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Last Update[H29]2017/7/22

直木賞に関する情報をお持ちの方は、ぜひお教えください。
「こんな記録もあるぞ」「こういう切り口はいかが?」などのご意見も、ぜひどうぞ。
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年少受賞
順位 受賞回 氏名 生年月日 受賞年齢
1 第11回(昭和15年/1940年・上半期) 堤 千代 大正6年/1917年9月20日 22歳10ヵ月
2 第148回(平成24年/2012年・下半期) 朝井 リョウ 平成1年/1989年5月30日 23歳07ヵ月
3 第41回(昭和34年/1959年・上半期) 平岩 弓枝 昭和7年/1932年3月15日 27歳04ヵ月
4 第97回(昭和62年/1987年・上半期) 山田 詠美 昭和34年/1959年2月8日 28歳05ヵ月
5 第135回(平成18年/2006年・上半期) 三浦 しをん 昭和51年/1976年9月23日 29歳09ヵ月
6 第8回(昭和13年/1938年・下半期) 大池 唯雄 明治41年/1908年10月30日 30歳03ヵ月
7 第12回(昭和15年/1940年・下半期) 村上 元三 明治43年/1910年3月14日 30歳10ヵ月
8 第27回(昭和27年/1952年・上半期) 藤原 審爾 大正10年/1921年3月31日 31歳03ヵ月
9 第121回(平成11年/1999年・上半期) 佐藤 賢一 昭和43年/1968年3月12日 31歳04ヵ月
10 第19回(昭和19年/1944年・上半期) 岡田 誠三 大正2年/1913年3月8日 31歳05ヵ月
10 第40回(昭和33年/1958年・下半期) 城山 三郎 昭和2年/1927年8月18日 31歳05ヵ月
不朽の大記録、22歳10か月での受賞を打ち立てたのは戦前の女流作家、堤千代氏。
その後も「最年少」という看板がふっとぶくらいの、数多くの小説を残し、女性大衆作家の第一人者となりました。
(そのあたり少し『オール讀物』平成24年/2012年9月号にコラムを書いたことがありますので、
ご興味がありましたら図書館などで読んでみてください。←自己宣伝です)

年少候補
順位 候補回 氏名 生年月日 候補年齢
1 第10回(昭和14年/1939年・下半期) 堤 千代 大正6年/1917年9月20日 22歳04ヵ月
2 第11回(昭和15年/1940年・上半期) 堤 千代 大正6年/1917年9月20日 22歳10ヵ月
3 第147回(平成24年/2012年・上半期) 朝井 リョウ 平成1年/1989年5月30日 23歳01ヵ月
4 第148回(平成24年/2012年・下半期) 朝井 リョウ 平成1年/1989年5月30日 23歳07ヵ月
5 第37回(昭和32年/1957年・上半期) 佐藤 明子(来水 明子) 昭和7年/1932年1月26日 25歳05ヵ月
6 第102回(平成1年/1989年・下半期) 酒見 賢一 昭和38年/1963年11月26日 26歳01ヵ月
7 第37回(昭和32年/1957年・上半期) 有吉 佐和子 昭和6年/1931年1月20日 26歳06ヵ月
8 第17回(昭和18年/1943年・上半期) 辻 勝三郎 大正5年/1916年7月12日 27歳00ヵ月
9 第73回(昭和50年/1975年・上半期) 楢山 芙二夫 昭和23年/1948年6月13日 27歳01ヵ月
9 第104回(平成2年/1990年・下半期) 酒見 賢一 昭和38年/1963年11月26日 27歳01ヵ月
「最年少」受賞記録の堤千代は、その半年前にも候補になっているので、
当然のごとく、最年少「候補」記録の保持者でもあります。

高齢受賞
順位 受賞回 氏名 生年月日 受賞年齢
1 第102回(平成1年/1989年・下半期) 星川 清司 大正10年/1921年10月27日 68歳02ヵ月
2 第154回(平成27年/2015年・下半期) 青山 文平 昭和23年/1948年12月3日 67歳01ヵ月
