芥川賞のすべて・のようなもの
第11回
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昭和15年/1940年上半期
(昭和15年/1940年7月27日決定、7月31日発表/『文藝春秋』昭和15年/1940年9月号経緯掲載)
選考委員  瀧井孝作
男46歳
小島政二郎
男46歳
室生犀星
男50歳
佐藤春夫
男48歳
宇野浩二
男49歳
川端康成
男41歳
菊池寛
男51歳
久米正雄
男48歳
谷崎潤一郎
男54歳
横光利一
男42歳
山本有三
男53歳
佐佐木茂索
男45歳
選評総行数  35 75 26 66 244 48 「話の屑籠」より          
選評なし 選評なし 選評なし 選評なし 選評なし
候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数
高木卓 「歌と門の盾」
66
男33歳
10 28 16 49 32 18                      
木山捷平 「河骨」
148
男36歳
0 1 0 0 12 0                      
吉田十四雄 「墾地」
123
男33歳
11 0 2 0 25 3                      
元木国雄 「分教場の冬」
134
男25歳
3 15 3 0 17 8                      
中井信 「病院」
48
男(不明)
5 5 0 0 9 4                      
池田みち子 「上海」
38
女30歳
0 15 3 0 9 10                      
野口冨士男 「風の系譜」
391
男29歳
0 0 3 0 6 3                      
田宮虎彦 「須佐代と佐江子」
267
男28歳
0 0 0 0 6 0                      
福田定吉 「神崎川の流れ」
98
男(35歳)
0 0 0 0 7 0                      
浅野荘 「闘病する人びと」
男(不明)
0 0 0 0 1 0                      
真室二郎 「野を焼く火」
105
男33歳
0 0 0 0 5 0                      
山田多賀市 『耕土』
505
男32歳
0 0 0 0 6 0                      
熊王徳平 「いろは歌留多」
58
男34歳
0 0 0 0 9 0                      
橋本正一 「東京の黒い海」
94
男33歳
0 0 0 0 17 0                      
青木年衛 「地の意志」
105
男32歳
0 0 0 0 13 0                      
北条誠 「埴輪と鏡」
89
男22歳
0 0 0 0 13 2                      
藤口透吉 「骨肉慚愧」
104
男30歳
0 2 0 0 6 3                      
笹本弘子 「笛を売る男」
119
女(不明)
0 0 0 0 14 0                      
三田華子 「石切場」
53
女40歳
0 0 0 0 3 0                      
並木宋之介 「薤露の章」
61
男43歳
0 11 2 21 27 5                      
瑞丘千砂子 「ふたば記」
67
女26歳
0 0 0 0 2 0                      
野澤富美子 「長女」他
75
女19歳
0 0 0 0 1 0                      
中村地平 『蕃界の女』
357
男32歳
0 0 0 0 1 0                      
井上友一郎 『残夢』他
346
男31歳
0 0 0 0 2 0                      
織田作之助 「放浪」等
133
男26歳
0 0 0 0 18 0                      
宮内寒彌 諸作品
男28歳
0 0 0 0 1 0                      
壺井栄 諸作品
女40歳
0 0 0 0 1 0                      
金史良 諸作品
男26歳
0 0 0 0 1 0                      
里村欣三 『第二の人生』
584
男38歳
0 0 0 0 7 0                      
古宇伸太郎 「蛾性の女」
72
男34歳
0 0 0 0 1 0                      
富田寿 「沙草地」
75
男40歳
0 0 0 0 2 0                      
神泉苑代 「晩夏」
50
女27歳
0 4 0 0 14 6                      
日野嵒夫 「青空仰いで」
73
男42歳
0 4 0 0 0 3                      
        欠席       欠席   欠席  
年齢/枚数の説明   見方・注意点

このページの選評出典:『芥川賞全集 第二巻』昭和57年/1982年3月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和15年/1940年9月号)
1行当たりの文字数:26字

このページの「話の屑籠」出典:昭和35年/1960年4月・文藝春秋新社刊『菊池寛文學全集 第七巻』(初出:『文藝春秋』昭和15年/1940年9月号)


