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第27回
  • =受賞者=
  • 藤原審爾
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Last Update[H29]2017/9/27

藤原審爾
Fujiwara Shinji
生没年月日【注】 大正10年/1921年3月31日~昭和59年/1984年12月20日
受賞年齢 31歳3ヵ月
経歴 東京生まれ。青山学院高商部中退。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第21回直木賞(昭和24年/1949年上期)「秋津温泉」
  • |候補| 第24回直木賞(昭和25年/1950年下期)「犬を飼ってゐる夫妻」その他
  • |候補| 第26回直木賞(昭和26年/1951年下期)「藤十郎狸武勇伝」その他
  • 第27回直木賞(昭和27年/1952年上期)「罪な女」その他
  • |候補| 第8回小説新潮賞(昭和36年/1961年)「愚連隊純情派」
  • 第9回小説新潮賞(昭和37年/1962年)「殿様と口紅」その他
処女作 「永夜」(『新潮』昭和21年/1946年6月号)
個人全集 『藤原審爾作品集』全7巻(昭和32年/1957年11月~昭和33年/1958年9月・森脇文庫刊)
サイト内リンク 小研究-記録(年少受賞)
備考 ホームページをご覧の方より情報をご提供いただき、
「罪な女」の収録本として小説朝日社刊『青春の肖像』を追加しました。
貴重な情報ありがとうございます。
(2007.6.15記)
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直木賞 第21回候補  一覧へ

あきつおんせん
秋津温泉」(『人間小説集 別冊』1集[昭和22年/1947年12月])
媒体・作品情報
誌名 「人間小説集 別冊」  別表記表紙 「人間小説集」 奥付 「人間小説集 別册第一集」
巻号 第1集
作品名 別表記 「秋津泉」
印刷/発行年月日 印刷 昭和22年/1947年11月25日 発行 昭和22年/1947年12月1日
発行者等 編集人 木村徳三 発行人 岡澤一夫 印刷人 楠末治 印刷所 凸版印刷株式会社(東京都) 配給元 日本出版配給株式会社(東京都)
発行所 鎌倉文庫(東京都)
装幀/装画等 装画 福澤一郎
総ページ数 319 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
54字
×18行
×1段
本文ページ 103~190
(計88頁)
測定枚数 185
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和23年/1948年9月・大日本雄弁会講談社/新鋭文学選書『秋津温泉』
>>昭和24年/1949年12月・新潮社刊『秋津温泉』
>>昭和27年/1952年☆月・小説朝日社/現代文学叢書『初夜・奔命ノ章・藤の実の落ちる季節・秋津温泉』所収
>>昭和32年/1957年11月・森脇文庫刊『藤原審爾作品集 第1 秋津温泉』所収
>>昭和37年/1962年4月・角川書店/角川文庫『秋津温泉』
>>昭和39年/1964年1月・集英社刊『新日本文学全集第34巻 水上勉・藤原審爾集』所収
>>昭和53年/1978年11月・集英社/集英社文庫『秋津温泉』
>>平成1年/1989年10月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『秋津温泉』
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候補者 藤原審爾 男28歳
選考委員 評価 行数 評言
小島政二郎
男55歳
0  
久米正雄
男57歳
15 「井伏君に推奨された藤原審爾君は(引用者中略)あの青っぽい抒情味は、謂わゞ文壇では川端山脈に属するもので、大衆文学かどうか。」
大佛次郎
男51歳
0  
獅子文六
男56歳
0  
木々高太郎
男52歳
6 「二人出してもいゝではないかとの論も出たが、二三時間を超える検討によって、今年は一人と云うことになった。」
井伏鱒二
男51歳
0  
川口松太郎
男49歳
0  
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『文藝讀物』昭和24年/1949年9月号)
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いぬ ふさい
犬を 飼ってゐる 夫妻」
(『別冊小説新潮』創作二十六人集[昭和25年/1950年9月])その他
媒体・作品情報
誌名 「別册小
巻号 第4巻 第10号  別表記創作二十六人集
作品名 別表記 「犬をつてゐる夫妻」
印刷/発行年月日 印刷納本 昭和25年/1950年9月10日 発行 昭和25年/1950年9月15日
発行者等 編輯兼発行者 佐藤俊夫 印刷者 小坂 孟 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社新潮社(東京都)
装幀/装画等  新沼杏一
総ページ数 252 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×26行
×3段
本文ページ 226~232
(計7頁)
測定枚数 23
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和26年/1951年☆月・東京文庫刊『花びらの肖像』所収
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該当期の他の作品
「アメリカもどり」(『新潮』昭和25年/1950年8月号)
「父の恋」(『読物朝日』昭和25年/1950年8月増刊号)
>>昭和26年/1951年☆月・東京文庫刊『花びらの肖像』所収
「桃色手品」(『群像』昭和25年/1950年9月号)
>>昭和27年/1952年11月・小説朝日社刊『安五郎出世』所収
「名人遯世」(『別冊文藝春秋』18号[昭和25年/1950年10月])
>>昭和28年/1953年☆月・三啓社刊『藤十郎狸武勇伝』所収
「武器」(『面白倶楽部』昭和25年/1950年10月号)
>>昭和26年/1951年☆月・東京文庫刊『花びらの肖像』所収
>>昭和32年/1957年☆月・東方社刊『この女に手を出すな』所収
「乳首」(『オール讀物』昭和25年/1950年11月号)
>>昭和26年/1951年☆月・東京文庫刊『花びらの肖像』所収
>>昭和30年/1955年☆月・鱒書房/コバルト新書『初夜』所収
>>昭和33年/1958年1月・森脇文庫『藤原審爾作品集 第5 罪な女』所収
>>昭和38年/1963年5月・新潮社刊『殿様と口紅』所収
「愛と祈りの肖像」(『婦人公論』昭和25年/1950年9月号~)
「新版好色一代男」(『小説新潮』昭和25年/1950年1月号~11月号)
>>昭和25年/1950年12月・新潮社刊『新版好色一代男』
>>昭和32年/1957年☆月・小壷天書房刊『新版好色一代男』
>>昭和32年/1957年12月・森脇文庫『藤原審爾作品集 第3 好色五人女』所収
 
