芥川賞のすべて・のようなもの
第31回
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Last Update[H26]2014/6/20

川上宗薫
Kawakami Sokun
生没年月日【注】 大正13年/1924年4月23日~昭和60年/1985年10月13日
経歴 本名=川上宗薫(ムネシゲ)。愛媛県東宇和郡宇和町(現・西予市)生まれ。九州大学法文学部英文科卒。高校教諭のかたわら同人誌に参加。のち中間小説、官能小説で流行作家となる。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第31回芥川賞(昭和29年/1954年上期)「その掟」
  • |候補| 第32回芥川賞(昭和29年/1954年下期)「初心」
  • |候補| 第33回芥川賞(昭和30年/1955年上期)「或る眼醒め」
  • |候補| 第42回芥川賞(昭和34年/1959年下期)「シルエット」
  • |候補| 第43回芥川賞(昭和35年/1960年上期)「憂鬱な獣」
備考
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芥川賞 第31回候補  一覧へ

おきて
「その 掟」(『新表現』15号[昭和29年/1954年6月])
媒体・作品情報
測定媒体 昭和35年/1960年5月・光風社刊『憂鬱な獣』
総ページ数 263 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
44字
×16行
×1段
本文ページ 57~125
(計69頁)
測定枚数 105
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書誌
>>昭和35年/1960年5月・光風社刊『憂鬱な獣』所収
>>昭和56年/1981年2月・知人館刊『川上宗薫自撰全集 第10巻 憂鬱な獣』所収
>>昭和58年/1983年8月・近代文芸社刊『川上宗薫芥川賞候補作品集』所収
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候補者 川上宗薫 男30歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男49歳
8 「二つ(引用者注:「遠来の客たち」「その掟」)を支持したのは丹羽君と私だけであったのは意外だった。作家としての力倆から言えば(その掟)が第一だ。」「こういう感覚的な描写が案外委員に支持されていないということを知ったのは、私にとって一つの勉強になった。だが、この作者は必らず伸びる。」
佐藤春夫
男62歳
0  
宇野浩二
男62歳
4 「丹念に、克明に、書いてあるので、主人公その他の人たちの気もちは、或る程度までわかるけれど、又、あまりに作者があまり意気ごんで書いたために、折角の小説を読みづらくした。」
舟橋聖一
男49歳
0  
丹羽文雄
男49歳
5 「川上宗薫の「その掟」もよかった。」「なかなか勉強家である。勉強のあとがギザギザになって残っているところが気になったが、この人はこれからがたのしみである。」
川端康成
男55歳
3 「川上宗薫氏の心理手法にも、私は興味をひかれたが、習作のように読まれるところがある。」
瀧井孝作
男60歳
3 「恋愛の三角関係四角関係を執拗に追求してある、この手法の意欲は認めるが、好もしい出来栄とは云えなかった。」
選評出典:『芥川賞全集 第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和29年/1954年9月号)
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芥川賞 第32回候補  一覧へ

しょしん
初心」(『三田文學』昭和29年/1954年11月号)
媒体・作品情報
誌名 「三田文学」  別表記表紙ロゴ 「三田文學」 目次・奥付 「三田文学」
巻号 第44巻 第6号  別表記11月号
印刷/発行年月日 発行 昭和29年/1954年11月1日
発行者等 編輯兼発行人 奥野信太郎 編輯所 三田文学編輯部(東京都) 印刷所 株式会社五峰堂(東京都)
発行所 三田文学会(東京都)
総ページ数 80 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
29字
×25行
×2段
本文ページ 63~80
(計18頁)
測定枚数 58
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書誌
>>昭和35年/1960年5月・光風社刊『憂鬱な獣』所収
>>昭和56年/1981年2月・知人館刊『川上宗薫自撰全集 第10巻 憂鬱な獣』所収
>>昭和58年/1983年8月・近代文芸社刊『川上宗薫芥川賞候補作品集』所収
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候補者 川上宗薫 男30歳
選考委員 評価 行数 評言
井上靖
男47歳
