加藤シゲアキ（かとうしげあき）-直木賞候補作家

第164回

＝受賞者＝
西條奈加

＝候補者＝
芦沢　央
伊与原　新
加藤シゲアキ
坂上　泉
長浦　京

Last Update●[R7]2025/6/24

	Kato Shigeaki
	生没年月日【注】	昭和62年/1987年7月11日～
	経歴	広島県広島市生まれ、大阪府豊中市出身。青山学院大学法学部卒。平成11年/1999年にジャニーズ事務所に入所。平成15年/2003年に〈NEWS〉の一員としてCDデビュー。平成24年/2012年に『ピンクとグレー』で作家デビュー。
	受賞歴・候補歴	第8回Twitter文学賞（平成30年/2018年）『チュベローズで待ってる』 \|候補\| 第164回直木賞（令和2年/2020年下期）『オルタネート』第42回吉川英治文学新人賞（令和2年/2020年度）『オルタネート』 \|第8位\| 第18回2021年本屋大賞（令和3年/2021年）『オルタネート』第8回高校生直木賞（令和2年/2020年度）『オルタネート』 \|候補\| 第66回岸田國士戯曲賞（令和4年/2022年）『染、色』《戯曲》 \|候補\| 第170回直木賞（令和5年/2023年下期）『なれのはて』
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第164回候補

『オルタネート』（令和2年/2020年11月・新潮社刊）

媒体・作品情報

印刷/発行年月日	発行令和2年/2020年11月20日
発行者等	発行者佐藤隆信　印刷所大日本印刷株式会社　製本所加藤製本株式会社
発行所	株式会社新潮社（東京都）			形態	四六判　上製
装幀/装画等	装画久野遥子　装幀新潮社装幀室
総ページ数	376	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	43字 ×18行 ×1段
本文ページ	5～380 （計376頁）	測定枚数	646枚

書誌

初出『小説新潮』令和2年/2020年1月号～9月号/単行本化にあたり加筆修正

令和5年/2023年7月・新潮社／新潮文庫『オルタネート』

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　加藤シゲアキ　33歳
選考委員		評価	行数	評言
北方謙三	73歳	○	40	「描写のメリハリをつける訓練はすべきであろう。それに耐えて読み進めると、次第に登場人物が存在感を持ちはじめる。」「青春の姿を剥き出しにすることで、作者は物語の真実のどこかに触れた。私は、この一点を評価した。」「（引用者注：「心淋し川」と共に）二作受賞とならないものかと主張した。」
宮部みゆき	60歳	○	23	「今時こんな健康的な高校生青春ドラマが読めるとは！　と感激しました。」「（引用者注：マッチングアプリ「オルタネート」について）年齢制限ではなく、高校生でなければ使えない（使わせない）という線引きは、何気ないようでいて残酷ですし、作者の現実を見る目の鋭さを覗わせるものです。」「（引用者注：「心淋し川」と共に）票を投じました。」
林真理子	66歳	■	16	「楽しく読んだ。しかし登場人物が多過ぎるのと、スポ根もののような料理対決が残念であった。「オルタネート」というマッチングアプリもあまり出てこない。こちらをもっと中心に据えるべきだったのでは。」
角田光代	53歳	■	15	「多くの人が登場するけれど、それぞれが生き生きと魅力的に描き分けられている。」「けれども高校生限定というSNSの設定と同じように、狭い範囲で小説が終始し、なおかつ、その狭い範囲の表面だけが描かれているように感じた。」
桐野夏生	69歳	△	27	「不思議な作品だ。最初に読んだ時は、不自由な繭に閉じ込められた気がしたが、後でこの作品は、むしろ繭の輪郭を描きたかったのかと思った。」「蓉や尚志がいることで、読者は「青春小説」だと眩惑されてしまうのだが、彼らが存在しなかったら、どんな世界になるのだろうか。そんなオルタネートどっぷりのものも読んでみたい。」
浅田次郎	69歳	●	20	「異言語を無理に読んでいるようなつらい気分になった。むろんそれは、私自身の旧弊によるのであるが、ならば作者も登場人物の世代から見ればよほど旧弊であろうから、やはり無理をして本作に挑んだのではあるまいかと思った。」「小説は書く人も読む人も、みなナチュラルでなければならない。そもそも芸術は娯楽だからである。」
高村薫	67歳	■	18	「近年の学園もののマンガやアニメの世界そのものという意味で、これも古風な印象だった。」「数あるアニメやマンガと比べて突出した何かを新たに生みだすより、本作はむしろそれらと肩を並べることを本気で目指したのだろう。その意味では、積極的に模倣へと踏み出した小説の最前線なのかもしれない。」
三浦しをん	44歳	■	33	「本作のテーマを考えれば、オルタネートの存在感が薄らいでいくのは必然だが、「そもそもオルタネートがなくても、この小説は成立したかもしれない」と私は感じた。実力と意欲を買うが、やや要素を盛りこみすぎな印象を受けた。」
伊集院静	70歳	◎	29	「（引用者注：「インビジブル」と共に）推した。」「読みはじめ、これは、と思う箇所に何度もめぐりあって、新しい作家の世界におおいに期待がふくらんだ。加藤氏は一作毎にきちんと作品のテーマを置き、そこにむかって真摯に小説を執筆なさっている。その点が清々しい。」「難を言えば、少し真面目に取り組み過ぎなのでは、と感じてしまう。」
選評出典：『オール讀物』令和3年/2021年3・4月合併号

