芥川賞のすべて・のようなもの
第66回
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Last Update[H26]2014/11/28

富岡多恵子
Tomioka Taeko
生没年月日【注】 昭和10年/1935年7月28日~
経歴 大阪府出身。大阪女子大学文学部英文科卒。詩人として出発し、のち小説・評論・エッセイなど多彩な執筆活動を展開する。
受賞歴・候補歴
  • 第8回H氏賞(昭和33年/1958年)『返礼』《詩集》
  • 第2回室生犀星詩人賞(昭和36年/1961年)『物語の明くる日』《詩集》
  • シナリオ賞秀作賞(昭和44年/1969年)『心中天網島』《共作》
  • |候補| 第66回芥川賞(昭和46年/1971年下期)「イバラの燃える音」
  • |候補| 第67回芥川賞(昭和47年/1972年上期)「仕かけのある静物」
  • |候補| 第11回女流文学賞(昭和47年/1972年)『丘に向ってひとは並ぶ』
  • |候補| 第68回芥川賞(昭和47年/1972年下期)「窓の向うに動物が走る」
  • 第14回田村俊子賞(昭和48年/1973年)『植物祭』
  • |候補| 第12回女流文学賞(昭和48年/1973年)『仕かけのある静物』
  • |候補| 第18回「新劇」岸田戯曲賞(昭和49年/1974年)『結婚記念日』《戯曲》
  • 第13回女流文学賞(昭和49年/1974年)『冥土の家族』
  • |候補| 第3回川端康成文学賞(昭和51年/1976年)「動物の葬礼」
  • 第4回川端康成文学賞(昭和52年/1977年)「立切れ」
  • |候補| 第4回川端康成文学賞(昭和52年/1977年)「名前」
  • |候補| 第18回谷崎潤一郎賞(昭和57年/1982年)『遠い空』
  • |候補| 第19回谷崎潤一郎賞(昭和58年/1983年)『波うつ土地』
  • |候補| 第11回泉鏡花文学賞(昭和58年/1983年)『波うつ土地』
  • |候補| 第22回谷崎潤一郎賞(昭和61年/1986年)『水獣』
  • |候補| 第24回谷崎潤一郎賞(昭和63年/1988年)『白光』
  • 第45回読売文学賞[評論・伝記賞](平成5年/1993年)『中勘助の恋』
  • |候補| 第22回川端康成文学賞(平成7年/1995年)「触れる袖」
  • 第50回野間文芸賞(平成9年/1997年)『ひべるにあ島紀行』
  • 第11回紫式部文学賞(平成13年/2001年)『釋迢空ノート』
  • 第55回毎日出版文化賞[第1部門(文学・芸術)](平成13年/2001年)『釋迢空ノート』
  • 第60回日本藝術院賞[文芸](平成15年/2003年度)"文学から映像分野にまでわたる幅広い創造活動の業績"
  • 第16回伊藤整文学賞[評論部門](平成17年/2005年)『西鶴の感情』
  • 第32回大佛次郎賞(平成17年/2005年)『西鶴の感情』
個人全集 『富岡多惠子集』全10巻(平成10年/1998年10月~平成11年/1999年7月・筑摩書房刊)
備考
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芥川賞 第66回候補  一覧へ

おと
「イバラの 燃える 音」(『海』昭和46年/1971年9月号)
媒体・作品情報
誌名 「海」  別表記表紙 「文芸総合誌」併記
巻号 第29号/第3巻 第10号  別表記9月特大号
印刷/発行年月日 発行 昭和46年/1971年9月1日
発行者等 編集人 吉田好男 発行人 山越 豊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 中央公論社(東京都)
総ページ数 328 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×23行
×2段
本文ページ 136~160
(計25頁)
測定枚数 70
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書誌
>>昭和46年/1971年11月・中央公論社刊『丘に向ってひとは並ぶ』所収
>>昭和49年/1974年☆月・吾八ぷれす刊『イバラの燃える音』[限定版]
>>昭和50年/1975年2月・毎日新聞社刊『現代の女流文学 第7巻』所収
>>昭和51年/1976年☆月・中央公論社/中公文庫『丘に向ってひとは並ぶ』所収
>>平成10年/1998年10月・筑摩書房刊『富岡多惠子集2』所収
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候補者 富岡多恵子 女36歳
選考委員 評価 行数 評言
井上靖
男64歳
0  
吉行淳之介
男47歳
2 「才能が十分感じられたが、作品として見た場合不十分である。」
永井龍男
男67歳
0  
中村光夫
男60歳
0  
大岡昇平
男62歳
0  
安岡章太郎
男51歳
0  
瀧井孝作
男77歳
5 「宇野浩二の語り口に似た筆で、市井人の一断面を描いて、三人の養子を三人三様に描き分けた所も、ちょっと才筆と見た。しかし、線の細いハイカラな漫画みたいな感じかとも見た。」
丹羽文雄
男67歳
6 「作者だけにわかっている題名で、客観性がない。(引用者中略)女流作家は凝りすぎで、主観的になりすぎる欠点があるようである。」
舟橋聖一
男67歳
8 「私はおもしろく読んだが、意外に支持者が少なかった。まず語り口がうまい。小説の評価で、語り口の出来、不出来は大きい筈。」「構成に無理があり、書かないほうがいい部分もあるが、天分のある人のようである。将来に待ちたい。」
選評出典:『芥川賞全集 第九巻』昭和57年/1982年10月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和47年/1972年3月号)
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芥川賞 第67回候補  一覧へ

