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第52回
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Last Update[H28]2016/12/7

永井路子
Nagai Michiko
生没年月日【注】 大正14年/1925年3月31日~
受賞年齢 39歳9ヵ月
経歴 本名=黒板擴子(クロイタ・ヒロコ)。東京生まれ。東京女子大学国文科卒。
受賞歴・候補歴
  • サンデー毎日創刊三十年記念懸賞小説[二席・歴史小説](昭和26年/1951年)「三条院記」黒板擴子名義
  • |候補| 第2回オール新人杯(昭和28年/1953年上期)「いせものがたり」黒板擴子名義
  • 第3回オール新人杯[佳作](昭和28年/1953年下期)「下剋上」黒板擴子名義
  • |候補| 第45回直木賞(昭和36年/1961年上期)「青苔記」
  • 第52回直木賞(昭和39年/1964年下期)『炎環』
  • |候補| 第11回女流文学賞(昭和47年/1972年)『朱なる十字架』
  • |候補| 第13回吉川英治文学賞(昭和54年/1979年)『つわものの賦』
  • |候補| 第14回吉川英治文学賞(昭和55年/1980年)『流星―お市の方』
  • |候補| 第15回吉川英治文学賞(昭和56年/1981年)『銀の館』
  • 第21回女流文学賞(昭和57年/1982年)『氷輪』
  • 第33回神奈川文化賞[文学](昭和59年/1984年)
  • 第32回菊池寛賞(昭和59年/1984年)
  • |候補| 第19回吉川英治文学賞(昭和60年/1985年)『この世をば』
  • 第22回吉川英治文学賞(昭和63年/1988年)『雲と風と』その他
  • 第48回NHK放送文化賞(平成8年/1996年度)
  • 第50回毎日芸術賞(平成20年/2008年度)『岩倉具視――言葉の皮を剥きながら』
  • 第27回大衆文学研究賞(平成28年/2016年度)『黒板勝美の思い出と私たちの歴史探究』(黒板伸夫・共著)
処女作 「三条院記」(『サンデー毎日』昭和27年/1952年)
個人全集 『永井路子歴史小説全集』全17巻(平成6年/1994年10月~平成8年/1996年2月・中央公論社刊)
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備考
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直木賞 第45回候補  一覧へ

せいたいき
青苔記」(『オール讀物』昭和36年/1961年4月号)
媒体・作品情報
誌名 「オール讀物」  別表記表紙 「文藝春秋」併記
巻号 第16巻 第4号  別表記4月特大号/4月号
作品名 別表記 本文 ルビ有り「せいたいき」
印刷/発行年月日 印刷 昭和36年/1961年3月20日 発行 昭和36年/1961年4月1日
発行者等 編集兼発行人 小野詮造 印刷人 柳川太郎 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 文藝春秋新社(東京都)
装幀/装画等  佐多芳郎
総ページ数 402 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×25行
×3段
本文ページ 108~126
(計19頁)
測定枚数 62
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書誌
>>昭和40年/1965年5月・講談社刊『長崎犯科帳』所収
>>昭和54年/1979年1月・講談社/講談社文庫『長崎犯科帳・青苔記 ほか五篇』所収
>>平成3年/1991年11月・講談社刊『歴史小説名作館4 戦国1 夢幻か』所収
>>平成5年/1993年12月・文藝春秋/文春文庫『長崎犯科帳』所収
>>平成7年/1995年12月・中央公論社刊『永井路子歴史小説全集 第15巻 朱なる十字架』所収
>>平成11年/1999年12月・リブリオ出版/大きな活字で読みやすい本『もだん時代小説 第5巻 永井路子集』所収
>>平成19年/2007年2月・PHP研究所/PHP文庫『本能寺・男たちの決断』所収「筒井順慶・青苔記」
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候補者 永井路子 女36歳
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男49歳
9 「いいと思った。」「登場人物がそれぞれ生きていて、味わいが深かった。ちゃんとした小説になっているのに、想ったほど票が集まらなかったのは意外であった。」
木々高太郎
男64歳
0  
川口松太郎
男61歳
0  
吉川英治
男68歳
6 「このひととしてまだ過程作品のものであろう。こまやかな歴史観には女流らしい目があって独自な味を出しているが、しょせん佳品というにはたりない。」
海音寺潮五郎
男59歳
5 「よく書けている。しかし、ここから先きが問題だ。これでは骨法をよくのみこんでいるというにすぎない。」
小島政二郎
男67歳
0  
村上元三
男51歳
6 「本名でサンデー毎日の懸賞小説に当選しているところから見ると、あまり進歩はないように思える。いまから固まってしまうのは、まだ早い。」
今日出海
男57歳
0  
大佛次郎
男63歳
5 「雑誌が出た時読んで、柔軟でふくらみのある文章に注目した。その内、いいものを書いてくれるひとに違いない。」
中山義秀
男60歳
0  
松本清張
男51歳
6 「好感を持った。」「光秀の娘婿になった筒井順慶の子に現代青年的なドライ性を与えたのを面白く読んだ。」
選評出典:『オール讀物』昭和36年/1961年10月号
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文量
短篇
章立て
「一」~「五」
時代設定 場所設定
戦国[天正年間]  坂本~大和
登場人物
秀姫(明智光秀の娘、信長の養女分)
筒井定次(秀姫の嫁ぎ先)
筒井順慶(定次の養父、武将)




