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第43回
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Last Update[H29]2017/9/27

池波正太郎
Ikenami Shotaro
生没年月日【注】 大正12年/1923年1月25日~平成2年/1990年5月3日
受賞年齢 37歳5ヵ月
経歴 東京生まれ。下谷西町小学校卒。
受賞歴・候補歴
  • 第2回新鷹会賞[奨励賞](昭和30年/1955年)「太鼓」
  • 第4回新鷹会賞(昭和31年/1956年)「天城峠」
  • |候補| 第36回直木賞(昭和31年/1956年下期)「恩田木工」
  • |候補| 第37回直木賞(昭和32年/1957年上期)「眼(め)
  • |候補| 第38回直木賞(昭和32年/1957年下期)「信濃大名記」
  • |候補| 第40回直木賞(昭和33年/1958年下期)「応仁の乱」
  • |候補| 第41回直木賞(昭和34年/1959年上期)「秘図」
  • 第43回直木賞(昭和35年/1960年上期)「錯乱」
  • |候補| 第6回吉川英治文学賞(昭和47年/1972年)
  • 第5回小説現代ゴールデン読者賞(昭和47年/1972年上期)「殺しの四人」
  • 第7回小説現代ゴールデン読者賞(昭和48年/1973年上期)「春雪仕掛針」
  • |候補| 第8回吉川英治文学賞(昭和49年/1974年)『追跡――鬼平犯科帳』『殺しの四人――仕掛人・藤枝梅安』
  • |候補| 第10回吉川英治文学賞(昭和51年/1976年)《鬼平犯科帳》《必殺仕掛人》《剣客商売》
  • 第11回吉川英治文学賞(昭和52年/1977年)《鬼平犯科帳》《剣客商売》《仕掛人・藤枝梅安》その他
  • 第6回大谷竹次郎賞(昭和52年/1977年)『市松小憎の女』
  • 紫綬褒章(昭和61年/1986年)
  • 第36回菊池寛賞(昭和63年/1988年)
処女作 「雪晴れ」(昭和21年/1946年)
個人全集 『完本池波正太郎大成』全30巻・別巻(平成10年/1998年7月~平成13年/2001年3月・講談社刊)
直木賞
選考委員歴
第86回~第96回(通算5.5年・11回)
サイト内リンク 小研究-記録(候補回数)
直木賞受賞作全作読破への道Part4
備考
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直木賞 第36回候補  一覧へ

おんだもく
恩田木工」(『大衆文藝』昭和31年/1956年11月号、12月号)
媒体・作品情報
分載回数 全2回
誌名 「大衆文芸」  別表記表紙・目次 「大衆文藝」 奥付 「大衆文芸」
巻号 (1)第16巻 第11号 (2)第16巻 第12号  別表記(1)11月号 (2)12月号
作品名 別表記 (2)本文 ルビ有り「おんだもく」
副題等 (1)目次・本文 「(前篇)」 (2)目次・本文 「(後篇)」
印刷/発行年月日 (1)印刷 昭和31年/1956年10月25日 発行 昭和31年/1956年11月1日 (2)印刷 昭和31年/1956年11月25日 発行 昭和31年/1956年12月1日
発行者等 編集印刷兼発行人 島 源四郎 印刷所 新倉東文堂(東京都)
発行所 合資会社新小説社(東京都)
総ページ数 (1)98 (2)100 表記上の枚数 1.2.目次・編集者の手帳 250枚 基本の文字組
(1ページ当り)
(1)(2)
30字
×25行
×2段
本文ページ (1)64~97 (2)64~99
(計70頁)
測定枚数 247
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書誌
>>昭和34年/1959年☆月・光書房刊『信濃大名記』所収
>>昭和35年/1960年☆月・東方社刊『真田騒動 恩田木工』所収「真田騒動」
>>昭和38年/1963年8月・現代芸術社刊『直木賞作家全集第1 柴田錬三郎・池波正太郎』所収「真田騒動―恩田木工」
>>昭和39年/1964年2月・東方社刊『真田騒動 恩田木工』所収「真田騒動」
