直木賞のすべて
第35回
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Last Update[H26]2014/6/20

今官一
Kon Kan'ichi
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生没年月日【注】 明治42年/1909年12月8日~昭和58年/1983年3月1日
受賞年齢 46歳7ヵ月
経歴 青森県弘前市生まれ。早稲田大学露文科中退。
受賞歴・候補歴
  • |予選候補| 第8回芥川賞(昭和13年/1938年下期)「旅雁の章」
  • 第1回横光利一賞[次席](昭和23年/1948年)「幻花行」
  • |候補| 第34回直木賞(昭和30年/1955年下期)「銀簪」
  • 第35回直木賞(昭和31年/1956年上期)『壁の花』
処女作 「龍の章」(『日本浪曼派』昭和11年/1936年~連載)
サイト内リンク 直木賞受賞作全作読破への道Part6
備考
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りょがん しょう
旅雁の 章」(『文藝汎論』昭和13年/1938年8月号~12月号)
媒体・作品情報
分載回数 全5回
誌名 「文藝汎論」
巻号 (1)第8巻 第8号/通巻84册 (2)第8巻 第9号/通巻85册 (3)第8巻 第10号/通巻86册 (4)第8巻 第11号/通巻87册 (5)第8巻 第12号/通巻88册  別表記(1)8月号 (2)9月号 (3)10月号 (4)11月号 (5)12月号
副題等 (1)目次・本文 「(第一回)」 (2)目次・本文 「(第二回)」 (3)目次・本文 「(第三回)」 (4)目次・本文 「(第四回)」 (5)目次・本文 「(最終回)」
印刷/発行年月日 (1)印刷納本 昭和13年/1938年7月15日 発行 昭和13年/1938年8月1日 (2)印刷納本 昭和13年/1938年8月15日 発行 昭和13年/1938年9月1日 (3)印刷納本 昭和13年/1938年9月15日 発行 昭和13年/1938年10月1日 (4)印刷納本 昭和13年/1938年10月15日 発行 昭和13年/1938年11月1日 (5)印刷納本 昭和13年/1938年11月15日 発行 昭和13年/1938年12月1日
発行者等 編輯兼発行者 岩佐東一郎 印刷者 土井儀一郎 (1)~(3)印刷所 土井典文社(東京市) (4)(5)印刷所 典文社土井印刷所(東京市)
発行所 文藝汎論社(東京市) 発売所 東京堂(東京市)
総ページ数 (1)100 (2)112 (3)110 (4)104 (5)102 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
55字
×19行
×1段
本文ページ (1)85~99 (2)96~111 (3)93~109 (4)88~103 (5)84~100
(計81頁)
測定枚数 179
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書誌
>>昭和51年/1976年9月・津軽書房刊『今官一作品集1 巨いなる樹々の落葉』所収
>>昭和55年/1980年8月・津軽書房刊『今官一作品(上)』所収
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芥川賞 芥川賞 8回予選候補 一覧へ
候補者 今官一 男29歳
選考委員 評価 行数 評言
久米正雄
男47歳
0  
小島政二郎
男45歳
0  
川端康成
男39歳
0  
横光利一
男40歳
0  
佐佐木茂索
男44歳
0  
室生犀星
男49歳
0  
佐藤春夫
男46歳
0  
瀧井孝作
男44歳
0  
宇野浩二
男47歳
1  
菊池寛
男50歳
   
選評出典:『芥川賞全集 第二巻』昭和57年/1982年3月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和14年/1939年3月号)
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直木賞 第34回候補  一覧へ

ぎんさん
銀簪」(『立像』2号[昭和30年/1955年11月])
媒体・作品情報
測定媒体 平成18年/2006年12月・津軽書房刊『銀簪・海の百合―今官一選集』
形態 四六判 上製
総ページ数 174 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×17行
×1段
本文ページ 46~108
(計63頁)
測定枚数 105
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書誌
>>昭和55年/1980年8月・津軽書房刊『今官一作品(下)』所収
>>平成18年/2006年12月・津軽書房刊『銀簪・海の百合―今官一選集』所収
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候補者 今官一 男46歳
選考委員 評価 行数 評言
永井龍男
男51歳
12 「凝りに凝った作品で、殆んど完璧に近い出来栄えである。」「構成の上にも、綿密な用意と改稿が、数度にわたって重ねられたことは確実であろう。」
小島政二郎
男61歳
0  
大佛次郎
男58歳
3 「「銀簪」の高踏的な調子もそれ(引用者注:直木賞の問題とし難いこと)であった。文体が、読者を近附きにくゝしているのである。」
川口松太郎
男56歳
0  
井伏鱒二
男57歳
17 「真面目に書かれているという点では遜色がない。」
村上元三
男45歳
8 「いゝ材料を掴んでいるのに、構成と文章が乱れている。しかし、地力のある人だけに、次作を期待したい。」
吉川英治
男63歳
10 「のっけから今官一氏は素材に陶酔してかゝってしまったらしい恨みがある。」
木々高太郎
男58歳
9 「直木賞は大きなロマン大きなフィクションを自由に駆使出来る作家をのぞむ。そういうことから考えると、少しキザではあるが、僕は「銀簪」に惹かれた。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和31年/1956年4月号)
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文量
短篇
章立て
「(1)」~「(8)」
時代設定 場所設定
明治  北海道~弘前~松前など
登場人物
花巻トヨ(岡田屋の抱え酌婦)
釜次郎(旧会津藩士の子弟、脱走兵)
榊新三(開拓庁警吏)
ガフラ(シャマニ酋長、釜次郎の支持者)




