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第47回
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昭和37年/1962年上半期
(昭和37年/1962年7月23日決定発表/『オール讀物』昭和37年/1962年10月号選評掲載)
選考委員  木々高太郎
男65歳
海音寺潮五郎
男60歳
源氏鶏太
男50歳
村上元三
男52歳
中山義秀
男61歳
小島政二郎
男68歳
大佛次郎
男64歳
川口松太郎
男62歳
今日出海
男58歳
松本清張
男52歳
吉川英治
男69歳
選評総行数  76 51 49 55 35 59 50 47 53 61  
選評なし
候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数
杉森久英 『天才と狂人の間』
360
男50歳
35 24 11 16 7 14 6 14 15 20    
津田信 「夜の暦」
86
男36歳
0 6 0 0 3 4 0 0 0 0    
杜山悠 『無頼の系図』
571
男45歳
4 0 3 0 3 6 0 0 0 2    
野村尚吾 『乱世詩人伝』
375
男50歳
4 12 14 10 7 6 6 12 0 19    
木野工 「怪談」
110
男42歳
0 0 0 0 3 4 3 0 0 5    
川野彰子 「色模様」
102
女34歳
7 0 0 0 9 2 7 0 0 0    
結城昌治 『ゴメスの名はゴメス』
445
男35歳
7 0 5 6 5 3 5 5 8 4    
金子明彦 「格子の外」
105
男35歳
0 0 5 0 3 2 2 0 0 0    
小林勝 「紙背」
102
男34歳
0 0 0 0 4 2 0 0 0 2    
来水明子 『涼月記』
699
女30歳
20 9 5 9 7 13 25 0 15 22    
欠席
書面提出
                  欠席
不参加
年齢/枚数の説明   見方・注意点

このページの選評出典:『オール讀物』昭和37年/1962年10月号
1行当たりの文字数:14字


選考委員
木々高太郎男65歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
文書答申 総行数76 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
杉森久英
男50歳
35 「杉森は伝記を書いたのではなく、一つの小説を書いたのであり、而も、今までの人が試みなかった小説のジャンルをつくったとも言える。」「もてはやされると九天の高さ、おちると奈落の底という、われ等共通の文学に生きるものの運命を感ぜしめるスリルは、むしろ快いばかりである。」
津田信
男36歳
0  
杜山悠
男45歳
4 「奇構をそれからそれへと出したいという意図でスリルを減殺して了った。」
野村尚吾
男50歳
4 「考証を信頼させようという意図が強く、そのため一切の迫力が奪われて了った」
木野工
男42歳
0  
川野彰子
女34歳
7 「短篇をどしどし書かしてみたらどうだろうか。この種の作品についているマンネリズムをうち破れば大いにものになろう。」
結城昌治
男35歳
7 「国際的のテーマを扱って国際的にならなかった。(ソマセット・モームを学ぶ必要がある)」
金子明彦
男35歳
0  
小林勝
男34歳
0  
来水明子
女30歳
20 「今度の「涼月記」は、ずっとよみよかった。」「とに角明智光秀をこのように解釈した人を、僕はまだ知らぬ。」「この作者の長篇一本でゆく逞しさも僕は買っている。」
  「候補作品は全部よんで、文書で答申した。」
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他の選考委員
海音寺潮五郎
源氏鶏太
村上元三
中山義秀
小島政二郎
大佛次郎
川口松太郎
今日出海
松本清張
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選考委員
海音寺潮五郎男60歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
無しかこれか 総行数51 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
杉森久英
男50歳
24 「この前の「黄色いバット」の方がはるかによかったと思う。」「事実をふまえながら人間をしっかりと浮き立たせるというのは、なまなかな技倆では出来ることではない。」「ぼくは今期はなしにするか、授賞するならこの人と、最初からきめて出た。」