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候補者 藤原審爾 男29歳
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男53歳
0  
小島政二郎
男57歳
11 「藤原君や檀君のような作家に、芥川賞の委員会が、夙に授賞してくれなかったことを怨みたい。」
井伏鱒二
男52歳
0  
木々高太郎
男53歳
7 「特に藤原審爾の如きはこの作が同君のいちばんわるいものだ、などという偶然が入っているのは、気の毒である。」
久米正雄
男59歳
8 「不幸、此の期に於て、候補に上った「犬を飼っている夫妻」は、普通の出来栄だった。」「病弱で、息が続かないせいか。切に自愛を望む。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和26年/1951年4月号)
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文量
短篇
章立て
「I」~「IV」
時代設定 場所設定
同時代  東京
登場人物
渋澤(元・軍人)
梨枝(渋澤の老妻)
トニー(渋澤家の飼い犬、テリヤの雑種)




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とうじゅうろうたぬきぶゆうでん
藤十郎狸武勇伝」
(『別冊小説公園』昭和26年/1951年秋の小説特集[10月])その他
媒体・作品情報
誌名 「別册小公園」
巻号 第2巻 第11号  別表記秋の小説特集
作品名 別表記 「藤十郎狸武勇傳」
印刷/発行年月日 印刷 昭和26年/1951年9月25日 発行 昭和26年/1951年10月10日
発行者等 編集者 大門一男 発行者 石井英之助 印刷者 村尾一雄 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社六興出版社(東京都)
装幀/装画等  木村莊八
総ページ数 220 表記上の枚数 目次 110枚 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×25行
×3段
本文ページ 190~220
(計31頁)
測定枚数 106
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和28年/1953年☆月・三啓社刊『藤十郎狸武勇伝』所収
>>昭和32年/1957年12月・森脇文庫『藤原審爾作品集 第3 好色五人女』所収
>>昭和38年/1963年☆月・現代芸術社刊『直木賞作家全集第2 今東光・藤原審爾』所収
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該当期の他の作品
「オロチ退治」(『小説公園』昭和26年/1951年7月号)
「京極物語」(『オール讀物』昭和26年/1951年8月号)
「海賊キッドの復活」(『小説新潮』昭和26年/1951年8月号)
「方便」(『文藝』昭和26年/1951年9月号)
「古びた喫茶店」(『新潮』昭和26年/1951年10月号)
「番茶の出花」(『別冊文藝春秋』24号[昭和26年/1951年10月])
「青春の肖像」(『オール讀物』昭和26年/1951年10月号)
>>昭和27年/1952年9月・小説朝日社刊『青春の肖像』所収
「海の囁き」(『女性改造』昭和26年/1951年10月号~)
>>昭和30年/1955年☆月・山田書店刊『海の囁き』
>>昭和33年/1958年☆月・小壷天書房刊『海の囁き』
「薊のお綱が歩いた道」(『小説新潮』昭和26年/1951年11月号)
>>昭和27年/1952年9月・小説朝日社刊『青春の肖像』所収
>>昭和32年/1957年☆月・東方社刊『この女に手を出すな』所収
>>昭和33年/1958年1月・森脇文庫『藤原審爾作品集 第5 罪な女』所収
「ルイの言葉」(『群像』昭和26年/1951年12月号)
>>昭和27年/1952年9月・小説朝日社刊『青春の肖像』所収
 
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候補者 藤原審爾 男30歳
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎
男52歳
0  
大佛次郎
男54歳
0  
小島政二郎
男57歳
0  
井伏鱒二
男53歳
0  
木々高太郎
男54歳
11 「いつも何か物足らぬのは、僕の見るところでは、作品に野放図もないところが「ない」からである。」「もっと別に言えば、どこかふざけた感じが抜けない。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和27年/1952年4月号)
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文量
短篇
章立て
「前書」「藤十郎狸の祖先に関する項」「藤十郎狸の生い立ちと竝びに化け方修業に関する項」「備前久我村の住狸に関する項」「藤十郎狸の情話に関する項」「後書」
時代設定 場所設定
[江戸時代]  備前
登場人物
ぼく(語り手、藤十郎、備前久我に棲む狸)
父(藤十郎の父、一族の首長)
母(藤十郎の母、大阪育ち)