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かべ はな
壁の 花』(昭和31年/1956年3月・芸術社刊)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 印刷 昭和31年/1956年3月20日 発行 昭和31年/1956年3月30日
発行者等 発行者 栗原正明 印刷者 山村 榮 印刷 同興社 製本 鈴木製本所
発行所 藝術社(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装幀 阿部龍應
総ページ数 255 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
45字
×19行
×1段
本文ページ 5~252
(計248頁)
測定枚数 380
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書誌
>>昭和32年/1957年4月・大日本雄弁会講談社/ロマン・ブックス『直木賞作品集(6)』所収
>>昭和55年/1980年8月・津軽書房刊『今官一作品(下)』所収
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収録作品の書誌
暗い砦
>>書き下ろし
>>昭和55年/1980年11月・立風書房刊『北海道文学全集第11巻 アイヌ民族の魂』所収
海の百合
>>書き下ろし
>>平成18年/2006年12月・津軽書房刊『銀簪・海の百合―今官一選集』所収
華麗なるポロネエズ
>>書き下ろし
星の下のクヮルテット
>>初出『新作家』昭和26年/1951年☆月
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候補者 今官一 男46歳
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男59歳
23 「ダンディで、ハイカラでロマンチックで、その癖現実主義文学に十分触れている。」「僕はこの作家が大衆文学の編輯者にいじめられ、せっつかれてゆくと、ますます面白いものが出来てゆくと信ずる。」
吉川英治
男63歳
24 「私は、前回候補になった「銀簪」の方がもっと好きである。」「余りに多情な詩の陶衣から蝉脱するか、逆にこれを機会に芥川賞作品へ蛙飛びに行ってしまうか、どっちかを迫られたようなものがやがて氏を訪れよう。」
小島政二郎
男62歳
27 「今官一君の「暗い砦」と云う作品にたどりついた時、私は小説を読む喜びを感じた。」「私は一回も倦怠を覚えず、終始興味をもって一気に最後まで読み通すことが出来た。」
井伏鱒二
男58歳
17 「素材は面白いが手軽に組立てられているようなところがあると云った。」「両氏の日頃の実績と思いあわせて授賞に賛成した。」
川口松太郎
男56歳
9 「大衆作家として成功するかどうかあやぶまれ、(引用者中略)その欠点を指摘されつつ授賞された。」「両君の努力を望みたい」
永井龍男
男52歳
13 「今回の「壁の花」よりも、小説としては「銀簪」の方が優れていると確信しているが、授賞に反対する理由はなかった。」
村上元三
男46歳
22 「「銀簪」の実績も含めて、わたしは、今官一氏を推した。」「せっかくのいい材料を、料理し損っているように思うが、(引用者中略)この人は直木賞を貰っても充分に今後、作家活動を続けられる人だ、と信じた。」
大佛次郎
男58歳
15 「ハイブロウで、大衆のものではない。」「今氏の文体は直木賞のものでない。もっと平易に、エッサンスだけ書いて読者に読み易くして下さい。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和31年/1956年10月号)
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文量
短篇集〔4篇〕
暗い砦
章立て
「1」~「13」
時代設定 場所設定
[同時代]~明治期  北海道日高~小樽
登場人物
私(語り手)
菅井仙道(私の叔父、老法曹家)
佐原カニ(地元の英雄にして殺人犯、旧名・砂川嘉仁)
イサマン(カニの養父、アイヌ酋長)
佐原タヨ(カニの妻、のち失踪)
海の百合
章立て
「1」~「5」
時代設定 場所設定
戦後  ある海辺の街
登場人物
わたし(語り手、独り身の婦人)
ミサ(わたしの家の女中)
夫(わたしの夫、陸軍将校で出征)
キムラ・タロウ(牛乳配達人、ミサの幼なじみ)
華麗なるポロネエズ
章立て
「1」~「17」
時代設定 場所設定
太平洋戦争戦後~戦中  艦上~三浦半島
登場人物
私(語り手、インテリ、元輜重兵・海軍上等水兵)
佐川キン子(私の中学校配属看護婦)
下袋(軍艦「長門」第十群機銃砲台銃長)
副官(海軍川上部隊副官)
星の下のクヮルテット
章立て
「A・村のスピカ・序曲・(処女マリアの告知)―Andante Maestoso・」「B・壁のマリア(鰥夫ヨゼフの抑制と変貌)―Largo(Con Fuoco)」「C・裸の街の聖歌隊(聖マリヤの詠唱「抑制」)」「D・鏡の中のトッカアタ(少女マリアの変貌)―Allegro Vivace.」「E・崖の下のフィナアレ(使徒ヨゼフの系譜)―Allegretto Capriccioso(con Doloce.)」
時代設定 場所設定
太平洋戦争戦後  ある街~東京
登場人物
ぼく(語り手、太一、高等官)
お桂さん(ぼくの許嫁)
香野イリナ(マリア寺田、ダンサー、日本人とスラブ人の混血)
瀬沼大吉(ぼくの旧友、イリナに恋慕)
瀬沼スミ江(大吉の妹)




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