津田信
男36歳
6 「これまでのこの人の作品の中では一番見劣りがする。うまいとは思うが、材料で損をしている。」
杜山悠
男45歳
0  
野村尚吾
男50歳
12 「日本の作家があまり材料にしたがらない歌人や連歌師を伝記風の小説にした点を手柄だと先ず思った。」「ぼくには阿仏尼はおもしろかった。せめて全部がこの程度以上のものだったら、ずいぶん有力であったろう。」
木野工
男42歳
0  
川野彰子
女34歳
0  
結城昌治
男35歳
0  
金子明彦
男35歳
0  
小林勝
男34歳
0  
来水明子
女30歳
9 「力作だが、この作中のストーリー・テラーは現実に時代の波に漂わされた人の感じがしない。」
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他の選考委員
木々高太郎
源氏鶏太
村上元三
中山義秀
小島政二郎
大佛次郎
川口松太郎
今日出海
松本清張
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選考委員
源氏鶏太男50歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
「乱世詩人伝」を推す 総行数49 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
杉森久英
男50歳
11 「島田清次郎を刻明に調べた努力には敬服した。」「伝記としては上等であっても、小説としては、どうであろうか。」
津田信
男36歳
0  
杜山悠
男45歳
3 「面白かったのだが、何か荒唐無稽の感じがした。」
野村尚吾
男50歳
14 「多少パンチに欠けるうらみもあるが、歴史上でも有名な詩人たちの姿を、作者の有情の目を以て描いて、そこに人生というものをいろいろと考えさせてくれる」「今でも佳作である、と信じている。」
木野工
男42歳
0  
川野彰子
女34歳
0  
結城昌治
男35歳
5 「面白過ぎるほどであったが、後半になって、その面白さが弱くなり、崩れてしまったようだ。」
金子明彦
男35歳
5 「私は、相当高く買った。最後の「無罪の意である」との一語が、この残酷物語をぐっと引きしめている。」
小林勝
男34歳
0  
来水明子
女30歳
5 「前回の「背教者」よりも進歩のあとが読み取られた。殊に、私には、信長と日向守との仲の描き方が面白かった。」
  「今回は、授賞作品なしということになるのではないか、と思った。」
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他の選考委員
木々高太郎
海音寺潮五郎
村上元三
中山義秀
小島政二郎
大佛次郎
川口松太郎
今日出海
松本清張
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選考委員
村上元三男52歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
長篇でも短篇でも 総行数55 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
杉森久英
男50歳
16 「これは島田清次郎を知らない読者にも面白く読めるに違いない。」「島田清次郎の没落してゆく過程が、やや浅すぎて、実録小説のような弱さを感じさせた。」
津田信
男36歳
0  
杜山悠
男45歳
0  
野村尚吾
男50歳
10 「一篇々々の主人公が浮びあがってこないし、掘り下げの足りない部分がある。この作者は細かい良い味を持っていながら、ともすれば、それが古くさい印象を与えるおそれがある。」
木野工
男42歳
0  
川野彰子
女34歳
0  
結城昌治
男35歳
6 「前半までの細かい構成が後半になってから、がたがたと崩れてしまった。」
金子明彦
男35歳
0  
小林勝
男34歳
0  
来水明子
女30歳
9 「作者の史観があまくて、肝腎の信長と光秀との葛藤が描き切れていない。」「もっと簡潔に作品を仕立てあげる苦労をすべきであろう。」
  「こんどは今までと違った選考方法を採ったので、投票で残った四篇だけにしぼるという結果になった」
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他の選考委員
木々高太郎
海音寺潮五郎
源氏鶏太
中山義秀
小島政二郎
大佛次郎
川口松太郎
今日出海
松本清張
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選考委員