選考委員
瀧井孝作男46歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
総行数35 (1行=26字)
候補 評価 行数 評言
高木卓
男33歳
10 「銓衡会の席上で(引用者中略)菊池さんが採って、これは以前に「遣唐船」の力作を出した作家で、歴史小説のよい作品がこれから出ると宜いと云う意味で、こういう歴史ものにも今回は授賞しようと云う話になった。」「題材は好いが、描写の文章は、ぼくは外米を噛むようで味がなくて、とりたくなかったが、他に適当の作品がないとすれば、まあどちらでもよかろう位に思った。」
木山捷平
男36歳
0  
吉田十四雄
男33歳
11 「これ(引用者注:『百姓記』)は長篇小説で、芥川賞は短篇に授賞という建前だから適当ではないが、作品としては、ぼくは立派なものだと思った。」「長篇の各章に各々題があってこのうちで「途上」「墾地」「移住者たち」など殊にすぐれていると思った。ぼくは今回いろいろ読み乍ら、この吉田十四雄氏を発見したことはうれしかった。」
元木国雄
男25歳
3 「山村の小学校があざやかに出ていて、これも面白く読んだが、末尾は大衆向映画に似て通俗で、緊りがゆるんでいると思った。」
中井信
男(不明)
5 「長篇の序章のようなものらしいが、(引用者中略)テキパキした描写で確かりと掴んであると思った。この作者もぼくは初めて読み、あざやかな明るい筆つきはうれしかった。」
池田みち子
女30歳
0  
野口冨士男
男29歳
0  
田宮虎彦
男28歳
0  
福田定吉
男(35歳)
0  
浅野荘
男(不明)
0  
真室二郎
男33歳
0  
山田多賀市
男32歳
0  
熊王徳平
男34歳
0  
橋本正一
男33歳
0  
青木年衛
男32歳
0  
北条誠
男22歳
0  
藤口透吉
男30歳
0  
笹本弘子
女(不明)
0  
三田華子
女40歳
0  
並木宋之介
男43歳
0  
瑞丘千砂子
女26歳
0  
野澤富美子
女19歳
0  
中村地平
男32歳
0  
井上友一郎
男31歳
0  
織田作之助
男26歳
0  
宮内寒彌
男28歳
0  
壺井栄
女40歳
0  
金史良
男26歳
0  
里村欣三
男38歳
0  
古宇伸太郎
男34歳
0  
富田寿
男40歳
0  
神泉苑代
女27歳
0  
日野嵒夫
男42歳
0  
  「いろいろ読んでみたが、芥川賞に適当と思われるような作品は、ないらしかった。」
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
小島政二郎
室生犀星
佐藤春夫
宇野浩二
川端康成
菊池寛
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選考委員
小島政二郎男46歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
総行数75 (1行=26字)
候補 評価 行数 評言
高木卓
男33歳
28 「正直に云って、小説としては、私は感心し切れなかった。これだけのいい材料を掴んでいながら、こんな平板な作品を書いているのは勿体ない気がしたのである。しかし、菊池寛が推奨する意味でなら、不服はない。」「惜しいかな、史実とそれに対する批判の正しさを愛する理性の喜びが、それを根拠として更に立体的に一大飛躍を必要とする小説化の芸術的意欲を圧倒している。」
木山捷平
男36歳
1  
吉田十四雄
男33歳
0  
元木国雄
男25歳
15 「一番感心した。」「この作は鈍根小説のよさ悪さを兼ね備えていると思う。」「しかし、作者には遂に分教場を――と云うことは、分教場の置かれた村を、一つの有機体として立体化するだけの手腕に欠けていると思う。」「この前の芥川賞が、「あさくさの子供」達で今度がまた「分教場の子供達」と云うところに、私自身ヒケ目を感じたことは争えない。」
中井信
男(不明)
5 「面白く読んだが、推奨する程の熱情を抱き得なかった。所謂「も一つ足りないな」と云う読後感が消せなかった。」
池田みち子
女30歳
15 「感心した。(引用者注:「分教場の冬」と)どっちが私の好みかと云えば、「上海」の方かも知れない。」「骨格のたよりないところが、この作品だけを切り離して鑑賞する場合には、却って作の魅力となっているのだ。」「しかし、どうしても最後に来て、作そのものの手薄さを如何せんと云う問題に私はぶつからざるを得なかった。」
野口冨士男
男29歳
0  
田宮虎彦
男28歳
0  
福田定吉
男(35歳)
0  
浅野荘
男(不明)
0  
真室二郎
男33歳
0  
山田多賀市
男32歳
0  
熊王徳平
男34歳
0  
橋本正一
男33歳
0  
青木年衛
男32歳
0  
北条誠
男22歳
0  
藤口透吉
男30歳
2  
笹本弘子
女(不明)
0  
三田華子
女40歳
0  
並木宋之介
男43歳
11 「支那の唐の時代を背景とし、支那の青年を主人公として、現代日本に対する批評的暗示が裏打ちされているところが、私の心を引いた。」「小説としては、「歌と門の盾」より出来がいい。唯私の好みから云うと、輪廓が整然としてず没骨的なのが、この種の小説として時代の水平線の彼方に毅然として聳える品位に欠けている憾みがある。」
瑞丘千砂子
女26歳
0  
野澤富美子
女19歳
0  
中村地平
男32歳
0  
井上友一郎
男31歳
0  
織田作之助
男26歳
0  
宮内寒彌
男28歳
0  
壺井栄
女40歳
0  
金史良
男26歳
0  
里村欣三
男38歳
0  