3 第104回(平成2年/1990年・下半期) 古川 薫 大正14年/1925年6月5日 65歳07ヵ月
4 第151回(平成26年/2014年・上半期) 黒川 博行 昭和24年/1949年3月4日 65歳04ヵ月
5 第49回(昭和38年/1963年・上半期) 佐藤 得二 明治32年/1899年1月30日 64歳05ヵ月
6 第113回(平成7年/1995年・上半期) 赤瀬川 隼 昭和6年/1931年11月5日 63歳08ヵ月
7 第157回(平成29年/2017年・上半期) 佐藤 正午 昭和30年/1955年8月25日 61歳10ヵ月
8 第122回(平成11年/1999年・下半期) なかにし 礼 昭和13年/1938年9月2日 61歳04ヵ月
9 第94回(昭和60年/1985年・下半期) 森田 誠吾 大正14年/1925年10月25日 60歳02ヵ月
10 第155回(平成28年/2016年・上半期) 荻原 浩 昭和31年/1956年6月30日 60歳00ヵ月
高齢受賞は、年少受賞と比べると、平成に入ってからの受賞作家が7名を占めているのが目立ちます。
惜しくも受賞を逃していますが、第112回、第113回で候補に挙がった池宮彰一郎氏は、
そのとき、70歳を越えていました。今後も、「こんなに年輩なのに新人作家?」と言いたくなるような新人作家が
直木賞受賞作家の一覧に名を連ねていくだろうと予想されます。

高齢候補
順位 候補回 氏名 生年月日 候補年齢
1 第113回(平成7年/1995年・上半期) 池宮 彰一郎 大正12年/1923年5月16日 72歳02ヵ月
2 第112回(平成6年/1994年・下半期) 池宮 彰一郎 大正12年/1923年5月16日 71歳07ヵ月
3 第102回(平成1年/1989年・下半期) 星川 清司 大正10年/1921年10月27日 68歳02ヵ月
4 第154回(平成27年/2015年・下半期) 青山 文平 昭和23年/1948年12月3日 67歳01ヵ月
5 第152回(平成26年/2014年・下半期) 青山 文平 昭和23年/1948年12月3日 66歳01ヵ月
6 第101回(平成1年/1989年・上半期) 隆 慶一郎 大正12年/1923年9月30日 65歳09ヵ月
7 第104回(平成2年/1990年・下半期) 古川 薫 大正14年/1925年6月5日 65歳07ヵ月
8 第151回(平成26年/2014年・上半期) 黒川 博行 昭和24年/1949年3月4日 65歳04ヵ月
9 第104回(平成2年/1990年・下半期) もりた なるお 大正15年/1926年1月9日 65歳00ヵ月
10 第49回(昭和38年/1963年・上半期) 佐藤 得二 明治32年/1899年1月30日 64歳05ヵ月
上で、
  今後も、「こんなに年輩なのに新人作家?」と言いたくなるような新人作家が
  直木賞受賞作家の一覧に名を連ねていくだろう
などと書きましたが、黒川博行、青山文平、とようやく
平成26年/2014年から増えだしたようです。

候補回数
候補回数 氏名 候補回および候補作品 その回の受賞作家および受賞作
10回 古川 薫 第53回「走狗」 藤井 重夫「虹」
第70回「女体蔵志」 受賞作なし
第72回「塞翁の虹」 半村 良「雨やどり」、井出 孫六『アトラス伝説』
第78回『十三人の修羅』 受賞作なし
第80回「野山獄相聞抄」 宮尾 登美子『一絃の琴』、有明 夏夫『大浪花諸人往来』
第84回「きらめき侍」「刀痕記」 中村 正軌『元首の謀叛』
第86回『暗殺の森』 つか こうへい『蒲田行進曲』、光岡 明『機雷』
第100回『正午位置』 杉本 章子『東京新大橋雨中図』、藤堂 志津子『熟れてゆく夏』
第101回『幻のザビーネ』 ねじめ 正一『高円寺純情商店街』、笹倉 明『遠い国からの殺人者』
第104回『漂泊者のアリア』(受賞) 同左
8回 阿部 牧郎 第59回「蛸と精鋭」 受賞作なし
第61回「袋叩きの土地」 佐藤 愛子『戦いすんで日が暮れて』
第62回「われは湖の子」 受賞作なし
第64回「アンモニア戦記」 豊田 穣『長良川』
第65回『われらの異郷』 受賞作なし
第67回「残酷な蜜月」 井上 ひさし「手鎖心中」、綱淵 謙錠『斬』