中山義秀男61歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
想くさぐさ 総行数35 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
杉森久英
男50歳
7 「「伝記と小説の間」で問題になったが、身にひきくらべて考えさせられるようなところがあって、私は切実な興趣をおぼえた。」
津田信
男36歳
3 「それぞれ読みごたえがあった。」
杜山悠
男45歳
3 「それぞれ読みごたえがあった。」
野村尚吾
男50歳
7 「まじめな努力を買う。惜しむらくは、読者を作中にひきこんでゆく筆力に、盛上る勢を欠いでいるようで、」
木野工
男42歳
3 「それぞれ読みごたえがあった。」
川野彰子
女34歳
9 「推称したく思ったのは、川野彰子氏の「色模様」である。」「小説らしい小説としてこういう作品こそ、直木賞の本命なのではあるまいか。」
結城昌治
男35歳
5 「推理小説は読めば依然として面白いが、クイズを解くみたいな頭脳の使い方は、老齢の私には堪えがたくなっている。」
金子明彦
男35歳
3 「それぞれ読みごたえがあった。」
小林勝
男34歳
4 「一種の迫力があった。筆致がもっと円熟していたならば、当然問題になった作品だと思う。」
来水明子
女30歳
7 「まじめな努力を買う。惜しむらくは、読者を作中にひきこんでゆく筆力に、盛上る勢を欠いでいるようで、」
  「いったいに今度の候補作品は、粒揃いではなかったかと考えられる。」
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他の選考委員
木々高太郎
海音寺潮五郎
源氏鶏太
村上元三
小島政二郎
大佛次郎
川口松太郎
今日出海
松本清張
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選考委員
小島政二郎男68歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
小説的盛上り弱し 総行数59 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
杉森久英
男50歳
14 「この題は小説の題ではない。」「もし小説のつもりで書いたのなら、より実録的だ。それが小説的盛り上りを弱くしていると思う。」
津田信
男36歳
4 「「夜の暦」と「怪談」に一番点を入れた。」
杜山悠
男45歳
6 「これは面白かった。ただ、(引用者中略)くどいのが傷だ。このくどさが、作品から品を奪っている。」
野村尚吾
男50歳
6 「候補作品にならない前に、期待して読んで失望した。」
木野工
男42歳
4 「「夜の暦」と「怪談」に一番点を入れた。」
川野彰子
女34歳
2 「ごく当り前の出来だ。」
結城昌治
男35歳
3 「面白いが、それだけのものという感じだ。」
金子明彦
男35歳
2 「残念の思いがあとに残った。」
小林勝
男34歳
2 「これは直木賞の候補作品に入れるのはどうかと思う。」
来水明子
女30歳
13 「人間なり舞台なりすべてが、文章から離れて紙面から立ち上って来ないと小説の文章ではない。その点、なんとかして是非会得してもらいたい。」
  「短篇と長篇とを一緒に読まれるのは、短篇作者に気の毒だ。」「短篇と長篇とは区別して、別々の条件で読むような何か制度見たいなものを設ける必要があると思う。」
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他の選考委員
木々高太郎
海音寺潮五郎
源氏鶏太
村上元三
中山義秀
大佛次郎
川口松太郎
今日出海
松本清張
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選考委員
大佛次郎男64歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
涼月記 総行数50 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
杉森久英
男50歳
6 「面白かったし、直木賞になってよかった。小説だと考えなくともよい。(引用者中略)なまはんかに小説に作られたものは危険である。」
津田信
男36歳
0  
杜山悠
男45歳
0  
野村尚吾
男50歳
6 「「乱世詩人伝」も佳しとした。」「常套の文学語をなるべく避けた方がよいとは感じた。」
木野工
男42歳
3 「興味深く感心して読んで行ったら、終りの方で背負投げを喰った。」