古宇伸太郎
男34歳
0  
富田寿
男40歳
0  
神泉苑代
女27歳
4 「面白く読んだが、推奨する程の熱情を抱き得なかった。所謂「も一つ足りないな」と云う読後感が消せなかった。」
日野嵒夫
男42歳
4 「力作だが、潜りの歯医者がよく描けているが、いかにも作者の興味の持ち方が通俗的である。」
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
瀧井孝作
室生犀星
佐藤春夫
宇野浩二
川端康成
菊池寛
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選考委員
室生犀星男50歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
総行数26 (1行=26字)
候補 評価 行数 評言
高木卓
男33歳
16 「歴史小説としてのすじの正しいものであって、ありふれた駄洒落やインチキの食ッ付きがなく、歴史小説の陥ち入りやすい厭味から脱けているところがいいと思った。それだけ平凡だといえばいえるが、こういう平凡は却って宜い意味の平凡だともいえる。」「辞退をされたので無賞となったが、それもそれでいいだろう。しかし一たん「芥川賞」の刻印を打たれたら斯る公けのものゆえ、それは却って芥川賞の色が濃くはげないことになる。どういう理由か分らないが、こういう作家があってもいいわけである。」
木山捷平
男36歳
0  
吉田十四雄
男33歳
2 「「百姓記」はちょっといいものだが、こういう入りやすい小説道も、私にはもう向かない。」
元木国雄
男25歳
3 「相当のものであるが、おさなさがあった。小説のおさないものに私は厭きているので取らなかった。」
中井信
男(不明)
0  
池田みち子
女30歳
3 「いわゆる小説型の典型的な小説であって、そこを採らなかった。芥川賞はもっと堂々たる小説をえらんで行くべきであろう。」
野口冨士男
男29歳
3 「力作長篇であり読み応えあるものだが、時日の関係から半分しか読めなかった。」
田宮虎彦
男28歳
0  
福田定吉
男(35歳)
0  
浅野荘
男(不明)
0  
真室二郎
男33歳
0  
山田多賀市
男32歳
0  
熊王徳平
男34歳
0  
橋本正一
男33歳
0  
青木年衛
男32歳
0  
北条誠
男22歳
0  
藤口透吉
男30歳
0  
笹本弘子
女(不明)
0  
三田華子
女40歳
0  
並木宋之介
男43歳
2 「「薤露の章」を読んで「歌と門の盾」を取らねばならぬことを作品自身から教えられた。」
瑞丘千砂子
女26歳
0  
野澤富美子
女19歳
0  
中村地平
男32歳
0  
井上友一郎
男31歳
0  
織田作之助
男26歳
0  
宮内寒彌
男28歳
0  
壺井栄
女40歳
0  
金史良
男26歳
0  
里村欣三
男38歳
0  
古宇伸太郎
男34歳
0  
富田寿
男40歳
0  
神泉苑代
女27歳
0  
日野嵒夫
男42歳
0  
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
瀧井孝作
小島政二郎
佐藤春夫
宇野浩二
川端康成
菊池寛
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選考委員
佐藤春夫男48歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
総行数66 (1行=26字)
候補 評価 行数 評言
高木卓
男33歳
49 「高木氏がこれ(引用者注:大伴家持)を取扱ったのも、この題目に関する相当な知識にも全く敬意を表したものであった。しかし、その表現力、構想力という点になると、やっぱり「遣唐船」の時同様、いやもしかすると「遣唐船」の方がまだしもまとまりがよかった位ではあるまいかという気がした。」「この作者は人として学者として優れた人らしいのに、文学的――尠くも作家的天分にはあまり恵まれた人ではないらしいとまで考えていた。」「高木氏が省みて授賞を辞退されたという報を見て、氏の自ら知る明に敬服し氏の自負に対して当選者以上に尊敬したくなった。」
木山捷平
男36歳
0  
吉田十四雄
男33歳
0  
元木国雄
男25歳
0  
中井信
男(不明)
0  
池田みち子
女30歳
0  
野口冨士男
男29歳
0  
田宮虎彦
男28歳
0  
福田定吉
男(35歳)
0  
浅野荘
男(不明)
0  
真室二郎
男33歳
0  
山田多賀市
男32歳
0  
熊王徳平
男34歳
0  
橋本正一
男33歳
0  
青木年衛
男32歳
0  
北条誠
男22歳
0  
藤口透吉
男30歳
0  
笹本弘子
女(不明)
0  
三田華子
女40歳
0  
並木宋之介
男43歳
21 「はじめ相当に支持者があったという事であったが、これは白行簡の李〈女+圭〉伝の飜訳で、しかも訳文は原文に及ばぬものであるという説が行われて大きく評価を減じたというのであった。」「並木氏がこの話柄に賦与した作の精神は独自のものであり非常に間接に側面的にではあるが一種の文明批評やインテリの自己批判など現代の文学として作者の息づかいを感じさせるものが多いのだから、これを飜訳として捨て去ることは当らないという説を執って自分はこれを選外佳作にしてもらった。」
瑞丘千砂子
女26歳
0  
野澤富美子
女19歳
0  
中村地平
男32歳
0  
井上友一郎
男31歳
0  
織田作之助
男26歳
0  
宮内寒彌
男28歳
0  
壺井栄
女40歳
0  
金史良
