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第80回
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Last Update[H26]2014/6/20

有明夏夫
Ariake Natsuo
生没年月日【注】 昭和11年/1936年5月11日~平成14年/2002年12月17日
受賞年齢 42歳8ヵ月
経歴 本名=斎藤義和。大阪府生まれ。同志社大学工学部中退。
受賞歴・候補歴
  • 第18回小説現代新人賞(昭和47年/1972年上期)「FL無宿のテーマ」
  • |候補| 第67回直木賞(昭和47年/1972年上期)「FL無宿のテーマ」
  • |候補| 第70回直木賞(昭和48年/1973年下期)「サムライの末裔」
  • |候補| 第74回直木賞(昭和50年/1975年下期)「夜明け」
  • |候補| 第76回直木賞(昭和51年/1976年下期)「葵と芋」
  • 第80回直木賞(昭和53年/1978年下期)『大浪花諸人往来』
処女作 「FL無宿のテーマ」(『小説現代』昭和47年/1972年6月号)
サイト内リンク 直木賞受賞作全作読破への道Part5
小研究-ミステリーと直木賞
備考
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直木賞 第67回候補  一覧へ

エフエルむしゅく
FL無宿のテーマ」(『小説現代』昭和47年/1972年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「小説現代」
巻号 第10巻 第6号  別表記6月号
作品名 別表記 本文 ルビ有り「むしゅく」
印刷/発行年月日 発行 昭和47年/1972年6月1日
発行者等 編集人 大村彦次郎 発行人 野間惟道 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社講談社(東京都)
装幀/装画等  永田 力 ルビ有りながた りき
総ページ数 434 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×26行
×3段
本文ページ 70~92
(計23頁)
測定枚数 77
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書誌
>>昭和48年/1973年7月・講談社刊『FL無宿の叛逆』所収
>>昭和53年/1978年4月・講談社刊『小説現代新人賞全作品3』所収
>>昭和55年/1980年5月・講談社/講談社文庫『FL無宿の叛逆』所収
>>平成2年/1990年1月・白水社/白水Uブックス『日本ユーモア文学傑作選1 笑いの侵入者』所収
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候補者 有明夏夫 男36歳
選考委員 評価 行数 評言
司馬遼太郎
男48歳
0  
大佛次郎
男74歳
0  
石坂洋次郎
男72歳
0  
水上勉
男53歳
0  
川口松太郎
男72歳
0  
源氏鶏太
男60歳
4 「たしかにある種の可能性を感じさせるが、こういう描き方には類型があって損をしている。ヘソが欲しかった。」
今日出海
男68歳
0  
柴田錬三郎
男55歳
0  
村上元三
男62歳
0  
松本清張
男62歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和47年/1972年10月号
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文量
短篇
章立て
「1」~「7」
時代設定 場所設定
[同時代]  大阪
登場人物
私(語り手、木村省吾、卒業論文代作業)
西条良高(木村の仲間、ダンテス商事社長兼営業担当)




直木賞 第70回候補  一覧へ

まつえい
「サムライの 末裔」(『別冊文藝春秋』124号[昭和48年/1973年6月])
媒体・作品情報
誌名 「別冊文藝春秋」  別表記背・表紙 「別册文藝春秋」 目次・奥付 「別冊文藝春秋」 裏表紙 「別冊 文藝春秋」
巻号 第124号  別表記124特別号
印刷/発行年月日 発行 昭和48年/1973年6月5日
発行者等 編集兼発行人 西永達夫 印刷人 澤村嘉一 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 368 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×26行
×2段
本文ページ 214~254
(計41頁)
測定枚数 134
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書誌
>>昭和54年/1979年3月・文藝春秋刊『テーブル・センターの出来るまで』所収
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候補者 有明夏夫 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
水上勉
男54歳
0  
源氏鶏太
男61歳
4 「どこか混然としていて、それでちゃんと小説に仕上げている。新しい才能であろう。」
石坂洋次郎
男73歳
5 「話にまとまりがない。」
司馬遼太郎
男50歳
4 「ケレン味がめだち、ケレンが凄味になるために必要な裏側の肉が薄く、」
村上元三
男63歳
0  
今日出海
男70歳
0  
柴田錬三郎
男56歳
0  
川口松太郎
男74歳
0  
松本清張
男64歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和49年/1974年4月号
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文量
短篇
章立て
「1」~「9」
時代設定 場所設定
[同時代]~太平洋戦争戦中  大阪~福井
登場人物
私(語り手、御鷹狩図書、『懸賞ジャーナル』主宰)
美代子(私の妻、元・時代劇女優)
御鷹狩末興(私の祖父、桶屋職人、元名・黒井捨松、元士族の苗字を購入)