吉川英治文学新人賞 第42回受賞

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　加藤シゲアキ　33歳
選考委員		評価	行数	評言
伊集院静	71歳	◎	23	「文章の抑制もきいていて新人らしからぬバランスの良さがあった。そして何より私が、この作家の資質のひとつと思ったのは各章のそこかしこに光彩を感じることだった。光を感じる小説をひさしぶりに読ませてもらった。そのようなストーリーテールとは別の、何か（原文傍点）を感じ取れる小説、作家にはおそらく天賦のものがあるのだろう。」
大沢在昌	64歳	■	11	「音楽や自然を形容する表現力は秀逸で、プロ作家としても抜きんでたものをもっている。」「一方で、料理と音楽と恋愛という詰めこみすぎの幕の内弁当のような構造に窮屈さを感じた。」「そして健全な人間であることと健全な物語を書くことはちがう。枠をはみだし暴れる作品を期待している。」
恩田陸	56歳	◎	10	「（引用者注：「タイタン」と共に）推すつもりで選考会に臨んだ。」「清新な青春小説である。」「どこまでも端正な小説なのに、やはりよい青春小説特有のザワザワ感を覚えた。この人も自分の表現を持っていて、自分がどこに行きたいかにとても自覚的だと思った。」
京極夏彦	57歳	□	44	「小説の構造そのものは必ずしも端正なものではないのだが、散見する瑞々しい表現や伸びやかな筆致は、その歪（ルビ：いび）つさを退けて余りあるものである。」「（引用者注：「水を縫う」と共に）読者が見たくない（原文傍点）だろうレイヤーを不可視にしている（引用者中略）これは技巧であり、決して欠点ではない。」「結果的に数多くの闇が棚上げされるのだが、それでも十分な感興を与えてくれるだけのクオリティは保たれていると考える。」
重松清	57歳	□	23	「群像劇として一人ひとりの姿を立体的に描きだす筆力はみごとなものである。」「それでも一つだけ注文をつけるなら、オルタネートに対して、おとなの介入や警戒心がもうちょっとあってもよいのでは。オルタネートに闇の部分が加わると、さらに凄みは増したと思うのだ。」「おとなを作品世界から排除するのではなく、対峙し対決する物語を、次作以降にぜひ読んでみたいし、その期待を軽々と超えてくれるはずだと信じてもいる。」
選評出典：『小説現代』令和3年/2021年5・6月合併号

