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第48回
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Last Update[H29]2017/6/2

杉本苑子
Sugimoto Sonoko
生没年月日【注】 大正14年/1925年6月26日~平成29年/2017年5月31日
受賞年齢 37歳6ヵ月
経歴 東京市牛込区(現・東京都新宿区)生まれ。文化学院卒。昭和27年/1952年『サンデー毎日』懸賞小説に「燐の譜」が入選したのを機に、選考委員だった吉川英治に師事。
受賞歴・候補歴
  • |候補| サンデー毎日創刊三十年記念懸賞小説[選外佳作・歴史小説](昭和26年/1951年)「申楽新記」
  • 第42回サンデー毎日大衆文芸[入選](昭和27年/1952年下期)「燐の譜」
  • 第48回直木賞(昭和37年/1962年下期)『孤愁の岸』
  • |候補| 第9回吉川英治文学賞(昭和50年/1975年)『玉川兄弟』
  • 第12回吉川英治文学賞(昭和53年/1978年)『滝沢馬琴』
  • |候補| 第21回女流文学賞(昭和57年/1982年)『檀林皇后私譜』
  • |候補| 第24回女流文学賞(昭和60年/1985年)『姿見ずの橋』
  • 第25回女流文学賞(昭和61年/1986年)『穢土荘厳』
  • 紫綬褒章(昭和62年/1987年)
  • 文化功労者(平成7年/1995年)
  • 熱海市名誉市民(平成9年/1997年)
  • 第50回NHK放送文化賞(平成10年/1998年度)
  • 第50回菊池寛賞(平成14年/2002年)
  • 文化勲章(平成14年/2002年)
処女作 「申楽新記」(昭和26年/1951年)
個人全集 『杉本苑子全集』全22巻(平成9年/1997年2月~平成10年/1998年10月・中央公論社刊)
サイト内リンク 直木賞受賞作全作読破への道Part3
備考
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直木賞 第48受賞  一覧へ

こしゅう きし
孤愁の 岸』(昭和37年/1962年10月・講談社刊)
媒体・作品情報
作品名 別表記 奥付 ルビ有り「こしゅう」「きし」
印刷/発行年月日 発行 昭和37年/1962年10月25日(第1刷)
発行者等 発行者 野間省一 印刷所 豊国印刷株式会社(東京都) 製本 文信社
発行所 株式会社講談社(東京都)
装幀/装画等 装幀 三井永一
総ページ数 282 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 7~280
(計274頁)
測定枚数 835
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書誌
>>昭和40年/1965年12月・講談社/ロマン・ブックス『孤愁の岸』
>>昭和50年/1975年9月・角川書店/角川文庫『孤愁の岸』
>>昭和57年/1982年2月・講談社/講談社文庫『孤愁の岸』(上)(下)
>>昭和60年/1985年10月・埼玉福祉会刊/大活字本シリーズ『孤愁の岸』(上)(中)(下)
>>昭和62年/1987年10月・世界文化社/NHKカセット日曜名作座『孤愁の岸』(1)~(5)
>>昭和63年/1988年3月・講談社刊『日本歴史文学館19 孤愁の岸・華の碑文』所収
>>平成9年/1997年3月・中央公論社刊『杉本苑子全集 第1巻 孤愁の岸』
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候補者 杉本苑子 女37歳
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男50歳
13 「こんどはこれだな、と思った。堂々たる労作であり、個々の人物の描き方も優れている。」「今後、省略ということを頭に入れて書いたら、印象が更に鮮やかになりそうに思った。」
川口松太郎
男63歳
11 「委員全部が賛成し私も感動した。」「しいていえばやや重い。大衆小説としての楽しさがあってもいい。」
村上元三
男52歳
11 「何とも書きにくい宝暦治水記という材料を、よくここまで書き込んだ点に、まず感心をした。」「久しぶりに時代小説で受賞者が出たのは、嬉しい。」
木々高太郎
男65歳
15 「このむずかしいテーマをよくあれだけはりつめて完了したものだと感心した」「あとから吉川英治の記念にもなると思い、何か油然たる暖いものが心のうちに感じられた。」
今日出海
男59歳
18 「構成もしっかりしているし、筆力もある。」「だが何といっても地味な作品であり、材料そのものが地味で、暗いのだ。」「作家としての力倆は充分で、この暗鬱な材料に取り組んで、どんなに調べ、またどんなに書くのに苦労したか、よくわかる作品である。」
小島政二郎
男68歳
18 「私はこれに一番感心した。まずい題だが――」「文章もいいし、描写力もあるし、ほかの七篇に退屈していた心がはずんで来た。」
海音寺潮五郎
男61歳
19 「暗いおもしろくない材料であり、資料としてもまとまっているのは上巻しかないはずだが、それをここまで書き上げた手腕は立派に賞に値する。欠点があるとすれば、あまりにも吉川英治すぎるところであろう。」
大佛次郎
男65歳
17 「その努力に深く敬意を表する。」「やはり、この話は材料からして暗い。(引用者中略)この暗さが黒い光となって人を動かすまで昂められるのには、もう一歩と言うところではないか?」
松本清張
男53歳
15 「よく調べてある歴史小説だが、新人としてもう少し文体の清新さを期待したかった。」「重量的な長篇作家として特色を出すのも結構だが、短篇にもまた巧みなところを見せて欲しい。」
選評出典:『オール讀物』昭和38年/1963年4月号
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文量
長篇
章立て
「奉書一片」「古帖佐の碗」「光る白髪」「夕映童女」「いざよい日記」「餌と商人」「露、撩乱」「天井川」「初犠牲」「花あやめ」「雉子汁」「ある手紙」「籠伏せ論争」「夏の月」「病鬼」「若き藩主」「奈落への道」「母の丁銀」「宵時雨」「馬蠅庄屋」「頭巾の男」「見積りくらべ」「陶鈴」「壁の裏」「断絃」「伊吹風」「風に哭く声」「野の落日」「多度山浅景」「風花」「片側町」「銀紗一望」「紅梅譜」「河満てり」「一穂の灯」「流星」
時代設定 場所設定
江戸[宝暦年間]  薩摩藩~美濃・尾張
登場人物
平田靱負正輔(勝手方家老、川普請手伝い総奉行)
伊集院十蔵久東(大目付役、川普請手伝い副奉行)
島津重年(薩摩藩主)
梁瀬伊織(藩士)
笈川鉄之助(伊織の義兄、算用方吟味役)
尾関尚吾(勝手方算用役)




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