川野彰子
女34歳
7 「達者なのに、今時の若いひとがどうしてこう古めかしい人情を書くのか、と正直、疑った。上手過ぎるのだろうか。」
結城昌治
男35歳
5 「機智の点で第一等、面白いのだが、これだけ書けるひとなら、もっと他に優れた作品がある筈と思った。」
金子明彦
男35歳
2 「力が分裂している。」
小林勝
男34歳
0  
来水明子
女30歳
25 「最初の予選通知に来水氏の「涼月記」が入っていなかったので、私から推して入れて貰った。他の作品に劣るものとは信じなかった。」「しかし、(引用者中略)他人に語らせて重ねて話を進めて行く展開の技法が、込み入り過ぎて読みづらくするのである。」
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他の選考委員
木々高太郎
海音寺潮五郎
源氏鶏太
村上元三
中山義秀
小島政二郎
川口松太郎
今日出海
松本清張
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選考委員
川口松太郎男62歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
これを機会に決定的作品を 総行数47 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
杉森久英
男50歳
14 「反対意見も多数あったが、「黄色いバット」等の前作も候補に上げられ、力量に信頼があるという意味を含め、此の一作が決定打になったという雰囲気ではなかった。」
津田信
男36歳
0  
杜山悠
男45歳
0  
野村尚吾
男50歳
12 「好い所へ目をつけたと思ったが、作品としては力量不足、清潔で気持ちはよいが、定家や為家や阿仏尼を知っている者には物足らない。」「この作家も今後を待つ。」
木野工
男42歳
0  
川野彰子
女34歳
0  
結城昌治
男35歳
5 「読みやすい文体で、延びも十分感じさせながら後半の腰くだけが残念、此の作家は今後が面白い。」
金子明彦
男35歳
0  
小林勝
男34歳
0  
来水明子
女30歳
0  
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他の選考委員
木々高太郎
海音寺潮五郎
源氏鶏太
村上元三
中山義秀
小島政二郎
大佛次郎
今日出海
松本清張
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選考委員
今日出海男58歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
小説的手腕 総行数53 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
杉森久英
男50歳
15 「直木賞はフィクションに限ると狭く限定することもあるまいし、小説的手腕がなければ、書けぬ作品であることは確かである。」
津田信
男36歳
0  
杜山悠
男45歳
0  
野村尚吾
男50歳
0  
木野工
男42歳
0  
川野彰子
女34歳
0  
結城昌治
男35歳
8 「終り近く解決部に入ると、味も素っ気もなく、凡庸な解決に終ったのは一考すべき重要な問題ではあるまいか。」
金子明彦
男35歳
0  
小林勝
男34歳
0  
来水明子
女30歳
15 「あまりに描写に拘泥し、くどくどと書きすぎると、大衆性のみならず、現代性まで失う恐れがある。」「これだけの史観と表現力を持っている人は埋れることはあるまいと私は信じている。」
  「小説を書くことは及第点でも、この作品は書かずにはいられぬといった気魄のある作品には乏しかった。」
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他の選考委員
木々高太郎
海音寺潮五郎
源氏鶏太
村上元三
中山義秀
小島政二郎
大佛次郎
川口松太郎
松本清張
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選考委員
松本清張男52歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
類型的な解釈 総行数61 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
杉森久英
男50歳
20 「いずれも物足りなくて、積極的に推せなかった。」「伝記とするには読みものに過ぎているし、人間像を書いたつもりなら、作者の特別な眼が感じられない。」
津田信
男36歳