男26歳
0  
里村欣三
男38歳
0  
古宇伸太郎
男34歳
0  
富田寿
男40歳
0  
神泉苑代
女27歳
0  
日野嵒夫
男42歳
0  
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
瀧井孝作
小島政二郎
室生犀星
宇野浩二
川端康成
菊池寛
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選考委員
宇野浩二男49歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
総行数244 (1行=26字)
候補 評価 行数 評言
高木卓
男33歳
32 「全体の書き方も、作者は凝っているつもりであろうが、曲があるようで曲がなく、面白味がないから、『遣唐船』の作者として失敗作であるばかりでなく、凡作である。されば、高木が、この小説に対して芥川賞を辞退したのは、賢明である。」
木山捷平
男36歳
12 「作者としては、これまでの作品より一歩も二歩も進めたつもりではあろうが、善し悪しを差し引きすれば、あまり香しい作品ではない」「題材がいくらか変っているのを取り柄としても、百五十枚の半分以内で書けると思われるほど冗漫であるのと終りの方の突飛すぎるのとを差し引きすれば、という程の意味である。」
吉田十四雄
男33歳
25 「(引用者注:第一回委員会の時)瀧井孝作が、この『百姓記』の八章の内の或る章は短篇と見ることが出来るから、中で、『途上』と『墾地』を、候補作品として、他の委員たちに読んでもらおうか、という意味の事を云った。」「『百姓記』は、固より欠点はあるが、誇張して云えば、満点に近い。もっとも、これは少し過褒であるが、『墾地』だけを取れば、今度の芥川賞候補作品の中では、最も増しな作品である。しかし、最も増しな作品であるとしても、まだ芥川賞を附ける作品ではない。」
元木国雄
男25歳
17 「いくらか面白いところはあるけれど、教員の気持ちが主になり過ぎて、二人の手に負えない生徒も、書けているようで、書けていない、従って、その他の人物も有り触れている。」「最後の場面は、通俗的であるばかりでなく馬鹿げている。」
中井信
男(不明)
9 「(引用者注:「上海」よりも)傷病兵を題材にしているという理由だけでなく、いくらか増しであるが、(引用者中略)感心できなかった。」
池田みち子
女30歳
9 「感心できなかった。」
野口冨士男
男29歳
6 「長篇という理由ばかりでなく、それぞれ違った欠点があるので、取れなかった。」「達者なところはあるが、困り物である」
田宮虎彦
男28歳
6 「長篇という理由ばかりでなく、それぞれ違った欠点があるので、取れなかった。」「幼稚すぎる。」
福田定吉
男(35歳)
7 「野澤富美子の『煉瓦女工』が世評のとおり勝れた作品であるとすれば、『煉瓦女工』よりずっと複雑な作品であるだけでも勝れている上に、可なり面白い小説である。それだけに、こういう作家は、いそがないで、これから先きの仕事に気をつけた上で、改めて委しい感想を述べることにしたい。」
浅野荘
男(不明)
1  
真室二郎
男33歳
5 「新しい試みをしたつもりであろうが、それが何か純粋でない気持ちでなされているらしいのが気になる。もう少し真面目に勉強した方がいい。」
山田多賀市
男32歳
6 「長篇という理由ばかりでなく、それぞれ違った欠点があるので、取れなかった。」「まだ荒削り」
熊王徳平
男34歳
9 「私はこの作者を幾らか買っているので、改めて書く事にする。」
橋本正一
男33歳
17 「長谷健の『あさくさの子供』から思いついたようなところもあってまだまだ『未だし』の感がある。」
青木年衛
男32歳
13 「題名とおり、理窟が多すぎて冗漫」「百枚とか百二十枚とか云うのは少しも自慢にならない。然も、両方(引用者注:笹本弘子「笛を売る男」と)とも、芝居めいた落ちを附けている。」
北条誠
男22歳
13 「いわゆる上手な小説の一種であるが、アフタア川端の感がある上に、妙に老成したところがある。」「北條の小説は、この『埴輪と鏡』でも、『春服』でも、小綺麗で小器用なところがあるので、感じは悪くないけれど、小さく固まっている。それが私に感心できないのである。」
藤口透吉
男30歳
6 「題名は物々しいが、至って甘いもので、この前の『老骨の座』とは格段の違いがある。しかし、その『老骨の座』(題だけ見ると意味が分からぬ)でさえ、老成した作品のように見えたが、私にはまだまだ信用が出来ないと思われた。」
笹本弘子
女(不明)
14 「題名のごとく、感傷的で冗漫である」「百枚とか百二十枚とか云うのは少しも自慢にならない。然も、両方(引用者注:青木年衛「地の意志」と)とも、芝居めいた落ちを附けている。」
三田華子
女40歳
3 「題材が珍しく、或る程度まで書かれているが、投書雑誌の小説に当選する程度であろう。」
並木宋之介
男43歳
27 「第一回(引用者注:委員会)の時も、ちょっと問題になっていたが、「支那にこれとそっくりの話があるので、……」という意味の事を誰かが云ったので、「それでは」と云う事になって、候補作品から取り除くことになったと私は記憶している。」「(引用者注:「歌と門の盾」と比べて)幾らか増しではないかと考えた。」
瑞丘千砂子
女26歳
2  
野澤富美子
女19歳
1  
中村地平
男32歳
1  
井上友一郎
男31歳
2  
織田作之助
男26歳