直木賞 第74回候補  一覧へ

ダイブレーキ
夜明け」(『別冊文藝春秋』133号[昭和50年/1975年9月])
媒体・作品情報
誌名 「別册文藝春秋」
巻号 第133号  別表記133特別号
作品名 別表記 目次 「夜明け(ダイブレーキ)」 本文 ルビ有り「ダイブレーキ」
印刷/発行年月日 発行 昭和50年/1975年9月5日
発行者等 編集兼発行人 西永達夫 印刷人 澤村嘉一 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 360 表記上の枚数 表紙・目次 200枚 基本の文字組
(1ページ当り)
29字
×24行
×2段
本文ページ 138~201
(計64頁)
測定枚数 211
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書誌
>>昭和52年/1977年9月・文藝春秋刊『幕末早春賦』所収
>>昭和61年/1986年2月・文藝春秋/文春文庫『幕末早春賦』所収
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候補者 有明夏夫 男39歳
選考委員 評価 行数 評言
水上勉
男56歳
0  
源氏鶏太
男63歳
6 「大変な努力作であるが、散漫に流れ過ぎている。したがって、迫力がすくなかった。もっと、人物をしぼった方がよかったのではなかろうか。」
司馬遼太郎
男52歳
0  
柴田錬三郎
男58歳
0  
石坂洋次郎
男75歳
5 「よく調べて書いてあるわりに、これも現実性が不足だった。」
村上元三
男65歳
9 「資料の咀嚼が足りない。主人公と思われる宮五郎を中心に、もっと自由な書きかたをしてほしかった。」
川口松太郎
男76歳
7 「よく勉強し研究していて読後のあと味はよかった。集めた材料を残らず盛り込もうとして枝葉が多すぎて肝心の中心がぼやけている。」
今日出海
男72歳
5 「登場人物それぞれが面白いが、どれも分明に書き足りていないのが惜しまれた。」
松本清張
男66歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和51年/1976年4月号
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文量
中篇
章立て
「一」~「六」
時代設定 場所設定
江戸幕末[安政年間]  越前大野
登場人物
宮五郎(笹又出身の小僧)
土田龍湾(藩医、宮五郎の師匠)
伊藤慎蔵(元・適塾塾頭)
広田憲寛(変わり者の藩士)




直木賞 第76回候補  一覧へ

あおい いも
葵と 芋」(『別冊文藝春秋』137号[昭和51年/1976年9月])
媒体・作品情報
誌名 「別册文藝春秋」
巻号 第137号  別表記137特別号
印刷/発行年月日 発行 昭和51年/1976年9月5日
発行者等 編集兼発行人 豊田健次 印刷人 澤村嘉一 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 392 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 188~230
(計43頁)
測定枚数 126
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書誌
>>昭和55年/1980年3月・文藝春秋刊『東海道星取表』所収
>>昭和59年/1984年7月・文藝春秋/文春文庫『東海道星取表』所収
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候補者 有明夏夫 男40歳
選考委員 評価 行数 評言
水上勉
男57歳
0  
川口松太郎
男77歳
0  
今日出海
男73歳
0  
村上元三
男66歳
8 「面白いところに眼をつけているが、旗本の江守昇之助よりも、もっと百姓の勘八を浮びあがらせて描くべきだったと思う。」
柴田錬三郎
男59歳
0  
司馬遼太郎
男53歳
0  
源氏鶏太
男64歳
4 「私に珍しい題材であった。さりげなく書いてあるところがいいのだが、それだけに迫力にやや欠けていた。」
石坂洋次郎
男76歳
0  
松本清張
男67歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和52年/1977年4月号
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文量
短篇
章立て
「一」~「九」
時代設定 場所設定
明治  江戸~河内~京都など
登場人物
江守昇之助(旗本)
高岡平内(昇之助の義兄、旗本)
勘八(畿内河内・昇之助の采地の庄屋)
桃井春蔵(士学館の道場主)