0  
杜山悠
男45歳
2 「前二回の作品より低下」
野村尚吾
男50歳
19 「あまり人の気づかない人物に目をつけたことが何よりの新しさだったが、その解釈にもう一つ文学的な面白さを求めたい。」「惜しいことに常識的な表現語が目立ちすぎた。」
木野工
男42歳
5 「北海道のタクシー運転手のスカウト話というありきたりな内容の上にニューズストーリイ的になりすぎたと思う。」
川野彰子
女34歳
0  
結城昌治
男35歳
4 「静かな緊迫感が後三分の一になって崩れが大きくなり、」
金子明彦
男35歳
0  
小林勝
男34歳
2 「結末が唐突で安易」
来水明子
女30歳
22 「もう少し材料の整理をし、焦点をはっきりとさせる必要がある。」「凝った文章が、この長篇に満遍なくちりばめてあるのも、作者が苦心したほどの効果がなく、かえって重苦しく感じさせた。」
  「今回は受賞作なしとしたかった。」
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他の選考委員
木々高太郎
海音寺潮五郎
源氏鶏太
村上元三
中山義秀
小島政二郎
大佛次郎
川口松太郎
今日出海
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受賞者・作品
杉森久英男50歳×各選考委員 
『天才と狂人の間』
長篇 360
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男65歳
35 「杉森は伝記を書いたのではなく、一つの小説を書いたのであり、而も、今までの人が試みなかった小説のジャンルをつくったとも言える。」「もてはやされると九天の高さ、おちると奈落の底という、われ等共通の文学に生きるものの運命を感ぜしめるスリルは、むしろ快いばかりである。」
海音寺潮五郎
男60歳
24 「この前の「黄色いバット」の方がはるかによかったと思う。」「事実をふまえながら人間をしっかりと浮き立たせるというのは、なまなかな技倆では出来ることではない。」「ぼくは今期はなしにするか、授賞するならこの人と、最初からきめて出た。」
源氏鶏太
男50歳
11 「島田清次郎を刻明に調べた努力には敬服した。」「伝記としては上等であっても、小説としては、どうであろうか。」
村上元三
男52歳
16 「これは島田清次郎を知らない読者にも面白く読めるに違いない。」「島田清次郎の没落してゆく過程が、やや浅すぎて、実録小説のような弱さを感じさせた。」
中山義秀
男61歳
7 「「伝記と小説の間」で問題になったが、身にひきくらべて考えさせられるようなところがあって、私は切実な興趣をおぼえた。」
小島政二郎
男68歳
14 「この題は小説の題ではない。」「もし小説のつもりで書いたのなら、より実録的だ。それが小説的盛り上りを弱くしていると思う。」
大佛次郎
男64歳
6 「面白かったし、直木賞になってよかった。小説だと考えなくともよい。(引用者中略)なまはんかに小説に作られたものは危険である。」
川口松太郎
男62歳
14 「反対意見も多数あったが、「黄色いバット」等の前作も候補に上げられ、力量に信頼があるという意味を含め、此の一作が決定打になったという雰囲気ではなかった。」
今日出海
男58歳
15 「直木賞はフィクションに限ると狭く限定することもあるまいし、小説的手腕がなければ、書けぬ作品であることは確かである。」
松本清張
男52歳
20 「いずれも物足りなくて、積極的に推せなかった。」「伝記とするには読みものに過ぎているし、人間像を書いたつもりなら、作者の特別な眼が感じられない。」
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他の候補作
津田信
「夜の暦」
杜山悠
『無頼の系図』
野村尚吾
『乱世詩人伝』
木野工
「怪談」
川野彰子
「色模様」
結城昌治
『ゴメスの名はゴメス』
金子明彦
「格子の外」
小林勝
「紙背」
来水明子
『涼月記』
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候補者・作品
津田信男36歳×各選考委員 
「夜の暦」
短篇 86
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男65歳
0  
海音寺潮五郎
男60歳
6 「これまでのこの人の作品の中では一番見劣りがする。うまいとは思うが、材料で損をしている。」
源氏鶏太
男50歳
0  
村上元三
男52歳
0  
中山義秀
男61歳
3 「それぞれ読みごたえがあった。」
小島政二郎
男68歳
4 「「夜の暦」と「怪談」に一番点を入れた。」
