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第31回
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Last Update[H26]2014/6/20

広池秋子
Hiroike Akiko
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生没年月日【注】 大正8年/1919年11月1日~平成19年/2007年11月25日
経歴 本名=増田秋子。埼玉県熊谷市生まれ。東京府立第七高女卒。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第30回芥川賞(昭和28年/1953年下期)「オンリー達」
  • |候補| 第31回直木賞(昭和29年/1954年上期)「零下の群れ」
備考
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たち
「オンリー 達」(『文學者』昭和28年/1953年11月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學者」  別表記表紙・扉・奥付 「文學者」 目次 「文学者」
巻号 第41号  別表記11月号
作品名 別表記 「オンリー
印刷/発行年月日 印刷 昭和28年/1953年11月1日 発行 昭和28年/1953年11月5日
発行者等 編集兼発行人 石川利光 印刷人 石崎宋一 印刷所 祖谷印刷株式会社
発行所 十五日会(東京都)
総ページ数 100 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
30字
×26行
×2段
本文ページ 29~43
(計15頁)
測定枚数 54
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書誌
>>『文藝春秋』昭和29年/1954年3月号
>>昭和29年/1954年5月・大日本雄弁会講談社刊『創作代表選集13 昭和28年後期』所収
>>昭和49年/1974年9月・毎日新聞社刊『現代の女流文学 第1巻』所収
>>平成11年/1999年8月・角川書店刊『女性作家シリーズ23 現代秀作集』所収
>>平成15年/2003年5月・ゆまに書房刊『戦後の出発と女性文学 第8巻 昭和28年』所収
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候補者 広池秋子 女34歳
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男59歳
14 「佳かった。」「ピチピチした生きのいい筆で光彩があった。」「作者が、オンリーの女性仲間に、あたたかい愛情があり、描写の一行一行も、たのしんで描いているようで、好かった。」「この作者は、下積みのみじめな女達をよく知っているようで、この方で特色もあり、尚、筆が伸びれば、林芙美子の跡継になるのではないか、と思ったりした。」
石川達三
男48歳
11 「推す人もあったが、私は採れなかった。特異な題材は、その題材の力だけでも或る程度は読ませるが、一面から云うと、特異な題材であるだけに読者が納得し難いということもある。」「品が悪いという評があった。醜悪なものを描いて醜悪のままで終っているから、そういう評が出てくる」
丹羽文雄
男49歳
11 「私は(引用者中略)推したが、小粒なのが気になった。」「女の哀しさや、いく人かの女をあざやかに書き分けている。」「長篇にするべき題材であった。これだけでは惜しいのだ。異常な題材によりかかっているという評もあったが、別の解釈もあるわけだ。戦後今日までああした女を書いた小説は、箒ではくほどある。しかしいまだかつて「オンリー達」ほどにスッキリと書かれたことはなかった。この小説を三人の委員が推した。」
佐藤春夫
男61歳
21 「二篇(引用者注:「吃音学院」「オンリー達」)の長所を認めるに吝ではないが、また多少の不満もないではない。」「この際それぞれ自己の長短所を自覚して、奮起一番することを自分は期待するものである。」
宇野浩二
男62歳
8 「題材が変っているのが面白く、いろいろな女達もちょいと面白く書かれてはいるが、ごたごたしているのが欠点であり、私には、肝心のママさんが殆んど書かれていないのが、気に入らない。未だし(つまり、未熟)というところであろう。」
川端康成
男54歳
8 「戦後のこういう女を書いた作品としては、最も具体的に鮮明で注目される。しかし私には、題材のせいではなく、なにか少し品がよくないように思えた。一人一人の女たちの組み合わせ、出し入れもあざやかだが、なお工夫の余地は多く、これだけの材料でこれだけの作品は、勿体ないだろう。長いものに改作するとよい。
岸田國士
男63歳
11 「支持する声が二三あったけれども、私は賛成しかねた。」「なんのために、この作者は、こういう女たちの生活をこんなに好奇心をふくらませて書くのかがわかりかねた。」「こういうものしか書けぬようでは困る、と、ちょっと気になった。」
舟橋聖一
男49歳
3 「材料が変っている点は、全委員をうなずかしめたが、品の悪いところがあると云うので、当選作とまでは行かなかった。」
坂口安吾
男47歳
3 「ママサンが書けていない。オンリー達へ向けられている折角の鋭い目も、ママサンの方に向うとグニャグニャで、これではよい小説にならない。」
選評出典:『芥川賞全集 第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和29年/1954年3月号)
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ゼロか
零下の 群れ」(『文學者』48号[昭和29年/1954年6月号])
媒体・作品情報
誌名 「文學者」  別表記表紙・奥付 「文學者」 目次 「文学者」
巻号 第48号  別表記6月号
作品名 別表記 本文 ルビ有り「ゼロカ」
印刷/発行年月日 印刷 昭和29年/1954年6月1日 発行 昭和29年/1954年6月5日
発行者等 編集兼発行人 石川利光 印刷人 石崎宋一 印刷所 祖谷印刷株式会社(東京都) 編集所 (東京都)
発行所 十五日會(東京都)
総ページ数 100 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
30字
×26行
×2段
本文ページ 74~100
(計27頁)
測定枚数 97
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候補者 広池秋子 女34歳
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎
男54歳
0  
大佛次郎
男56歳
0  
井伏鱒二
男56歳
0  
永井龍男
男50歳
0  
木々高太郎
男57歳
14 「よく調べてあるのに感心し、これが大衆文学の一つの必要条件と思う」「純文学の方へ向うよりも、僕等の方へ顔をむけて、どんどん書いてゆくことを希望する。」
吉川英治
男61歳
4 「一に長谷川幸延氏、二に広池秋子氏、三に南條範夫氏という順に推薦しておいた。」
小島政二郎
男60歳
15 「「世間胸算用」時代の丹羽文雄のような雑多紛々のリズムが打っている。私はそこに魅力を感じた。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和29年/1954年10月号)
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文量
短篇
章立て
「一」~「九」
時代設定 場所設定
太平洋戦争終戦後  東京
登場人物
千鶴(ヤミ米の仕切り屋)
幸子(千鶴の妹、ヤミ米のカツギ屋、子持ち)
松浦(幸子の仕事仲間、妻帯者)
荒井(幸子の同業者)




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