芥川賞のすべて・のようなもの
第98回
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Last Update[H26]2014/6/20

清水邦夫
Shimizu Kunio
生没年月日【注】 昭和11年/1936年11月17日~
経歴 新潟県新井市生まれ。早稲田大学文学部演劇科卒。岩波映画に入社、のち昭和40年/1965年退社。劇作家として活動。
受賞歴・候補歴
  • 早稲田演劇賞(昭和33年/1958年)『署名人』《戯曲》
  • |候補| 第9回「新劇」岸田戯曲賞(昭和38年/1963年)『逆光線ゲーム』《戯曲》
  • |候補| 第5回谷崎潤一郎賞(昭和44年/1969年)「狂人なおもて往生をとぐ」《戯曲》
  • |候補| 第15回「新劇」岸田戯曲賞(昭和45年/1970年)「狂人なおもて往生をとぐ」《戯曲》
  • |候補| 第16回「新劇」岸田戯曲賞(昭和46年/1971年)「あなた自身のためのレッスン」《戯曲》
  • |候補| 第17回「新劇」岸田戯曲賞(昭和47年/1972年)「鴉よ、おれたちは弾丸をこめる」《戯曲》
  • 第18回「新劇」岸田戯曲賞(昭和49年/1974年)「ぼくらが非情の大河をくだる時」《戯曲》
  • |候補| 第18回「新劇」岸田戯曲賞(昭和49年/1974年)『泣かないのか?泣かないのか一九七三年のために?』《戯曲》
  • 第11回紀伊國屋演劇賞個人賞(昭和51年/1976年)『夜よ、おれを叫びと逆毛で充す青春の夜よ』《戯曲》
  • 第30回芸術選奨文部大臣新人賞[演劇部門](昭和54年/1979年)「戯曲冒険小説」《戯曲》
  • 第8回泉鏡花文学賞(昭和55年/1980年)『わが魂は輝く水なり』
  • 第8回テアトロ演劇賞(昭和55年/1980年)
  • 第35回読売文学賞[戯曲賞](昭和58年/1983年)『エレジー』《戯曲》
  • |候補| 第98回芥川賞(昭和62年/1987年下期)「BARBER・ニュー はま」
  • |候補| 第100回芥川賞(昭和63年/1988年下期)「月潟鎌を買いにいく旅」
  • |候補| 第103回芥川賞(平成2年/1990年上期)「風鳥」
  • 第18回テアトロ演劇賞(平成2年/1990年)『弟よ―姉、乙女から坂本龍馬への伝言』
  • 第41回芸術選奨文部大臣賞[演劇部門](平成2年/1990年度)「弟よ―姉、乙女から坂本龍馬への伝言―」《劇作》
  • |候補| 第20回平林たい子文学賞[小説部門](平成4年/1992年)「華やかな川、囚われの心」
  • 第43回芸術選奨文部大臣賞[文学部門](平成4年/1992年度)『華やかな川、囚われの心』
  • 紫綬褒章(平成14年/2002年)
備考
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芥川賞 第98回候補  一覧へ

ばあばあ
BARBER・ニュー はま」(『群像』昭和62年/1987年9月号)
媒体・作品情報
誌名 「群像」
巻号 第42巻 第9号  別表記9月号
印刷/発行年月日 印刷 昭和62年/1987年8月5日 発行 昭和62年/1987年9月1日
発行者等 編集人 天野敬子 発行人 大村彦次郎 印刷人 鈴木和夫 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社講談社(東京都)
総ページ数 324 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×22行
×2段
本文ページ 102~134
(計33頁)
測定枚数 91
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書誌
>>平成2年/1990年5月・講談社刊『冬の少年』所収
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候補者 清水邦夫 男51歳
選考委員 評価 行数 評言
開高健
男57歳
0  
黒井千次
男55歳
5 「戯曲では書けぬなにかを出そうとした作品として興味を持ったが、ト書きに似た地の文章が、後から加えられた説明の臭いを拭いきれぬところに疑問が残った。」
古井由吉
男50歳
0  
大庭みな子
女57歳
4 「上手い作品だと感心した。戯曲作家としての長年の書き手の上手さで今更という感じが、この賞にはふさわしくなかったのであろう。」
田久保英夫
男59歳
0  
吉行淳之介
男63歳
0  
日野啓三
男58歳
0  
三浦哲郎
男56歳
3 「面白く読んだが、残念ながらこの作者の戯曲ほどの感銘は得られなかった。」
河野多恵子
女61歳
0  
水上勉
男68歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十四巻』平成1年/1989年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和63年/1988年3月号)
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芥川賞 第100回候補  一覧へ

