芥川賞のすべて・のようなもの
第31回
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Last Update[H26]2014/11/28

曾野綾子
Sono Ayako
生没年月日【注】 昭和6年/1931年9月17日~
経歴 本名=三浦知壽子、旧姓=町田。東京都出身。聖心女子大学文学部英文科卒。夫は作家の三浦朱門
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第31回芥川賞(昭和29年/1954年上期)「遠来の客たち」
  • |候補| 第32回芥川賞(昭和29年/1954年下期)「硝子の悪戯」「燕買い」「バビロンの処女市」
  • |候補| 第1回女流文学賞(昭和37年/1962年)「リオ・グランデ」
  • |候補| 第11回小説新潮賞(昭和39年/1964年)『二十一歳の父』
  • |候補| 第9回女流文学賞(昭和45年/1970年)「傷ついた葦」
  • 第5回新風賞(昭和45年/1970年)『誰のために愛するか』
  • |候補| 第13回女流文学賞(昭和49年/1974年)『奇蹟』
  • |候補| 第15回女流文学賞(昭和51年/1976年)『希望』
  • |候補| 第18回女流文学賞(昭和54年/1979年)『不在の部屋』
  • |受賞辞退| 第19回女流文学賞(昭和55年/1980年)『神の汚れた手』
  • 第3回正論大賞(昭和62年/1987年)
  • 第49回日本藝術院賞[+恩賜賞][文芸](平成4年/1992年度)"作家としての業績"
  • 第46回NHK放送文化賞(平成6年/1994年度)
  • 第31回吉川英治文化賞(平成9年/1997年)
  • |候補| 第24回川端康成文学賞(平成9年/1997年)「農夫の朝食」
  • 第18回日本文芸大賞(平成10年/1998年)『ほくそ笑む人々 昼寝するお化け 第三集』
  • 文化功労者(平成15年/2003年)
備考
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芥川賞 第31回候補  一覧へ

えんらい きゃく
遠来の 客たち」(『三田文學』昭和29年/1954年4月号)
媒体・作品情報
誌名 「三田文学」  別表記表紙ロゴ 「三田文學」 目次・奥付 「三田文学」
巻号 第44巻 第3号  別表記4月号
作品名 別表記 來の客たち」
印刷/発行年月日 印刷 昭和29年/1954年3月25日 発行 昭和29年/1954年4月1日
発行者等 編輯兼発行人 奥野信太郎 編輯室 三田文学編輯室(東京都) 印刷所 株式会社五峰堂(東京都)
発行所 株式会社酣燈社(東京都)
総ページ数 80 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×25行
×2段
本文ページ 6~27
(計22頁)
測定枚数 79
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>『文藝春秋』昭和29年/1954年9月号
>>昭和30年/1955年3月・筑摩書房刊『遠来の客たち』所収
>>昭和35年/1960年10月・筑摩書房/新鋭文学叢書『曽野綾子集』所収
>>昭和35年/1960年11月・筑摩書房刊『新選現代日本文学全集33 戦後小説集2』所収
>>昭和38年/1963年12月・集英社刊『新日本文学全集 第20巻 曽野綾子集』所収
>>昭和41年/1966年5月・講談社刊『われらの文学16 曽野綾子・北杜夫』所収
>>昭和43年/1968年7月・中央公論社刊『日本の文学74 安岡章太郎・吉行淳之介・曽野綾子』所収
>>昭和45年/1970年2月・筑摩書房刊『現代日本文学大系88 阿川弘之・庄野潤三・曽野綾子・北杜夫集』所収
>>昭和46年/1971年5月・読売新聞社刊『曽野綾子選集2 短編集』所収
>>昭和46年/1971年☆月・河出書房新社刊『日本文学全集53 阿川弘之・曽野綾子・北杜夫』[カラー版]所収
>>昭和47年/1972年9月・角川書店/角川文庫『遠来の客たち 他八篇』所収
>>昭和48年/1973年☆月・中央公論社刊『日本の文学74 安岡章太郎・吉行淳之介・曽野綾子』[アイボリーバックス]所収
>>昭和50年/1975年6月・桃源社刊『曽野綾子作品選集1 婚約式』所収
>>昭和53年/1978年7月・桃源社刊『曽野綾子作品選集1 婚約式』所収