18 「今度の『夫婦善哉』は、『俗臭』より出来はよく、「文藝」の推薦作品になった。しかし、織田の作品は、北條(引用者注:誠)の作品と、傾向は全く反対ではあるが、両方とも、はっきり、Mannerismに落ち入っている。」「織田の作品は、私は買う方ではあるけれど、私の読んだ範囲では、どの小説も、読んだ後は固より、読みながら、遣り切れない(助からない)気がする。それが私が織田小説に親しめない所以である。」
宮内寒彌
男28歳
1  
壺井栄
女40歳
1  
金史良
男26歳
1  
里村欣三
男38歳
7 「長篇という理由ばかりでなく、それぞれ違った欠点があるので、取れなかった。」「少しぞんざいである。」
古宇伸太郎
男34歳
1  
富田寿
男40歳
2  
神泉苑代
女27歳
14 「出来すぎるほど出来ている、しかしそれが却って何か物足りない感がする。小説というものはむつかしいものである。」
日野嵒夫
男42歳
0  
  「結局、今度は芥川賞を附ける作品がなかった。といって、今度の芥川賞の候補になった作品の二三は、第八回、第九回、第十回、の芥川賞になった作品と比べて、遜色のない物であった。」「私一個の希望として、「文藝春秋」に出し切れない長篇にも芥川賞を附けるようにしてもらいたい。」
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他の選考委員
瀧井孝作
小島政二郎
室生犀星
佐藤春夫
川端康成
菊池寛
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選考委員
川端康成男41歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
総行数48 (1行=26字)
候補 評価 行数 評言
高木卓
男33歳
18 「辞退の理由は知らないがもし自作についての謙遜とすれば、それはお互いにきりのないことであって、私等も他人の作品の銓衡など出来たものではない。」「私は高木卓氏の「歌と門の盾」には余り賛成ではなかったが、委員会でそれに決定したとなれば、辞退を残念と思う気持に変りはない。」「高木氏が作家として苦悩にまみれるところから、家持の性格の骨格が運命の悲音を立てて来ないと、十分に敬服することは出来ぬ。」
木山捷平
男36歳
0  
吉田十四雄
男33歳
3 「芥川賞を離れても、敬意を払うべきものがあった。」
元木国雄
男25歳
8 「穏健な愛情が異常な児童達に注がれて、いい記録であり、纏まった力作でもあり、推賞出来るが、良教師風な域を脱せぬのが物足りない。しかし、同じ作者の「即日帰郷」には失望した。」
中井信
男(不明)
4 「赤十字病院の若い医師の手記で、面白くなりそうだが、長編の序章のようである。」
池田みち子
女30歳
10 「最も興味の持てた作家」「頽廃的であり、虚無的ではあろうが、作者はそれを肯定せず、それを悲しんでいる。作者の態度に常識の安住が流行する時、池田氏の身をゆがめての悲しみは、ほんとうのことを書いていると、私には思われるのだろう。」「この人は悪い道にそれるかもしれないが、すね曲りかかったうちにも、作家の根性と才質は認められる。」
野口冨士男
男29歳
3 「芥川賞を離れても、敬意を払うべきものがあった。」
田宮虎彦
男28歳
0  
福田定吉
男(35歳)
0  
浅野荘
男(不明)
0  
真室二郎
男33歳
0  
山田多賀市
男32歳
0  
熊王徳平
男34歳
0  
橋本正一
男33歳
0  
青木年衛
男32歳
0  
北条誠
男22歳
2 「(引用者注:候補作の中でも)いい方であった。」
藤口透吉
男30歳
3 「(引用者注:候補作の中でも)いい方であった。」
笹本弘子
女(不明)
0  
三田華子
女40歳
0  
並木宋之介
男43歳
5 「(引用者注:「歌と門の盾」よりも)面白いところもあった。古曲を聞くようだったが、尚新彩の流露が加われば、高木氏と共に教養と趣味のいい作風を見せてくれるかもしれない。」
瑞丘千砂子
女26歳
0  
野澤富美子
女19歳
0  
中村地平
男32歳
0  
井上友一郎
男31歳
0  
織田作之助
男26歳
0  
宮内寒彌
男28歳
0  
壺井栄
女40歳
0  
金史良
男26歳
0  
里村欣三
男38歳
0  
古宇伸太郎
男34歳
0  
富田寿
男40歳
0  
神泉苑代
女27歳
6 「職務に忠実な一看護婦の記録、恐らく事実の写生らしく、それだけの動かせぬ力はあるものの、文学としては余り未成である。」
日野嵒夫
男42歳
3 「(引用者注:候補作の中でも)いい方であった。」
  「今回は特に推賞したいと思う作品が、私には見当らなかった。」
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他の選考委員
瀧井孝作
小島政二郎
室生犀星
佐藤春夫
宇野浩二
菊池寛
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選考委員
菊池寛男51歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
(話の屑籠より) 
候補 評価 行数 評言
高木卓
男33歳
  「今度は、授賞中止説が多かったが、自分は高木卓氏の前作「遣唐船」が授賞に値したものであったと思うので、今度の作品は不十分であるが、歴史小説として「遣唐船」と共に上古日本の世界に取材してある点を買って、授賞を主張したのである。審査の正不正、適不適は審査員の責任であり、受賞者が負うべきものではない。活字にして発表した以上、貶誉は他人にまかすべきで、褒められて困るようなら、初めから発表しない方がいいと思う。」
木山捷平
男36歳
   
