芥川賞のすべて・のようなもの
第143回
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Last Update[H26]2014/6/20

穂田川洋山
Hotakawa Yosan
生没年月日【注】 昭和50年/1975年1月7日~
経歴 兵庫県生まれ、東京都出身。早稲田大学第一文学部卒。フリーライター、カヤックインストラクター、リバーガイドなどを経て、校正業に就く。
受賞歴・候補歴
  • 第11回地球にやさしい作文・活動報告コンテスト入選
  • 第110回文學界新人賞(平成22年/2010年)「自由高さH」
  • |候補| 第143回芥川賞(平成22年/2010年上期)「自由高さH」
  • |候補| 第144回芥川賞(平成22年/2010年下期)「あぶらびれ」
備考
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芥川賞 第143回候補  一覧へ

じゆうたか
自由高さH」(『文學界』平成22年/2010年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第64巻 第6号  別表記6月号
印刷/発行年月日 発行 平成22年/2010年6月1日
発行者等 編集人 舩山幹雄 発行人 明円一郎 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 360 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×25行
×2段
本文ページ 50~85
(計36頁)
測定枚数 116
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書誌
>>平成22年/2010年8月・文藝春秋刊『自由高さH』
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候補者 穂田川洋山 男35歳
選考委員 評価 行数 評言
小川洋子
女48歳
10 「自由高さ、の意味を知った時、その秘密めいた香りにうっとりしてしまった。小さなバネの中にもちゃんと世界があり、書かれるべき物語が隠されている。穂田川さんは人間との関係ではなく、物へのこだわりから立ち現れてくる何かを追い求めている。その方向は間違っていないと思う。」
黒井千次
男78歳
16 「物に対するこだわりの強烈さは間違いなく伝わってくるし、そこに大切な何かが埋められているのではないかと想像されるが、それと人間の関係がはっきりしない。重量のあるごつごつと固いものを手渡されたという感触は伝わっても、それが何であるかがわからぬままでは作品は読む者に届かない。」
村上龍
男58歳
0  
池澤夏樹
男65歳
5 「ひたすらモノへの信頼を書いておもしろかったけれど、人の側がいかにも薄かった。」
川上弘美
女52歳
9 「きもちよくけむにまかれました。」「(引用者注:「うちに帰ろう」「拍動」と共に)足りないのは、「やむにやまれず、書いてしまうのだ。誰が何と言っても」という切羽つまったなにか、なのではないでしょうか。」
石原慎太郎
男77歳
0  
山田詠美
女51歳
13 「読み進めても、読み進めても、惹き付けられるところがない。読者に親切であれ、なんて、もちろん言うつもりはない。けれども、渋柿にもばね業界にも縁のない私のような人間にも、最低限の興味は持たせて欲しかった。」
高樹のぶ子
女64歳
0  
宮本輝
男63歳
5 「もったいぶった文章で何を書こうとしたのか首をかしげざるを得なかった。」
選評出典:『文藝春秋』平成22年/2010年9月号
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芥川賞 第144回候補  一覧へ
「あぶらびれ」(『文學界』平成22年/2010年11月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第64巻 第11号  別表記11月号
印刷/発行年月日 発行 平成22年/2010年11月1日
発行者等 編集人 舩山幹雄 発行人 明円一郎 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 328 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×25行
×2段
本文ページ 90~138
(計49頁)
測定枚数 156
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候補者 穂田川洋山 男36歳
選考委員 評価 行数 評言
島田雅彦
男49歳
12 「川魚の交雑を巡る騒動記として、面白おかしく読めるのだが、いかんせん、同好会の酒の話題の外に広がってゆかない。」
高樹のぶ子
女64歳
0  
川上弘美
女52歳
11 「つげ義春の作品を連想しました。」「楽しみながら読みましたが、やはり(引用者注:つげ作品の)「ゲンセンカン」の方に迫力を感じてしまうところが、この小説の弱さではないでしょうか。」
池澤夏樹
男65歳
0  
石原慎太郎
男78歳
0  
小川洋子
女48歳
13 「出てくる人々は皆ピントがずれている。そのずれ方が独特だ。各々交わり合う中で、少しずつかみ合わせが妙になってゆくのではなく、最初から最後まで、皆が自分勝手にピント外れなのである。どんなに微細にランディングネットの製作過程を描写しても、ネットはネット以外のものになり得ないのと等しく、望月さんは望月さんのままだ。」
山田詠美
女51歳
19 「少しも興味が持てないアトラクションの説明書を延々と読まされているような気分でいたところ、後半に突如出現する元旅館の女将が妙に色っぽい調子で退屈に風穴を開け、ああっ、今頃、おもしろくなり始めるのか、と期待に胸を膨らませかけたら、ワンピースをたくし上げて終わっちゃった。都合の良い女を都合良く登場させるだけなんて吝嗇に過ぎるではないか。ちゃんとその後の詳細を述べなさい。」
黒井千次
男78歳
5 「後半に女性が登場して男女関係が出現するあたり、いわば小説らしくなったあたりから急に力を失った。」
村上龍
男58歳
0  
宮本輝
男63歳
10 「書き出しの数枚を読んでいて、これは前回よりも腕を上げたなと思った。だが、途中から読みつづけるのが苦痛になってしまった。旅館の元女将と主人公が突然関係を結ぶところで、この小説は完全に壊われたといってもいい。」
選評出典:『文藝春秋』平成23年/2011年3月号
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