芥川賞のすべて・のようなもの
第124回
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Last Update[H27]2015/11/3

黒川創
Kurokawa So
生没年月日【注】 昭和36年/1961年6月15日~
経歴 本名=北沢恒。京都府京都市生まれ。同志社大学文学部卒。『思想の科学』編集委員を経て、作家・評論家。叔父に作家の秦恒平がいる。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第23回平林たい子文学賞[評論部門](平成7年/1995年)『リアリティ・カーブ』
  • |候補| 第50回毎日出版文化賞[企画部門](平成8年/1996年)『〈外地〉の日本語文学選』全3巻(編)
  • |候補| 第124回芥川賞(平成12年/2000年下期)「もどろき」
  • |候補| 第14回三島由紀夫賞(平成12年/2000年度)『もどろき』
  • |候補| 第127回芥川賞(平成14年/2002年上期)「イカロスの森」
  • |候補| 第18回三島由紀夫賞(平成16年/2004年度)「明るい夜」
  • |候補| 第21回三島由紀夫賞(平成19年/2007年度)『かもめの日』
  • 第60回読売文学賞[小説賞](平成20年/2008年)『かもめの日』
  • 第2回京都水無月大賞(平成21年/2009年)『明るい夜』
  • |候補| 第26回三島由紀夫賞(平成24年/2012年度)「暗殺者たち」
  • 第25回伊藤整文学賞[評論部門](平成26年/2014年)『国境〔完全版〕』
  • 第69回毎日出版文化賞[文学・芸術部門](平成27年/2015年)『京都』
備考
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芥川賞 第124回候補  一覧へ
「もどろき」(『新潮』平成12年/2000年12月号)
媒体・作品情報
誌名 「新潮」  別表記表紙 「The shincho Monthly」併記
巻号 第97巻 第12号  別表記12月号/1151号
印刷/発行年月日 発行 平成12年/2000年12月1日
発行者等 編集兼発行者 前田速夫 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社新潮社(東京都)
総ページ数 328 表記上の枚数 表紙・目次 200枚 基本の文字組
(1ページ当り)
28字
×27行
×2段
本文ページ 80~138
(計59頁)
測定枚数 213
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書誌
>>平成13年/2001年2月・新潮社刊『もどろき』
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候補者 黒川創 男39歳
選考委員 評価 行数 評言
三浦哲郎
男69歳
8 「(引用者注:「水の舳先」と共に)興味深く読んだが、(引用者中略)納得しかねる部分があって推すまでには至らなかった。」「長すぎる。」「私には未推敲のままの習作にしか見えなかった。」
宮本輝
男53歳
15 「私は前半の、「自転車を愛した祖父」や、彼等三世代が暮らした京都市内の古い仕舞屋の描写に感心した。導入部もここち良くて、描こうとしている世界への密な筆運びも受賞に値いすると思ったが、もどろき伝承が主役となる後半の弱さを指摘されると、それに強く反発できなかった。」
日野啓三
男71歳
7 「その文体と小説の作り方はくろうとはだしの巧みさであった。ただ京都の細長く奥深い家の作りのように、何かまだ見えない要素が隠されているようだ、というまだるっこさを拭えなかった。」
石原慎太郎
男68歳
0  
池澤夏樹
男55歳
0  
黒井千次
男68歳
7 「祖父、父、主人公と三代の生き方を追う力作であり、戦前、戦中、戦後を夫々の形で生きた家族像に惹かれた。現代史の中で人間の生はどうしたら完結するか、という問いかけは読後にずっしり残る。」
古井由吉
男63歳
0  
田久保英夫
男72歳
0  
河野多恵子
女74歳
2 「書きたいことがあまりに多く、しかも実力不足で破綻している。」
村上龍
男48歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十九巻』平成14年/2002年12月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成13年/2001年3月号)
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もり
「イカロスの 森」(『新潮』平成14年/2002年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「新潮」  別表記表紙 「The Shincho Monthly」併記
巻号 第99巻 第6号  別表記6月号/1169号
印刷/発行年月日 発行 平成14年/2002年6月1日
発行者等 編集兼発行者 前田速夫 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社新潮社(東京都)
総ページ数 292 表記上の枚数 表紙・背・目次 235枚 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×24行
×2段
本文ページ 6~85
(計80頁)
測定枚数 248
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書誌
>>平成14年/2002年9月・新潮社刊『イカロスの森』
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候補者 黒川創 男41歳
選考委員 評価 行数 評言
高樹のぶ子
女56歳
17 「別世界から日本や日本人や日本の現代史を眺めるまなざしに骨太なものを感じたが、擬音擬態語や体言止めの安易な文章で、損をした。テレビのドキュメンタリーに似た運びも、文学としての粘りに欠けて見えた。」
黒井千次
男70歳
8 「サハリンでのロシア人との交流は面白いのに、何故その土地を苦労して訪れねばならぬかの動機がはっきり掴めぬままに作品が終ってしまう。」
河野多恵子
女76歳
10 「進歩はしているものの、あまりにも長すぎる。」「(引用者注:「縮んだ愛」と共に文量を)せめて半分以下にとどめておれば、本当に書くべきことも書き方も、もっと見出せていたと思われる。」
宮本輝
男55歳
16 「最後のターニャの言葉だけが尾を曳く。それ以外はただ冗長なだけである。」「擬音語を疑いもなく無神経に多用する人を、私は作家とは認めない。」
古井由吉
男64歳
0  
石原慎太郎
男69歳
5 「(引用者注:「彼女のピクニック宣言」と共に)旅を主題にしてはいるがエクゾティズムを感じさせず、」
三浦哲郎
男71歳
10 「「もどろき」の柔軟さが影をひそめて、なにやら物々しげな思惑と文章の生硬さが目についた。」「肩の力を抜くことが肝心。」
村上龍
男50歳
23 「シベリヤやサハリンが主要な舞台となっている」「海外を舞台にしてはいけないなどと思っているわけではない。」「そういった借り物のエピソードは、現代の日本との差異を際立たせ、偽物の緊張を作品に持ち込むことができる。現代に生きて、現代を書こうとする作家は、そういう恥ずかしい小細工を避けなければならない。」
池澤夏樹
男57歳
26 「今回の候補作の中では(引用者中略)最も意に叶った。」「人物の造形がきちんとしていて、その造形に意味がある。」「最もめざましい場面は最後のターニャの挨拶。こういう姿勢で生きる人間を失ったのが今の日本だということをしみじみと教える見事なスピーチである。」
選評出典:『文藝春秋』平成14年/2002年9月号
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