直木賞のすべて
第57回
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Last Update[H26]2014/6/20

生島治郎
Ikushima Jiro
生没年月日【注】 昭和8年/1933年1月25日~平成15年/2003年3月2日
受賞年齢 34歳5ヵ月
経歴 本名=小泉太郎。上海生まれ。早稲田大学文学部卒。
受賞歴・候補歴
処女作 『傷痕の街』(昭和39年/1964年・講談社刊)
サイト内リンク 小研究-ミステリーと直木賞
直木賞受賞作全作読破への道Part3
備考
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直木賞 第54回候補  一覧へ

こうど ほんりゅう
黄土の 奔流』(昭和40年/1965年9月・光文社/カッパノベルス)
媒体・作品情報
作品名 別表記 表紙・背・奥付 ルビ有り「こうど」 扉・裏表紙 ルビ有り「こうど」「ほんりゅう」
印刷/発行年月日 発行 昭和40年/1965年9月15日(初版)
測定媒体発行年月日 発行 昭和51年/1976年8月10日(8版)
発行者等 発行者 小保方宇三郎 印刷者 盛 照雄 慶昌堂印刷   ナショナル製本
発行所 株式会社光文社(東京都) 形態 新書判 並製
装幀/装画等 デザイン 伊藤憲治 本文のイラスト 高橋忠弥 ルビ有りたかはし ちゅうや
総ページ数 263 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
25字
×20行
×2段
本文ページ 5~263
(計259頁)
測定枚数 648
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書誌
>>昭和49年/1974年9月・中央公論社/中公文庫『黄土の奔流』
>>昭和52年/1977年7月・講談社/講談社文庫『黄土の奔流』
>>平成1年/1989年12月・光文社/光文社文庫『黄土の奔流』
>>平成7年/1995年10月・角川書店/角川文庫『黄土の奔流』
>>平成11年/1999年5月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『黄土の奔流』(上)(中)(下)
>>平成12年/2000年5月・双葉社/双葉文庫『黄土の奔流』
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候補者 生島治郎 男32歳
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男68歳
0  
海音寺潮五郎
男64歳
9 「面白いという点では、抜群である。」「しかし、この人はこれでもう一家をなしている。こと新しく賞などあげて推薦することはいらない人である。」
小島政二郎
男71歳
5 「面白いこと無類。作者の空想の逞しさに舌を巻いた。」「但し、(引用者中略)文学だろうか。」
源氏鶏太
男53歳
4 「面白いという点ではいちばんであったが、この作に限っていえば、直木賞には無縁である。」
村上元三
男55歳
6 「どうせ反対されると思ったが、わたしには面白かった。こういう野放図な作品が、直木賞の対象になって悪いとは思えない。」
中山義秀
男65歳
7 「面白く読まれたが、結末が痩せている。」
木々高太郎
男68歳
7 「面白くて息もつがせぬ点では図抜けている。然しよみ終って凡てがうそである、凡てがむなしい、という感じが勝つ。」
松本清張
男56歳
0  
今日出海
男62歳
0  
川口松太郎
男66歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和41年/1966年4月号
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文量
長篇
章立て
「第一章 夢やぶれて」「第二章 すみれ色の眼の女」「第三章 生命は保証せず」「第四章 黄色い河」「第五章 虫けらのように」「第六章 銃撃戦」「第七章 濁流と死と」「第八章 白い黄金」「第九章 虚々実々」「第十章 長恨歌」
時代設定 場所設定
1920年代  上海~重慶
登場人物
紅真吾(破産者、豚毛買付を請け負う)
葉村宗明(紅の同行者)
飯桶(紅の車夫)
沢井和彦(河村商会上海支店長)
森川八十八(紅に雇われた出張員)
林朱芳(秘密結社の頭目)
孫徳祥(土匪の頭目)




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追いつめる』(昭和42年/1967年4月・光文社/カッパノベルス)
媒体・作品情報
作品名 別表記 扉・奥付 ルビ有り「お」
印刷/発行年月日 発行 昭和42年/1967年4月25日(初版)
発行者等 発行者 神吉晴夫 印刷者 磨田照雄 慶昌堂印刷(東京都)   関川製本
発行所 株式会社光文社(東京都) 形態 新書判 並製
装幀/装画等 本文のイラスト 金森 馨 ルビ有りかなもり かおる
総ページ数 241 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
25字
×21行
×2段
本文ページ 5~241
(計237頁)
測定枚数 604
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書誌
>>昭和47年/1972年1月・中央公論社刊『追いつめる』
>>昭和49年/1974年3月・中央公論社/中公文庫『追いつめる』
>>昭和51年/1976年8月・講談社/講談社文庫『追いつめる』
>>昭和63年/1988年8月・光文社/光文社文庫『追いつめる』
>>平成2年/1990年3月・集英社/集英社文庫『追いつめる』
>>平成6年/1994年9月・角川書店/角川文庫『追いつめる』
>>平成12年/2000年4月・徳間書店/徳間文庫『追いつめる』
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候補者 生島治郎 男34歳
選考委員 評価 行数 評言
石坂洋次郎
男67歳
10 「十点が満点で、(引用者中略)八点をつけ、(引用者中略)出席した。」「手慣れた書き方で、暴力団を追及する元刑事を描いた生島治郎「追いつめる」が(引用者中略)選ばれた。おめでとう。」
川口松太郎
男67歳
7 「入選者の幸運を喜び、いい作家になってくれる日を待つ。」
源氏鶏太
男55歳
9 「文句なしに面白かった。私はこの人の前の候補作「黄土の奔流」につき、その文学性を云々したことを覚えているが、この作品は、そういう必要を感じさせなかった。」
村上元三
男57歳
9 「面白かった。社会悪をあばくなどということにこだわらずに、たとえばチャンドラーのような型の作品をこの作家に期待しても、かまわないと思う。」
海音寺潮五郎
男65歳
31 「一番おもしろく読めた。テンポのはやい、さわやかな文体だ。題材もおもしろい。」「難は人物の描出法だ。」「会話にも動作にも、少しも個性の裏打ちがない。」
今日出海
男63歳
6 「モデルの興味よりも、やはり作者のドライな追及の筆、執念の熱意が貫いて一編をなしているところが買われたようだ。」
中山義秀
男66歳
0  
柴田錬三郎
男50歳
20 「ハードボイルド調は、つけ焼刃でないことは、みとめる。」「ただ、いかにも、文章が荒っぽい。ストーリイの展開に、性急なあまり、文章の推敲がおろそかになった。」
水上勉
男48歳
10 「文章もキメがこまかく、安心な点はあるけれども、主人公がスーパーマンすぎることが気にかかった。」「受賞作としていくらか、点数があまいという声もあったのはたしかである。」
松本清張
男57歳
17 「この作のテーマになった事件の裏側は私も知らないではないので、多少の不満(たとえば組織が描かれてない)もあるが、上質なハードボイルドで、読んで文句なしに面白い。直木賞も運不運があって、有力な対抗馬がないときはどうしてもトクをする。」
選評出典:『オール讀物』昭和42年/1967年10月号
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文量
長篇
章立て
「一 逆行のとき」「二 出発のとき」「三 終結のとき」
時代設定 場所設定
[同時代]  神戸周辺
登場人物
私(語り手、志田司郎、元部長刑事)
来水信介(協和海運重役、私の義父)
青谷功(大有運輸社長)
奥田正紀(暴力団浜内組の幹部)
乗松泰子(私が誤射した同僚刑事の妻)
草柳啓明(兵庫県警本部長)




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