直木賞のすべて
第58回
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Last Update[H26]2014/6/20

三好徹
Miyoshi Toru
生没年月日【注】 昭和6年/1931年1月7日~
受賞年齢 37歳0ヵ月
経歴 本名=河上雄三。東京生まれ。横浜高商卒。
受賞歴・候補歴
処女作 「光と影」(昭和35年/1960年)
サイト内リンク 小研究-ミステリーと直木賞
直木賞受賞作全作読破への道Part3
備考
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直木賞 第56回候補  一覧へ

ふうじんちたい
風塵地帯』(昭和41年/1966年9月・三一書房/三一新書)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 発行 昭和41年/1966年9月5日(第1版)
発行者等 発行者 竹村 一 印刷所 暁印刷株式会社 製本所 本間製本株式会社
発行所 株式会社三一書房(東京都) 形態 新書判 並製
総ページ数 265 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
48字
×18行
×1段
本文ページ 7~262
(計256頁)
測定枚数 492
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書誌
>>昭和46年/1971年2月・集英社/コンパクト・ブックス『風塵地帯』
>>昭和48年/1973年☆月・角川書店/角川文庫『風塵地帯』
>>昭和57年/1982年4月・中央公論社/中公文庫『風塵地帯』
>>平成6年/1994年5月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『風塵地帯』(上)(下)
>>平成7年/1995年11月・双葉社/双葉文庫 日本推理作家協会賞受賞作全集21『風塵地帯』
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候補者 三好徹 男36歳
選考委員 評価 行数 評言
柴田錬三郎
男49歳
11 「ストーリイのはこびかたは、堂に入ったものであり、読みはじめたら止められない面白さがある。」「ただ、フレッシュという点で、五木寛之に、一歩をゆずらなければならなかった。」
松本清張
男57歳
6 「この作者のこれまでの一番の作品である。面白い。だが、もう少し構成と筆致に厚みを望みたい。」
源氏鶏太
男54歳
10 「面白さは無類なのだが、しかし、直木賞となれば多少の文学性がほしい。それに欠けていた。」
海音寺潮五郎
男65歳
5 「いずれも面白く読んだ。」
村上元三
男56歳
7 「日本のスパイ小説の中でも、これはいい作品なのであろうが、やはり全体にわたっての伏線の張り方が脆いし、読み終ってからずいぶん無理を感ずる。」
今日出海
男63歳
11 「その質量ともに力作の名に恥じない。」「しかし、フレミングにしても解決のたわいなさ、つくりごとが目立つように、三好氏の解決も呆気ない。」
川口松太郎
男67歳
0  
水上勉
男47歳
3 「的確な描写でおもしろくよんだが、後半で失望した。」
中山義秀
男66歳
3 「虚構の手ぎわが、かえって弱点となっている感じだ。」
選評出典:『オール讀物』昭和42年/1967年4月号
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文量
長篇
章立て
「第一章 南方特派員」「第二章 仮面と暗殺」「第三章 火炎樹の痕」「第四章 風塵地帯」
時代設定 場所設定
[同時代]  インドネシア・ジャカルタ~バンドン等
登場人物
私(語り手、香月、在ジャカルタ新聞記者)
鳩谷実(カメラマン、殺人事件の被害者)
カルティニ(私の召使い)
入江節子(革命連合評議会議長シプリンの夫人)
黄伯元(華僑、貿易商)
メノン(首都軍司令部中佐、文治派)
大坪(日本大使館の書記官)
ハロルド・リーマン(US通信社記者)
ヤニ(警察本庁の警部)




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せんこう いさん
閃光の 遺産』
(昭和42年/1967年2月・読売新聞社/書き下ろし・新本格推理小説全集)
媒体・作品情報
作品名 別表記 奥付 ルビ有り「せんこう」「いさん」
印刷/発行年月日 発行 昭和42年/1967年2月28日(第1刷)
発行者等 発行者 鈴木敏夫 印刷所 凸版印刷株式会社 製本所 藤田製本株式会社 表紙 責任監修・解説 松本清張
発行所 読売新聞社(東京都) 形態 四六判 並製
装幀/装画等 装丁 重原保男
総ページ数 302 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
44字
×17行
×1段
本文ページ 9~291
(計283頁)
測定枚数 480
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書誌
>>書下ろし
>>昭和45年/1970年☆月・報知新聞社刊『閃光の遺産』
>>昭和49年/1974年☆月・角川書店/角川文庫『閃光の遺産』
>>昭和58年/1983年10月・文藝春秋/文春文庫『閃光の遺産』
>>平成12年/2000年4月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『閃光の遺産』(上)(下)
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候補者 三好徹 男36歳
選考委員 評価 行数 評言
石坂洋次郎
男67歳
0  
川口松太郎
男67歳
0  
源氏鶏太
男55歳
6 「別に「追いつめる」があったので損をしたようだ。力量からいって直木賞を貰っておかしくない作品である。」
村上元三
男57歳
7 「導入部のうまさなどは感服した。しかし、遺産をうける候補者が三人になるあたりから、少し混迷している。」
海音寺潮五郎
男65歳
0  
今日出海
男63歳
8 「前作の「風塵地帯」の方が新鮮だったように思う。多作家は時に結構に弛みを見せることがある。その辺を選者は指摘するのではないだろうか。」
中山義秀
男66歳
0  
柴田錬三郎
男50歳
7 「この作者は、前回候補作の方が、はるかによかった。もし、「風塵地帯」が今回であったら、あるいは受賞していたかも知れない。」
水上勉
男48歳
0  
松本清張
男57歳
7 「前回の候補作よりもいい。ただ、トリックとはいえ、人名の人間関係が複雑すぎた。」「三好氏は一作ごとに仕事がていねいになっている。」
選評出典:『オール讀物』昭和42年/1967年10月号
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文量
長篇
章立て
「第一章」~「第八章」
時代設定 場所設定
[同時代]  広島県
登場人物
海野公一(興信所の調査員)
澄本菊平(大事業家)
室吉銀次郎(澄本興業代表)
大竹光夫(パチンコ店店員、殺人事件の被害者)
倉高光男(バーのバーテン)
大滝光雄(クリーニング店勤務)
澄本加奈子(菊平の娘)
赤木(県警本部捜査一課の警部)