第164回推薦候補

大衆選考会での推薦

推薦者	推薦日	推薦文
よーこりー	令和2年/2020年12月15日	高校生に戻ったような不思議な感覚にとりつかれ、ページをめくる手が止まりませんでした。 3人の高校生がどんな未来を辿るのか、どんな大人になってゆくのかが気になり、期待いっぱいのお話でした！
ここ	令和2年/2020年12月17日	自分が青春の真っ只中に入ったように感じることのできる瑞々しい作品です
あやこ	令和2年/2020年12月18日	物語も素晴らしかったが、文芸を盛り上げているという意味では功績があると思う。
けい	令和2年/2020年12月18日	なし
あや	令和2年/2020年12月18日	なし
長谷川	令和2年/2020年12月18日	全く異なる3人の物語が、ページをめくるに従って段々1つになっていき、バラバラなはずなのに最後の到達点は同じという構成なので、初めから最後まで飽きずに読み進められるので推薦致します。
奈々未	令和2年/2020年12月18日	なし
り	令和2年/2020年12月18日	なし
祐奈	令和2年/2020年12月18日	なし
はるな	令和2年/2020年12月18日	なし
犬	令和2年/2020年12月18日	個人的には作者のひっかかりのある文章が好きだが、本作はそれがなく洗練されていた。多くの人に受け入れられると思う
しずか	令和2年/2020年12月18日	書いてる本人はアイドルだか、そんな色眼鏡は外して読んで欲しい。作者の独特な言葉選びやいろいろな描写の言葉選びはとても美してくて読んでいてスっと入っていくものがある。
もえぴ	令和2年/2020年12月18日	数年前に置いてきた高校時代を読んでいる間だけは取り戻すことができました。これは間違いなく私の物語。
くり	令和2年/2020年12月18日	なし
みるきー	令和2年/2020年12月18日	ジャニーズファンの友人とたまたま手にした本作。ジャニーズなんて色眼鏡で見るのが恥ずかしいことだと反省した。これは青春を切り取った美しい景色そのもの。
なゆ	令和2年/2020年12月18日	甘くてほろ苦い青春を取り戻せました。
みるく	令和2年/2020年12月18日	読んだ時のドキドキが読後数日経った今でも忘れられない作品です。青春のサイダーの様な清涼感と僅かに若者の抱える苦味が感じられました。また、現代で賛否両論あるであろうマッチングアプリでの恋愛を題材にしたところが作者のチャレンジ精神を感じられて良かったです。
か	令和2年/2020年12月18日	引き込まれる作品 3人の思い本を読むことの楽しさを改めて感じた作品
双子のあいあい	令和2年/2020年12月18日	ずっと初版から、全て持ってます家族で読んで、学生の娘達は　学校の読書習慣中は、表紙を皆んなに、見えるように読んでますオルタネート、表紙が綺麗、学校でも皆んなが本を読んでいると話しかけくれて、友達が増える一気に読んだ後、幸せな気持ちになります！暫くふわふわしてました加藤シゲアキさん、いつも楽しませてくれてありがとう
りりす	令和2年/2020年12月18日	とても良い青春小説です
なーみ	令和2年/2020年12月18日	オルタネートは加藤先生初の恋愛小説で心をぐっとつかまれる。そんな本でした
瑠璃	令和2年/2020年12月18日	読後、すごく不思議な感覚になりました。
チャオ	令和2年/2020年12月18日	青春の切り取り方がとても瑞々しくて大切な日々や感情を思い出すことができました。タイムスリップしたような不思議な心地よさで大好きな作品です。
猫	令和2年/2020年12月18日	なし
あきみ	令和2年/2020年12月18日	情景が目に浮かび、映画を観ているような感じ。登場人物たちも魅力的で、話の展開も面白い。
えのぐ	令和2年/2020年12月18日	なし
ゆうか	令和2年/2020年12月18日	すごく現代風な要素も残しつつ、加藤さんの世界観も残っていてとても面白かったです。
まき	令和2年/2020年12月18日	アイドルグループのNEWSの加藤シゲアキさんの作品。読み終わったあとに爽やか気持ちになれました。
はる	令和2年/2020年12月18日	青年達が抱く渇望と焦燥感、冷めた感情を抱く一方で憧れのあり方を追求する情熱、掴みかけた理想の姿と真逆の現実への落胆など、細かな筆致で描かれる世界は架空ながらとてもリアリティがありとても共感できた。作者独特の言い回しで色、味、音、匂い、感覚などを効果的に使いながら、高校生活の様々な場面や心象風景を想起させる演出が巧みだと思った。少しの希望を抱く綺麗な読後感も爽やかで良かった。彼らのその後ももう少し追って読んでみたいとも思った。
くらぷとん	令和2年/2020年12月18日	大人になって忘れてしまった想いが、甦る。こんなご時世だから、作者の世界にハマりました。読み終わったときに心が軽くなる感覚が新鮮でした。文学の難しいことは、私にはわかりませんが、おウチ時間に読んで良かった物語です。若い頃に通勤電車で林真理子先生の文庫を夢中になり読んで、降りる駅を忘れたほど本好きだったな。加藤シゲアキ先生、小説の世界へ再び誘って下さった、オルタネート楽しい時間に感謝し、おすすめさせていただきます。
RK	令和2年/2020年12月18日	『ジャニーズだから』という固定概念は、もう捨てるべきである。そう考えさせられた作品である。苦悩が繊細に書かれており、現代に、これから何十年後の未来に現に有り得るかもしれない可能性とのギリギリのラインを攻めている。実に面白いと感じた。
中西　紅音	令和2年/2020年12月18日	なし
ひろ	令和2年/2020年12月18日	なし
どうむ	令和2年/2020年12月18日	現役のジャニーズさんがここまで書けるのは凄いと思う。本人はジャニーズだから書けると言っているそうですがしっかりと面白く、そして読みやすくとても大好きな著書です。
hara	令和2年/2020年12月18日	なし
ニノミヤ康剛	令和2年/2020年12月18日	めちゃめちゃ良かった！
マリ	令和2年/2020年12月18日	今流行りのマッチングアプリよく描かれていて楽しく読めた。
けい	令和2年/2020年12月18日	今までにない青春小説。交わらないはずの学生たちが、現代特有の『アプリ』で繋がり、自分の夢や目標、想いを叶えるべく翻弄する姿には涙が止まりませんでした
真佑	令和2年/2020年12月18日	なし
