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第45回
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Last Update[H26]2014/6/21

永岡慶之助
Nagaoka Keinosuke
生没年月日【注】 大正11年/1922年7月30日~
経歴 福島県生まれ。東洋大学文学部卒。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第45回直木賞(昭和36年/1961年上期)『斗南藩子弟記』
  • |候補| 第62回直木賞(昭和44年/1969年下期)『紅葉山』
備考
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直木賞 第45回候補  一覧へ

となみはんしていき
斗南藩子弟記』(昭和35年/1960年12月・大和出版刊)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 発行 昭和35年/1960年12月30日
発行者等 発行者 佐藤東洋 平版印刷 ダイワ印刷所 用紙 三村洋紙店 印刷 小宮山印刷所 製本 大場製本所
発行所 大和出版株式会社(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装幀 小谷津任牛
総ページ数 279 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
25字
×21行
×2段
本文ページ 5~275
(計271頁)
測定枚数 712
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書誌
>>初出『新樹』第2号~第10号
>>昭和48年/1973年☆月・新人物往来社刊『斗南藩子弟記 会津落城以後』
>>昭和61年/1986年3月・文藝春秋/文春文庫『斗南藩子弟記』
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候補者 永岡慶之助 男38歳
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男49歳
17 「いいと思った。」「水上氏の授賞がきまりかけたとき、他にもう一人、文壇に新風を吹き込む意味からも永岡氏を強く推した」「実に丹念に描いてあって、気持よかった。」
木々高太郎
男64歳
17 「特徴の故に一等にし難い感じがした。」「(引用者注:その特徴とは)あまりに克明な地味なかき方。」「ひと工夫あれば、ずっとよくなると思うので、編集部では執拗にとりあげて書かしてみたらどうであろうか。」
川口松太郎
男61歳
0  
吉川英治
男68歳
13 「その労に充分な敬意を払ってあげたい」「まじめな執筆態度と労作であることはほんとにわかる。と察しられつつも読者をつかまえてひきずってゆく大事な文学力の刀尖がきいていない。」
海音寺潮五郎
男59歳
18 「三分の一読んだところまでは正直感心した。沈痛美は東洋の文学美の一つであるが、近年日本の文学では見失われている。この作品にはそれがある。」「残る三分の二を読んで、ああおしいと感じた。明治初年史を全部一人の身に経験させようという構成が無理なのだ。」「しかし、この人の誠実真摯な態度は必ず玉成する。」
小島政二郎
男67歳
43 「私は一番(引用者中略)感心した。この作品に私は最も多量に文学を感じた。」「大切な人物は、背景と共に皆よく書けている。」「さまざまの美点を持っていながら、作者が小説に必要な構成の美しさを忘れたために、この小説は行き当りばッたりに多四郎の出合った人物、場面に興味を注ぐという纏まりのない結果に終った。これでは余りに平面的である。」
村上元三
男51歳
11 「材料を盛り込みすぎて、肝腎の主人公の性格と動きが、ストーリイに振り廻された形になってしまっている。しかし、この作者にはもっといろいろな注文をつけても、充分によいものが書けると思う。」
今日出海
男57歳
11 「誠実ないい作品だと思った。恐らく読者が退屈するほどハッタリやコケおどかしがなく、(引用者中略)このような地味な小説は近頃では珍しい。」
大佛次郎
男63歳
6 「誠実に努力した作品で、よく書き上げたものと感心した。ただ、読者の注意が分散して疲れる。軸となって貫くものが弱く成っているように思われる。」
中山義秀
男60歳
36 「「斗南藩子弟記」を推した、三委員中の一人として、一般読者にも私の考を知ってもらいたいと思う。」「「雁の寺」をはじめ巧緻な二、三の作品とくらべてぎこちなく、稚拙と感じられるほど野暮ったい。」「しかし、私はそれだからこそ、この作品を高く買っている。」「売文のために書かれたのではない処女性を、私は尊しとするのだ。」
松本清張
男51歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和36年/1961年10月号
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文量
長篇
章立て
「一」~「五〇」
時代設定 場所設定
明治初期  越後~斗南~常陸~東京~北海道~九州~琉球など
登場人物
荒垣多四郎(旧会津藩士、朱雀隊の生き残り)
鵜殿正彦(多四郎の従兄)
北上七葉子(正彦の元・許嫁)
末広逸作(斗南藩船の士官、元・幕艦の乗組員)
室口徳之進(旧会津藩士、政府転覆計画の加担者)
黒田清隆(北海道開拓使次官)




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もみじやま とみおかせいしじょうしまつ
紅葉山―― 富岡製糸場始末』(昭和44年/1969年10月・青樹社刊)
媒体・作品情報
副題等  「―富岡製糸場始末―」
印刷/発行年月日 印刷 昭和44年/1969年10月25日 発行 昭和44年/1969年10月30日
発行者等 発行人 土井 勇 印刷人 山森忠一
発行所 有限会社青樹社(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装幀 玉井ヒロテル
総ページ数 342 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
45字
×20行
×1段
本文ページ 5~342
(計338頁)
測定枚数 684
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候補者 永岡慶之助 男47歳
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男72歳
0  
石坂洋次郎
男69歳
2  
川口松太郎
男70歳
0  
村上元三
男59歳
5 「材料がなま(原文傍点)のままで、消化されていない。それに、文章の古さは、なんとかしなくてはいけない。」
海音寺潮五郎
男68歳
13 「凡俗的興味に妥協的となっているので、魅力がまるで感ぜられなくなっている。業界雑誌のようなものに連載し、編集者の注文に迎合したのと回数がせまって来たのとのために、こうなったのではないかと思う。」
柴田錬三郎
男52歳
4 「せっかく、いい素材にとり組み、ある程度こなしてみせながら、いかにも文章が古いのである。」
今日出海
男66歳
0  
水上勉
男50歳
0  
源氏鶏太
男57歳
6 「「斗南藩子弟記」より落ちるようだ。丁寧に書いてあるし、登場人物がそれぞれ気持いい。が、その程度に終っている。」
司馬遼太郎
男46歳
0  
松本清張
男60歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和45年/1970年4月号
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文量
長篇
章立て
「敗者の暦」「ガラスと蒸汽」「江戸方角」「有情片々」「西郷星」「転落の霧笛」「サルビアの花」
時代設定 場所設定
明治初期  上州~横浜
登場人物
佐原千重(富岡製糸場一等工女、生糸品位検査技師)
佐原直十郎(千重の父親、徳川直参の武士)
角太郎(秤差[繭仲買人]の息子)
庄右衛門(生糸問屋「上州屋」の主人)
源太郎(庄右衛門の孫、横浜在住)
蚕種屋伴吉(蚕卵紙業者、のち富岡製糸場勤務)
宗方半之助(製糸試験場教師、千重の先輩)
お葉(酒場「リヨン」の女主人、源太郎の恋人)




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