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第12回
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Last Update[H28]2016/12/26

長谷川幸延
Hasegawa Koen
生没年月日【注】 明治37年/1904年2月11日~昭和52年/1977年6月27日
経歴 大阪府大阪市生まれ。曽根崎小学校尋常科卒。大正12年/1923年、処女戯曲『路は遥けし』を書き、劇作家・演出家となる。大正14年/1925年、大阪NHK放送局(ラジオ)の嘱託となりラジオドラマ等を担当。昭和14年/1939年、小説家を志して上京、長谷川伸に師事する。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第12回直木賞(昭和15年/1940年下期)「法善寺横町」
  • |候補| 第4回新潮社文芸賞〔第二部〕(昭和16年/1941年)「笑ふ兵隊」
  • |候補| 第13回直木賞(昭和16年/1941年上期)「冠婚葬祭」
  • |候補| 第14回直木賞(昭和16年/1941年下期)「模型飛行機」「幼年画報」
  • 第5回新潮社文芸賞〔第二部〕(昭和17年/1942年)『冠婚葬祭』
  • |候補| 第26回直木賞(昭和26年/1951年下期)「桂春団治」
  • |候補| 第28回直木賞(昭和27年/1952年下期)「老残」
  • |候補| 第29回直木賞(昭和28年/1953年上期)「顔世御前」「遊蕩の果て」
  • |候補| 第31回直木賞(昭和29年/1954年上期)「裏道」「蝶々トンボ」
  • 大阪芸術賞[文芸](昭和41年/1966年)
サイト内リンク 小研究-記録(候補回数)
備考
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ほうぜんじよこちょう
法善寺横町」(『オール讀物』昭和15年/1940年8月号)
媒体・作品情報
誌名 「オール讀物」
巻号 第10巻 第8号  別表記8月号
作品名 別表記 「法善寺町」 本文 ルビ有り「はふぜんじよこちやう」
印刷/発行年月日 印刷 昭和15年/1940年7月3日 発行 昭和15年/1940年8月1日
発行者等 発行兼印刷兼編輯人 香西 昇 印刷所 大日本印刷株式会社榎町工場(東京市)
発行所 株式会社文藝春秋社(東京市)
装幀/装画等  冨田英三
総ページ数 406 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
30字
×22行
×2段
本文ページ 332~348
(計17頁)
測定枚数 37
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和17年/1942年3月・長隆舎書店刊『法善寺横町』所収
>>昭和18年/1943年11月・春陽堂文庫出版/春陽堂文庫『法善寺横町』所収
>>平成22年/2010年2月・たちばな出版/タチバナ文芸文庫『法善寺横町』所収
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候補者 長谷川幸延 男36歳
選考委員 評価 行数 評言
吉川英治
男48歳
14 「読後に何か忘れものでもおいて来たような気がするのは、余りに作家自身までが横丁に身を入れすぎて、何等かの示唆なり目標なりをこの作が持たずにしまった呆ッけなさから来るものらしく思われる。」
白井喬二
男51歳
6 「軽妙さのみが閊え物のように心に留っただけだった。」
大佛次郎
男43歳
0  
小島政二郎
男46歳
13 「この種類の作品は書き易いと思う。それに、この世界では秋田実氏がもっと旨くて、深みのある、もっとペーソスのある作品を書いている。」
宇野浩二
男49歳
4 「達者に書かれてあるけれど、これだけでは、面白そうで、面白くない。」
佐佐木茂索
男46歳
7 「実に達者で、此の種の作品なら、此の作者は次ぎ次ぎに書きそうである。」
選評出典:『オール讀物』平成14年/2002年12月号再録(初出:『文藝春秋』昭和16年/1941年3月号)
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文量
短篇
章立て
「人だかり」「酒乱」「みくじ判断」「小米と源助」「かけおち」「十銭漫才」
時代設定 場所設定
[同時代]  大阪
登場人物
由松(料亭「小松」下足番)
三芳家小米(漫才師)
宗純(法善寺のお札場勤め)