KAYO	令和2年/2020年12月18日	高校生限定マッチングアプリ「オルタネート」を通じて彼女達が知りあい交わっていく様が現代ならではの物語。次々出てくる人物の多さに作家加藤シゲアキの成長を感じさせられる作品。物語クライマックスの同時刻におこる主要人物らを書いた場面は鼓動の高鳴りが最高潮に達していました。良い大人になった自分には味わう事の出来ない青春を物語通じて感じさせてもらいました。
ユズ	令和2年/2020年12月18日	現代のテーマに合っている作品だと思います。また、主人公が学生という点がすごく読みやすかったです。老若男女問わず読めると思います。
吉越彩夏	令和2年/2020年12月18日	マッチングアプリは現代に流行しつつも高校生は年齢制限があって出来ないので、いい意味で現実味がないところが小説の良さを高めていると感じます。また、小説があまり得意ではない人でも非常に読みやすく、紙媒体で本を読むことが薄れている中、「オルタネート」が若者の読書への関心を広げる入り口のような存在になれる小説だと思います。
FJK	令和2年/2020年12月18日	私は本を読むのが苦手で、読み終える前に放棄してしまうことが多いのですが、この作品はどんどん読み進めてしまいすぐに読み終えてしまいました。本当におもしろく、たくさんの人にこの本を知って欲しいと心から思える作品でした。
みつき	令和2年/2020年12月18日	なし
そらじろう	令和2年/2020年12月18日	今では欠かすことのできないSNSで、最近使用している人も増加している、マッチングアプリでの青春小説で、最後の方にたたみかけるようなお話の進みがとても良かったです。
笠原千代子	令和2年/2020年12月18日	現代のキーワードが複数散りばめられている中で、高校生の純粋な思いを余す事なく表現している秀逸な小説である。ぜひ年代を問わず手に取って熟読していただきたい。
NJ	令和2年/2020年12月18日	この一冊をはじめに、本を読む事に関心をもった娘。毎日、少しずつ、興味をもち懸命に読んでいる姿をみた。現代のことが描かれている興味深く楽しいようだ。
n	令和2年/2020年12月18日	なし
ひよこ	令和2年/2020年12月18日	３人の主人公が、それぞれに違う生い立ちや悩みと向き合い、最終的に３人の導線が交わるところが見事だと思いました。
あやか	令和2年/2020年12月18日	単純にとても良い作品だからです。
かつしげ	令和2年/2020年12月18日	今の時代にあっている作品若者の感情，起伏が書かれた作品であり，読み終わったあと，シンプルに面白いかったと思えた本。
おむす	令和2年/2020年12月18日	作品名であるオルタネートという言葉が軸になっていて素晴らしい
えみみえ	令和2年/2020年12月19日	なし
ゆなちゃん	令和2年/2020年12月20日	とっても面白かったです。世界観最高です
あんず	令和2年/2020年12月20日	マッチングアプリを使う人が増えた今だからこそ、この作品は共感できる作品だと思います。
M.i	令和2年/2020年12月21日	この話は現在色々な問題となっているネットとの関わり方だけでなく、人間関係など青春群像劇とは思えないぐらい深い話でした。読書離れをして、ネットの世界だけを全てにしてしまう高校生の子たちにも寄り添い、希望を与えてくれるような話だと思いました。
じゅんこ	令和2年/2020年12月23日	どんなに逃げようとも結局人は人と繋がっている。ラスト、3人の主人公の人生の岐路が重なり合いながら盛り上がっていくところがすごくドキドキハラハラして面白かったです。
わかめ	令和2年/2020年12月23日	恋愛の要素だけではなく、料理についても詳しく綴られていて、読み終わった頃には読むまでに知らなかったことをたくさん知ることができました。
まり	令和2年/2020年12月23日	青春のきらめきの中に覗く普遍の苦悩。若いって良いな。
いずみ	令和2年/2020年12月23日	今時の若者の話かな？と思いつつ手にしたけど、こんな世界があったならって引き込まれて行く自分。展開の速さにワクワクしました。
あゆみんみん。	令和2年/2020年12月23日	なし
はな	令和2年/2020年12月23日	高校生限定のマッチングアプリから始まる３人の物語がどこか関係の無いように見えてどこかで繋がっているという面白さ、読み終わった後にもう一度伏線を探したくなる中毒性に惹かれています。皆が必ず経験している「青春」を高校生限定のマッチングアプリという新しい視点から描いていて、どこかで自分と重なるところがあり共感できます。
はる	令和2年/2020年12月23日	なし
ふみちき	令和2年/2020年12月24日	現代社会でもはや当たり前となったSNSをテーマにしているため高校生である私は興味を持てて難しい内容の物語ではあるもののとても楽しく読むことが出来ました。元々加藤さんの物語で描かれる世界観が好きなので今作もとても面白かったです。何度も読みたくなれる作品だと感じたので推薦します！！
しょこめぇ	令和2年/2020年12月26日	なし
かな	令和2年/2020年12月27日	学生のアオハルがよかったすぐ近い未来こういうのがあるのかもしれない
ゆうかす	令和2年/2020年12月28日	なし
柚	令和2年/2020年12月28日	今の高校生が等身大として描かれていて、オルタネートが本当に現代の私たち高校生の元にあったらと考えると、そお遠くもない未来に実現するかもしれないそんな内容なので、読みやすく何度も読みたいなと思う作品だと思います
志貴	令和2年/2020年12月29日	複数の物語が並行して流れ交差する、読んでいくにつれて引き込まれる作品でした。
きょうこ	令和2年/2020年12月29日	3人のそれぞれの物語交錯するさま
鈴木瑠那	令和2年/2020年12月29日	なし
めぐたん	令和2年/2020年12月29日	なし
yyy	令和2年/2020年12月29日	なし
かこ	令和3年/2021年1月1日	今までのなんとも言えない読後感ではなく、今の若者への未来への応援を感じさせた爽快感に最後持っていた作者に伸びしろを感じた。作風を本ごとに変えていく作者のこれからの活動の後おしに受賞の価値ある内容である。
SATO	令和3年/2021年1月3日	現代に存在しそうなSNSアプリを通じて若者の青春を描いている本作品。青春時代を過ぎてしまった私でも、自分に投影しつつ爽やかで甘く切ない体験が出来る作品。本を読まなくなった若者が増えていると聞くが、これは是非青春真っ只中の若者に読んで欲しい。