>>昭和57年/1982年5月・成瀬書房刊『遠来の客たち』[特装版]所収
>>昭和60年/1985年11月・光風社出版刊『曽野綾子作品選集1 婚約式』所収
>>昭和63年/1988年6月・祥伝社/ノン・ポシェット『遠来の客たち』所収
>>平成17年/2005年5月・講談社/講談社文芸文庫『雪あかり―曽野綾子初期作品集』所収
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候補者 曾野綾子 女22歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男49歳
21 「二つ(引用者注:「遠来の客たち」「その掟」)を支持したのは丹羽君と私だけであったのは意外だった。」「(遠来の客たち)の新しさについて、私と丹羽君だけが強く認めたのに、他の誰もが認めなかった。」「これこそは戦後のものであって、私には舟橋君にも宇野浩二さんにも書けない新しい性格の文学だと思う。」「私にとって、又は今日までの日本文学にとって、「異種」である。」「作者がまだ二十三歳ぐらいの若い人だから、今度は見送って、今後の成長を見ようという説もあったが、単に年が若いというだけのことがハンディキャップになる筈はない。」
佐藤春夫
男62歳
12 「題からして心憎い作品で、余も喜んで読み、一つの新しい境地を拓いたものと思い、淡々たる叙述の間に閃くものを認めては必ずしも駐留軍の人々という取材の新しさだけでも無いとは思うが、作者は弱年でもありこの一作だけで急いで授賞するにも及ぶまい。」「もう一作これ程の作があれば当選は誰しも異議のないところであろう。」
宇野浩二
男62歳
6 「今度の数多い作品のなかで一ばん新鮮味が感じられた、これは、と思わせられるようなところがあった。しかし、まだたどたどしいところがあって、この小説ひとつ読んだだけでは推奨できない。」
舟橋聖一
男49歳
7 「曾野を一緒に一所けんめいに推していた丹羽と石川が、曾野が落ちたので大層口惜しがり、「あとは棄権じゃ」と云って二人共、席を立ってトイレットへ入ってしまったのは、ユーモラスな風景であった。」
丹羽文雄
男49歳
13 「断然光っている。」「新鮮な感覚であり、感度もユニークである。これは素質的のものではないか。」「そんなに天才じゃないですよ、丹羽君の好きな作品でしょうと川端さんは笑ったが、惚れこんだ私はすこしも後悔していない。」「瀧井、佐藤両氏も一応はみとめてはいた。が、この一作だけでは心細い、見送ると言うのである。私も時々は見送る場合はあるが、これは見送る必要はないと抗弁した。」
川端康成
男55歳
3 「一作を決定打とするには不安である。」「作者の才能は感じられる。」
瀧井孝作
男60歳
7 「素材は佳いが、文章は生ぬるい。文章にはまだ自覚がない、少女小説と見た。この人は未だ若いし今回は見送ってもよかろうと思った。」
選評出典:『芥川賞全集 第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和29年/1954年9月号)
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芥川賞 第32回候補  一覧へ

ガラス いたずら
硝子の 悪戯」(『新潮』昭和29年/1954年11月号)
媒体・作品情報
誌名 「新潮」
巻号 第51巻 第11号  別表記11月号/595号
作品名 別表記 子の惡戲」
印刷/発行年月日 発行 昭和29年/1954年11月1日
発行者等 編輯者発行者 齋藤十一 印刷者 長久保慶一 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社新潮社(東京都)
総ページ数 244 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×27行
×2段
本文ページ 109~116
(計8頁)
測定枚数 30
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和30年/1955年3月・筑摩書房刊『遠来の客たち』所収
>>昭和30年/1955年4月・大日本雄弁会講談社刊『創作代表選集15 昭和29年後期』所収
>>昭和46年/1971年5月・読売新聞社刊『曽野綾子選集2 短編集』所収
>>昭和47年/1972年9月・角川書店/角川文庫『遠来の客たち 他八篇』所収
>>昭和48年/1973年6月・教文館刊『現代日本キリスト教文学全集9 幼年と青春』所収