>>昭和51年/1976年6月・朝日新聞社刊『池波正太郎作品集 第5巻 錯乱・獅子』所収「真田騒動」
>>昭和53年/1978年11月・立風書房刊『池波正太郎短編小説全集 別巻 運の矢 珠玉傑作集』所収「真田騒動―恩田木工」
>>昭和59年/1984年9月・新潮社/新潮文庫『真田騒動 恩田木工』所収「真田騒動 恩田木工」
>>平成12年/2000年6月・講談社刊『完本池波正太郎大成24 時代小説短編1』所収「真田騒動」
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候補者 池波正太郎 男33歳
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二
男58歳
0  
木々高太郎
男59歳
8 「私は(引用者注:第二位とした池波、穂積、村松の)三つのうちでは比較的に「恩田木工」をとりたかった」
永井龍男
男52歳
0  
村上元三
男46歳
8 「書きづらい地味な材料を、よくここまで書き込んでいるが、この作者の欠点は、何もかも割り切りすぎて、詩情に乏しいことだと思う。」
川口松太郎
男57歳
0  
吉川英治
男64歳
14 「厳密にいって、この二作(引用者注:「勝烏」と「恩田木工」)は優劣もつけかねるものだが、投票によって「勝烏」ときまった。」
大佛次郎
男59歳
8 「扱いにくい材料を、大きな視野でとらえ、しっかりした力作であった。だが定式におさまり過ぎた遺憾がある。」
小島政二郎
男62歳
7 「骨を折って書いているだけに、どこと言って欠点がない。が、同時に池波君でなければ持っていない魅力が出ていないと言ったような恨みがある。」
選評出典:『オール讀物』昭和32年/1957年4月号
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文量
中篇
章立て
「一の章」~「六の章」
時代設定 場所設定
江戸中期[寛延年間~宝暦年間]  信州松代藩
登場人物
恩田木工民親(家老)
真田信安(松代藩当主)
真田幸弘(信安の息子)
望月主米(木工の義弟)
原八郎五郎(執政、信安のお気に入り)
駒井理右衛門(江戸留守居役)
田村半右衛門(新勝手掛に抜擢)




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(め)」(『大衆文藝』昭和32年/1957年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「大衆文芸」  別表記表紙 「大衆文藝」 目次・奥付 「大衆文芸」
巻号 第17巻 第6号  別表記6月号
印刷/発行年月日 印刷 昭和32年/1957年5月25日 発行 昭和32年/1957年6月1日
発行者等 編集印刷兼発行人 島 源四郎 印刷所 新倉東文堂(東京都)
発行所 合資会社新小説社(東京都)
総ページ数 130 表記上の枚数 編集者の手帳 120枚 基本の文字組
(1ページ当り)
30字
×25行
×2段
本文ページ 47~83
(計37頁)
測定枚数 130
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書誌
>>昭和36年/1961年☆月・東方社刊『眼』所収
>>昭和53年/1978年10月・立風書房刊『池波正太郎短編小説全集10 昼と夜 現代小説集』所収
>>昭和58年/1983年8月・東京文芸社刊『ひとのふんどし』所収
>>昭和62年/1987年4月・講談社/講談社文庫『緑のオリンピア』所収
>>平成12年/2000年7月・講談社/講談社文庫『緑のオリンピア』[新装版]所収
>>平成12年/2000年10月・講談社刊『完本池波正太郎大成28 青空の街・原っぱ・現代小説短編』所収
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候補者 池波正太郎 男34歳
選考委員 評価 行数 評言
吉川英治
男64歳
10 「こんどの「眼」なども私は大いにその苦心のあとをかったが、しかし前の恩田木工の方がよいとする委員の方が多かった。私とは逆なのである。」
永井龍男
男53歳
0  
井伏鱒二
男59歳
0  
木々高太郎
男60歳