第71回「失われた球譜」 藤本 義一「鬼の詩」
第98回『それぞれの終楽章』(受賞) 同左
白石 一郎 第63回「孤島の騎士」 結城 昌治「軍旗はためく下に」、渡辺 淳一「光と影」
第71回『火炎城』 藤本 義一「鬼の詩」
第73回「一炊の夢」 受賞作なし
第74回「幻島記」 佐木 隆三『復讐するは我にあり』
第83回『サムライの海』 志茂田 景樹『黄色い牙』、向田 邦子「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」
第87回「島原大変」 深田 祐介『炎熱商人』、村松 友視「時代屋の女房」
第91回「海賊たちの城」 連城 三紀彦『恋文』、難波 利三『てんのじ村』
第97回『海狼伝』(受賞) 同時受賞 山田 詠美『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』
7回 長谷川 幸延 第12回「法善寺横町」 村上 元三「上総風土記」その他
第13回「冠婚葬祭」 木村 荘十「雲南守備兵」
第14回「模型飛行機」「幼年画報」 受賞作なし
第26回「桂春団治」 久生 十蘭「鈴木主水」、柴田 錬三郎「イエスの裔」
第28回「老残」 立野 信之「叛乱」
第29回「顔世御前」「遊蕩の果て」 受賞作なし
第31回「裏道」「蝶蝶トンボ」 有馬 頼義『終身未決囚』
中村 八朗 第21回「桑門の街」 富田 常雄「面」「刺青」
第24回「白い蝙蝠」 檀 一雄「石川五右衛門」「長恨歌」
第27回「霊を持つ手」「貝殻追放」 藤原 審爾「罪な女」
第28回「紋章家族」 立野 信之「叛乱」
第29回「玉手箱」 受賞作なし
第31回「芽吹く頃」 有馬 頼義『終身未決囚』
第32回『マラッカの火』 梅崎 春生「ボロ家の春秋」、戸川 幸夫「高安犬物語」
6回 濱本 浩 第1回「」 川口 松太郎「鶴八鶴次郎」「風流深川唄」その他
第2回「」 鷲尾 雨工『吉野朝太平記』
第3回「」 海音寺 潮五郎「天正女合戦」「武道伝来記」その他
第4回「鉱毒」 木々 高太郎「人生の阿呆」その他
第5回「浅草の灯」「人間曲馬団」 受賞作なし
第6回「」 井伏 鱒二『ジョン万次郎漂流記』その他
滝口 康彦 第38回「高柳父子」 受賞作なし
第55回「かげろう記」 立原 正秋「白い罌粟」
第57回「霧の底から」 生島 治郎『追いつめる』
第68回『仲秋十五日』 受賞作なし
第70回「日向延岡のぼり猿」 受賞作なし
第81回『主家滅ぶべし』 田中 小実昌「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」、阿刀田 高『ナポレオン狂』
津田 信 第39回「日本工作人」 山崎 豊子『花のれん』、榛葉 英治『赤い雪』
第40回『日本工作人』 城山 三郎「総会屋錦城」、多岐川 恭『落ちる』
第42回「女夫ケ池」 司馬 遼太郎『梟の城』、戸板 康二「團十郎切腹事件」その他
第44回「忍ケ丘」 寺内 大吉「はぐれ念仏」、黒岩 重吾『背徳のメス』
第47回「夜の暦」 杉森 久英『天才と狂人の間』
第52回「破れ暦」 永井 路子『炎環』、安西 篤子「張少子の話」
池波 正太郎 第36回「恩田木工」 今 東光「お吟さま」、穂積 驚「勝烏」
第37回「眼」 江崎 誠致『ルソンの谷間』
第38回「信濃大名記」 受賞作なし
第40回「応仁の乱」 城山 三郎「総会屋錦城」、多岐川 恭『落ちる』
第41回「秘図」 渡辺 喜恵子『馬淵川』、平岩 弓枝「鑿師」
第43回「錯乱」(受賞) 同左
深田 祐介 第40回「あざやかなひとびと」 城山 三郎「総会屋錦城」、多岐川 恭『落ちる』
第79回『日本悪妻に乾杯』 津本 陽「深重の海」、色川 武大「離婚」
第82回『革命商人』 受賞作なし
第84回「アラスカの喇叭」 中村 正軌『元首の謀叛』
第86回「バンコク喪服支店」 つか こうへい『蒲田行進曲』、光岡 明『機雷』
第87回『炎熱商人』(受賞) 同時受賞 村松 友視「時代屋の女房」
難波 利三 第67回「地虫」 井上 ひさし「手鎖心中」、綱淵 謙錠『斬』
第68回「雑魚の棲む路地」 受賞作なし
第72回「イルティッシュ号の来た日」 半村 良「雨やどり」、井出 孫六『アトラス伝説』