つきがたがま たび
月潟鎌を 買いにいく 旅」(『文學界』昭和63年/1988年7月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第42巻 第7号  別表記7月号
印刷/発行年月日 発行 昭和63年/1988年7月1日
発行者等 編集人 雨宮秀樹 発行人 鈴木二 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 360 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 128~153
(計26頁)
測定枚数 79
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>平成1年/1989年4月・講談社刊『文学1989』所収
>>平成5年/1993年11月・文藝春秋刊『風鳥』所収
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候補者 清水邦夫 男52歳
選考委員 評価 行数 評言
水上勉
男69歳
13 「ぼくは「ダイヤモンドダスト」「月潟鎌を買いにいく旅」「由煕」の順に考えていた。」「前作の床屋の話よりもはるかによく、作為を見せないで仕上げてゆく手練にうなってしまった。行った先で、ばったり出あう諸人物が、いかにも自然だ。」「最後までこの作にこだわったが、僅かな票で敗れた。残念である。」
黒井千次
男56歳
7 「前々回の候補作「BARBER・ニューはま」に比して格段に優れた好短篇だった。」「氏の戯曲とは全く異なる素材による小説を読んでみたいものだ、とふと感じた。」
開高健
男58歳
0  
大庭みな子
女58歳
7 「最早新人とは言い難い魅力のある作品である。」「奇妙なおかしみと、肌に吸いつく独特な感じを小説世界に持ち込んで、既成の作家と競い合える力量を持っている。」
吉行淳之介
男64歳
4 「私は(引用者中略・注:「由煕」と)同じ第二位に置いていた」
日野啓三
男59歳
0  
河野多恵子
女62歳
0  
三浦哲郎
男57歳
13 「南木佳士氏と清水邦夫氏を推すつもりで選考会に出席した。」「纏まりと完成度という点ではこれまでで随一といっていいだろう。」「今度の作品の地の文はまことにきちんと書かれている。」「私は、清水氏の小説作品の代表作としてこれを推したが、惜しくも二票差で及ばなかった。」
田久保英夫
男60歳
0  
古井由吉
男51歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十四巻』平成1年/1989年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成1年/1989年3月号)
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芥川賞 第103回候補  一覧へ

ふうちょう
風鳥」(『文學界』平成2年/1990年5月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第44巻 第5号  別表記5月号
印刷/発行年月日 発行 平成2年/1990年5月1日
発行者等 編集人 湯川 豊 発行人 阿部達児 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 392 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 124~149
(計26頁)
測定枚数 74
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書誌
>>平成5年/1993年11月・文藝春秋刊『風鳥』所収
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候補者 清水邦夫 男53歳
選考委員 評価 行数 評言
大江健三郎
男55歳
4 「文章も人間観ももっとも成熟した作品だが、それだけにかえって――経験深い劇作家の氏にあえていわせてもらうなら――、小説の演劇性とでもいうものの欠落が見えてくる。」
三浦哲郎
男59歳
21 「私は(引用者中略)推した。」「会話はもとより、それを支える文章もこれまでとは見違えるような、神経のゆき届いた隙のないものになっている。」「出色の作だと思ったのだが、わずかに及ばなかった。」
日野啓三
男61歳
0  
丸谷才一
男64歳
6 「さすがに劇作家として一家を成した人の作だけあつて興趣に富むが、それが人間の研究まで行つてゐるかどうかは疑はしいし、さらに、そんなことなど知つたことかといふ勇ましい作柄でもなささうだ。」
古井由吉
男52歳
11 「作者の、自身が長年芝居にかかわることになった由縁へのいまさら深い静かな訝りから発するものではないか、と私は感じた。」「自身をたずねる旅なので、筆致は淡い。一連の作のうちであり、全体を結ぶことは急がないのだろう。候補作として俎上にのせられるのも迷惑そうな作品の顔である。」
河野多恵子
女64歳
2 「主人公の縁者ばなしに、縁者ばなしを超える何かがなかった。」
田久保英夫
男62歳
0  
大庭みな子
女59歳
10 「候補作の中でいちばん質が高いと思った。」「芝居から小説にとり組んで、独特の世界を描き続け、ある高みに達したように思える清水さんに、今後の展開を期待する気持もある。意見を述べ合いながら、だんだん煮つめていく三度の投票の結果、最初は最高点だったのが、最後の段階で過半数を得なかった。」
黒井千次
男58歳
4 「流浪の芸人兄妹の姿を風土の中にくっきりと描き出すことには成功したが、主人公がなぜ兄妹の消息にそれほど執着するかのモチーフのわかりにくいのが難点である。」
吉行淳之介
男66歳
5 「曖昧なところはなく、今回はとくによかった。しかし、今となっては清水氏の存在は芥川賞候補者の立場をはるかに上まわっている。もっとも、作品自体に不満があった委員も何人かいた。」
選評出典:『芥川賞全集 第十五巻』平成14年/2002年4月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成2年/1990年9月号)
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