7 「何としても正面すぎる感じで僕はとらなかった。然し僕はこの作家に注目している。」
村上元三
男47歳
7 「面白い題材を丹念に調べて書いているが、その題材がまだ作者の中で燃焼していないうらみがある。」
川口松太郎
男57歳
0  
大佛次郎
男59歳
0  
小島政二郎
男63歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和32年/1957年10月号
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文量
短篇
章立て
「点字」「理療師」「受験」「協力者」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京
登場人物
井上吾郎(21歳のとき中途失明)
稲垣邦男(幕内力士、四股名「松風」、吾郎の理解者)
友部(盲学校の先生)
手塚敏子(酒場のアルバイト、吾郎の勉学の協力者)




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しなのだいみょうき
信濃大名記」(『大衆文藝』昭和32年/1957年12月号)
媒体・作品情報
誌名 「大衆文芸」  別表記表紙 「大衆文藝」 目次・奥付 「大衆文芸」
巻号 第17巻 第12号  別表記12月号
印刷/発行年月日 印刷 昭和32年/1957年11月25日 発行 昭和32年/1957年12月1日
発行者等 編集印刷兼発行人 島 源四郎 印刷所 新倉東文堂(東京都)
発行所 合資会社新小説社(東京都)
総ページ数 118 表記上の枚数 編集者の手帳 110枚 基本の文字組
(1ページ当り)
30字
×25行
×2段
本文ページ 88~117
(計30頁)
測定枚数 105
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書誌
>>昭和34年/1959年☆月・光書房刊『信濃大名記』所収
>>昭和35年/1960年☆月・東方社刊『真田騒動 恩田木工』所収
>>昭和39年/1964年2月・東方社刊『真田騒動 恩田木工』所収
>>昭和51年/1976年6月・朝日新聞社刊『池波正太郎作品集 第5巻 錯乱・獅子』所収
>>昭和53年/1978年11月・立風書房刊『池波正太郎短編小説全集 別巻 運の矢 珠玉傑作集』所収
>>昭和59年/1984年9月・新潮社/新潮文庫『真田騒動 恩田木工』所収
>>平成4年/1992年6月・立風書房/池波正太郎短篇コレクション15『碁盤の首 真田武士小説集』所収
>>平成11年/1999年12月・リブリオ出版/大きな活字で読みやすい本『もだん時代小説 第1巻 池波正太郎集』所収
>>平成12年/2000年6月・講談社刊『完本池波正太郎大成24 時代小説短編1』所収「真田騒動」
>>平成15年/2003年6月・光文社/光文社文庫『大江戸の歳月 新鷹会・傑作時代小説選』所収
>>平成19年/2007年4月・しなのき書房刊『信州歴史時代小説傑作集 第1巻 武将列伝』所収
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候補者 池波正太郎 男34歳
選考委員 評価 行数 評言
吉川英治
男65歳
4 「一応は候補にのぼるべき巧さや内容はもっているものであった。」
井伏鱒二
男59歳
0  
木々高太郎
男60歳
27 「僕は小林実「白い太陽」と池波正太郎「信濃大名記」をのこした。」「池波君は今後、自分で自分をうち破った作品をかいてゆくことではじめて抜いてゆくことが出来るのである。」
永井龍男
男53歳
4 「あまり旧套過ぎると思われた」
小島政二郎
男63歳
0  
大佛次郎
男60歳
10 「平衡がとれていて大衆文学として、真直な道を行くものである。」「しっかりした作品だが、新しい風の息吹を感じさせるものでもない。」
村上元三
男47歳
6 「この人も実力があるのだから、既成作家の眼を見はらせるような新鮮なものを書いて貰えないだろうか。」
川口松太郎
男58歳
5 「主題も筆力も形通りで新人らしい清新さがなかった。」
選評出典:『オール讀物』昭和33年/1958年4月号
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文量
