芥川賞のすべて・のようなもの
第74回
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Last Update[H27]2015/7/27

中上健次
Nakagami Kenji
生没年月日【注】 昭和21年/1946年8月2日~平成4年/1992年8月12日
受賞年齢 29歳5ヵ月
経歴 本名=中上(ナカウエ)健次。和歌山県新宮市生まれ。和歌山県立新宮高校卒。上京し、『文藝首都』に参加。
受賞歴・候補歴
個人全集 『中上健次全集』全15巻(平成7年/1995年5月~平成8年/1996年8月・集英社刊)
備考
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芥川賞 第69回候補  一覧へ

じゅうきゅうさい ちず
十九歳の 地図」(『文芸』昭和48年/1973年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「文芸」
巻号 第12巻 第6号  別表記6月特大号
印刷/発行年月日 発行 昭和48年/1973年6月1日
発行者等 編集者 寺田 博 発行者 佐藤晧三 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社河出書房新社(東京都)
総ページ数 296 表記上の枚数 目次 102枚 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 118~152
(計35頁)
測定枚数 100
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書誌
>>昭和49年/1974年8月・河出書房新社刊『十九歳の地図』所収
>>昭和56年/1981年6月・河出書房新社/河出文庫『十九歳の地図』所収
>>平成7年/1995年8月・集英社刊『中上健次全集1』所収
>>平成12年/2000年5月・小学館/小学館文庫『中上健次選集11 十九歳の地図・蛇淫 他』所収
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候補者 中上健次 男26歳
選考委員 評価 行数 評言
舟橋聖一
男68歳
0  
中村光夫
男62歳
0  
大岡昇平
男64歳
2 「将来を期待さす才能を感じた。」
吉行淳之介
男49歳
2 「おもしろかったが、僅かだが若づくりが気になった。まだ二十代の人だから今後に期待する。」
瀧井孝作
男79歳
0  
永井龍男
男69歳
4 「第一印象としては、(引用者中略)私には一番おもしろかった。持って行き場のない十九歳の焦燥と、現実嫌悪の昂りがよく表現されていると思ったが、私の他に支持は一票」
安岡章太郎
男53歳
0  
井上靖
男66歳
0  
丹羽文雄
男68歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十巻』昭和57年/1982年11月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和48年/1973年9月号)
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芥川賞 第72回候補  一覧へ

はと いえ
鳩どもの 家」(『すばる』17号[昭和49年/1974年9月])
媒体・作品情報
誌名 「すばる」  別表記「昴」ロゴ併記 表紙 「文芸季刊誌」併記
巻号 第17号  別表記1974秋
印刷/発行年月日 発行 昭和49年/1974年9月10日
発行者等 編集者 大波加 弘 発行者 陶山 巌 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社集英社(東京都)
総ページ数 398 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
33字
×26行
×2段
本文ページ 284~310
(計27頁)
測定枚数 110
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書誌
>>昭和50年/1975年2月・集英社刊『鳩どもの家』所収
>>昭和55年/1980年6月・集英社/集英社文庫『鳩どもの家』所収
>>平成7年/1995年9月・集英社刊『中上健次全集2』所収
>>平成10年/1998年4月・日本図書センター/シリーズ・人間図書館『作家の自伝80 中上健次』所収
>>平成12年/2000年5月・小学館/小学館文庫『中上健次選集11 十九歳の地図・蛇淫 他』所収
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候補者 中上健次 男28歳
選考委員 評価 行数 評言
丹羽文雄
男70歳
5 「この描写力はたのもしい。が、これだけでは常識の線を越えていないといわれても仕方がない。しかし作者はまだ若いようである。この描写力は是非大切にしてほしい。」
吉行淳之介
男50歳
2 「まだ若いし筆力があるので、今後がたのしみである。」
大岡昇平
男65歳
2 「筆力がある。ただし題材と構成がやや平凡。」
井上靖
男67歳
0  
永井龍男
男70歳
2 「筆力を買い、これからの作者というべきか。」
瀧井孝作
男80歳
0  
中村光夫
男63歳
0  
舟橋聖一
男70歳
5 「思ったより、席上買われなかったが、私には面白かった。この作で授賞といかないまでも、将来性はある人と思う。戦後生れだというから、まだ先が長い。」
安岡章太郎
男54歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十巻』昭和57年/1982年11月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和50年/1975年3月号)
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芥川賞 第73回候補  一覧へ