4 「調和というか、安定感というかそうしたものを感じた。過不足なく必要なものだけが、きちんきちんと書かれてある。そこにまたこの作品の物足りなさもあった。」
佐藤春夫
男62歳
0  
丹羽文雄
男50歳
0  
川端康成
男55歳
1 「今後期待する。」
宇野浩二
男63歳
6 「なかなか手のこんだまとまった小説ではあるが、こんな題材に力瘤を入れるのは損であろう。」「前に候補作品になった『その掟』の方が増しであったが、あまり細かい事を書きすぎる弊を改めた方がよい。」
石川達三
男49歳
9 「私は(引用者中略)推したが、(引用者中略)多数の同意を得るには至らなかった。」「この前の「その掟」の方がすぐれて居り、今年に入ってからも良いものを発表しているということで、保留された。」「川上、戸川両君は正面からぶつかっている。私はこの方に好感をもった。」
瀧井孝作
男60歳
0  
舟橋聖一
男50歳
5 「面白かった。「文學界」(三十年二月号)へ「企み」を書いて、それが次期の有力作だから、今回は見合そうという委員たちのはからいがあったそうだから、私も発言をさし控えたが、それがなければ、私はこれを推したかった位である。」
選評出典:『芥川賞全集 第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和30年/1955年3月号)
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芥川賞 第33回候補  一覧へ

めざ
或る 眼醒め」(『群像』昭和30年/1955年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「群像」
巻号 第10巻 第6号  別表記6月号
印刷/発行年月日 印刷 昭和30年/1955年5月5日 発行 昭和30年/1955年6月1日
発行者等 編集兼発行人 森 健二 印刷人 澁谷龍吉 印刷所 豐國印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社大日本雄辯會講談社(東京都)
総ページ数 208 表記上の枚数 目次 64枚 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×24行
×2段
本文ページ 72~89
(計18頁)
測定枚数 63
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書誌
>>昭和31年/1956年9月・河出書房/河出新書『或る目ざめ』所収「或る目ざめ」
>>昭和43年/1968年9月・南北社刊『夏の末』所収「或る目ざめ」
>>昭和56年/1981年2月・知人館刊『川上宗薫自撰全集 第10巻 憂鬱な獣』所収「或る目ざめ」
>>昭和58年/1983年8月・近代文芸社刊『川上宗薫芥川賞候補作品集』所収「或る目ざめ」
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候補者 川上宗薫 男31歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男50歳
0  
井上靖
男48歳
2 「「ある眼醒め」「企み」二篇とも新人らしい力作であったが、私は前回の「初心」に及ばないと思った。」
佐藤春夫
男63歳
6 「最後まで残った。」「前のに較べて今回のが最も劣る。前の素直な作風が妙に歪められたのは惜しいという説が同感された。」
丹羽文雄
男50歳
9 「期待していたが、失望をした。」「「初心」「その掟」までの川上君はよかった。「企み」に来て、よけいなものがまじるようになった。しかしまだ、辛抱は出来たが、「或る眼醒め」になると、文学と文学でないものが水と油のように混合している。川上君はそのことに主張があるのだろうが、川上君のこころみはすでに何人かの作家がやって来て、失敗しているものである。」
宇野浩二
男63歳
8 「『或る眼醒め』はどうして予選を通過したのだろうか。私は、この小説を候補作品にえらんで、わざわざ『企み』を「参考」にした予選委員たちの観照眼を大いに怪しみ疑う。」「前の『その掟』や『初心』などの方がまだ幾らかでも取り得があった。」
瀧井孝作
男61歳
3 「「或る眼醒め」は、手法構成に異色が見えたが、内容は小粒だ。何に目醒めたのか不分明で、何だか個人的の感じで小さいのだ。「企み」は、いやな小説だ。」
舟橋聖一
男50歳
5 「(引用者注:将来も小説一本で行くという意味で、小沼丹、川上宗薫、澤野久雄は)信用が置ける人たちだ。」「(引用者注:小沼丹と川上宗薫は)前期の作のほうが、ずっと上等で、期待されながら、両者共、ついにどの委員の支持も得ずに圏外に去った。」
川端康成
男56歳
5 「「或る眼醒め」と「企み」とでは、私も「企み」の方を取った。「或る眼醒め」には部分的にすぐれたところがあり、それには共感した。「企み」などでこの人は計算した作風を見せ、素直でなくなったとの説もあったが、「計算して」作ってもいいと私は考える。」
選評出典:『芥川賞全集 第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和30年/1955年9月号)