短篇
章立て
「大坂の陣」「上田城にて」「青磁の茶碗」
時代設定 場所設定
江戸初期  京~江戸~沼田など
登場人物
真田信幸(徳川方の武将)
お通(家康の庇護を受ける才女)
真田幸村(信幸の弟、豊臣方の武将)
鈴木右近(信幸の家臣、京都在)
小松(信幸の妻)




直木賞 第40回候補  一覧へ

おうにん らん
応仁の 乱」(『大衆文藝』昭和33年/1958年11月号、12月号)
媒体・作品情報
分載回数 全2回
誌名 「大衆文芸」  別表記表紙・目次 「大衆文藝」 奥付 「大衆文芸」
巻号 (1)第18巻 第11号 (2)第18巻 第12号  別表記(1)11月号 (2)12月号
作品名 別表記 (1)(2)表紙 「應仁の乱」
副題等 (1)目次・本文 「(前篇)」 (2)目次・本文 「(後篇)」
印刷/発行年月日 (1)印刷 昭和33年/1958年10月25日 発行 昭和33年/1958年11月1日 (2)印刷 昭和33年/1958年11月25日 発行 昭和33年/1958年12月1日
発行者等 編集兼発行人 島 源四郎 印刷所 新倉東文堂(東京都)
発行所 合資会社新小説社(東京都)
総ページ数 (1)114 (2)110 表記上の枚数 1.2.編集者の手帳 220枚 基本の文字組
(1ページ当り)
(1)(2)
30字
×25行
×2段
本文ページ (1)20~54 (2)69~98
(計65頁)
測定枚数 228
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書誌
>>昭和35年/1960年11月・東方社刊『応仁の乱』所収
>>昭和51年/1976年8月・朝日新聞社刊『池波正太郎作品集 第4巻 戦国幻想曲他』所収
>>平成4年/1992年4月・講談社刊『歴史小説名作館 暁闇にうごめく 南北朝・室町3』所収
>>平成4年/1992年12月・新潮社/新潮文庫『賊将』所収
>>平成11年/1999年11月・角川書店/角川文庫『賊将』所収
>>平成12年/2000年6月・講談社刊『完本池波正太郎大成24 時代小説短編1』所収「真田騒動」
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候補者 池波正太郎 男35歳
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男46歳
0  
海音寺潮五郎
男57歳
14 「これほど多岐にわたっていることをこの短紙幅で書こうというのは無理だ。大長篇にするか、いくつかの短篇小説にして総合して全貌がわかるようにするか、すべきであろう。」
中山義秀
男58歳
0  
小島政二郎
男64歳
0  
大佛次郎
男61歳
0  
木々高太郎
男61歳
8 「この作家のものは数年前から注目しているのであるが、あまり正直すぎて堅くなり、余裕がないのが欠点である。斯ういう作家はせっついて書かせているうちに必ずよくなると思う。」
吉川英治
男66歳
8 「池波正太郎氏の題材負けはどうしたものか。」
川口松太郎
男59歳
0  
村上元三
男48歳
8 「もっと欲張ってスケールの大きな長篇にするか、あるいは焦点を一つに絞って、そこから見た応仁の乱を書いたほうがよかった。」「くさらないで頑張ってほしい。」
選評出典:『オール讀物』昭和34年/1959年4月号
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文量
中篇
章立て
「一の章」~「六の章」
時代設定 場所設定
室町中期 
登場人物
足利義政(八代将軍)
善阿弥(庭師)
細川勝元(有力大名、義視の後見人)
山名持豊(有力大名、義尚の後見人)
富子(義政の妻)
伊勢貞親(新進の有力者)




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ひず
秘図」(『大衆文藝』昭和34年/1959年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「大衆文芸」  別表記表紙・目次 「大衆文藝」 奥付 「大衆文芸」
巻号 第19巻 第6号  別表記6月号