直木賞 第27受賞  一覧へ

つみ おんな
罪な 女」(『オール讀物』昭和27年/1952年5月号)その他
媒体・作品情報
誌名 「オール讀物」  別表記表紙 「文藝春秋」併記
巻号 第7巻 第5号  別表記5月特別号/5月号
作品名 別表記 本文 ルビ有り「つみ」「をんな」
印刷/発行年月日 印刷 昭和27年/1952年4月20日 発行 昭和27年/1952年5月1日
発行者等 編集人 上林吾郎 発行人 池島信 印刷人 柳川太郎 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 文藝春秋新社(東京都)
装幀/装画等  水三重三
総ページ数 284 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×25行
×3段
本文ページ 136~148
(計13頁)
測定枚数 43
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和27年/1952年9月・小説朝日社刊『青春の肖像』所収
>>『読切読物倶楽部』昭和28年/1953年新春増刊号<大衆文芸受賞作品選集>[1月]
>>昭和30年/1955年☆月・鱒書房/コバルト新書『初夜』所収
>>昭和31年/1956年10月・大日本雄弁会講談社/ロマン・ブックス『直木賞作品集(2)』所収
>>昭和33年/1958年1月・森脇文庫『藤原審爾作品集 第5 罪な女』所収
>>昭和38年/1963年☆月・現代芸術社刊『直木賞作家全集第2 今東光・藤原審爾』所収
>>昭和38年/1963年9月・春陽堂書店/春陽文庫『泥だらけの純情』所収
>>昭和51年/1976年☆月・双葉社刊『罪な女』所収
>>『オール讀物』平成1年/1989年臨時増刊号<直木賞受賞傑作短篇35>[3月]
>>平成1年/1989年6月・文藝春秋/文春文庫『昭和のエンターテインメント50篇(下)』所収
>>平成9年/1997年5月・講談社/大衆文学館『赤い殺意/罪な女』所収
>>平成20年/2008年6月・未知谷刊『昭和の短篇一人一冊集成 藤原審爾』所収
>>平成22年/2010年10月・ポプラ社/百年文庫19『里』所収
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候補者 藤原審爾 男31歳
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎
男52歳
12 「作品としてはむしろ、「秋津温泉」前後の諸作の方が優れていると思うが、今回は他に適当な作品もなく、同君の精進を望む意味の授賞になった。」
井伏鱒二
男54歳
38 「藤原君は女性の本能的な正体を書き現わすのが得意だと云われるが、一方また、がらりと面目の違った「藤十郎狸」のようなユーモラスな作品の開拓にも独創的なところを見せて来た。」「今日の入賞は当然だと思っている。」
大佛次郎
男54歳
16 「藤原君の仕事は、独創の世界で、確かに日本の小説にプラスになっていると感じた」「大衆小説と考えたら、藤原君のは、文体が重たいし、読者に与える興趣の範囲が狭く限られていると見ている。」
吉川英治
男59歳
47 「「白い百足虫」「青い眼の猫」「斧の定九郎」など、近来一束の藤原氏の仕事をぼくはちっとも買っていない。」「氏の異才が、元来の天才か鬼才か偽才か、なおこれからの事だと思う。当夜の委員たちをして、こう期待させただけでも、受賞者たる資質は充分にあろう。」
木々高太郎
男55歳
12 「今度はじめて僕は「罪な女」を妙な反撥を感じないで読むことが出来た。」「はじめは誰も、今度は賞なしになるかと考えていたらしく、然し、僕はこの人を推すつもりだった。」
小島政二郎
男58歳
27 「三つの作品の中では、段違いに「罪な女」が立ち優っている。文章のアクが抜けて来た点驚く程で、文章の一つ一つが、ピタッ、ピタッと女の急所を押さえている見事さは、心憎い位の魅力が生じて来た。」
永井龍男
男48歳