大佛次郎
男64歳
0  
川口松太郎
男62歳
0  
今日出海
男58歳
0  
松本清張
男52歳
0  
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
杉森久英
『天才と狂人の間』
杜山悠
『無頼の系図』
野村尚吾
『乱世詩人伝』
木野工
「怪談」
川野彰子
「色模様」
結城昌治
『ゴメスの名はゴメス』
金子明彦
「格子の外」
小林勝
「紙背」
来水明子
『涼月記』
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候補者・作品
杜山悠男45歳×各選考委員 
『無頼の系図』
長篇 571
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男65歳
4 「奇構をそれからそれへと出したいという意図でスリルを減殺して了った。」
海音寺潮五郎
男60歳
0  
源氏鶏太
男50歳
3 「面白かったのだが、何か荒唐無稽の感じがした。」
村上元三
男52歳
0  
中山義秀
男61歳
3 「それぞれ読みごたえがあった。」
小島政二郎
男68歳
6 「これは面白かった。ただ、(引用者中略)くどいのが傷だ。このくどさが、作品から品を奪っている。」
大佛次郎
男64歳
0  
川口松太郎
男62歳
0  
今日出海
男58歳
0  
松本清張
男52歳
2 「前二回の作品より低下」
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他の候補作
杉森久英
『天才と狂人の間』
津田信
「夜の暦」
野村尚吾
『乱世詩人伝』
木野工
「怪談」
川野彰子
「色模様」
結城昌治
『ゴメスの名はゴメス』
金子明彦
「格子の外」
小林勝
「紙背」
来水明子
『涼月記』
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候補者・作品
野村尚吾男50歳×各選考委員 
『乱世詩人伝』
連作5篇 375
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男65歳
4 「考証を信頼させようという意図が強く、そのため一切の迫力が奪われて了った」
海音寺潮五郎
男60歳
12 「日本の作家があまり材料にしたがらない歌人や連歌師を伝記風の小説にした点を手柄だと先ず思った。」「ぼくには阿仏尼はおもしろかった。せめて全部がこの程度以上のものだったら、ずいぶん有力であったろう。」
源氏鶏太
男50歳
14 「多少パンチに欠けるうらみもあるが、歴史上でも有名な詩人たちの姿を、作者の有情の目を以て描いて、そこに人生というものをいろいろと考えさせてくれる」「今でも佳作である、と信じている。」
村上元三
男52歳
10 「一篇々々の主人公が浮びあがってこないし、掘り下げの足りない部分がある。この作者は細かい良い味を持っていながら、ともすれば、それが古くさい印象を与えるおそれがある。」
中山義秀
男61歳
7 「まじめな努力を買う。惜しむらくは、読者を作中にひきこんでゆく筆力に、盛上る勢を欠いでいるようで、」
小島政二郎
男68歳
6 「候補作品にならない前に、期待して読んで失望した。」
大佛次郎
男64歳
6 「「乱世詩人伝」も佳しとした。」「常套の文学語をなるべく避けた方がよいとは感じた。」
川口松太郎
男62歳
12 「好い所へ目をつけたと思ったが、作品としては力量不足、清潔で気持ちはよいが、定家や為家や阿仏尼を知っている者には物足らない。」「この作家も今後を待つ。」
今日出海
男58歳
0  
松本清張
男52歳
19 「あまり人の気づかない人物に目をつけたことが何よりの新しさだったが、その解釈にもう一つ文学的な面白さを求めたい。」「惜しいことに常識的な表現語が目立ちすぎた。」
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他の候補作
杉森久英
『天才と狂人の間』
津田信
「夜の暦」
杜山悠
『無頼の系図』
木野工
「怪談」
川野彰子
「色模様」
結城昌治
『ゴメスの名はゴメス』
金子明彦
「格子の外」
小林勝
「紙背」
来水明子
『涼月記』
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候補者・作品
木野工男42歳×各選考委員 
「怪談」
短篇 110
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男65歳
0  
海音寺潮五郎
男60歳
0  
源氏鶏太
男50歳
0  
村上元三