印刷/発行年月日 印刷 昭和34年/1959年5月25日 発行 昭和34年/1959年6月1日
発行者等 編集兼発行人 島 源四郎 印刷所 新倉東文堂(東京都)
発行所 合資会社新小説社(東京都)
総ページ数 98 表記上の枚数 表紙・編集者の手帳 120枚 基本の文字組
(1ページ当り)
30字
×25行
×2段
本文ページ 29~61
(計33頁)
測定枚数 116
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書誌
>>昭和35年/1960年10月・文藝春秋新社刊『錯乱』所収
>>昭和43年/1968年3月・春陽堂書店/春陽文庫『錯乱』所収
>>平成4年/1992年12月・新潮社/新潮文庫『賊将』所収
>>平成8年/1996年5月・春陽堂書店/春陽文庫『錯乱』[新装版]所収
>>平成11年/1999年11月・角川書店/角川文庫『賊将』所収
>>平成12年/2000年6月・講談社刊『完本池波正太郎大成24 時代小説短編1』所収「真田騒動」
>>平成14年/2002年6月・光文社/光文社文庫『侍たちの歳月 新鷹会・傑作時代小説選』所収
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候補者 池波正太郎 男36歳
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男47歳
7 「この小説の主人公には魅力があり、そのように爽やかに描かれてあり、人間の裏と表が、嫌味なく描かれてあり、直木賞には落ちたが、私は、それを惜しいと思っている。」
川口松太郎
男59歳
6 「毎回候補に上りながら、決定打を打てないのを残念に思う。」「縁談やつれに終らざる精進を望みたい。」
大佛次郎
男61歳
0  
海音寺潮五郎
男57歳
5 「話をつくる腕は達者なものだが、くどすぎる。」「筆力でおしまくる堂々性がほしい。」
吉川英治
男66歳
9 「なんとも惜しい」「あり余る才能の作家ですのにいつもそのあり余るものに禍されているうらみをおぼえます。」
小島政二郎
男65歳
15 「リアルをねらって、リアルでこない。随筆「喫茶店スワニイ主人」なんか面白いのだがな。」「小説になると、(引用者中略)血が通わなくなるのが不思議だ。」
中山義秀
男58歳
7 「私には面白かった。徳山五兵衛と秘戯図の組合せに、これという必然性のない、思いつきにすぎないみたいな安っぽさはあるが、候補作品の中、これが一番大人ではないかと思った。」
村上元三
男49歳
5 「遊びが多い。」「気をくさらせないで頑張ってもらいたいと思う。」
選評出典:『オール讀物』昭和34年/1959年10月号
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文量
短篇
章立て
「一」~「九」
時代設定 場所設定
江戸中期  江戸~遠州~京
登場人物
徳山五兵衛秀栄(火付盗賊改)
徳山重俊(五兵衛の父、旗本)
お梶(京の茶店の女主人)
お百合(お梶の娘)
勢以(五兵衛の妻)
日本左衛門(大盗)




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さくらん
錯乱」(『オール讀物』昭和35年/1960年4月号)
媒体・作品情報
誌名 「オール讀物」  別表記表紙 「文藝春秋」併記
巻号 第15巻 第4号  別表記4月特大号/4月号
作品名 別表記 本文 ルビ有り「さくらん」
印刷/発行年月日 印刷 昭和35年/1960年3月20日 発行 昭和35年/1960年4月1日
発行者等 編集人 小野詮造 発行人 池島信平 印刷人 柳川太郎 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 文藝春秋新社(東京都)
装幀/装画等  御正 伸
総ページ数 380 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
20字
×25行
×3段
本文ページ 112~134
(計23頁)
測定枚数 77
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書誌