吉田十四雄
男33歳
   
元木国雄
男25歳
   
中井信
男(不明)
   
池田みち子
女30歳
   
野口冨士男
男29歳
   
田宮虎彦
男28歳
   
福田定吉
男(35歳)
   
浅野荘
男(不明)
   
真室二郎
男33歳
   
山田多賀市
男32歳
   
熊王徳平
男34歳
   
橋本正一
男33歳
   
青木年衛
男32歳
   
北条誠
男22歳
   
藤口透吉
男30歳
   
笹本弘子
女(不明)
   
三田華子
女40歳
   
並木宋之介
男43歳
   
瑞丘千砂子
女26歳
   
野澤富美子
女19歳
   
中村地平
男32歳
   
井上友一郎
男31歳
   
織田作之助
男26歳
   
宮内寒彌
男28歳
   
壺井栄
女40歳
   
金史良
男26歳
   
里村欣三
男38歳
   
古宇伸太郎
男34歳
   
富田寿
男40歳
   
神泉苑代
女27歳
   
日野嵒夫
男42歳
   
  「受賞者に擬せられた高木卓氏が受賞を辞退したので、中止することにした。」「ことに芥川賞などは、授賞が内定した以上その受くる名誉は同じで、あとは賞金だけの問題である。辞退して謙譲の徳を発揮したつもりでも、受くるものはちゃんと受けているのである。」「こんなものは素直に受けてくれないと、審査をするものは迷惑である。受賞者の辞退によって、審査貝が鼎の軽重などを問われてはやり切れない。」
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他の選考委員
瀧井孝作
小島政二郎
室生犀星
佐藤春夫
宇野浩二
川端康成
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候補者・作品
高木卓男33歳×各選考委員 
「歌と門の盾」
短篇 66
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
10 「銓衡会の席上で(引用者中略)菊池さんが採って、これは以前に「遣唐船」の力作を出した作家で、歴史小説のよい作品がこれから出ると宜いと云う意味で、こういう歴史ものにも今回は授賞しようと云う話になった。」「題材は好いが、描写の文章は、ぼくは外米を噛むようで味がなくて、とりたくなかったが、他に適当の作品がないとすれば、まあどちらでもよかろう位に思った。」
小島政二郎
男46歳
28 「正直に云って、小説としては、私は感心し切れなかった。これだけのいい材料を掴んでいながら、こんな平板な作品を書いているのは勿体ない気がしたのである。しかし、菊池寛が推奨する意味でなら、不服はない。」「惜しいかな、史実とそれに対する批判の正しさを愛する理性の喜びが、それを根拠として更に立体的に一大飛躍を必要とする小説化の芸術的意欲を圧倒している。」
室生犀星
男50歳
16 「歴史小説としてのすじの正しいものであって、ありふれた駄洒落やインチキの食ッ付きがなく、歴史小説の陥ち入りやすい厭味から脱けているところがいいと思った。それだけ平凡だといえばいえるが、こういう平凡は却って宜い意味の平凡だともいえる。」「辞退をされたので無賞となったが、それもそれでいいだろう。しかし一たん「芥川賞」の刻印を打たれたら斯る公けのものゆえ、それは却って芥川賞の色が濃くはげないことになる。どういう理由か分らないが、こういう作家があってもいいわけである。」
佐藤春夫
男48歳
49 「高木氏がこれ(引用者注:大伴家持)を取扱ったのも、この題目に関する相当な知識にも全く敬意を表したものであった。しかし、その表現力、構想力という点になると、やっぱり「遣唐船」の時同様、いやもしかすると「遣唐船」の方がまだしもまとまりがよかった位ではあるまいかという気がした。」「この作者は人として学者として優れた人らしいのに、文学的――尠くも作家的天分にはあまり恵まれた人ではないらしいとまで考えていた。」「高木氏が省みて授賞を辞退されたという報を見て、氏の自ら知る明に敬服し氏の自負に対して当選者以上に尊敬したくなった。」
宇野浩二
男49歳
32 「全体の書き方も、作者は凝っているつもりであろうが、曲があるようで曲がなく、面白味がないから、『遣唐船』の作者として失敗作であるばかりでなく、凡作である。されば、高木が、この小説に対して芥川賞を辞退したのは、賢明である。」
川端康成
男41歳
18 「辞退の理由は知らないがもし自作についての謙遜とすれば、それはお互いにきりのないことであって、私等も他人の作品の銓衡など出来たものではない。」「私は高木卓氏の「歌と門の盾」には余り賛成ではなかったが、委員会でそれに決定したとなれば、辞退を残念と思う気持に変りはない。」「高木氏が作家として苦悩にまみれるところから、家持の性格の骨格が運命の悲音を立てて来ないと、十分に敬服することは出来ぬ。」
菊池寛
男51歳
  「今度は、授賞中止説が多かったが、自分は高木卓氏の前作「遣唐船」が授賞に値したものであったと思うので、今度の作品は不十分であるが、歴史小説として「遣唐船」と共に上古日本の世界に取材してある点を買って、授賞を主張したのである。審査の正不正、適不適は審査員の責任であり、受賞者が負うべきものではない。活字にして発表した以上、貶誉は他人にまかすべきで、褒められて困るようなら、初めから発表しない方がいいと思う。」
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他の候補作
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
木山捷平男36歳×各選考委員 
「河骨」
短篇 148
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
1  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
12 「作者としては、これまでの作品より一歩も二歩も進めたつもりではあろうが、善し悪しを差し引きすれば、あまり香しい作品ではない」「題材がいくらか変っているのを取り柄としても、百五十枚の半分以内で書けると思われるほど冗漫であるのと終りの方の突飛すぎるのとを差し引きすれば、という程の意味である。」
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
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他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
吉田十四雄男33歳×各選考委員 
「墾地」
連作(一部) 123
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
11 「これ(引用者注:『百姓記』)は長篇小説で、芥川賞は短篇に授賞という建前だから適当ではないが、作品としては、ぼくは立派なものだと思った。」「長篇の各章に各々題があってこのうちで「途上」「墾地」「移住者たち」など殊にすぐれていると思った。ぼくは今回いろいろ読み乍ら、この吉田十四雄氏を発見したことはうれしかった。」
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
2 「「百姓記」はちょっといいものだが、こういう入りやすい小説道も、私にはもう向かない。」
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
25 「(引用者注:第一回委員会の時)瀧井孝作が、この『百姓記』の八章の内の或る章は短篇と見ることが出来るから、中で、『途上』と『墾地』を、候補作品として、他の委員たちに読んでもらおうか、という意味の事を云った。」「『百姓記』は、固より欠点はあるが、誇張して云えば、満点に近い。もっとも、これは少し過褒であるが、『墾地』だけを取れば、今度の芥川賞候補作品の中では、最も増しな作品である。しかし、最も増しな作品であるとしても、まだ芥川賞を附ける作品ではない。」
川端康成
男41歳
3 「芥川賞を離れても、敬意を払うべきものがあった。」
菊池寛
男51歳
   
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他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
元木国雄男25歳×各選考委員 
「分教場の冬」
短篇 134
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
3 「山村の小学校があざやかに出ていて、これも面白く読んだが、末尾は大衆向映画に似て通俗で、緊りがゆるんでいると思った。」
小島政二郎
男46歳
15 「一番感心した。」「この作は鈍根小説のよさ悪さを兼ね備えていると思う。」「しかし、作者には遂に分教場を――と云うことは、分教場の置かれた村を、一つの有機体として立体化するだけの手腕に欠けていると思う。」「この前の芥川賞が、「あさくさの子供」達で今度がまた「分教場の子供達」と云うところに、私自身ヒケ目を感じたことは争えない。」
室生犀星
男50歳
3 「相当のものであるが、おさなさがあった。小説のおさないものに私は厭きているので取らなかった。」
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
17 「いくらか面白いところはあるけれど、教員の気持ちが主になり過ぎて、二人の手に負えない生徒も、書けているようで、書けていない、従って、その他の人物も有り触れている。」「最後の場面は、通俗的であるばかりでなく馬鹿げている。」
川端康成
男41歳
8 「穏健な愛情が異常な児童達に注がれて、いい記録であり、纏まった力作でもあり、推賞出来るが、良教師風な域を脱せぬのが物足りない。しかし、同じ作者の「即日帰郷」には失望した。」
菊池寛
男51歳
   