みき	令和3年/2021年1月3日	ただよかった。この小説に出会えてよかった。この言葉に尽きる。みんなに読んでと訴えい。
ばんばん	令和3年/2021年1月6日	高校生の頃を思い出す青春だったあの頃
ティww	令和3年/2021年1月7日	よかったんじゃない？いいね！www
青春時代	令和3年/2021年1月7日	私がこちらの推薦文を書いているときに友人がわたしのスマホを勝手に取ってしまいこのような文章を勝手に送ってしまいすみません。この作品は私の若い頃を思い出させてくれるとてもいい本です。また、とても読みやすかったです。自分の青春時代に戻れたように感じました。
ひろりん	令和3年/2021年1月8日	登場人物に入り込めた作品でした。主人公の親世代ですが新鮮で、本離れしている世代の若い子にも読みやすいと思います。難しい設定、分かりにくい設定の本ばかりでは手に取りにくいので本当にいい本でした。
えり	令和3年/2021年1月12日	なし
アユミ	令和3年/2021年1月12日	ＳＮＳ、マッチングアプリなど、現代の高校生に合った内容でありながら、遠い昔、高校生だった頃の自分をふっと思いだしながら、そして登場人物に感情移入しながら、楽しく読み進められた作品でした。
ぴょん	令和3年/2021年1月14日	読み進める手が止まらなくらい面白いお話です！高校生の頃に戻りたくなりました。最後にお話の繋がりがわかった瞬間がとても納得しました。
め	令和3年/2021年1月15日	なし
えり	令和3年/2021年1月16日	なし
ここ	令和3年/2021年1月16日	”今の時代だからこそ”という感じの内容で面白さもあり､読みやすかった。
りあんぬ	令和3年/2021年1月18日	なし
もも	令和3年/2021年1月18日	青春
きつつき	令和3年/2021年1月18日	実際にいま広まっているSNSの、一歩先を行くマッチングアプリが、なんと高校生限定、という切り口が、ありそうでなかった。読んでみて、テーマや取材がしっかりしていると思いました。
いうりん	令和3年/2021年1月18日	忘れてしまっていたあの頃の想いを未来の話なのに過去の自分とむきあうことができる。
増山　緑	令和3年/2021年1月19日	読み始めから、まるで一枚の葉が渓谷を流れているかのようにスピードや強弱を自然と感じられとても心地よく美しい作品だと思いました。
S	令和3年/2021年1月19日	この作品は作家•加藤シゲアキの新たな代表作と言えます。これまで彼は、長編、短編、エッセイと幅広いジャンルに挑戦してきました。それも、アイドル、俳優、歌手、作詞•作曲、最近では舞台の脚本にも携わりながら。芸能界を題材にして加藤シゲアキにしか出せない色を生み出したり、その先の新たな表現にチャレンジしたりした中で、今回のオルタネートは、現代の象徴ともいえるSNSについて多面的な見方を取り入れつつも、高校生の青春を繊細かつ内省的に描く爽やかさを感じる作品です。しかし、登場人物の思春期だからこその葛藤が、流れるように描かれているところも着目すべき点であると考えます。まるで映像作品を見ているかのような、後半に行くにつれて畳みかけるワンポーションの世界観は、固唾を飲んで見守らずにはいられません。そんな複雑さを兼ね備えるオルタネートですが、舞台が実際に東京にある園名学園高等学校であること、ほろ苦く甘酸っぱい青春、恋愛が描かれていること、高校生の心情が手にとるように分かり共感できてしまう心理描写があること、これらから若い世代から大人まで幅広い年齢層の読者を生み出すことも予想できます。これは、本に親しむ機会が減りつつある現代において重要な特徴だと考えます。選考会の結果が出るのを今か今かとワクワクしながら待っています。
おば	令和3年/2021年1月19日	設定が面白く現代的でｓｒｙ
ファイ	令和3年/2021年1月19日	なし
カジ	令和3年/2021年1月19日	単に面白かった。加藤シゲアキの作品は品がある
かよ	令和3年/2021年1月19日	なし
ミント	令和3年/2021年1月19日	なし
チール	令和3年/2021年1月19日	なし
あおみかん	令和3年/2021年1月19日	青春真っ只中の人にも、青春時代はとうに過ぎた人にも読んで欲しい作品です。
K	令和3年/2021年1月20日	現在、青春をされている方·青春時代は過ぎている方どちらにもおすすめの作品です
じゅ	令和3年/2021年1月20日	デジタル社会の現代と合っておりとても興味深い内容。マッチングアプリを作り出したところから著者の天才さを感じる。
ぱんかママ	令和3年/2021年1月20日	読み始めるとのめりこむように読んでしまいます。「食の香り」を感じられる部分が大好きです。
りの	令和3年/2021年1月20日	なし
サクラ	令和3年/2021年1月20日	なし
タケミ	令和3年/2021年1月20日	今の時代のSNSを用いた物語にとても共感しました。 SNSを信じる者、信じない者がいる中で、主人公のように SNSに全てを流されないことに、自分で気づけたりして上手く付き合っていけばとても、便利で快適に使えると思いました。いつも何気なく使っているSNSでも時には凶器になり時には盾となる、そんなメッセージ性も感じながら、本当に信じるべきは何でもない自分自身なのだと思います。帯にも書かれている、私は私を育てるというセリフには、若者が1番やらなければいけないことで、今の若者の大多数がそれを思った時に、SNSの存在意義もまた変わってくるのかなと思えた作品でした。様々な年代の方まで、自分のあり方や、現代について見つめたり、考えたりできるとても良い作品です。オススメです！
ミミ	令和3年/2021年1月20日	今の時代のSNSを用いた物語にとても共感しました。 SNSを信じる者、信じない者がいる中で、主人公のように SNSに全てを流されないことに、自分で気づけたりして上手く付き合っていけばとても、便利で快適に使えると思いました。いつも何気なく使っているSNSでも時には凶器になり時には盾となる、そんなメッセージ性も感じながら、本当に信じるべきは何でもない自分自身なのだと思います。帯にも書かれている、私は私を育てるというセリフには、若者が1番やらなければいけないことで、今の若者の大多数がそれを思った時に、SNSの存在意義もまた変わってくるのかなと思えた作品でした。様々な年代の方まで、自分のあり方や、現代について見つめたり、考えたりできるとても良い作品です。オススメです！