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せいしょうじょ
聖少女」(『別冊文藝春秋』101号[昭和42年/1967年9月])
媒体・作品情報
誌名 「別冊文藝春秋」  別表記背・表紙 「別册文藝春秋」 目次・奥付 「別冊文藝春秋」 裏表紙 「別冊 文藝春秋」
巻号 第101号  別表記101特別号
作品名 別表記 本文 ルビ有り「せいしょうじょ」
印刷/発行年月日 印刷 昭和42年/1967年9月3日 発行 昭和42年/1967年9月5日
発行者等 編集兼発行人 山本博章 印刷人 柳川太郎 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 352 表記上の枚数 目次 130枚 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×25行
×2段
本文ページ 282~325
(計44頁)
測定枚数 136
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書誌
>>『オール讀物』昭和43年/1968年4月号
>>昭和43年/1968年3月・文藝春秋刊『聖少女』所収
>>昭和51年/1976年5月・文藝春秋/文春文庫『聖少女』所収
>>平成17年/2005年7月・メディアファクトリー刊『消えた直木賞 男たちの足音編』所収
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候補者 三好徹 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
石坂洋次郎
男67歳
18 「題名が象徴的でいいと思うし、内容も感覚的に新鮮だが、デッサンが少し弱いような気がした。」
源氏鶏太
男55歳
17 「今がちょうど授賞の潮どきであり、」「一種の風格がそなわって来て、従来の推理小説から抜け出る意欲が見えているし、現代風俗を巧みにとらえている。」
海音寺潮五郎
男66歳
19 「社会に生きて行く人間の約束を教えられなかった、無道徳な、一種な明るさと空しさを持つ少年と少女が生き生きと書かれている。驚嘆した。」「望蜀を言えば、伏線のおき方が少々弱い。」「しかし、十分に授賞に値する作である。」
川口松太郎
男68歳
18 「基礎がしっかり固まっているくせに取材が不馴れで面白みが足りず、苦心して書く割合に読後の感銘が薄い。」「自分は三好君の力量を信頼して推したが、反対の委員もあった。(引用者中略)受賞後は委員諸氏を首肯せしむるに足る作品を書いてくれることを望む。」
水上勉
男48歳
13 「とくに氏の推理的手法が生きて、今日の新しい若者の内部を追跡している。二人の受賞はいずれも強力作家なので、大した反対もなかった。」
松本清張
男58歳
10 「今回の「聖少女」が推理小説でなかったことは私としてはいささか残念だが、しかし、氏はこれによって異なった分野にも才能のあることを示した。」
大佛次郎
男70歳
13 「不道徳なことも、こう純粋に透明に書くと美しく見えるのだ。」「やはり私には書けないものだと気づき、新鮮な風に吹かれる思いであった。」
柴田錬三郎
男50歳
7 「現代を描いて、これほど鮮やかである手腕のなみなみならぬ冴えは、選者たちを感服させた。」「この作者の新しい方向を示すものとして、記念すべき作品である、といえる。」
今日出海
男64歳
16 「何も野坂、三好両氏の名前に授賞したのではなく、やはり作品の出来栄えを主体に銓考したのだから、新人は新人らしい精進を期待するのみである。」
中山義秀
男67歳
5 「文芸作品はつねに時代を、最も敏感に反映する、とされているとおり、(引用者中略)時勢の流行を感じ、」
村上元三
男57歳
9 「推理作家の中ですぐれて文章がたしかだし、的確に書く対象をつかんでいる一人だろう。わたしの願いだが、三好氏がこれからこういう傾向の作品に手を染めて行くのも結構だが、推理小説を捨てるようなことはしないでほしい。」
選評出典:『オール讀物』昭和43年/1968年4月号
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文量
短篇
章立て
「1」~「8」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京~湘南海岸
登場人物
私(家庭裁判所少年部調査官)
丹野敬太(18歳、殺人事件の犯人)
立花英子(良家の子女、敬太の女友達、大学生)
栄子(私の娘、海にて行方不明)




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