男52歳
0  
中山義秀
男61歳
3 「それぞれ読みごたえがあった。」
小島政二郎
男68歳
4 「「夜の暦」と「怪談」に一番点を入れた。」
大佛次郎
男64歳
3 「興味深く感心して読んで行ったら、終りの方で背負投げを喰った。」
川口松太郎
男62歳
0  
今日出海
男58歳
0  
松本清張
男52歳
5 「北海道のタクシー運転手のスカウト話というありきたりな内容の上にニューズストーリイ的になりすぎたと思う。」
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他の候補作
杉森久英
『天才と狂人の間』
津田信
「夜の暦」
杜山悠
『無頼の系図』
野村尚吾
『乱世詩人伝』
川野彰子
「色模様」
結城昌治
『ゴメスの名はゴメス』
金子明彦
「格子の外」
小林勝
「紙背」
来水明子
『涼月記』
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候補者・作品
川野彰子女34歳×各選考委員 
「色模様」
短篇 102
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男65歳
7 「短篇をどしどし書かしてみたらどうだろうか。この種の作品についているマンネリズムをうち破れば大いにものになろう。」
海音寺潮五郎
男60歳
0  
源氏鶏太
男50歳
0  
村上元三
男52歳
0  
中山義秀
男61歳
9 「推称したく思ったのは、川野彰子氏の「色模様」である。」「小説らしい小説としてこういう作品こそ、直木賞の本命なのではあるまいか。」
小島政二郎
男68歳
2 「ごく当り前の出来だ。」
大佛次郎
男64歳
7 「達者なのに、今時の若いひとがどうしてこう古めかしい人情を書くのか、と正直、疑った。上手過ぎるのだろうか。」
川口松太郎
男62歳
0  
今日出海
男58歳
0  
松本清張
男52歳
0  
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他の候補作
杉森久英
『天才と狂人の間』
津田信
「夜の暦」
杜山悠
『無頼の系図』
野村尚吾
『乱世詩人伝』
木野工
「怪談」
結城昌治
『ゴメスの名はゴメス』
金子明彦
「格子の外」
小林勝
「紙背」
来水明子
『涼月記』
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候補者・作品
結城昌治男35歳×各選考委員 
『ゴメスの名はゴメス』
長篇 445
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男65歳
7 「国際的のテーマを扱って国際的にならなかった。(ソマセット・モームを学ぶ必要がある)」
海音寺潮五郎
男60歳
0  
源氏鶏太
男50歳
5 「面白過ぎるほどであったが、後半になって、その面白さが弱くなり、崩れてしまったようだ。」
村上元三
男52歳
6 「前半までの細かい構成が後半になってから、がたがたと崩れてしまった。」
中山義秀
男61歳
5 「推理小説は読めば依然として面白いが、クイズを解くみたいな頭脳の使い方は、老齢の私には堪えがたくなっている。」
小島政二郎
男68歳
3 「面白いが、それだけのものという感じだ。」
大佛次郎
男64歳
5 「機智の点で第一等、面白いのだが、これだけ書けるひとなら、もっと他に優れた作品がある筈と思った。」
川口松太郎
男62歳
5 「読みやすい文体で、延びも十分感じさせながら後半の腰くだけが残念、此の作家は今後が面白い。」
今日出海
男58歳
8 「終り近く解決部に入ると、味も素っ気もなく、凡庸な解決に終ったのは一考すべき重要な問題ではあるまいか。」
松本清張
男52歳
4 「静かな緊迫感が後三分の一になって崩れが大きくなり、」
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他の候補作
杉森久英
『天才と狂人の間』
津田信
「夜の暦」
杜山悠
『無頼の系図』
野村尚吾
『乱世詩人伝』
木野工
「怪談」
川野彰子
「色模様」
金子明彦
「格子の外」
小林勝
「紙背」
来水明子
『涼月記』
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候補者・作品
金子明彦男35歳×各選考委員 
「格子の外」
短篇 105
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男65歳
0  
海音寺潮五郎
男60歳
0  
源氏鶏太
男50歳
