芥川賞のすべて・のようなもの
第65回
候補作家の群像 トップページ
直木賞・芥川賞受賞作一覧
受賞作・候補作一覧
受賞作家の群像
選考委員の群像
選評の概要
マップ

候補作家の一覧へ
前の回へ後の回へ
Last Update[H26]2014/12/10

金石範
Kim Sokupomu
生没年月日【注】 大正15年/1926年10月2日~
経歴 大阪府生まれ。京都大学文学部美学科卒。在日朝鮮人。
受賞歴・候補歴
個人全集 『金石範作品集』全2巻(平成17年/2005年9月~10月・平凡社刊)
備考
  - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


芥川賞 第65回候補  一覧へ

まんどぎゆうれいきたん
万徳幽霊奇譚」(『人間として』4号[昭和45年/1970年12月])
媒体・作品情報
誌名 「人間として」  別表記表紙 「季刊」併記
巻号 第4号
印刷/発行年月日 印刷 昭和45年/1970年12月15日 発行 昭和45年/1970年12月25日
発行者等 担当編集者 小田実、高橋和巳 筑摩編集部 纓坂由貴、柏原成光 発行者 竹之内静雄 印刷者 暁印刷株式会社
発行所 株式会社筑摩書房(東京都)
総ページ数 509 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×24行
×2段
本文ページ 300~379
(計80頁)
測定枚数 248
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
書誌
>>昭和46年/1971年11月・筑摩書房刊『万徳幽霊奇譚』所収
>>昭和52年/1977年12月・筑摩書房刊『筑摩現代文学大系95 丸山健二・清岡卓行・阿部昭・金石範集』所収
>>平成3年/1991年8月・講談社/講談社文芸文庫『万徳幽霊奇譚・詐欺師』所収
>>平成17年/2005年9月・平凡社刊『金石範作品集1』所収
>>平成18年/2006年6月・勉誠出版刊『〈在日〉文学全集 第3巻 金石範』所収
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
候補者 金石範 男44歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男66歳
0  
丹羽文雄
男66歳
0  
瀧井孝作
男77歳
6 「初めの二三頁は説明文で少しくどい(原文傍点)ようで、読みづらかったが、しかし次第にこの作者の饒舌に馴れると、漸と作の中に入れた。」「饒舌で(引用者注:「青丘の宿」と同様に)これも長すぎる。」
大岡昇平
男62歳
12 「(引用者注:「黄色い娼婦」「渋面の祭」と共に)新鮮味があり、技巧もすぐれていて、どれが受賞してもおかしくない、と思われた。」「主題にも文体にもあいまいさはなく、デッサンがしっかりしている作品である。」「しかし現在の日本の「純文学」の基準では、この自然な物語性は直木賞にふさわしいということになるのである。」
中村光夫
男60歳
0  
永井龍男
男67歳
3 「筆力は強靭爽快で、英雄伝にふさわしいものがあった。実力を買った上で、直木賞向きの作品だという評に傾いた。」
舟橋聖一
男66歳
0  
井上靖
男64歳
9 「(引用者注:「渋面の祭」の)次に面白かった」「文章も達者であるし、ひたむきに一人の人間を描こうと食いさがっている作品である。直木賞向きの作品であるという見方もできるが、その直木賞的なところがなかなかいいと思った。」「文学する根源的なものが失われていない感じで、全篇を貫いている素朴さが却って新鮮に見えるから不思議である。」
石川淳
男72歳
19 「八篇の中からぜひ一つえらぶとすれば、わたしは「万徳幽霊奇譚」を取る。」「表現がユーモアの仕立になっているのは必至と見える。幽霊がおかしいのではなくて、喜劇的にしか状況を表現することができないとすれば、「主体的な自由」は化けて出ないわけにはゆかぬのだろう。これはこれで読めないものではないが、なんといっても、叙述の仕方が十分に熟していないことを惜しむ。」
選評出典:『芥川賞全集 第八巻』昭和57年/1982年9月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和46年/1971年9月号)
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



ページの先頭へ

トップページ直木賞・芥川賞受賞作一覧受賞作・候補作一覧受賞作家の群像選考委員の群像
選評の概要マップ || 候補作家の一覧へ前の回へ次の回へ