芥川賞のすべて・のようなもの
第27回
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Last Update[H26]2014/6/20

直井潔
Naoi Kiyoshi
生没年月日【注】 大正4年/1915年4月1日~平成9年/1997年11月23日
経歴 本名=溝井勇三。広島県広島市生まれ。兵庫県滝川中学卒。区役所勤務後、応召。病に罹り本土送還され、以後寝たきりの生活を送る。師に志賀直哉がいる。
受賞歴・候補歴
  • |予選候補| 第18回芥川賞(昭和18年/1943年下期)「母親」
  • |候補| 第27回芥川賞(昭和27年/1952年上期)「淵」
  • |候補| 第61回芥川賞(昭和44年/1969年上期)「歓喜」
  • 第5回平林たい子文学賞[小説部門](昭和52年/1977年)『一縷の川』
  • 兵庫県文化賞(昭和56年/1981年)
備考
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芥川賞 第18回推薦候補  一覧へ

ははおや
母親」(『改造』昭和18年/1943年12月号)
媒体・作品情報
誌名 「改造」
巻号 第25巻 第12号  別表記12月号
印刷/発行年月日 印刷納本 昭和18年/1943年11月21日 発行 昭和18年/1943年12月1日
発行者等 編輯兼発行人 山本三生 印刷人 長谷川定一 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都) 配給元 日本出版配給株式会社(東京都)
発行所 改造社(東京都)
総ページ数 104 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×23行
×2段
本文ページ 88~103
(計16頁)
測定枚数 47
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書誌
>>昭和19年/1944年11月・小山書店刊『日本小説代表作全集12 昭和18年・後半期』所収
>>昭和21年/1946年2月・小山書店/文学新輯『清流』所収
>>昭和53年/1978年2月・湯川書房刊『清流』所収
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候補者 直井潔 男28歳
選考委員 評価 行数 評言
川端康成
男44歳
3 「芥川賞によって推挙するまでもなかろうと尊敬して、」
横光利一
男45歳
0  
瀧井孝作
男49歳
0  
岸田國士
男53歳
0  
河上徹太郎
男42歳
0  
片岡鐵兵
男50歳
0  
火野葦平
男37歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第三巻』昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和19年/1944年3月号)
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芥川賞 第27回候補  一覧へ

ふち
淵」(『世界』昭和27年/1952年2月号、3月号)
媒体・作品情報
誌名 「世界」
巻号 (1)第74号 (2)第75号  別表記(1)2月号 (2)3月号
発行所 株式会社岩波書店(東京都)
総ページ数 (1)224 (2)224 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
30字
×24行
×2段
本文ページ (1)176~224 (2)184~207
(計73頁)
測定枚数 249
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書誌
>>昭和27年/1952年9月・中央公論社刊『淵』
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候補者 直井潔 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男58歳
23 「図抜けて佳いと思いました。」「この小説には、病人の暗い面は背景に滲んで、明るい面が妙に美しく出て、読後感が妙に明るい、これが此の小説の特長だと思いました。」「この作品の当選しなかったのは、余りに平明直写で、曲がなく、平板のようで、これが物足りないのかもしれませんが。」「川端康成さんは(引用者注:昭和18年の処女作)『清流』をしきりに褒めて、この人を支持すると云われたが、私は、『清流』の方は若々しい美しさ、こんどの『淵』の方は、成長した力強さがあると思いましたが……。」
丹羽文雄
男47歳
8 「「清流」というのが数年前にあるようだが、それを読みたいと思った。きっとその方がよいだろう。しっかりとものを見ている人だ。」「病人小説というジャンルを何となく考えさせる小説だ。もうすでに出来上っている人だ。」
舟橋聖一
男47歳
4 「病人の作という点で同情されるが、その割に、好奇心が煮え切らず、案外、通俗だった。」
佐藤春夫
男60歳
21 「(引用者注:「雲と植物の世界」と共に)候補作品中の優秀作品であることは座中何人も異議のないところであった。」「瀧井君の云うが如く堅実で筋金のとおった頼もしい力作には相違ないとは同感するが、この沈痛なリアリズムはあまりに平板で、押の一手だけでは曲が無さすぎるような不満をおぼえたのは僕ばかりでも無い模様であった。」
川端康成
男53歳
6 「作者の誠実と力とを感じた。瀧井氏の推薦を私も承認した。しかし、是が非でもというには欠点がある。平板である。」「この作者にも作品にも同情するが、なお印象の鮮明が望ましい。もしこの作者の処女作「清流」ならばよいと思う。」
石川達三
男47歳
0  
宇野浩二
男60歳
9 「文章が簡潔であるのに、書かれている事は、平凡であり、冗慢である。」「一番の欠点は、作者の見方が常識的である事である。それを、この作品が好感を持たれるのは、一と口にいうと、行儀のよい小説だからだ。それだけである。」
坂口安吾
男45歳
11 「まとまった作品であるが、私はこういう悪玉の書けない、もしくは書く意志を持たない作家は好きではない。」「委員の二三氏の意見に、この作家はシンが強いという賛辞があった。シンが強いという意味がよくのみこめないが、シンが強いということが文学の値打とは思われないし、たぶん本質的な通俗性をさしてシンが強いと云っているのではないかとも思った。」
選評出典:『芥川賞全集 第四巻』昭和57年/1982年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和27年/1952年9月号)
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芥川賞 第61回候補  一覧へ

かんき
歓喜」(『心』昭和44年/1969年3月号)
媒体・作品情報
誌名 「心」
巻号 第22巻 第3号  別表記3月号
印刷/発行年月日 印刷 昭和44年/1969年2月25日 発行 昭和44年/1969年3月1日
発行者等 発行人 編輯人 武者小路實篤 印刷所 図書印刷株式会社(東京都)
発行所 生成会(東京都) 発売所 凡社(東京都)
総ページ数 120 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×23行
×2段
本文ページ 105~117
(計13頁)
測定枚数 36
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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候補者 直井潔 男54歳
選考委員 評価 行数 評言
三島由紀夫
男44歳
0  
丹羽文雄
男64歳
0  
石川達三
男64歳
0  
瀧井孝作
男75歳
5 「童話の味で、文章がいきいきして、新しい爽やかな感じで、実に佳かった。文章にこれだけの持味のある作家は、今は殆ど少なくなったが……。」
舟橋聖一
男64歳
0  
大岡昇平
男60歳
0  
井上靖
男62歳
0  
中村光夫
男58歳
0  
川端康成
男70歳
0  
永井龍男
男65歳
3 「今度の候補作のうちでもっとも純粋だったが、賞の対象となるにはなにか足りないようであった。」
石川淳
男70歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第八巻』昭和57年/1982年9月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和44年/1969年9月号)
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