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かんこんそうさい
冠婚葬祭」(『大衆文藝』昭和16年/1941年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「大衆文藝」
巻号 第3巻 第6号  別表記6月特輯号
印刷/発行年月日 印刷納本 昭和16年/1941年5月20日 発行 昭和16年/1941年6月1日
発行者等 編輯兼印刷発行人 和田英雄 印刷所 常磐印刷所(東京市) 本誌広告取扱所 八弘社(東京市)
発行所 合資会社新小説社(東京市)
装幀/装画等  吉田貫三郎
総ページ数 188 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
29字
×22行
×2段
本文ページ 130~147
(計18頁)
測定枚数 52
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書誌
>>昭和16年/1941年12月・新小説社刊『冠婚葬祭』所収
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候補者 長谷川幸延 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
白井喬二
男51歳
11 「(引用者注:四部作が)全部揃ってからでもいいね。」
佐佐木茂索
男46歳
6 「駄目じゃない、有力な候補者だ。」
小島政二郎
男47歳
5 「僕は長谷川幸延君に希望を繋いでいるので、長谷川君だと思っているんだが。」
片岡鐵兵
男47歳
5 「僕は「冠婚葬祭」というのを読んでないのです。原稿が廻って来ないので……。」
吉川英治
男48歳
17 「いつも淡味なユーモアと、あかぬけのした素材をばっちりと描く。」「いつでも推薦されるに足るだけの素養はもう十分できている人と観る。」
選評出典:『オール讀物』平成14年/2002年12月号再録(初出:『文藝春秋』昭和16年/1941年9月号)
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文量
短篇
章立て
「一」~「七」
時代設定 場所設定
明治末期~昭和初期  大阪
登場人物
大木勇造(葬儀請負業「博益社」社長、霊柩車の創始者)
お美津(勇造の妻)
花房為次郎(葬儀請負業「駕為」の親方、美津の父親)




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もけいひこうき
模型飛行機」(『大衆文藝』昭和16年/1941年12月号)
媒体・作品情報
誌名 「大衆文藝」
巻号 第3巻 第12号  別表記12月特輯号
印刷/発行年月日 印刷納本 昭和16年/1941年11月20日 発行 昭和16年/1941年12月1日
発行者等 編輯兼印刷発行人 和田英雄 印刷所 常磐印刷所(東京市) 配給元 日本出版配給株式会社(東京市)
発行所 合資会社新小説社(東京市)
装幀/装画等  生澤
総ページ数 164 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
29字
×22行
×2段
本文ページ 120~147
(計28頁)
測定枚数 79
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和17年/1942年11月・泰光堂刊『母の婚礼』所収
>>昭和18年/1943年11月・春陽堂文庫出版/春陽堂文庫『法善寺横町』所収
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候補者 長谷川幸延 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
吉川英治
男49歳
0  
久米正雄
男50歳
19 「大衆文学としては、その消極面のよさを代表する、純粋なものとは、思えても、それ以上のものとは考えられなかった。」
白井喬二
男52歳
45 「どの作品も大阪風俗史とでも云うような、一種の現代史材主義小説といった狙い所に、一つの特点がある」「うまいにはうまいと、皆そこでは一致した。只だ、そのうまさが稀しいものでないと云う不満が、じっと考えてみるとその底に低迷するのを感ずるのだ。」
小島政二郎
男48歳
36 「この作者の書くものは大衆小説の世話物で、一種の風俗画である。さざなみが打っているようなその語り口に、私は得も云われぬ魅力があると思うのだが、同感を得られなかった。」
片岡鐵兵
男48歳
40 「ささやかなる物の中に国民の愛国心の発露を拾いあつめ、あつめて愛国情緒の普遍的な雰囲気を構成しようとした作者の意図を十分に買うべきである。」
菊池寛
男53歳
  「小島君は長谷川幸延氏に授与せよと、主張された。が、その候補作品である「幼年画報」と「模型飛行機」を読んだだけでは、どうしても賛成することは、出来なかった。こうした回想小説は、大衆文学としては、邪道であると思ったからである。これは、純文学で、昔から扱われた世界であるからだ。大衆文学には、もっと趣向やプロットがなければならない。が、審査決定後、同君の「冠婚葬祭」や「末広」などの旧作品を読んだが(これは、昨年候補に上ったのだが自分は樺太旅行のためよまなかったのだ)、これらは大衆文学として相当な作品である。自分が、これらの作品を読んでいたら、小島君の主張に賛成したかも分らないと思うので、同君には少し気の毒に思っている。」
選評出典:『オール讀物』平成14年/2002年12月号再録(初出:『文藝春秋』昭和17年/1942年3月号)
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文量
短篇
章立て
「一」~「十」
時代設定 場所設定
昭和12年~大正  東京~大阪
登場人物
信吉(のぶきち、尋常小学生)
祖母(信吉の祖母)
中村(信吉の学校の体操教師、模型飛行機の素人製作者)
玉田玉秀斎(八川文庫の作者、売れない講談師)