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他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
中井信男(不明)×各選考委員 
「病院」
短篇 48
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
5 「長篇の序章のようなものらしいが、(引用者中略)テキパキした描写で確かりと掴んであると思った。この作者もぼくは初めて読み、あざやかな明るい筆つきはうれしかった。」
小島政二郎
男46歳
5 「面白く読んだが、推奨する程の熱情を抱き得なかった。所謂「も一つ足りないな」と云う読後感が消せなかった。」
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
9 「(引用者注:「上海」よりも)傷病兵を題材にしているという理由だけでなく、いくらか増しであるが、(引用者中略)感心できなかった。」
川端康成
男41歳
4 「赤十字病院の若い医師の手記で、面白くなりそうだが、長編の序章のようである。」
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
池田みち子女30歳×各選考委員 
「上海」
短篇 38
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
15 「感心した。(引用者注:「分教場の冬」と)どっちが私の好みかと云えば、「上海」の方かも知れない。」「骨格のたよりないところが、この作品だけを切り離して鑑賞する場合には、却って作の魅力となっているのだ。」「しかし、どうしても最後に来て、作そのものの手薄さを如何せんと云う問題に私はぶつからざるを得なかった。」
室生犀星
男50歳
3 「いわゆる小説型の典型的な小説であって、そこを採らなかった。芥川賞はもっと堂々たる小説をえらんで行くべきであろう。」
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
9 「感心できなかった。」
川端康成
男41歳
10 「最も興味の持てた作家」「頽廃的であり、虚無的ではあろうが、作者はそれを肯定せず、それを悲しんでいる。作者の態度に常識の安住が流行する時、池田氏の身をゆがめての悲しみは、ほんとうのことを書いていると、私には思われるのだろう。」「この人は悪い道にそれるかもしれないが、すね曲りかかったうちにも、作家の根性と才質は認められる。」
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
野口冨士男男29歳×各選考委員 
「風の系譜」
長篇 391
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
3 「力作長篇であり読み応えあるものだが、時日の関係から半分しか読めなかった。」
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
6 「長篇という理由ばかりでなく、それぞれ違った欠点があるので、取れなかった。」「達者なところはあるが、困り物である」
川端康成
男41歳
3 「芥川賞を離れても、敬意を払うべきものがあった。」
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
田宮虎彦男28歳×各選考委員 
「須佐代と佐江子」
中篇 267
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
6 「長篇という理由ばかりでなく、それぞれ違った欠点があるので、取れなかった。」「幼稚すぎる。」
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
福田定吉男(35歳)×各選考委員 
「神崎川の流れ」
短篇 98
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
7 「野澤富美子の『煉瓦女工』が世評のとおり勝れた作品であるとすれば、『煉瓦女工』よりずっと複雑な作品であるだけでも勝れている上に、可なり面白い小説である。それだけに、こういう作家は、いそがないで、これから先きの仕事に気をつけた上で、改めて委しい感想を述べることにしたい。」
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
浅野荘男(不明)×各選考委員 
「闘病する人びと」
不明 ―
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
1  
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
真室二郎男33歳×各選考委員 
「野を焼く火」
短篇 105
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
5 「新しい試みをしたつもりであろうが、それが何か純粋でない気持ちでなされているらしいのが気になる。もう少し真面目に勉強した方がいい。」
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
山田多賀市男32歳×各選考委員 
『耕土』
長篇 505
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
6 「長篇という理由ばかりでなく、それぞれ違った欠点があるので、取れなかった。」「まだ荒削り」
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
熊王徳平男34歳×各選考委員 
「いろは歌留多」
短篇 58
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
9 「私はこの作者を幾らか買っているので、改めて書く事にする。」
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
橋本正一男33歳×各選考委員 
「東京の黒い海」
短篇 94
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
17 「長谷健の『あさくさの子供』から思いついたようなところもあってまだまだ『未だし』の感がある。」
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
青木年衛男32歳×各選考委員 
「地の意志」
短篇 105
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
13 「題名とおり、理窟が多すぎて冗漫」「百枚とか百二十枚とか云うのは少しも自慢にならない。然も、両方(引用者注:笹本弘子「笛を売る男」と)とも、芝居めいた落ちを附けている。」
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
北条誠男22歳×各選考委員 
「埴輪と鏡」
短篇 89
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
13 「いわゆる上手な小説の一種であるが、アフタア川端の感がある上に、妙に老成したところがある。」「北條の小説は、この『埴輪と鏡』でも、『春服』でも、小綺麗で小器用なところがあるので、感じは悪くないけれど、小さく固まっている。それが私に感心できないのである。」
川端康成
男41歳
2 「(引用者注:候補作の中でも)いい方であった。」
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
藤口透吉男30歳×各選考委員 
「骨肉慚愧」
短篇 104
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
2  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
6 「題名は物々しいが、至って甘いもので、この前の『老骨の座』とは格段の違いがある。しかし、その『老骨の座』(題だけ見ると意味が分からぬ)でさえ、老成した作品のように見えたが、私にはまだまだ信用が出来ないと思われた。」
川端康成
男41歳
3 「(引用者注:候補作の中でも)いい方であった。」
菊池寛
男51歳
   