>>昭和50年/1975年6月・桃源社刊『曽野綾子作品選集1 婚約式』所収
>>昭和53年/1978年7月・桃源社刊『曽野綾子作品選集1 婚約式』所収
>>昭和54年/1979年12月・講談社/講談社文庫『現代短編名作選4 1953-1954』所収
>>昭和60年/1985年11月・光風社出版刊『曽野綾子作品選集1 婚約式』所収
>>昭和63年/1988年6月・祥伝社/ノン・ポシェット『遠来の客たち』所収
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候補者 曾野綾子 女23歳
選考委員 評価 行数 評言
井上靖
男47歳
3 「曾野綾子氏の三作では、「硝子の悪戯」が一番いいが、いずれにせよ、三作ともきらきらした才能を随所に感じながら、不思議に一様に読後の印象が混乱していた。」
佐藤春夫
男62歳
0  
丹羽文雄
男50歳
4 「大いに期待をかけていたのだが、今回の三作には失望した。曾野さんはいまあぶないところに立っている。「遠来の客たち」の好評が、却って本人を毒したのではないか。」
川端康成
男55歳
1 「せっかくの才能の曾野綾子氏は逸走、」
宇野浩二
男63歳
12 「(引用者注:曾野綾子の三作の中で)しいて取れば『硝子の悪戯』である。」「今度の三つの小説には、(引用者中略)すこし誇張して下品な言葉をつかうと、スレッカラシのような感じがある上に、嫌らしいところさえある。一部の人たちから「有望」と見なされたこの作家は、これから十分に反省すべきであろう。」
石川達三
男49歳
5 「一般には、今度こそ授賞するだろうという評が多かったようだが、委員は誰も推さなかった。」「私も今度は推せないと思っていた。作者の一考を望みたい。」
瀧井孝作
男60歳
0  
舟橋聖一
男50歳
4 「曾野綾子の三作は、みな凡作で、私が前回「遠来の客たち」の授賞に賛成しかねたのが、不当ではなかったと思い知られた。殊に「燕買ひ」などは、そもそも候補作になるのが、少し眉唾だ。」
選評出典:『芥川賞全集 第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和30年/1955年3月号)
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芥川賞 第32回候補  一覧へ

つばめが
燕買い」(『三田文學』昭和29年/1954年10月号)
媒体・作品情報
誌名 「三田文学」  別表記表紙ロゴ 「三田文學」 目次・奥付 「三田文学」
巻号 第44巻 第5号  別表記再刊10月号
印刷/発行年月日 発行 昭和29年/1954年10月1日
発行者等 編輯兼発行人 奥野信太郎 編輯所 三田文学編輯部(東京都) 印刷所 株式会社五峰堂(東京都)
発行所 三田文学会(東京都)
総ページ数 80 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
29字
×25行
×2段
本文ページ 63~80
(計18頁)
測定枚数 58
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書誌
>>昭和30年/1955年8月・河出書房/河出新書『バビロンの処女市』所収
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候補者 曾野綾子 女23歳
選考委員 評価 行数 評言
井上靖
男47歳
3 「曾野綾子氏の三作では、「硝子の悪戯」が一番いいが、いずれにせよ、三作ともきらきらした才能を随所に感じながら、不思議に一様に読後の印象が混乱していた。」
佐藤春夫
男62歳
0  
丹羽文雄
男50歳
4 「大いに期待をかけていたのだが、今回の三作には失望した。曾野さんはいまあぶないところに立っている。「遠来の客たち」の好評が、却って本人を毒したのではないか。」
川端康成
男55歳
1 「せっかくの才能の曾野綾子氏は逸走、」
宇野浩二
男63歳
12 「(引用者注:曾野綾子の三作の中で)しいて取れば『硝子の悪戯』である。」「今度の三つの小説には、(引用者中略)すこし誇張して下品な言葉をつかうと、スレッカラシのような感じがある上に、嫌らしいところさえある。一部の人たちから「有望」と見なされたこの作家は、これから十分に反省すべきであろう。」
石川達三
男49歳
