芥川賞のすべて・のようなもの
第141回
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Last Update[H26]2014/6/20

シリン・ネザマフィ
Shirin Nezam Mafi
生没年月日【注】 昭和54年/1979年11月10日~
経歴 イラン・テヘラン出身。神戸大学工学部卒、同大学院自然科学研究科修士課程修了。平成11年/1999年に来日し、大学院修了後、システムエンジニアとして働く。
受賞歴・候補歴
  • 第4回留学生文学賞(平成19年/2007年)「サラム」
  • 第108回文學界新人賞(平成21年/2009年)「白い紙」
  • |候補| 第141回芥川賞(平成21年/2009年上期)「白い紙」
  • |候補| 第143回芥川賞(平成22年/2010年上期)「拍動」
備考
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芥川賞 第141回候補  一覧へ

しろ かみ
白い 紙」(『文學界』平成21年/2009年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第63巻 第6号  別表記6月号
印刷/発行年月日 発行 平成21年/2009年6月1日
発行者等 編集人 舩山幹雄 発行人 鈴木文彦 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 328 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×25行
×2段
本文ページ 20~53
(計34頁)
測定枚数 108
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書誌
>>平成21年/2009年8月・文藝春秋刊『白い紙/サラム』所収
>>平成22年/2010年4月・講談社刊『文学2010』所収
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候補者 シリン・ネザマフィ 女29歳
選考委員 評価 行数 評言
山田詠美
女50歳
8 「未来ある若者が、お国のために戦争に志願せざるを得ない悲劇は、語り継がれるべきでしょうけど、文章がたどたどし過ぎて、既視感ゼロ。故に説得力もゼロ。」
小川洋子
女47歳
8 「騒々しい候補作が多い中で、『白い紙』に流れる静けさは救いだった。」「紅茶に添えられたナツメヤシの種の描写が忘れられない。」
石原慎太郎
男76歳
0  
黒井千次
男77歳
4 「お話の段階にとどまって現代小説にはまだ遠く、」
高樹のぶ子
女63歳
0  
川上弘美
女51歳
9 「主人公たちの周囲の人たちにも、ちゃんと影ぼうしがある感じだった。「私」と「ハサン」だけに、その影ぼうしがないようで、それはたぶん「物語」にその二人が奉仕してしまっているからだと思いました。」
宮本輝
男62歳
9 「仕方のないこととはいえ、やはり小説の文章がぎごちなくて、作品そのものも拙い。」
村上龍
男57歳
19 「イラン人が日本語で小説を書こうが、ペルシャ語で書こうが、日本人が日本語で書こうが、つまらないものはつまらない。今は外国人が日本語で小説を書くことが珍しいからメディアは話題にするが、今後は当たり前のことになっていって、話題にもならなくなる。だから、外国人が日本語で小説を書くことの意味や意義を加味して選考するべきではない。」
池澤夏樹
男64歳
6 「技術的に未熟だが、これが日本語で書かれたことには文学とは異なる文化論の観点から意味がある。」
選評出典:『文藝春秋』平成21年/2009年9月号
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はくどう
拍動」(『文學界』平成22年/2010年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第64巻 第6号  別表記6月号
印刷/発行年月日 発行 平成22年/2010年6月1日
発行者等 編集人 舩山幹雄 発行人 明円一郎 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 360 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×25行
×2段
本文ページ 98~137
(計40頁)
測定枚数 129
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候補者 シリン・ネザマフィ 女30歳
選考委員 評価 行数 評言
小川洋子
女48歳
9 「じっくり腰を据えて通訳の視点で状況を描写してゆけば、『拍動』はもっと深みのある小説になったはずだ。」
黒井千次
男78歳
10 「人物の描き方が平坦に過ぎる。」「小説の人物は、特に語り手の主人公は、もっと揺れて動かねばなるまい。」
村上龍
男58歳
0  
池澤夏樹
男65歳
0  
川上弘美
女52歳
8 「「山本先生」のきもち悪さに注目しました。」「(引用者注:「うちに帰ろう」「自由高さH」と共に)足りないのは、「やむにやまれず、書いてしまうのだ。誰が何と言っても」という切羽つまったなにか、なのではないでしょうか。」
石原慎太郎
男77歳
21 「部分的には、こなれていない表現もあるが、作者が提示している問題は現代における文学にとっての新しい主題ともいえる。日本における現代文学のこれからの一つの方向性を暗示していると思う。」「私はこの二つの作品(引用者注:「うちに帰ろう」と「拍動」)を当選作として推したものだ。」
山田詠美
女51歳
17 「描写が、いちいちくど過ぎる。」「それと、このテーマを扱うにしては、登場人物の誰もが、あまりにナイーヴ(英語本来の意味で)。」
高樹のぶ子
女64歳
11 「前回の内戦と恋愛のテーマよりずっと良い作品になっている。ただ、異文化の問題をテーマにするなら、脳死状態が家族に伝えられた後に起きる問題が、描かれるべきだろう。」
宮本輝
男63歳
10 「小説として書かれてある筋書以上のものが、読後、何も立ちあがってこない。読んでいくうちに私は、なぜか作者の「上から目線」のようなものを感じた。」
選評出典:『文藝春秋』平成22年/2010年9月号
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