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他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
笹本弘子女(不明)×各選考委員 
「笛を売る男」
短篇 119
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
14 「題名のごとく、感傷的で冗漫である」「百枚とか百二十枚とか云うのは少しも自慢にならない。然も、両方(引用者注:青木年衛「地の意志」と)とも、芝居めいた落ちを附けている。」
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
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他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
三田華子女40歳×各選考委員 
「石切場」
短篇 53
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
3 「題材が珍しく、或る程度まで書かれているが、投書雑誌の小説に当選する程度であろう。」
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
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他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
並木宋之介男43歳×各選考委員 
「薤露の章」
短篇 61
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
11 「支那の唐の時代を背景とし、支那の青年を主人公として、現代日本に対する批評的暗示が裏打ちされているところが、私の心を引いた。」「小説としては、「歌と門の盾」より出来がいい。唯私の好みから云うと、輪廓が整然としてず没骨的なのが、この種の小説として時代の水平線の彼方に毅然として聳える品位に欠けている憾みがある。」
室生犀星
男50歳
2 「「薤露の章」を読んで「歌と門の盾」を取らねばならぬことを作品自身から教えられた。」
佐藤春夫
男48歳
21 「はじめ相当に支持者があったという事であったが、これは白行簡の李〈女+圭〉伝の飜訳で、しかも訳文は原文に及ばぬものであるという説が行われて大きく評価を減じたというのであった。」「並木氏がこの話柄に賦与した作の精神は独自のものであり非常に間接に側面的にではあるが一種の文明批評やインテリの自己批判など現代の文学として作者の息づかいを感じさせるものが多いのだから、これを飜訳として捨て去ることは当らないという説を執って自分はこれを選外佳作にしてもらった。」
宇野浩二
男49歳
27 「第一回(引用者注:委員会)の時も、ちょっと問題になっていたが、「支那にこれとそっくりの話があるので、……」という意味の事を誰かが云ったので、「それでは」と云う事になって、候補作品から取り除くことになったと私は記憶している。」「(引用者注:「歌と門の盾」と比べて)幾らか増しではないかと考えた。」
川端康成
男41歳
5 「(引用者注:「歌と門の盾」よりも)面白いところもあった。古曲を聞くようだったが、尚新彩の流露が加われば、高木氏と共に教養と趣味のいい作風を見せてくれるかもしれない。」
菊池寛
男51歳
   
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他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
瑞丘千砂子女26歳×各選考委員 
「ふたば記」
短篇 67
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
2  
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
野澤富美子女19歳×各選考委員 
「長女」他
短篇 75
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
1  
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
中村地平男32歳×各選考委員 
『蕃界の女』
短篇集9篇 357
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
1  
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
井上友一郎男31歳×各選考委員 
『残夢』他
短篇集6篇 346
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
2  
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
織田作之助男26歳×各選考委員 
「放浪」等
短篇2篇 133
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
18 「今度の『夫婦善哉』は、『俗臭』より出来はよく、「文藝」の推薦作品になった。しかし、織田の作品は、北條(引用者注:誠)の作品と、傾向は全く反対ではあるが、両方とも、はっきり、Mannerismに落ち入っている。」「織田の作品は、私は買う方ではあるけれど、私の読んだ範囲では、どの小説も、読んだ後は固より、読みながら、遣り切れない(助からない)気がする。それが私が織田小説に親しめない所以である。」
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
宮内寒彌男28歳×各選考委員 
諸作品
諸作品 ―
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
1  
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
壺井栄女40歳×各選考委員 
諸作品
諸作品 ―
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
1  
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
金史良男26歳×各選考委員 
諸作品
諸作品 ―
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
1  
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
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他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
里村欣三男38歳×各選考委員 
『第二の人生』
長篇 584
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
7 「長篇という理由ばかりでなく、それぞれ違った欠点があるので、取れなかった。」「少しぞんざいである。」
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
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他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
古宇伸太郎男34歳×各選考委員 
「蛾性の女」
短篇 72
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
1  
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
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他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
富田寿男40歳×各選考委員 
「沙草地」
短篇 75
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
2  
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
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他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
神泉苑代
「晩夏」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
神泉苑代女27歳×各選考委員 
「晩夏」
短篇 50
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
4 「面白く読んだが、推奨する程の熱情を抱き得なかった。所謂「も一つ足りないな」と云う読後感が消せなかった。」
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
14 「出来すぎるほど出来ている、しかしそれが却って何か物足りない感がする。小説というものはむつかしいものである。」
川端康成
男41歳
6 「職務に忠実な一看護婦の記録、恐らく事実の写生らしく、それだけの動かせぬ力はあるものの、文学としては余り未成である。」
菊池寛
男51歳
   
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他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
日野嵒夫
「青空仰いで」
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候補者・作品
日野嵒夫男42歳×各選考委員 
「青空仰いで」
短篇 73
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
4 「力作だが、潜りの歯医者がよく描けているが、いかにも作者の興味の持ち方が通俗的である。」
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
0  
川端康成
男41歳
3 「(引用者注:候補作の中でも)いい方であった。」
菊池寛
男51歳
   
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
高木卓
「歌と門の盾」
木山捷平
「河骨」
吉田十四雄
「墾地」
元木国雄
「分教場の冬」
中井信
「病院」
池田みち子
「上海」
野口冨士男
「風の系譜」
田宮虎彦
「須佐代と佐江子」
福田定吉
「神崎川の流れ」
浅野荘
「闘病する人びと」
真室二郎
「野を焼く火」
山田多賀市
『耕土』
熊王徳平
「いろは歌留多」
橋本正一
「東京の黒い海」
青木年衛
「地の意志」
北条誠
「埴輪と鏡」
藤口透吉
「骨肉慚愧」
笹本弘子
「笛を売る男」
三田華子
「石切場」
並木宋之介
「薤露の章」
瑞丘千砂子
「ふたば記」
野澤富美子
「長女」他
中村地平
『蕃界の女』
井上友一郎
『残夢』他
織田作之助
「放浪」等
宮内寒彌
諸作品
壺井栄
諸作品
金史良
諸作品
里村欣三
『第二の人生』
古宇伸太郎
「蛾性の女」
富田寿
「沙草地」
神泉苑代
「晩夏」
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