>>『文藝春秋』昭和35年/1960年9月号
>>昭和35年/1960年10月・文藝春秋新社刊『錯乱』所収
>>昭和38年/1963年8月・現代芸術社刊『直木賞作家全集第1 柴田錬三郎・池波正太郎』所収
>>昭和43年/1968年3月・春陽堂書店/春陽文庫『錯乱』所収
>>昭和51年/1976年6月・朝日新聞社刊『池波正太郎作品集 第5巻 錯乱・獅子』所収
>>昭和53年/1978年7月・立風書房刊『池波正太郎短編小説全集9 刺客 戦国・忍者小説集』所収
>>昭和54年/1979年4月・東京文芸社刊『錯乱・賊将』所収
>>昭和58年/1983年2月・立風書房刊『池波正太郎短編小説全集(中)』所収
>>昭和59年/1984年9月・新潮社/新潮文庫『真田騒動 恩田木工』所収
>>昭和60年/1985年6月・文芸社刊『錯乱・賊将』所収
>>『オール讀物』平成1年/1989年臨時増刊号<直木賞受賞傑作短篇35>[3月]
>>平成2年/1990年11月・郷土出版社刊『長野県文学全集 第3期 現代作家編第2巻 小説編2』所収
>>平成2年/1990年12月・大陸書房刊『時代小説を読む 忍之巻』所収
>>平成4年/1992年5月・講談社刊『歴史小説名作館 剣の道はるか 江戸1』所収
>>平成4年/1992年6月・立風書房刊『池波正太郎短篇コレクション15碁盤の首 真田武士小説集』所収
>>平成8年/1996年5月・春陽堂書店/春陽文庫『錯乱』[新装版]所収
>>平成11年/1999年12月・リブリオ出版/大きな活字で読みやすい本『もだん時代小説 第1巻 池波正太郎集』所収
>>平成12年/2000年6月・講談社刊『完本池波正太郎大成24 時代小説短編1』所収「真田騒動」
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候補者 池波正太郎 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男48歳
4 「この人の過去に、もっといい作品があった。一種の努力賞であろう。」
小島政二郎
男66歳
24 「入れ替り立ち替り真田家に取ッ付いて離れなかったこの作者の執念を私は徒や疎かに思いたくない。」「当然小説以外の物――例えば、戯曲などに手を出さずに、小説ばかりに専念してもらいたい。」
川口松太郎
男60歳
40 「大衆小説の本道にしがみついて喰い下る執拗な態度には消えて行かない作家と思う安心感があった。」「彼に直木賞を与えれば作家的自信を生み、大成する機会を与え、傑作を作り出す機縁になると私は信ずる。」
木々高太郎
男63歳
10 「今回の作品「錯乱」が必ずしもよい作とは思わないので、努力賞の形になったのは不満である。」
大佛次郎
男62歳
5 「「錯乱」にも不満は残るが、質実な努力を重ねて来たのを買いたい。」
村上元三
男50歳
6 「整理が足りなかったし、真田信之という人物を主人公に書くべきだったと思うが、これまで五回も直木賞候補になった実力は、受賞に値する。」
吉川英治
男67歳
24 「このまとめ方の中に無理があり上手過ぎるきらいがありいくらでも短所をあげればあげられる。自重していただきたい。」「せっかくな才を余り才走らず周囲の重宝にばかりならず大切につかってもらいたい。」
海音寺潮五郎
男58歳
49 「作者はリアルに書こうリアルに書こうと努力しているが、この話ではどう力んでもどうにもならないと、ぼくは見た。」「やたらに話の変化をもとめているところに、文章力の弱さ、気魄の不足があると見た。」「今のところ、ぼくはこの人の小説家としての才能を買っていない。」
中山義秀
男59歳
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選評出典:『オール讀物』昭和35年/1960年10月号
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文量
短篇
章立て
「一」~「七」
時代設定 場所設定
江戸[明暦年間]  信州松代藩
登場人物
堀平五郎(松代藩馬廻り)
市兵衛(漆塗り職人)
真田信之(藩祖、隠居の身)




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