文量
長篇
章立て
「1　種子」「2　代理」「3　再会」「4　別離」「5　摂理」「6　相反」「7　局面」「8　起源」「9　衝動」「10　予感」「11　執着」「12　門出」「13　約束」「14　確執」「15　結集」「16　軋轢」「17　共生」「18　焦燥」「19　対抗」「20　同調」「21　不信」「22　祝祭」「23　胸中」「24　出発」
時代設定	場所設定
［同時代］	東京
登場人物
●新見蓉（円明学園高校3年生、調理部部長） ●伴凪津（同1年生、〈オルタネート〉信奉者） ●楤丘尚志（大阪の高校を中退して上京した青年） ●三浦栄司（永生第一高校3年生、著名料理研究家の息子） ●桂田武生（埼玉の高校1年生） ●安辺豊（円明学園高校2年生、尚志の旧友）

第170回候補

『なれのはて』（令和5年/2023年10月・講談社刊）

媒体・作品情報

印刷/発行年月日	発行令和5年/2023年10月23日（第1刷）
発行者等	発行者髙橋明男　本文データ制作講談社デジタル製作　印刷所株式会社ＫＰＳプロダクツ　製本所株式会社若林製本工場
発行所	株式会社講談社（東京都）			形態	四六判　上製
装幀/装画等	Photo Construction Photography/Avalon Getty Images skytthyun Imazins Gerry Images　装幀高柳雅人
総ページ数	443	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	44字 ×20行 ×1段
本文ページ	5～443 （計439頁）	測定枚数	868枚