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えんかん
炎環』(昭和39年/1964年10月・光風社刊)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 印刷 昭和39年/1964年10月20日 発行 昭和39年/1964年10月30日
発行者等 発行者 豊島清史 印刷者 山森忠一
発行所 株式会社光風社(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装幀 関野準一郎
総ページ数 280 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
44字
×19行
×1段
本文ページ 5~280
(計276頁)
測定枚数 513
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書誌
>>昭和40年/1965年8月・講談社/ロマン・ブックス『炎環』
>>昭和41年/1966年2月・光風社書店刊『炎環』
>>昭和45年/1970年8月・光風社書店刊『炎環』
>>昭和49年/1974年6月・光風社書店刊『炎環』
>>昭和53年/1978年10月・文藝春秋/文春文庫『炎環』
>>昭和62年/1987年8月・講談社刊『日本歴史文学館6 北条政子・炎環』所収
>>平成7年/1995年5月・中央公論社刊『永井路子歴史小説全集 第8巻 炎環・絵巻』所収
>>平成10年/1998年4月・角川書店刊『女性作家シリーズ8 杉本苑子・永井路子』所収
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収録作品の書誌
悪禅師
>>初出『近代説話』9号[昭和37年/1962年4月]
黒雪賦
>>初出『近代説話』10号[昭和37年/1962年11月]
いもうと
>>初出『近代説話』11号[昭和38年/1963年5月]
覇樹
>>書き下ろし
>>昭和50年/1975年1月・毎日新聞社刊『現代の女流文学 第6巻』所収
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候補者 永井路子 女39歳
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎
男65歳
21 「直木賞作家として伸びて行くのはこの人だと思った。」「私は今後も、直木賞作家として大成する文体を持つかどうか、其処に重点を置いて選考の標準にしようと思っている。」
海音寺潮五郎
男63歳
15 「歴史小説の正統派がはじめて直木賞を得たことを一きわよろこびとしたい。」「この作者としては、ここからどう突きぬけるかが一大課題であろう。小説は事実の再現、または解釈だけではないはずである。」
木々高太郎
男67歳
5 「私ははじめにおとしたが多数の委員がこれにいつまでも点を与えていたのは意外であった。」
源氏鶏太
男52歳
16 「作者の気力が充実している。授賞の時期があるとすれば、今だと思った。」「面白さにも申し分がなかった。が、この作者は、次にどこへ行くか、であろう。」
大佛次郎
男67歳
12 「自分が源実朝を書き鎌倉に年古く住み鎌倉の歴史に多少の興味を持っているので、平明だが淡いなと感じたところがあったとしても失礼ではなかろう。」
村上元三
男54歳
8 「今までの実績からいっても、こんどの受賞は順当であろう。」「ひねくれた史観などないし、素直で、好感が持てた。」
今日出海
男61歳
20 「鎌倉時代を知る作家には、折角の知識も、それほど高く評価されなかったが、少なくともその知識を気楽に扱えるだけ、消化し、自分のものにしていることは事実である。」「作者の格調の低くないのを評価したいし、充分賞に値する出来栄えであることも否定しない。」
小島政二郎
男70歳
4 「私には小説性が稀薄で、読むのに骨が折れた。これが委員諸君の気に入った理由が私には理解出来なかった。」
中山義秀
男64歳
7 「作者の説く作中人物の解釈は若々しくて、私のような年代の者には首肯しかねる。黒幕政治のむざんさに、地獄絵をみるような、色彩の美しさがあったならばと惜しまれる。」
松本清張
男55歳
32 「この作者は史料の勉強家で、史料のなかから小説の題材を発見するのにすぐれた資性を持っている。」「もう少し暗い血の争いが出ていれば、重味が出たと思うが、今度の受賞を機会に、いよいよ本腰になれるだろう。」
選評出典:『オール讀物』昭和40年/1965年4月号
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文量
連作短篇集〔4篇〕
時代設定 場所設定
鎌倉  鎌倉周辺
登場人物
全成(僧、源頼朝の弟)
梶原景時(有力御家人、もと平家一派)
北条保子(北条政子の妹、全成の妻)
北条四郎義時(執権、北条政子の弟)
悪禅師
黒雪賦
いもうと
覇樹




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