5 「私は、相当高く買った。最後の「無罪の意である」との一語が、この残酷物語をぐっと引きしめている。」
村上元三
男52歳
0  
中山義秀
男61歳
3 「それぞれ読みごたえがあった。」
小島政二郎
男68歳
2 「残念の思いがあとに残った。」
大佛次郎
男64歳
2 「力が分裂している。」
川口松太郎
男62歳
0  
今日出海
男58歳
0  
松本清張
男52歳
0  
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他の候補作
杉森久英
『天才と狂人の間』
津田信
「夜の暦」
杜山悠
『無頼の系図』
野村尚吾
『乱世詩人伝』
木野工
「怪談」
川野彰子
「色模様」
結城昌治
『ゴメスの名はゴメス』
小林勝
「紙背」
来水明子
『涼月記』
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候補者・作品
小林勝男34歳×各選考委員 
「紙背」
短篇 102
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男65歳
0  
海音寺潮五郎
男60歳
0  
源氏鶏太
男50歳
0  
村上元三
男52歳
0  
中山義秀
男61歳
4 「一種の迫力があった。筆致がもっと円熟していたならば、当然問題になった作品だと思う。」
小島政二郎
男68歳
2 「これは直木賞の候補作品に入れるのはどうかと思う。」
大佛次郎
男64歳
0  
川口松太郎
男62歳
0  
今日出海
男58歳
0  
松本清張
男52歳
2 「結末が唐突で安易」
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他の候補作
杉森久英
『天才と狂人の間』
津田信
「夜の暦」
杜山悠
『無頼の系図』
野村尚吾
『乱世詩人伝』
木野工
「怪談」
川野彰子
「色模様」
結城昌治
『ゴメスの名はゴメス』
金子明彦
「格子の外」
来水明子
『涼月記』
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候補者・作品
来水明子女30歳×各選考委員 
『涼月記』
長篇 699
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男65歳
20 「今度の「涼月記」は、ずっとよみよかった。」「とに角明智光秀をこのように解釈した人を、僕はまだ知らぬ。」「この作者の長篇一本でゆく逞しさも僕は買っている。」
海音寺潮五郎
男60歳
9 「力作だが、この作中のストーリー・テラーは現実に時代の波に漂わされた人の感じがしない。」
源氏鶏太
男50歳
5 「前回の「背教者」よりも進歩のあとが読み取られた。殊に、私には、信長と日向守との仲の描き方が面白かった。」
村上元三
男52歳
9 「作者の史観があまくて、肝腎の信長と光秀との葛藤が描き切れていない。」「もっと簡潔に作品を仕立てあげる苦労をすべきであろう。」
中山義秀
男61歳
7 「まじめな努力を買う。惜しむらくは、読者を作中にひきこんでゆく筆力に、盛上る勢を欠いでいるようで、」
小島政二郎
男68歳
13 「人間なり舞台なりすべてが、文章から離れて紙面から立ち上って来ないと小説の文章ではない。その点、なんとかして是非会得してもらいたい。」
大佛次郎
男64歳
25 「最初の予選通知に来水氏の「涼月記」が入っていなかったので、私から推して入れて貰った。他の作品に劣るものとは信じなかった。」「しかし、(引用者中略)他人に語らせて重ねて話を進めて行く展開の技法が、込み入り過ぎて読みづらくするのである。」
川口松太郎
男62歳
0  
今日出海
男58歳
15 「あまりに描写に拘泥し、くどくどと書きすぎると、大衆性のみならず、現代性まで失う恐れがある。」「これだけの史観と表現力を持っている人は埋れることはあるまいと私は信じている。」
松本清張
男52歳
22 「もう少し材料の整理をし、焦点をはっきりとさせる必要がある。」「凝った文章が、この長篇に満遍なくちりばめてあるのも、作者が苦心したほどの効果がなく、かえって重苦しく感じさせた。」
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他の候補作
杉森久英
『天才と狂人の間』
津田信
「夜の暦」
杜山悠
『無頼の系図』
野村尚吾
『乱世詩人伝』
木野工
「怪談」
川野彰子
「色模様」
結城昌治
『ゴメスの名はゴメス』
金子明彦
「格子の外」
小林勝
「紙背」
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