書誌

書下ろし

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　加藤シゲアキ　36歳
選考委員		評価	行数	評言
京極夏彦	60歳	■	17	「陳腐だがエンターテインメント性の高いシークエンスを鏤めることで特異な地平を織り上げるという試みは十分評価できる。惜しむらくは映像的な数珠繋ぎ構造を採用したことと情報の濃淡が、細部の連続性を阻害している。」
浅田次郎	72歳	●	10	「このごろよく見られるテレビドラマふうの作品である。こうした作風を頭から否定するわけではないが、登場人物が過多となって個性が不明瞭になる点は共通している。すなわち、「人間を書く」小説には不向きな手法である。」
桐野夏生	72歳	●	15	「大量の資料を駆使した力作であるし、文章も推敲を重ねた跡が窺える。が、残念なことに、構成を複雑にしたことで、それらが有機的に結びつかない。」「件の絵を持っていた吾妻の祖母の周辺から探すのが順当だと思いながら、違う方向に導かれるのは辛い。」
高村薫	70歳	●	10	「登場人物たちはどこまでもプロットのための道具であって顔がない。また、発達障害と天才的な画才を結びつける発想は前近代的なうえに、人間描写の手抜きであろう。」
林真理子	69歳	■	11	「わずかな間に腕を上げられたなと思う。」「しかし物語のはじまり、たった一枚の絵に、どうしてこれほど惹きつけられていくのかが最後まで納得できなかった。」
三浦しをん	47歳	■	24	「一枚の絵にまつわる謎を追う展開で、とてもおもしろく、ぐいぐい読み進めた。」「気になったのは、「プロットどおりに話が展開している感じがする」という点だ。謎が解明されていく過程が順調すぎるし、登場人物たちの心情、言動に思いがけない飛翔や余白があまりない気がする。」
宮部みゆき	63歳	■	27	「驚きました。思いっきり直球のミステリーだったからです。」「読者をもてなすための要素が盛りだくさん過ぎて、物語が進むほどにページが重たくなってゆくのが残念だったのですが、こういう大盤振る舞いは創作筋力の強い若者の特権で、懐かしいような甘やかな気分にもなりました。」
角田光代	56歳	■	15	「資料を読みこみ、咀嚼し、大きなテーマに挑んだ力作だと思う。けれども、猪俣兼通、傑、勇たち一族の確執や、兼通と八重の関係など、すさまじい結末を迎えるわりには、それぞれの感情が説明されすぎていて、それが彼らの心のありようを単純化し、表層的なものにしてしまったように思う。」
選評出典：『オール讀物』令和6年/2024年3・4月合併号