5 「一般には、今度こそ授賞するだろうという評が多かったようだが、委員は誰も推さなかった。」「私も今度は推せないと思っていた。作者の一考を望みたい。」
瀧井孝作
男60歳
0  
舟橋聖一
男50歳
4 「曾野綾子の三作は、みな凡作で、私が前回「遠来の客たち」の授賞に賛成しかねたのが、不当ではなかったと思い知られた。殊に「燕買ひ」などは、そもそも候補作になるのが、少し眉唾だ。」
選評出典:『芥川賞全集 第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和30年/1955年3月号)
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しょじょいち
「バビロンの 処女市」(『文學界』昭和29年/1954年10月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」  別表記表紙 「文藝春秋編輯」併記
巻号 第8巻 第10号  別表記10月号
作品名 別表記 「バビロンの處女市」 本文 ルビ有り「いち」
印刷/発行年月日 印刷 昭和29年/1954年9月20日 発行 昭和29年/1954年10月1日
発行者等 編輯人 尾關 榮 発行人 池島信 印刷人 長久保慶一 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 文藝春秋新社(東京都)
総ページ数 180 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×25行
×2段
本文ページ 38~51
(計14頁)
測定枚数 49
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和30年/1955年8月・河出書房/河出新書『バビロンの処女市』所収
>>昭和46年/1971年5月・読売新聞社刊『曽野綾子選集2 短編集』所収
>>昭和46年/1971年11月・新潮社/新潮文庫『わが恋の墓標』所収
>>昭和47年/1972年9月・角川書店/角川文庫『遠来の客たち 他八篇』所収
>>昭和50年/1975年6月・桃源社刊『曽野綾子作品選集1 婚約式』所収
>>昭和53年/1978年7月・桃源社刊『曽野綾子作品選集1 婚約式』所収
>>昭和60年/1985年11月・光風社出版刊『曽野綾子作品選集1 婚約式』所収
>>昭和63年/1988年6月・祥伝社/ノン・ポシェット『遠来の客たち』所収
>>平成15年/2003年5月・ゆまに書房刊『戦後の出発と女性文学 第9巻 昭和29年』所収
>>平成15年/2003年6月・新潮社/新潮文庫『わが恋の墓標』[改版]所収
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候補者 曾野綾子 女23歳
選考委員 評価 行数 評言
井上靖
男47歳
3 「曾野綾子氏の三作では、「硝子の悪戯」が一番いいが、いずれにせよ、三作ともきらきらした才能を随所に感じながら、不思議に一様に読後の印象が混乱していた。」
佐藤春夫
男62歳
0  
丹羽文雄
男50歳
4 「大いに期待をかけていたのだが、今回の三作には失望した。曾野さんはいまあぶないところに立っている。「遠来の客たち」の好評が、却って本人を毒したのではないか。」
川端康成
男55歳
1 「せっかくの才能の曾野綾子氏は逸走、」
宇野浩二
男63歳
12 「(引用者注:曾野綾子の三作の中で)しいて取れば『硝子の悪戯』である。」「今度の三つの小説には、(引用者中略)すこし誇張して下品な言葉をつかうと、スレッカラシのような感じがある上に、嫌らしいところさえある。一部の人たちから「有望」と見なされたこの作家は、これから十分に反省すべきであろう。」
石川達三
男49歳
5 「一般には、今度こそ授賞するだろうという評が多かったようだが、委員は誰も推さなかった。」「私も今度は推せないと思っていた。作者の一考を望みたい。」
瀧井孝作
男60歳
0  
舟橋聖一
男50歳
4 「曾野綾子の三作は、みな凡作で、私が前回「遠来の客たち」の授賞に賛成しかねたのが、不当ではなかったと思い知られた。殊に「燕買ひ」などは、そもそも候補作になるのが、少し眉唾だ。」
選評出典:『芥川賞全集 第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和30年/1955年3月号)
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