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ようねんがほう
幼年画報」(『大衆文藝』昭和16年/1941年9月号)
媒体・作品情報
誌名 「大衆文藝」
巻号 第3巻 第9号  別表記9月特輯号
作品名 別表記 「幼年畫報」
印刷/発行年月日 印刷納本 昭和16年/1941年8月20日 発行 昭和16年/1941年9月1日
発行者等 編輯兼印刷発行人 和田英雄 印刷所 常磐印刷所(東京市) 配給元 日本出版配給株式会社(東京市) 本誌広告取扱所 八弘社(東京市)
発行所 合資会社新小説社(東京市)
装幀/装画等  吉田貫三郎
総ページ数 156 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
29字
×22行
×2段
本文ページ 32~59
(計28頁)
測定枚数 79
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書誌
>>昭和18年/1943年11月・春陽堂文庫出版/春陽堂文庫『法善寺横町』所収
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候補者 長谷川幸延 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
吉川英治
男49歳
0  
久米正雄
男50歳
19 「大衆文学としては、その消極面のよさを代表する、純粋なものとは、思えても、それ以上のものとは考えられなかった。」
白井喬二
男52歳
45 「どの作品も大阪風俗史とでも云うような、一種の現代史材主義小説といった狙い所に、一つの特点がある」「うまいにはうまいと、皆そこでは一致した。只だ、そのうまさが稀しいものでないと云う不満が、じっと考えてみるとその底に低迷するのを感ずるのだ。」
小島政二郎
男48歳
36 「この作者の書くものは大衆小説の世話物で、一種の風俗画である。さざなみが打っているようなその語り口に、私は得も云われぬ魅力があると思うのだが、同感を得られなかった。」
片岡鐵兵
男48歳
40 「ささやかなる物の中に国民の愛国心の発露を拾いあつめ、あつめて愛国情緒の普遍的な雰囲気を構成しようとした作者の意図を十分に買うべきである。」
菊池寛
男53歳
  「小島君は長谷川幸延氏に授与せよと、主張された。が、その候補作品である「幼年画報」と「模型飛行機」を読んだだけでは、どうしても賛成することは、出来なかった。こうした回想小説は、大衆文学としては、邪道であると思ったからである。これは、純文学で、昔から扱われた世界であるからだ。大衆文学には、もっと趣向やプロットがなければならない。が、審査決定後、同君の「冠婚葬祭」や「末広」などの旧作品を読んだが(これは、昨年候補に上ったのだが自分は樺太旅行のためよまなかったのだ)、これらは大衆文学として相当な作品である。自分が、これらの作品を読んでいたら、小島君の主張に賛成したかも分らないと思うので、同君には少し気の毒に思っている。」
選評出典:『オール讀物』平成14年/2002年12月号再録(初出:『文藝春秋』昭和17年/1942年3月号)
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文量
短篇
章立て
「一」~「十」
時代設定 場所設定
明治  大阪
登場人物
信吉(のぶきち、幼稚園児~小学生)
あい(信吉の祖母)




直木賞 第26回候補  一覧へ

かつらはるだんじ
桂春団治」(『オール讀物』昭和26年/1951年12月号)
媒体・作品情報
誌名 「オール讀物」  別表記表紙 「文藝春秋」併記
巻号 第6巻 第12号  別表記12月特別号
作品名 別表記 「桂 春團治」 本文 ルビ有り「かつらはるだんぢ」
印刷/発行年月日 印刷 昭和26年/1951年11月20日 発行 昭和26年/1951年12月1日
発行者等 編集人 上林吾郎 発行人 池島信 印刷人 柳川太郎 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 文藝春秋新社(東京都)
装幀/装画等  生澤 朗
総ページ数 220 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×25行
×3段
本文ページ 134~151
(計18頁)
測定枚数 59
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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候補者 長谷川幸延 男47歳
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎
男52歳
0  
大佛次郎
男54歳
0  
小島政二郎
男57歳
20 「今更(引用者中略)また候補に上げられるのは、作者にとっては名誉であるかも知れないが、同時に、大変な損だと思う。しかし、作者よ、もう一度若返って、直木賞を取って見る謀反気を起して見ませんか。」
井伏鱒二
男53歳
0  
木々高太郎
男54歳
0  
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和27年/1952年4月号)
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文量
短篇
章立て
「一」~「七」
時代設定 場所設定
大正~昭和初期  大阪
登場人物
桂春団治(落語家)
お濱(小料理屋「弥助」の女)
おとみ(京の宿屋の娘)
お重(大問屋「岩井初」の若後家)