14 「この才人に、この辺で一本釘を打って置こうじゃないか……。委員の意見は、だいたいそんな風に一致して、藤原審爾氏に決定をみた。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和27年/1952年10月号)
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文量
短篇
章立て
「一」~「四」
時代設定 場所設定
[同時代]  小田原
登場人物
小愛(通称お愛、芸者)
大町(新聞記者)
小愛の亭主(博徒、囚人)




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おの さだくろう
斧の 定九郎」(『サンデー毎日』昭和27年/1952年陽春特別号[3月])
媒体・作品情報
誌名 「サンデー毎日」
巻号 第31年 第12号/通巻 第1690号  別表記陽春特別号
印刷/発行年月日 発行 昭和27年/1952年3月10日
発行者等 編集人兼発行人 辻
発行所 発行所・発売所 毎日新聞社(東京都・大阪市・門司市・名古屋市)
装幀/装画等  山本武夫
総ページ数 118 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
34字
×29行
×2段
本文ページ 23~37
(計15頁)
測定枚数 59
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和27年/1952年11月・小説朝日社刊『安五郎出世』所収
>>昭和31年/1956年10月・大日本雄弁会講談社/ロマン・ブックス『直木賞作品集(2)』所収
>>昭和33年/1958年2月・森脇文庫『藤原審爾作品集 第6 武士道物語』所収
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候補者 藤原審爾 男31歳
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎
男52歳
12 「作品としてはむしろ、「秋津温泉」前後の諸作の方が優れていると思うが、今回は他に適当な作品もなく、同君の精進を望む意味の授賞になった。」
井伏鱒二
男54歳
38 「藤原君は女性の本能的な正体を書き現わすのが得意だと云われるが、一方また、がらりと面目の違った「藤十郎狸」のようなユーモラスな作品の開拓にも独創的なところを見せて来た。」「今日の入賞は当然だと思っている。」
大佛次郎
男54歳
16 「藤原君の仕事は、独創の世界で、確かに日本の小説にプラスになっていると感じた」「大衆小説と考えたら、藤原君のは、文体が重たいし、読者に与える興趣の範囲が狭く限られていると見ている。」
吉川英治
男59歳
47 「「白い百足虫」「青い眼の猫」「斧の定九郎」など、近来一束の藤原氏の仕事をぼくはちっとも買っていない。」「氏の異才が、元来の天才か鬼才か偽才か、なおこれからの事だと思う。当夜の委員たちをして、こう期待させただけでも、受賞者たる資質は充分にあろう。」
木々高太郎
男55歳
12 「今度はじめて僕は「罪な女」を妙な反撥を感じないで読むことが出来た。」「はじめは誰も、今度は賞なしになるかと考えていたらしく、然し、僕はこの人を推すつもりだった。」
小島政二郎
男58歳
27 「三つの作品の中では、段違いに「罪な女」が立ち優っている。文章のアクが抜けて来た点驚く程で、文章の一つ一つが、ピタッ、ピタッと女の急所を押さえている見事さは、心憎い位の魅力が生じて来た。」
永井龍男
男48歳
14 「この才人に、この辺で一本釘を打って置こうじゃないか……。委員の意見は、だいたいそんな風に一致して、藤原審爾氏に決定をみた。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和27年/1952年10月号)
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文量
短篇
章立て
「一」~「五」
時代設定 場所設定
江戸  山崎の宿
登場人物
大野定九郎(赤穂浪人)
小萩(定九郎の妻、旗本の元奥方)
お比奈(茶店の娘)
与市兵衛(お比奈の父親、茶店の親爺)