直木賞 第80受賞  一覧へ

だいなにわしょにんおうらい みみ げんぞうめしとりきじ
大浪花諸人往来―― 耳なし 源蔵召捕記事』
(昭和53年/1978年10月・角川書店刊)
媒体・作品情報
副題等 「――耳なし源蔵召捕記事――」
印刷/発行年月日 発行 昭和53年/1978年10月30日(初版)
発行者等 発行者 角川春樹   信教印刷・宮田製本
発行所 株式会社角川書店(東京都) 形態 四六判 並製
装幀/装画等 装丁 玉井ヒロテル
総ページ数 301 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
46字
×20行
×1段
本文ページ 3~301
(計299頁)
測定枚数 594
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書誌
>>昭和55年/1980年6月・角川書店/角川文庫『大浪花諸人往来』
>>昭和60年/1985年4月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『大浪花諸人往来 耳なし源蔵召捕記事』(上)(下)
>>平成20年/2008年10月・小学館/小学館文庫『なにわの源蔵事件帳1 大浪花別嬪番付』
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収録作品の書誌
西郷はんの写真
>>初出『野性時代』昭和53年/1978年2月号
>>『オール讀物』昭和54年/1979年4月号
>>平成18年/2006年9月・集英社/集英社文庫『捕物小説名作選2』所収
天神祭の夜
>>初出『野性時代』昭和53年/1978年3月号
>>平成5年/1993年9月・ぎょうせい刊『ふるさと文学館 第三二巻 大阪1』所収
尻無川の黄金騒動
>>初出『野性時代』昭和53年/1978年4月号
大浪花別嬪番付
>>初出『野性時代』昭和53年/1978年7月号
鯛を捜せ
>>初出『野性時代』昭和53年/1978年8月号
>>『オール讀物』昭和54年/1979年4月号
>>平成17年/2005年7月・メディアファクトリー刊『消えた直木賞 男たちの足音編』所収
人間の皮を剥ぐ男
>>初出『野性時代』昭和53年/1978年9月号
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候補者 有明夏夫 男42歳
選考委員 評価 行数 評言
城山三郎
男51歳
10 「時代・舞台・人物の設定が秀抜で、いわゆる大道具・小道具の類もよく書きこまれている。」「わたしには、ドラマが盛り上りかけたところで、ふいに終る感じがし、結びの新聞記事とのかね合いが、うまく成功しているとは思えなかった。」
松本清張
男69歳
11 「まことに才筆である。文明開化の大阪ものだが、大佛次郎氏の開化の「横浜もの」と東西の対応になり得るかもしれない。」「探偵ものに見えるかもしれないが、真意はそうでなく、明治初期の市井風俗を描いたもの。この領域に進まれることを作者に望む。」
源氏鶏太
男66歳
12 「まさに作者が自分の鉱脈をさぐりあてた感じである。こせこせしないでおおらかに描いていて、およそ「文学」とは無縁の作品を書いているようで、それなりに神経がゆきとどいていた。」「五木氏の、この作家は直木賞をあきらめたのでないか、そして、こういう作品が書けた、という意味の発言は印象に残った。」
今日出海
男75歳
9 「軽くて読み易いが、それはあの中に登場する人々が、そしてその周囲が庶民的で、環境に溶けこんでいるせいだ。決して手軽な作品ではない。」
新田次郎
男66歳
0  
五木寛之
男46歳
0  
村上元三
男68歳
5 「「大浪花諸人往来」一本にしぼる気で委員会へ出た」「これからも、多彩な「面白い」小説を書いて行くだろう」
川口松太郎
男79歳
8 「手頃な読物という気がする。」「器用な人ではあるし実力も十分だし、入賞に文句はないが、文学であるためにはやや不満である。」
水上勉
男59歳
18 「達者すぎる文章で、おやと思った。(引用者中略)今回はぬきすぎたほど流暢である。」「松本委員の絶讃もあって家を出る時の考えがかわって、消極的ながら賛成側に廻った。」
選評出典:『オール讀物』昭和54年/1979年4月号
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文量
連作短篇集〔6篇〕
時代設定 場所設定
明治  大坂
登場人物
赤岩源蔵(元奉行所御抱え手廻り・捕亡下頭、現・隠居)
厚木寿一郎(菅原警察署一等巡査)
安吉(源蔵の子分)
大倉徳兵衛(海苔問屋、上方新聞の常連投稿家)
西郷はんの写真
章立て
「1」~「7」
天神祭の夜
章立て
「1」~「8」
尻無川の黄金騒動
章立て
「1」~「7」
大浪花別嬪番付
章立て
「1」~「8」
鯛を捜せ
章立て
「1」~「8」
人間の皮を剥ぐ男
章立て
「1」~「7」




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