第170回推薦候補

大衆選考会での推薦

推薦者	推薦日	推薦文
けん	令和5年/2023年12月7日	なし
よーこりー	令和5年/2023年12月7日	とにかく状況描写が秀逸！ミステリー要素もありながらも壮大なエンタメに仕上げ、最後まで息もつかせぬ勢いがあった。
しばたえみ	令和5年/2023年12月7日	30代、40代ともなると昭和初期におこった戦争については知識として知っていても想像もできないような時代のことをテーマにしつつ、ミステリーとして面白さのある作品となっている。また、昭和初期という世界を味わえるどこか懐かしい文体が読み心地良く、じっくりと物語の世界に入り込めるところが魅力であるとも思う。
Jun	令和5年/2023年12月7日	なし
ひとみ	令和5年/2023年12月10日	なし
西田多美子	令和5年/2023年12月11日	時代と空間の広がりを持ちながら、明解に展開させて読む者を引き込んでいく小説だと感じました。戦争や個人の人生、社会の様々な問題を見据えて調査確認の上、評論的ではなく真摯に向き合っているようで違和感なく読みました。時代性を読者にも共有しながら進んでいく小説で、読後も様々なことが心に残る良い作品です。
しげみ	令和5年/2023年12月11日	こんな時代だからこそ、今読むべき１冊。人の心の奥深くに眠る負の感情や、欲のなれのはてを、サスペンスタッチで、読みやすく描かれている。文字の１つ１つから、目の前に風景が見えてくる本。
まむ	令和5年/2023年12月11日	1枚の絵から様々なテーマを組み込み１つの物語に仕上げる手法に引き込まれました。登場人物達の悲しみ、苦しみを加藤シゲアキさんが昇華させる最後の優しさに思わず涙が溢れました。たくさんの方に是非読んで頂きたい一冊です。
み	令和5年/2023年12月12日	なし
結	令和5年/2023年12月12日	現代と過去の行き来がとてもよかった。情景が目に浮かび、読み終わったあとの余韻もよかった。本を読んで久しぶりの感動した。
じゅり	令和5年/2023年12月13日	歌って踊るアイドルのお顔からは全く想像もつかない壮大な物語です。絵画の知識や秋田県の歴史、人と人とを結びつけるエピソード。出てくる言葉や描かれている描写、ひとつひとつの発想力に感嘆し、ページを捲る手が止まりませんでした。
かさ	令和5年/2023年12月13日	とてもスケールの大きなミステリーで、現在と過去のシーンが交互に登場しますが、とても読みやすく引き込まれる小説です。描写が的確かつ魅力的で手にとるようにわかりやすく、彼の筆力を常に感じました。
心情心中	令和5年/2023年12月13日	重厚な物語と細かな描写で読みごたえがあった。重い題材で心が痛くなる場面もあったが、最後は爽やかさを覚え、気持ち良く読了した。
うに	令和5年/2023年12月13日	現代文学に希望が持てました。
Ricky	令和5年/2023年12月13日	とにかく圧倒的な面白さだった。ラストに向けて、ページをめくる手を止められない状態を久々に経験した。時間をかけて練り上げられた作品。
れーな	令和5年/2023年12月13日	なんというか引き込まれるような作品でした。1人の画家が描いた作品について追っていくというのは斬新で、戦争の話も出てきたり色々身に染みるような作品でした。私は現在高校生で小説が読むことがあまり得意ではなく、あまり手を出さなかったのですが、『なれのはて』を読んでみたら、早く続きが読みたくて仕方なくなったり、本に対して興味を持つようになれた一冊です。話の構成もまとまってて読みやすくてとっても大好きな本になりました。
あきら	令和5年/2023年12月13日	小さな頃から読書が好きでしたが、この本を読んだ時自分の今までの読書の経験やそれに培われた感性が無駄じゃなかったなと思えた作品。読み終えたあと、私には、なれのはての先が見えた気がして涙が止まらなかった。
りんか	令和5年/2023年12月13日	なし
うさこ	令和5年/2023年12月14日	1つの絵画から始まる、日本の忘れてはいけない過去とその月日を生きて来た人々と現代をもがき生きる者たちが繋がってゆく、まさになれのはて、の物語でした。作者の気持ちの勢いがラストにどんどん乗ってきているのを感じました。
由里かおり	令和5年/2023年12月14日	戦争の恐ろしさ醜さや、人が人を想うことの凄さ素晴らしさを感じました。終わり方に作者は人間の善良さを信じているのかもしれないと思い胸が熱くなりました。
ぷく	令和5年/2023年12月15日	色んな感情が込み上げてきて、ページをめくる手が止められないという初めての感覚を味わうことができた本です。
大黒屋	令和5年/2023年12月15日	未読が一作（『ともぐい』）ありますが、五作読んでます。前々回ほど圧倒的な作品は無いが、前回のようにこれは無理でしょというのもない。どれがとってもおかしくない作品が候補に揃ったと思います。となると話題性抜群の作品が有利ですね。話題になるのは日本文学にとってもよいことですし、審査員も同じように思うのではないでしょうか。もう一作あるなら、時代小説から『襷がけの二人』かな。ちなみに、私が一番好きだったのは、『存在のすべてを』です。
和サン	令和5年/2023年12月26日	素晴らしい。登場人物が多いがしっかりまとまっている。
みほさんたけ	令和6年/2024年1月2日	なし
本田	令和6年/2024年1月6日	テーマへの切り込み方、世界観の作り方が飛び抜けてお上手です。自分がその時代を生き、見てきたかのような臨場感を味わい、たくさん泣きました。加藤シゲアキさんの作品は毎回拝見していますが、読む度に心を強く揺さぶられるような感じがします。
いくみ	令和6年/2024年1月6日	なし
あき	令和6年/2024年1月6日	なし
あっちゃま	令和6年/2024年1月6日	なし
ポニョ	令和6年/2024年1月6日	なし
えみっちゃ	令和6年/2024年1月7日	一枚の絵から、ここまで話が広がっていくのかと感心しました。色々なことがありすぎて途中読むのが大変でしたが、それらが全てつながっていく最後がすごいと思いました。
綾	令和6年/2024年1月11日	分厚いけど読み始めると一気に読んでしまった
SALT	令和6年/2024年1月12日	なし
ベヨネッタ	令和6年/2024年1月13日	なし（同時推薦=>河﨑秋子）
Y.M.O	令和6年/2024年1月14日	本命は『なれのはて』・・・前評判、話題性からいうと本命はこの作品でしょう。対抗は、万城目学『八月の御所グラウンド』・・・候補も６度目となり、そろそろ受賞の潮時かなと思います。穴は、村木嵐『まいまいつぶろ』・・・本来は対象外期間の昨年５月に刊行されたこの作品を候補にねじ込んだことにただ事ではないものを感じます。
ゆっち	令和6年/2024年1月16日	なし
ともみ	令和6年/2024年1月16日	読み終わりたくない、いつまでも読み続けていたいと思わせる本です
しげ	令和6年/2024年1月17日	よい！
やま	令和6年/2024年1月17日	アイドルが書いたとは思えないほどの作品です。

文量

長篇