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しろ むかで
白い 百足虫」(『小説新潮』昭和27年/1952年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「小
巻号 第6巻 第8号  別表記6月号
作品名 別表記 「白い百足蟲」
印刷/発行年月日 発行 昭和27年/1952年6月1日
発行者等 編集兼発行者 佐藤俊夫 印刷者 村尾一雄 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社新潮社(東京都)
装幀/装画等  生澤 朗
総ページ数 232 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×26行
×3段
本文ページ 10~22
(計13頁)
測定枚数 46
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書誌
>>昭和38年/1963年9月・春陽堂書店/春陽文庫『泥だらけの純情』所収
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候補者 藤原審爾 男31歳
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎
男52歳
12 「作品としてはむしろ、「秋津温泉」前後の諸作の方が優れていると思うが、今回は他に適当な作品もなく、同君の精進を望む意味の授賞になった。」
井伏鱒二
男54歳
38 「藤原君は女性の本能的な正体を書き現わすのが得意だと云われるが、一方また、がらりと面目の違った「藤十郎狸」のようなユーモラスな作品の開拓にも独創的なところを見せて来た。」「今日の入賞は当然だと思っている。」
大佛次郎
男54歳
16 「藤原君の仕事は、独創の世界で、確かに日本の小説にプラスになっていると感じた」「大衆小説と考えたら、藤原君のは、文体が重たいし、読者に与える興趣の範囲が狭く限られていると見ている。」
吉川英治
男59歳
47 「「白い百足虫」「青い眼の猫」「斧の定九郎」など、近来一束の藤原氏の仕事をぼくはちっとも買っていない。」「氏の異才が、元来の天才か鬼才か偽才か、なおこれからの事だと思う。当夜の委員たちをして、こう期待させただけでも、受賞者たる資質は充分にあろう。」
木々高太郎
男55歳
12 「今度はじめて僕は「罪な女」を妙な反撥を感じないで読むことが出来た。」「はじめは誰も、今度は賞なしになるかと考えていたらしく、然し、僕はこの人を推すつもりだった。」
小島政二郎
男58歳
27 「三つの作品の中では、段違いに「罪な女」が立ち優っている。文章のアクが抜けて来た点驚く程で、文章の一つ一つが、ピタッ、ピタッと女の急所を押さえている見事さは、心憎い位の魅力が生じて来た。」
永井龍男
男48歳
14 「この才人に、この辺で一本釘を打って置こうじゃないか……。委員の意見は、だいたいそんな風に一致して、藤原審爾氏に決定をみた。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和27年/1952年10月号)
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文量
短篇
章立て
「一」~「七」
時代設定 場所設定
戦前~[同時代]  東京~千葉など
登場人物
お咲(母子家庭の娘、加虐気質)
谷松(お咲の二番目の夫)
お貞(お咲の母親)
吉っあん(鋳掛屋、お貞の再婚相手)




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