
男59歳
0  
城山三郎
男55歳
0  
阿川弘之
男62歳
12 「印象に残つた。」「くつきり描かれてゐて、凡手に非ずと感心した。性生活や浮気の記述に独りよがりの難点はあつても、推すならこれをと思つたが、大方の委員の賛同を得られなかつた。」
山口瞳
男56歳
0  
五木寛之
男50歳
0  
村上元三
男72歳
4 「おそらく作者が満足しているに違いないこの文章に、気取りが感じられるし、うまいとは思えなかった。」
水上勉
男63歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和58年/1983年4月号
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文量
長篇
章立て
「ある破綻」「メイシェン・ソテのこと」「熱風」
時代設定 場所設定
[同時代]  シンガポール
登場人物
シナ(日本人主婦)
フィル・カーター(シナの夫、イギリス人)
サトコ(シナの友人)
R(シナの情夫)
アル・スペンサー(ジャーナリスト)
メイシェン・ソテ(アルの彼女、ベトナム人)
備考
初出と単行本とで章立てに違いあり




直木賞 第89回候補  一覧へ

かぜものがたり
風物語』(昭和58年/1983年4月・潮出版社刊)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 印刷 昭和58年/1983年4月10日 発行 昭和58年/1983年4月25日(初版)
発行者等 発行者 富岡勇吉 印刷 図書印刷株式会社 製本 株式会社鈴木製本所
発行所 株式会社潮出版社(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装丁 亀海昌次
総ページ数 251 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×16行
×1段
本文ページ 7~248
(計242頁)
測定枚数 379
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書誌
>>初出『婦人と暮し』昭和57年/1982年3月~昭和58年/1983年2月
>>昭和59年/1984年4月・潮出版社/潮文庫『風物語』
>>昭和59年/1984年6月・角川書店/角川文庫『風物語』
>>平成5年/1993年5月・集英社刊『森瑶子自選集1』所収
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候補者 森瑤子 女42歳
選考委員 評価 行数 評言
山口瞳
男56歳
4 「森瑤子さんの小説の女主人公は、大人の女、自立した女が強調される割には行動が子供じみていると思った。」
池波正太郎
男60歳
15 「第一に推したが、最後の票決によって落ちたのは残念だった。」「前回の候補作における構成の失敗から脱している。そうなると、密度の濃い文章が生彩をはなつ。男から見て、この女主人公はイヤな女だけれども、つまり、それだけ深く女の性が描けているわけで、他の男たちのエゴも、うまくとらえられていた。」
井上ひさし
男48歳
3 「精巧でみずみずしい文体」「どの作品にも魅せられた。」
水上勉
男64歳
12 「達者である。子づれの勝気な女が、亭主と、べつの男とのあいだを揺れてくらす心象とは、こういうものかと納得させられたが、芥川賞の方にまわっていい素質である。房事の前後をじつにうまく描く人だ。」
源氏鶏太
男71歳
6 「大人たちの情事を描いてうまい。が、この小説の場合、題で損をしている。題が内容を活かしていない。」
村上元三
男73歳
6 「大人の小説で、うまさは認めるが、ここに登場する人物が子供にいたるまで、揃ってエゴイストだというのは、どうも読後感がよくなかった。」
五木寛之
男50歳
0 「紙数がつきたので別な場所で感想を述べたい。」
城山三郎
男55歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和58年/1983年10月号
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文量
長篇
章立て
「1」~「11」
時代設定 場所設定
[同時代]  三島半島~東京
登場人物
藤野加世子(元・PR会社勤務)
藤野恭(加世子の別居中の夫)
サキ(加世子の娘、小学生)
篠田辰也(PR会社幹部)
佐々木潤一郎(加世子の恋人、イギリスへ赴任)




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