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ろうざん
老残」(『オール讀物』昭和27年/1952年11月号)
媒体・作品情報
誌名 「オール讀物」  別表記表紙 「文藝春秋」併記
巻号 第7巻 第11号  別表記11月特別号/11月号
作品名 別表記 「老殘」 本文 ルビ有り「らうざん」
印刷/発行年月日 印刷 昭和27年/1952年10月20日 発行 昭和27年/1952年11月1日
発行者等 編集人 上林吾郎 発行人 池島信 印刷人 柳川太郎 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 文藝春秋新社(東京都)
装幀/装画等  生澤
総ページ数 292 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×25行
×3段
本文ページ 266~277
(計12頁)
測定枚数 38
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和28年/1953年5月・毎日新聞社刊『愛情不動』所収
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候補者 長谷川幸延 男48歳
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男55歳
12 「一度、型を破って見せて貰い度い、と望むのは、選者の贅沢だろうか?」「長谷川君の完成が反対に受賞の妨げに成ったような感じを不思議だと思った。」
川口松太郎
男53歳
0  
井伏鱒二
男54歳
0  
永井龍男
男48歳
9 「まことに完成された作品で、これ以上の手腕を望むべきではない処まで達しているが、その完成さが却って危惧を感じさせた。」
吉川英治
男60歳
15 「いつでも授賞資格にあたいする立派な作家だが、たとえば延若の晩年を寸描したこの一作などいかにも小味で、一候補作品として展列されるばあい、これだけでは力不足でつい選に洩れることになってしまう。」
小島政二郎
男58歳
42 「戦争前の「直木賞」の時、もう少しで授賞作品になりそうになった「冠婚葬祭」を思い出して、(引用者中略)この作品に賞を授けて下さい。」「この作品に流れているペーソスは、これまでの長谷川君の作品の中にあった濁ったそれと違い、清純で、本当の物だと思います。」
木々高太郎
男55歳
17 「「老残」は実によく出来ているが、大衆作品としてどうも新鮮な、新生面を切り開いているというところがない。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和28年/1953年4月号)
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文量
短篇
章立て
「一」~「五」
時代設定 場所設定
[同時代]  大阪
登場人物
実川延若(歌舞伎俳優、芸術院会員)
馬淵孝吉(延若の元番頭の息子、保険会社員)
山本(松竹の奥役)




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かおよごぜん
顔世御前」(『オール讀物』昭和28年/1953年4月号)
媒体・作品情報
誌名 「オール讀物」  別表記表紙 「文藝春秋」併記
巻号 第8巻 第4号  別表記4月特別号/4月号
作品名 別表記 世御前」 本文 ルビ有り「かほよごぜん」
印刷/発行年月日 印刷 昭和28年/1953年3月20日 発行 昭和28年/1953年4月1日
発行者等 編集人 上林吾郎 発行人 池島信 印刷人 柳川太郎 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 文藝春秋新社(東京都)
装幀/装画等  江村
総ページ数 324 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×25行
×3段
本文ページ 236~257
(計22頁)
測定枚数 65
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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候補者 長谷川幸延 男49歳
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男55歳
9 「もう立派に一家を作し、真似手のないお家の芸が出来上っているのである。前にも私は、このひとに格を破って飛躍して貰い度いと望んだ。現在も同じことである。」
永井龍男
男49歳
5 「すでに完成し尽された作家ということになる」
小島政二郎
男59歳
0  
井伏鱒二
男55歳
0  
木々高太郎
男56歳
16 「「顔世」の如きも完備した作品で、その力倆と言い、歴史に対する手がたさと言い、長谷川君はここいらで賞をもらってよいと思った」
吉川英治
男60歳
11 「「遊蕩の果て」は(引用者中略)構成、あや、大阪ニュアンスなどこの型の小説として、上手、巧緻な作である。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和28年/1953年10月号)
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文量
短篇
章立て
「一」~「八」
時代設定 場所設定
江戸~鎌倉末期  大阪
登場人物
竹田出雲(操り芝居「竹本座」座元兼立作者)
おかる(出雲の弟子、京の紙問屋の嫁)
顔世御前(出雲守護職・塩冶判官高貞の妻)
高師直(足利家執事、時の権力者)