第73回「天を突く喇叭」 受賞作なし
第78回「大阪希望館」 受賞作なし
第91回『てんのじ村』(受賞) 同時受賞 連城 三紀彦『恋文』
泡坂 妻夫 第79回『乱れからくり』 津本 陽「深重の海」、色川 武大「離婚」
第84回「椛山訪雪図」「狐の面」 中村 正軌『元首の謀叛』
第93回『ゆきなだれ』 山口 洋子「演歌の虫」「老梅」
第95回「忍火山恋唄」 皆川 博子『恋紅』
第98回「折鶴」 阿部 牧郎『それぞれの終楽章』
第103回『蔭桔梗』(受賞) 同左
東郷 隆 第104回「水阿弥陀仏」「放屁権介」「人造記」 古川 薫『漂泊者のアリア』
第106回「猫間」 高橋 義夫「狼奉行」、高橋 克彦『緋い記憶』
第108回『打てや叩けや』 出久根 達郎『佃島ふたり書房』
第111回『終りみだれぬ』 中村 彰彦「二つの山河」、海老沢 泰久『帰郷』
第113回「そは何者」 赤瀬川 隼『白球残映』
第119回『洛中の露』 車谷 長吉『赤目四十八瀧心中未遂』
宮部 みゆき 第105回『龍は眠る』 宮城谷 昌光『夏姫春秋』、芦原 すなお『青春デンデケデケデケ』
第106回『返事はいらない』 高橋 義夫「狼奉行」、高橋 克彦『緋い記憶』
第108回『火車』 出久根 達郎『佃島ふたり書房』
第115回『人質カノン』 乃南 アサ『凍える牙』
第116回『蒲生邸事件』 坂東 眞砂子『山妣』
第120回『理由』(受賞) 同左
北村 薫 第114回『スキップ』 小池 真理子『恋』、藤原 伊織『テロリストのパラソル』
第118回『ターン』 受賞作なし
第131回『語り女たち』 奥田 英朗『空中ブランコ』、熊谷 達也『邂逅の森』
第136回『ひとがた流し』 受賞作なし
第137回『玻璃の天』 松井 今朝子『吉原手引草』
第141回『鷺と雪』(受賞) 同左
黒川 博行 第116回『カウント・プラン』 坂東 眞砂子『山妣』
第117回『疫病神』 篠田 節子『女たちのジハード』、浅田 次郎『鉄道員』
第121回『文福茶釜』 佐藤 賢一『王妃の離婚』、桐野 夏生『柔らかな頬』
第126回『国境』 山本 一力『あかね空』、唯川 恵『肩ごしの恋人』
第138回『悪果』 桜庭 一樹『私の男』
第151回『破門』(受賞) 同左
馳 星周 第116回『不夜城』 坂東 眞砂子『山妣』
第120回『夜光虫』 宮部 みゆき『理由』
第122回『M』 なかにし礼『長崎ぶらぶら節』
第130回『生誕祭』 江國 香織『号泣する準備はできていた』、京極 夏彦『後巷説百物語』
第138回『約束の地で』 桜庭 一樹『私の男』
第153回『アンタッチャブル』  
宇江佐 真理 第117回『幻の声』 篠田 節子『女たちのジハード』、浅田 次郎『鉄道員』
第119回「桜花を見た」 車谷 長吉『赤目四十八瀧心中未遂』
第121回『紫紺のつばめ』 佐藤 賢一『王妃の離婚』、桐野 夏生『柔らかな頬』
第123回『雷桜』 船戸 与一『虹の谷の五月』、金城 一紀『GO』
第127回『斬られ権佐』 乙川 優三郎『生きる』
第129回『神田堀八つ下がり』 石田 衣良『4TEEN フォーティーン』、村山 由佳『星々の舟』
東野 圭吾 第120回『秘密』 宮部 みゆき『理由』
第122回『白夜行』 なかにし 礼『長崎ぶらぶら節』
第125回『片想い』 藤田 宜永『愛の領分』
第129回『手紙』 石田 衣良『4TEEN フォーティーン』、村山 由佳『星々の舟』
第131回『幻夜』 奥田 英朗『空中ブランコ』、熊谷 達也『邂逅の森』
第134回『容疑者Xの献身』(受賞) 同左
恩田 陸 第133回『ユージニア』 朱川 湊人『花まんま』
第134回『蒲公英草紙』 東野 圭吾『容疑者Xの献身』
第140回『きのうの世界』 天童 荒太『悼む人』、山本 兼一『利休にたずねよ』
第146回『夢違』 葉室 麟『蜩ノ記』
第149回『夜の底は柔らかな幻』 桜木 紫乃『ホテルローヤル』
第156回『蜜蜂と遠雷』(受賞) 同左
さすがに古川薫氏の候補にのぼること10回、という記録は燦然と輝きます。
最初に候補にのぼってから受賞まで、約25年目の受賞でした。


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