芥川賞のすべて・のようなもの
第110回
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Last Update[H26]2014/6/20

石黒達昌
Ishiguro Tatsuaki
生没年月日【注】 昭和36年/1961年9月5日~
経歴 北海道深川市出身。東京大学医学部卒。
受賞歴・候補歴
  • 第8回海燕新人文学賞(平成1年/1989年)「最終上映」
  • |候補| 第110回芥川賞(平成5年/1993年下期)「平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに……」
  • |候補| 第22回泉鏡花文学賞(平成6年/1994年)『平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、』
  • |候補| 第16回野間文芸新人賞(平成6年/1994年)『平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、』
  • |候補| 第9回三島由紀夫賞(平成7年/1995年度)『94627』
  • |候補| 第126回芥川賞(平成13年/2001年下期)「真夜中の方へ」
  • |候補| 第132回芥川賞(平成16年/2004年下期)「目をとじるまでの短かい間」
備考
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芥川賞 第110回候補  一覧へ

へいせいさんねんごがつふつか こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん きゅうせい あけでらのぶひこはくし なら
平成3年5月2日、 後天性免疫不全症候群にて 急逝された 明寺伸彦博士、 並びに……」
(『海燕』平成5年/1993年8月号)
媒体・作品情報
誌名 「海燕」  別表記表紙・目次 「kaien」併記
巻号 第12巻 第8号  別表記8月号
印刷/発行年月日 発行 平成5年/1993年8月1日
発行者等 編集者 根本昌夫 発行者 寺田 博 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 福武書店(東京都)
総ページ数 324 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
34字
×39行
×1段(横組み)
本文ページ 201~237
(計37頁)
測定枚数 115
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書誌
>>平成6年/1994年5月・福武書店刊『平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、』所収
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候補者 石黒達昌 男32歳
選考委員 評価 行数 評言
大江健三郎
男58歳
5 「小説の技法として意図されたものと、そうでないものと、未熟な混交を表わしているが、「ハネネズミ」の発明、文体、細部こぞってもっとも刺戟的だった。」
大庭みな子
女63歳
4 「受賞にはならなかったが、さまざまな視点、角度から議論の対象になった。科学分野の人らしいが、どのような形で伸びるか愉しみである。」
丸谷才一
男68歳
0  
吉行淳之介
男69歳
4 「題名をつけないシロウト写真十六枚入り横組みの作品」「その悪趣味を跳ね飛ばすだけの力はなかったが、次作を読みたい。」
日野啓三
男64歳
9 「私は底深い悲しみと恐れをもって読んだ。」「最後の二匹が仄かに光りながら死んでゆく箇所に、私は涙を流しかけた。人類という種の最期を思った。多分全くの虚構の物語を、緊迫して支え続ける科学論文調の特異な文体の“静かな力”はほとんど美しい。」
田久保英夫
男65歳
23 「スリリングなのは、明寺がハネネズミは「永遠に近い寿命を持つが、生殖と死が同時」など、さまざまな仮説を立て、それを検証していく経過だ。」「ここにはハネネズミの死滅が、外からの感染症なのか、内からの生態系なのか、という問いがあって、冒頭の明寺と榊原の「急逝」という言葉に、現代文明の恐怖に通じるメッセージも、潜んでいるように思われる。人物写真の挿入など、作者のプレイのしすぎもあるが、私はこれを推した。」
黒井千次
男61歳
5 「種の絶滅のテーマを小動物とそれを扱う医学者のドラマとして描いた報告書の形式に注目した。」
三浦哲郎
男62歳
5 「無題とはどういうことであろうか。ほかに、いくつかの点で読む者の意表を突く労作だが、行間に不用の気取りがちらついて邪魔だった。それでも、次作が待たれる作者ではある。」
河野多恵子
女67歳
0  
古井由吉
男56歳
2 「無表題作の、偽書の緊張には、私も大いに関心をもった。」
選評出典:『芥川賞全集 第十六巻』平成14年/2002年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成6年/1994年3月号)
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まよなか ほう
真夜中の 方へ」(『文學界』平成13年/2001年10月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第55巻 第10号  別表記10月号
印刷/発行年月日 発行 平成13年/2001年10月1日
発行者等 編集人 細井秀雄 発行人 鈴木文彦 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 328 表記上の枚数 目次 150枚 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×23行
×2段
本文ページ 56~100
(計45頁)
測定枚数 135
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候補者 石黒達昌 男40歳
選考委員 評価 行数 評言
村上龍
男49歳
0  
黒井千次
男69歳
5 「(引用者注:「南へ下る道」と共に)テーマと話の展開とがうまく噛み合っていないように思われた。」
高樹のぶ子
女55歳
0  
宮本輝
男54歳
6 「氏は「なにか小説を一本書いてやろう」として小説をでっちあげているにすぎないのではないかという気がしてならない。」
古井由吉
男64歳
0  
池澤夏樹
男56歳
0  
日野啓三
男72歳
0  
石原慎太郎
男69歳
0  
河野多恵子
女75歳
0  
三浦哲郎
男70歳
0  
選評出典:『文藝春秋』平成14年/2002年3月号
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みじ あいだ
目をとじるまでの 短かい 間」(『文學界』平成16年/2004年12月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第58巻 第12号  別表記12月号
印刷/発行年月日 発行 平成16年/2004年12月1日
発行者等 編集人 大川繁樹 発行人 井上進一郎 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 392 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×24行
×2段
本文ページ 76~109
(計34頁)
測定枚数 105
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書誌
>>平成18年/2006年6月・早川書房/ハヤカワSFシリーズJコレクション『冬至草』所収
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候補者 石黒達昌 男43歳
選考委員 評価 行数 評言
高樹のぶ子
女58歳
11 「悪意の存在しない世界は医者の目に映るヒューマニズムにほぼ重なっていて、それが心地良いと同時に物足りなくもあった。好印象を持ったが強くは押せなかった。」
池澤夏樹
男59歳
0  
石原慎太郎
男72歳
18 「一番不安気なく読んだ。」「小振りな作品だが、作者自身が医師のせいだろう扱い慣れた世界を描いている感じで文体もしっかりしている。」「未だに保持している亡妻の肉体の組織の扱いなどもっと膨らむ素材がありながら、作品に重みが感じられなく惜しい気がする。」
古井由吉
男67歳
27 「老境小説と読める。それらしい香りさえする。ところが主人公の医師は、どう読んでも、男盛り働き盛りの年齢にある。」「医療とは限らぬことだ。働き盛りの人間はつねに先端の場に、先端のつもりはなくても立たされ、そこに尚早の老いが迫る。さらに追うべきテーマだ。」
黒井千次
男72歳
0  
宮本輝
男57歳
0  
河野多恵子
女78歳
0  
村上龍
男52歳
0  
山田詠美
女45歳
5 「病人は病人のように、医者は医者のように、子供は子供のように描かれていて何の驚きもない。」
選評出典:『文藝春秋』平成17年/2005年3月号
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