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芥川賞 第33回参考作品  一覧へ

たくら
企み」(『文學界』昭和30年/1955年2月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」  別表記表紙 「文藝春秋編輯」併記
巻号 第9巻 第2号  別表記2月号
印刷/発行年月日 印刷 昭和30年/1955年1月20日 発行 昭和30年/1955年2月1日
発行者等 編輯人 尾關 榮 発行人 池島信 印刷人 長久保慶一 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 文藝春秋新社(東京都)
総ページ数 188 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×25行
×2段
本文ページ 18~32
(計15頁)
測定枚数 52
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和31年/1956年9月・河出書房/河出新書『或る目ざめ』所収
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候補者 川上宗薫 男31歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男50歳
0  
井上靖
男48歳
2 「「ある眼醒め」「企み」二篇とも新人らしい力作であったが、私は前回の「初心」に及ばないと思った。」
佐藤春夫
男63歳
6 「最後まで残った。」「前のに較べて今回のが最も劣る。前の素直な作風が妙に歪められたのは惜しいという説が同感された。」
丹羽文雄
男50歳
9 「期待していたが、失望をした。」「「初心」「その掟」までの川上君はよかった。「企み」に来て、よけいなものがまじるようになった。しかしまだ、辛抱は出来たが、「或る眼醒め」になると、文学と文学でないものが水と油のように混合している。川上君はそのことに主張があるのだろうが、川上君のこころみはすでに何人かの作家がやって来て、失敗しているものである。」
宇野浩二
男63歳
8 「『或る眼醒め』はどうして予選を通過したのだろうか。私は、この小説を候補作品にえらんで、わざわざ『企み』を「参考」にした予選委員たちの観照眼を大いに怪しみ疑う。」「前の『その掟』や『初心』などの方がまだ幾らかでも取り得があった。」
瀧井孝作
男61歳
3 「「或る眼醒め」は、手法構成に異色が見えたが、内容は小粒だ。何に目醒めたのか不分明で、何だか個人的の感じで小さいのだ。「企み」は、いやな小説だ。」
舟橋聖一
男50歳
5 「(引用者注:将来も小説一本で行くという意味で、小沼丹、川上宗薫、澤野久雄は)信用が置ける人たちだ。」「(引用者注:小沼丹と川上宗薫は)前期の作のほうが、ずっと上等で、期待されながら、両者共、ついにどの委員の支持も得ずに圏外に去った。」
川端康成
男56歳
5 「「或る眼醒め」と「企み」とでは、私も「企み」の方を取った。「或る眼醒め」には部分的にすぐれたところがあり、それには共感した。「企み」などでこの人は計算した作風を見せ、素直でなくなったとの説もあったが、「計算して」作ってもいいと私は考える。」
選評出典:『芥川賞全集 第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和30年/1955年9月号)
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芥川賞 第42回候補  一覧へ
「シルエット」(『文學界』昭和34年/1959年7月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」  別表記表紙 「文藝春秋編集」併記
巻号 第13巻 第7号  別表記7月号
印刷/発行年月日 印刷 昭和34年/1959年6月20日 発行 昭和34年/1959年7月1日
発行者等 編集兼発行人 車谷 弘 印刷人 高橋武夫 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 文藝春秋新社(東京都)
総ページ数 244 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×25行
×2段
本文ページ 194~215
(計22頁)
測定枚数 75
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書誌
>>昭和35年/1960年5月・光風社刊『憂鬱な獣』所収
>>昭和43年/1968年9月・南北社刊『夏の末』所収
>>昭和56年/1981年2月・知人館刊『川上宗薫自撰全集 第10巻 憂鬱な獣』所収
>>昭和58年/1983年8月・近代文芸社刊『川上宗薫芥川賞候補作品集』所収
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候補者 川上宗薫 男35歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男54歳