直木賞 第29回候補  一覧へ

ゆうとう
遊蕩の 果て」(『オール讀物』昭和28年/1953年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「オール讀物」  別表記表紙 「文藝春秋」併記
巻号 第8巻 第6号  別表記6月特別号/6月号
作品名 別表記 蕩の果て」 本文 ルビ有り「いうたう」「は」
印刷/発行年月日 印刷 昭和28年/1953年5月20日 発行 昭和28年/1953年6月1日
発行者等 編集人 上林吾郎 発行人 池島信 印刷人 柳川太郎 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 文藝春秋新社(東京都)
装幀/装画等  江村
総ページ数 302 表記上の枚数 目次 80枚 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×25行
×3段
本文ページ 146~165
(計20頁)
測定枚数 62
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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候補者 長谷川幸延 男49歳
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男55歳
9 「もう立派に一家を作し、真似手のないお家の芸が出来上っているのである。前にも私は、このひとに格を破って飛躍して貰い度いと望んだ。現在も同じことである。」
永井龍男
男49歳
5 「すでに完成し尽された作家ということになる」
小島政二郎
男59歳
0  
井伏鱒二
男55歳
0  
木々高太郎
男56歳
16 「「顔世」の如きも完備した作品で、その力倆と言い、歴史に対する手がたさと言い、長谷川君はここいらで賞をもらってよいと思った」
吉川英治
男60歳
11 「「遊蕩の果て」は(引用者中略)構成、あや、大阪ニュアンスなどこの型の小説として、上手、巧緻な作である。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和28年/1953年10月号)
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文量
短篇
章立て
「一」~「七」
時代設定 場所設定
昭和初期~戦後  大阪
登場人物
菅井良太郎(扇舗「冨士屋」の婿)
園江(良太郎の妻、冨士屋の娘)
八重梅(芸妓、良太郎の愛人)
一扶美(戦後の芸妓)




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うらみち
裏道」(『小説公園』昭和29年/1954年4月号)
媒体・作品情報
誌名 「小公園」
巻号 第5巻 第4号  別表記4月特別号
作品名 別表記 「裏
印刷/発行年月日 印刷 昭和29年/1954年3月25日 発行 昭和29年/1954年4月1日
発行者等 編集者 吉川 晋 発行者 石井英之助 印刷者 神尾福太郎 印刷所 ダイヤモンド印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社六興出版社(東京都)
装幀/装画等  江村ルビ有りえむら たつや
総ページ数 268 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×25行
×3段
本文ページ 230~243
(計14頁)
測定枚数 41
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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候補者 長谷川幸延 男50歳
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎
男54歳
0  
大佛次郎
男56歳
0  
井伏鱒二
男56歳
0  
永井龍男
男50歳
0  
木々高太郎
男57歳
8 「長谷川幸延「裏道」(小説公園)と「蝶々トンボ」(オール讀物)ならば、僕は推すつもりだった。」
吉川英治
男61歳
14 「「裏道」などは長谷川氏自体のわびしさを作中の人物に託して書いてあるとも思われ、ほかとは技巧のうまさでかけ離れているので今度推した」
小島政二郎
男60歳
0  
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和29年/1954年10月号)
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文量
短篇
章立て
「一」~「五」
時代設定 場所設定
[同時代]  大阪
登場人物
太田静雅(歌舞伎役者の似顔絵画家)
川口孝吉(声色屋)
秋山五郎(芝居のサクラ)
巴絵(静雅の娘、キャバレー勤め)




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ちょうちょ
蝶々トンボ」(『オール讀物』昭和29年/1954年4月号)
媒体・作品情報
誌名 「オール讀物」  別表記表紙 「文藝春秋」併記
巻号 第9巻 第4号  別表記4月特別号/4月号
作品名 別表記 本文 ルビ有り「てふちょ」
印刷/発行年月日 印刷 昭和29年/1954年3月20日 発行 昭和29年/1954年4月1日
発行者等 編集人 上林吾郎 発行人 池島信 印刷人 柳川太郎 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 文藝春秋新社(東京都)
装幀/装画等  御正 伸
総ページ数 312 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×25行
×3段
本文ページ 176~189
(計14頁)
測定枚数 42
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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候補者 長谷川幸延 男50歳
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎
男54歳
0  
大佛次郎
男56歳
0  
井伏鱒二
男56歳
0  
永井龍男
男50歳
0  
木々高太郎
男57歳
8 「長谷川幸延「裏道」(小説公園)と「蝶々トンボ」(オール讀物)ならば、僕は推すつもりだった。」
吉川英治
男61歳
14 「「裏道」などは長谷川氏自体のわびしさを作中の人物に託して書いてあるとも思われ、ほかとは技巧のうまさでかけ離れているので今度推した」
小島政二郎
男60歳
0  
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和29年/1954年10月号)
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文量
短篇
章立て
「一」~「四」
時代設定 場所設定
[同時代]  大阪
登場人物
佐伯二作(芸名・市川作二郎、元・海軍飛行予科練習生の大部屋役者)
中村鴈六(ベテラン大部屋役者)
和倉とし子(花柳流の名取り)




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