芥川賞のすべて・のようなもの
第67回
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Last Update[H26]2014/8/14

畑山博
Hatayama Hiroshi
生没年月日【注】 昭和10年/1935年5月18日~平成13年/2001年9月2日
受賞年齢 37歳2ヵ月
経歴 東京府荏原区生まれ。高校中退後、旋盤工など数々の職を経ながら、創作をつづける。昭和41年/1966年より放送作家となり、NHK教育テレビ『若い広場』等を担当。後年、宮沢賢治研究に従事する。
受賞歴・候補歴
  • 第9回群像新人文学賞[小説部門][最優秀作](昭和41年/1966年)「一坪の大陸」
  • |候補| 第62回芥川賞(昭和44年/1969年下期)「四階のアメリカ」
  • |候補| 第64回芥川賞(昭和45年/1970年下期)「狩られる者たち」
  • |候補| 第65回芥川賞(昭和46年/1971年上期)「はにわの子たち」
  • 第67回芥川賞(昭和47年/1972年上期)「いつか汽笛を鳴らして」
  • 第25回産経児童出版文化賞[推薦](昭和53年/1978年)『アステカの少女』
備考
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芥川賞 第62回候補  一覧へ

よんかい
四階のアメリカ」(『群像』昭和44年/1969年7月号)
媒体・作品情報
誌名 「群像」
巻号 第24巻 第7号  別表記7月号
印刷/発行年月日 印刷 昭和44年/1969年6月5日 発行 昭和44年/1969年7月1日
発行者等 編集人 中島和夫 発行人 有木 勉 印刷人 浜田純治 印刷所 豊国印刷株式会社 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社講談社(東京都)
総ページ数 260 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×23行
×2段
本文ページ 78~109
(計32頁)
測定枚数 92
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書誌
>>昭和46年/1971年3月・文藝春秋刊『狩られる者たち』所収
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候補者 畑山博 男34歳
選考委員 評価 行数 評言
三島由紀夫
男45歳
0  
石川達三
男64歳
4 「外国人の体臭を感じさせるものがあり、相当の作品であるが、(引用者中略)一種の気取りがあって、それが鼻につく感じだった。」
舟橋聖一
男65歳
0  
丹羽文雄
男65歳
0  
井上靖
男62歳
0  
瀧井孝作
男75歳
0  
大岡昇平
男60歳
0  
石川淳
男70歳
0  
永井龍男
男65歳
0  
中村光夫
男58歳
0  
川端康成
男70歳
5 「意図、手法に特色も長所も見えるが、成功作、いやな言い方をすれば、芥川賞の当選作とするには、いずれももう一歩、二歩というところがあったようである。」
選評出典:『芥川賞全集 第八巻』昭和57年/1982年9月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和45年/1970年3月号)
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芥川賞 第64回候補  一覧へ

もの
狩られる 者たち」(『群像』昭和45年/1970年7月号)
媒体・作品情報
誌名 「群像」
巻号 第25巻 第7号  別表記7月特大号
印刷/発行年月日 印刷 昭和45年/1970年6月5日 発行 昭和45年/1970年7月1日
発行者等 編集人 中島和夫 発行人 有木 勉 印刷人 浜田純治 印刷所 豊国印刷株式会社 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社講談社(東京都)
総ページ数 276 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×22行
×2段
本文ページ 100~135
(計36頁)
測定枚数 98
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書誌
>>昭和46年/1971年3月・文藝春秋刊『狩られる者たち』所収
>>昭和50年/1975年8月・旺文社/旺文社文庫『狩られる者たち 他5編』所収
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候補者 畑山博 男35歳
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男76歳
0  
丹羽文雄
男66歳
0  
石川達三
男65歳
5 「面白い主題であり、その点が惜しまれたが、構成や描写の方にやや乱暴なものがあって、何かしら不安定な作品であるように私は感じた。」
舟橋聖一
男66歳
0  
中村光夫
男59歳
0  
大岡昇平
男61歳
3 「題材的に面白く、一応こなしている。多分器用にこなしすぎているところがあるためか、他の委員には全然相手にされなかった。」
川端康成
男71歳
0  
永井龍男
男66歳
3 「(引用者注:「闇の船」と)同様にみじめな人物群を追うが、(引用者中略)主人公を突き放すことで一篇を救っている」
石川淳
男71歳
0  
井上靖
男63歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第八巻』昭和57年/1982年9月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和46年/1971年3月号)
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芥川賞 第65回候補  一覧へ