せいぶつ
仕かけのある 静物」(『海』昭和47年/1972年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「海」  別表記表紙 「文芸雑誌」併記
巻号 第38号/第4巻 第6号  別表記6月号
印刷/発行年月日 発行 昭和47年/1972年6月1日
発行者等 編集人 吉田好男 発行人 山越 豊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 中央公論社(東京都)
総ページ数 260 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×22行
×2段
本文ページ 36~49
(計14頁)
測定枚数 37
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書誌
>>昭和48年/1973年4月・中央公論社刊『仕かけのある静物』所収
>>昭和48年/1973年6月・講談社刊『文学1973』所収
>>昭和55年/1980年1月・中央公論社/中公文庫『仕かけのある静物』所収
>>昭和55年/1980年4月・講談社/講談社文庫『現代短編名作選9 1969~1973』所収
>>平成10年/1998年10月・筑摩書房刊『富岡多惠子集2』所収
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候補者 富岡多恵子 女36歳
選考委員 評価 行数 評言
大岡昇平
男63歳
4 「今期は題材的にも技法上にも特色のある作品が多かった。」
井上靖
男65歳
9 「作った小説であるし、作った小説としての新しさと面白さを持っている。」「(引用者注:「誰かが触った」「いつか汽笛を鳴らして」「仕かけのある静物」のうち)どれが授賞作であってもいいと思った。」「主題がもうひとつはっきり描けていないところが、この作品の弱味であったかも知れない。」
吉行淳之介
男48歳
0  
安岡章太郎
男52歳
0  
中村光夫
男61歳
2 「面白く読みました。」
丹羽文雄
男67歳
0  
永井龍男
男68歳
0  
瀧井孝作
男78歳
0  
舟橋聖一
男67歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第九巻』昭和57年/1982年10月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和47年/1972年9月号)
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芥川賞 第68回候補  一覧へ

まど むこ どうぶつ はし
窓の 向うに 動物が 走る」(『群像』昭和47年/1972年9月号)
媒体・作品情報
誌名 「群像」
巻号 第27巻 第9号  別表記9月号
印刷/発行年月日 印刷 昭和47年/1972年8月5日 発行 昭和47年/1972年9月1日
発行者等 編集人 徳島高義 発行人 三木 章 印刷人 澤村嘉一 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社講談社(東京都)
総ページ数 292 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×22行
×2段
本文ページ 106~119
(計14頁)
測定枚数 39
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書誌
>>昭和48年/1973年4月・中央公論社刊『仕かけのある静物』所収
>>昭和55年/1980年1月・中央公論社/中公文庫『仕かけのある静物』所収
>>平成10年/1998年10月・筑摩書房刊『富岡多惠子集2』所収
>>平成18年/2006年2月・講談社/講談社文芸文庫『動物の葬禮・はつむかし―富岡多惠子自選短篇集』所収
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候補者 富岡多恵子 女37歳
選考委員 評価 行数 評言
中村光夫
男61歳
0  
永井龍男
男68歳
3 「小気味よい才筆であったが、少くとももう一章なければ小説としては安定しないと考えられた。」
安岡章太郎
男52歳
0  
吉行淳之介
男48歳
5 「詩人としての感覚をわざと殺した描き方で、そこに新鮮さがあったが、遊びに過ぎ、それはそれで構わないが、この新人賞にはいささか不適格とおもえた。」
瀧井孝作
男78歳
6 「漫画家の手法は面白いけれど、まだ少し小粒と見えた。澄んだ感じか、または大きいたっぷりした感じが、少し出初めたかとも見えた。」
大岡昇平
男63歳
3 「(引用者注:詩人の作品でも)「窓の向うに動物が走る」のように「遊び」の感じがあって受賞になりにくくて、損をすることもある。」
舟橋聖一
男68歳
5 「もの足りなかった。」「「イバラの燃える音」を凌駕することが出来なかった。」
丹羽文雄
男68歳
5 「(引用者注:三木卓と)共に詩人だが、(引用者中略)詩人であることを武器にしている。」
井上靖
男65歳
8 「目立っていた。」「しゃれた作品である。」「上等に仕上がっている。こういう遊びの形で人間を描くことは難しいが、父親も、娘も、その心の触れ合いも、造花の中にちゃんと仕舞われている。達者だが、埃りはない。」
選評出典:『芥川賞全集 第九巻』昭和57年/1982年10月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和48年/1973年3月号)
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