3 「以前の作品とくらべて見て、何か迷って居るように察せられた。悪く言えば慾が見える。初心に帰ることをすすめたい。」
中村光夫
男48歳
0  
佐藤春夫
男67歳
3 「今まで二度だか候補になった人だが、(引用者中略)今までのものよりは品さがるものである。何か見当違いの努力をしているのではあるまいか。」
瀧井孝作
男65歳
2 「図案か図式の小説のようで、生き生きしたものがない。」
川端康成
男60歳
0  
丹羽文雄
男55歳
4 「八篇の中でいちばん上手な小説ということができる。ますます上手になっていく人のようである。が、何かかんじんなものをわすれてはいないだろうか。」
井上靖
男52歳
5 「レベルに達した作品ではあるが、積極的に推す気にはなれなかった。」「大変難しいところで仕事をしており、それだけに野心的ではあるが、よほどぴったりと焦点が合わぬ限り失敗作になりがちである。」
永井龍男
男55歳
0  
井伏鱒二
男61歳
0  
舟橋聖一
男55歳
16 「これまで何回も候補作になっているので、功労賞という話も出た。とにかく読ませる力があるので、作家的力量としては、他の七人とは格違いの感はある。然し、却って初期のものの素直さが失われて、悪く伸びたと見る人もあったが、私は昔の素直さより、ここへ曲ることは、必ずしも悪いことではないと思う。」「今回は、男に青酸をのませる前後から、構成に無理が見えてき、こしらえもの過ぎて、見送りとなった。」
宇野浩二
男68歳
3 「ちょっと面白く書けて器用に出来てはいるが、それだけのものである。」
選評出典:『芥川賞全集 第六巻』昭和57年/1982年7月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和35年/1960年3月号)
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芥川賞 第43回候補  一覧へ

ゆううつ けもの
憂鬱な 獣」(『文學界』昭和35年/1960年1月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」  別表記表紙 「文藝春秋編集」併記
巻号 第14巻 第1号  別表記1月号/新年特別号/新年号
作品名 別表記 目次 「憂欝な獸」 本文 「憂鬱な獸」
印刷/発行年月日 印刷 昭和34年/1959年12月20日 発行 昭和35年/1960年1月1日
発行者等 編集兼発行人 車谷 弘 印刷人 高橋武夫 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 文藝春秋新社(東京都)
総ページ数 260 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×25行
×2段
本文ページ 108~125
(計18頁)
測定枚数 66
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書誌
>>昭和35年/1960年5月・光風社刊『憂鬱な獣』所収
>>昭和43年/1968年9月・南北社刊『夏の末』所収
>>昭和44年/1969年☆月・桃源社/ポピュラー・ブックス『憂鬱な獣』所収
>>昭和56年/1981年2月・知人館刊『川上宗薫自撰全集 第10巻 憂鬱な獣』所収
>>昭和58年/1983年8月・近代文芸社刊『川上宗薫芥川賞候補作品集』所収
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候補者 川上宗薫 男36歳
選考委員 評価 行数 評言
井上靖
男53歳
8 「面白く読めた。」「まさしく川上氏の作品である。」「この作が今までの作品よりいいとは思わない。ところどころ弱いところや、甘くなっているところがある。」
石川達三
男55歳
0  
中村光夫
男49歳
0  
瀧井孝作
男66歳
3 「モダンな学生気質の小説だが、新しい感じはなかった。父親が息子に意見する所は面白かった。」
丹羽文雄
男55歳
6 「押入の中の物音を鼠の仕業とか、女が猫の鳴き声を出すあたり、落語的だということになり、それが決定的な評価になった。作者にとっては心外だろうが、そういううけとり方もあるということを一考されたい。」「この人など、とうに受賞してもいいのだ。」
井伏鱒二
男62歳
5 「もし当選作を二つ取るような話になれば、(引用者中略・注:「夜と霧の隅で」の他に)「パルタイ」または「憂鬱な獣」に票を入れるつもりでいた。」「声変りした子供の不思議な欲情を多彩でもって書いてある。」
佐藤春夫
男68歳
0  
永井龍男
男56歳
2 「個性を感じた。」
舟橋聖一
男55歳
0  
宇野浩二
男68歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第六巻』昭和57年/1982年7月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和35年/1960年9月号)
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