じょうとくじ
浄徳寺ツアー」(『文芸展望』9号/昭和50年/1975年春季号[4月])
媒体・作品情報
誌名 「文芸展望」  別表記表紙 「季刊」併記
巻号 通巻 第9号  別表記春季号/4月号
印刷/発行年月日 発行 昭和50年/1975年4月15日
発行者等 編集人 柏原成光 発行人 井上達三 印刷所 暁印刷株式会社
発行所 株式会社筑摩書房(東京都)
総ページ数 450 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 102~131
(計30頁)
測定枚数 88
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書誌
>>昭和51年/1976年2月・文藝春秋刊『岬』所収
>>昭和53年/1978年12月・文藝春秋/文春文庫『岬』所収
>>平成7年/1995年9月・集英社刊『中上健次全集2』所収
>>平成12年/2000年5月・小学館/小学館文庫『中上健次選集11 十九歳の地図・蛇淫 他』所収
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候補者 中上健次 男28歳
選考委員 評価 行数 評言
井上靖
男68歳
0  
大岡昇平
男66歳
11 「面白かった。」「私としてはそろそろ授賞してもいい頃と思われ、「祭りの場」と共に二作授賞を考えていたのであるが、氏は二年の間にすでに流行作家になっている。悪達者の面もまた現われている、との観察があって、票が集まらなかった。」
瀧井孝作
男81歳
0  
中村光夫
男64歳
0  
永井龍男
男71歳
3 「作者の若さが出ていて好感を持った。」「猥雑な人間の一団を、一団として扱う手法に新鮮さがあり、」
丹羽文雄
男70歳
0  
舟橋聖一
男70歳
3 「前回作のほうが出来がよかった。」
安岡章太郎
男55歳
7 「団体旅行の添乗員というのは、そのまま現代の弥次喜多の役柄であろうし、おもしろい材料にちがいないのだが、十返舎一九の時代にはあったもののあわれ(原文傍点)はこの作品にはない。」
吉行淳之介
男51歳
4 「自分の個人的な憤りをたたきつけている作品で、このエネルギーをもっと内面化させてもらいたい。」
選評出典:『芥川賞全集 第十巻』昭和57年/1982年11月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和50年/1975年9月号)
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芥川賞 第74受賞  一覧へ

みさき
岬」(『文學界』昭和50年/1975年10月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第29巻 第10号  別表記10月号
印刷/発行年月日 発行 昭和50年/1975年10月1日
発行者等 編集兼発行人 西永達夫 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 296 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 84~135
(計52頁)
測定枚数 158
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書誌
>>昭和51年/1976年2月・文藝春秋刊『岬』所収
>>『文藝春秋』昭和51年/1976年3月号
>>昭和51年/1976年5月・講談社刊『文学1976』所収
>>昭和53年/1978年12月・文藝春秋/文春文庫『岬』所収
>>昭和55年/1980年5月・講談社/講談社文庫『現代短編名作選10 1974~1976』所収
>>昭和57年/1982年11月・文藝春秋刊『芥川賞全集 第10巻』所収
>>昭和59年/1984年4月・成瀬書房刊『岬』[限定版]
>>昭和63年/1988年2月・小学館刊『昭和文学全集 第29巻 石原慎太郎・城山三郎・古山高麗雄・小田実・筒井康隆・富岡多恵子・中上健次・津島佑子・森敦』所収
>>平成7年/1995年5月・集英社刊『中上健次全集3』所収
>>平成12年/2000年7月・小学館/小学館文庫『中上健次選集12 岬・化粧 他』所収
>>平成26年/2014年10月・講談社/講談社文芸文庫『現代小説クロニクル 1975~1979』所収
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候補者 中上健次 男29歳
選考委員 評価 行数 評言
吉行淳之介
男51歳
22 「人間関係が複雑をきわめているので、二度読んだ。」「読者はふつう親切ではないので、途中で放棄される可能性のある書き方である。」「終りの数頁をとくに評価する。」「欠点も眼についたが、未知数の魅力とエネルギーに満ちていて、芥川賞の作品にふさわしい。」
丹羽文雄
男71歳
13 「かねてから私は、この作者に属目していた。今度の作品にも、欠点はある。」「が、それらの非難を押えつけるほどこの作品からうける印象は強烈である。母親がよく描かれていた。この母親によって賞をうけたようなものである。」「作者は現実に体当りをして書いている。短いセンテンスは、一種さわやかな感じをあたえる。」
井上靖
男68歳
4 「新進気鋭な作家としてのエネルギーが感じられる。」「ただこの作品に於ては、人間関係をのみこむのに、多少難渋した。」
永井龍男
男71歳
12 「登場人物の親戚、姻戚関係が錯雑していて、それを呑み込むまで骨が折れた。」「この作者は、一群れの人間を浮出させるのに、すぐれた筆力を持っている。前の候補作「浄徳寺ツアー」でそう思ったことを、今度もあらためて感じた。」
瀧井孝作
男81歳
5 「人物がゴチャゴチャして、描写も何もない、わけのわからんものと私は見た。これよりもまだ、前回の候補作「浄徳寺ツアー」には、団体旅行の猥雑味が描いてあったと思った。」
中村光夫
男64歳
14 「僕としては、本来なら授賞作なし、だがもし強いて選ぶなら中上氏、という考えで出席しました。」「氏はいくども候補にあがり、充分力倆をみとめられた新人ですが、今度の「岬」はそれらにくらべても出来のよい作品とは云えません。」「独自な小説世界を持つのは、ひとつの才能といえるので、これに賞を与えることは、一種の冒険ではあっても、やりがいのある冒険です。」
安岡章太郎
男55歳
3 「おそろしく読み難い。しかし粘着力のある筆致。旺盛な筆力がある。ただし、最後の場面は文体が浮き上り、全体を安っぽくしている。」
選評出典:『芥川賞全集 第十巻』昭和57年/1982年11月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和51年/1976年3月号)
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