「はにわの 子たち」(『文學界』昭和46年/1971年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第25巻 第6号  別表記6月特別号/創刊400号記念特別号
印刷/発行年月日 発行 昭和46年/1971年6月1日
発行者等 編集兼発行人 印南 寛 印刷人 高橋武夫 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 336 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 174~205
(計32頁)
測定枚数 96
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書誌
>>昭和47年/1972年4月・文藝春秋刊『はにわの子たち』所収
>>昭和57年/1982年1月・文藝春秋刊『いつか汽笛を鳴らして』所収
>>昭和61年/1986年2月・文藝春秋/文春文庫『いつか汽笛を鳴らして』所収
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候補者 畑山博 男36歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男66歳
0  
丹羽文雄
男66歳
0  
瀧井孝作
男77歳
0  
大岡昇平
男62歳
2 「アクチュアルな題材を切り取って、巧みな短篇にする手腕に感心した。」
中村光夫
男60歳
0  
永井龍男
男67歳
2 「これだけの枚数でこれだけの材料をまとめるのは無理だと思った。」
舟橋聖一
男66歳
0  
井上靖
男64歳
0  
石川淳
男72歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第八巻』昭和57年/1982年9月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和46年/1971年9月号)
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芥川賞 第67受賞  一覧へ

きてき
「いつか 汽笛を 鳴らして」(『文學界』昭和47年/1972年4月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第26巻 第4号  別表記4月号
印刷/発行年月日 発行 昭和47年/1972年4月1日
発行者等 編集兼発行人 印南 寛 印刷人 高橋武夫 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 256 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 20~70
(計51頁)
測定枚数 153
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書誌
>>昭和47年/1972年4月・文藝春秋刊『はにわの子たち』所収
>>昭和57年/1982年1月・文藝春秋刊『いつか汽笛を鳴らして』所収
>>昭和57年/1982年10月・文藝春秋刊『芥川賞全集 第9巻』所収
>>昭和61年/1986年2月・文藝春秋/文春文庫『いつか汽笛を鳴らして』所収
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候補者 畑山博 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
大岡昇平
男63歳
11 「在日朝鮮人というアクチュアルな問題を取扱っている。」「テーマの扱い方と叙述において、「誰かが触った」の斉一性に及ばないが、作者の姿勢に切実なものが感じられ、最後には同じくらいの票が集って来た。私は二作授賞に賛成した。」
井上靖
男65歳
7 「この作品から感じられるものは、才能というより、作者の坐り方のいちずな手がたさだ。地味だが、ひたむきに引張って読ませて行くところはみごとである。」「(引用者注:「誰かが触った」「いつか汽笛を鳴らして」「仕かけのある静物」のうち)どれが授賞作であってもいいと思った。」
吉行淳之介
男48歳
17 「主人公のマイナスの要素に焦点を当て(もちろん、そこにこの作品の眼目がある)、それがつぎつぎと現れてくるので、いささか食傷の気分になったが、これは力作のあまりのことであろう。」「私はこの二作(引用者注:「誰かが触った」と「いつか汽笛を鳴らして」)に、一番良い点を入れておいた。」「畑山氏の「一坪の大陸」が「群像新人賞」の佳作第一席になったとき、世評はあまりよくなかったが、私は感心した。」「以来、この賞の候補になるのが(引用者中略)四回目だそうで、力量のある作家に間違いない。」
安岡章太郎
男52歳
7 「身体的な欠陥になやむ男を主人公に、一人称で描いたものだが、この苦痛は個人的なものであるだけに一層重厚である。」「二本立ての授賞になったのは、それなりの理由があることだと思う。」
中村光夫
男61歳
15 「性格が対蹠的で、互に相補う観のあるこの二つの小説(引用者注:「誰かが触った」と「いつか汽笛を鳴らして」)の当選は、自然でした。」「しかし僕個人としては、畑山氏の作品はそれほど買えません。」「「ぼくの原点」が、そのまま作者によって肯定されているのが問題です。作者の資性と思われるユーモアとはにかみが生きてこないのはそのためでしょう。」
丹羽文雄
男67歳
8 「力量のある作家のとっておきの材料といった印象をうけた。」「小説の進行中に少年時代の級友のことが主人公の魂の底で低音となって鳴りつづけてくれることを願ったが、途中は忘れてしまったような扱いが、僅かに不満であった。」
永井龍男
男68歳
8 「全篇を通じて、主人公は執拗に追跡される。」「追うのは自虐の刃である。」「逃れようとする自己、逃すまいとする自己、その葛藤の中に人間の卑小さや妄執が露呈される。愉快な小説でないことは、最初に作者が承知しているのである。」
瀧井孝作
男78歳
7 「悲しい心持の切実な物語だが、文章が稍くだくだしいのが、少し惜しい。強い簡潔の筆なら尚よかったが……。」
舟橋聖一
男67歳
10 「兎口の主人公に現実感、迫真力などがすぐれており、殊に竹竿でくじゃくを殺すところが生ま生ましい程に書けている。」
選評出典:『芥川賞全集 第九巻』昭和57年/1982年10月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和47年/1972年9月号)
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